交通安全。
「安全は心と時間のゆとりから」
今年度の交通安全のスローガンである。
車中から見た、電光掲示板に映るこの言葉が、妙に今の自分に嵌る。
心にも、時間的にも、ゆとりが足らない。
特に忙しいわけではないのだが、時間に追われているのは事実。それは、生きていればだれもがそうなのだが、経過していく時間を強く感じてしまうからこそ、追われているという観念に駆られる。
そして、精神面にもゆとりがなくなる。モチベーションは低い。
うーん。
これはまずいな・・・と思いながらも、特にどうこうするつもりもない。
きっと成長過程で必要な時期なのだろう。常に高いモチベーションを保てるのが理想だが、そう上手くはいかないもの。こうゆう時期も経て、水準の高いモチベーションを保てるようになっていくのだと思う。だから必要な時期なのだ。
心にゆとりあるのじゃないか?
と思われるかもしれないが、脳みそで考えることと、心で感じているのは違うもの。恋愛が理屈で上手くいかないのと同じである。おそらく・・・
交通安全の話ではないが、あのスローガンは人生にもいえることだと思う。
人生にも心と時間のゆとりが必要。
心にゆとりがあれば、くよくよしたり、イライラしたり、無駄に悩んで精神をすり減らして、大切な時間を削ることはないだろう。逆に時間にゆとりがあれば、ゆっくりと過ごすときを作り出して、心を休めることができる。
そう考えると、人生にも当てはまる言葉に思えてくる。今の自分に得心がいく。
交通安全のスローガンを人生のそれに当てはめて考えるものいいのかもしれない。
「人生は心と時間のゆとりから」
スローライフな響きである。