みっち・ザ・わーるど

棋士高橋道雄のはっぴーだいありー


テーマ:

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NHK杯戦のHPが更新され、且つ、将棋連盟のHPで予選の表も

出た事で、ようやくお話が出来るようになりました。


ほほ30年振りくらいに予選に回り、それでも何とか

突破するに至りました。


ありがたい。


NHK杯戦は、大元を辿れば、名人・A級だけの棋戦だった。


それが徐々に出場人数が増えて行き、遂に将棋連盟(多分、日本棋院も)

の悲願であった全棋士参加が実現したのが、何と、私が四段に

なった年。


なので、55年組が、NHK杯戦の予選1期生なのであります。


以来、ずっと出場が叶ってる。


目立った戦績は残せていないし、あまり胸を張れない、

それこそ記録とはいえないほどのものだけど、一応、

「四段昇段以来の連続出場」が、35年に伸びた。


これはそのまま、棋士年数と同じ。


正直、若手の頃ならまだしも、今の年令にきて、一日2局or3局を

勝ち抜くのは厳しい。


自分のキャリアの中でも、NHK杯戦出場は、前期の羽生名人との

一局が最後になるんじゃないかと、本気で思ってた。


それが、まさか。


本当にまさか、予選を勝ち抜けるなんて・・・。


感謝。


第1図がその1局目。

熊坂五段との対戦。


当初、熊坂君はこの予選に負けると引退、とかの噂も聞いてた

んだけど、結果的には、そうでもなかったみたい。


でも、勝負をする上では、相手の状況は全く関係ない。


いつも通り、一生懸命指すだけ。


やり難いとかも、全然ない。


棋士なら、ごく当たり前の事。


第1図の局面は、馬は作られているものの、こちらサイドの、

空にそびえるゴールドの城が素晴らしく、ここでは先手十分。


以下、▲2四歩△同歩▲3六歩△3四馬▲7五歩△同歩▲7六歩

△同歩▲同金上△7四歩▲8四歩△同歩▲8五歩・・・。


2,3筋の細工によって馬の力を弱め、合わせ歩によって上部の

戦力を一枚厚くし、継ぎ歩によって、猛攻開始。


この後、機を見て▲6八飛と回り、玉頭付近に全軍を集結!


相手の小ミスも手伝って、玉頭から、一気に押し潰す事に

成功した。


久し振りのいい感触の将棋だったな。


こうして、高く構える立体的な駒組みから、その圧力で

押し切るのは、いろいろな将棋の流れの中で、一番

好きかも。


この駒たちの伸びやかさ。

隅っこに閉じこもる穴熊では、味わえない感覚です。


本線出場がかかる2局目は、中村修九段との対戦。


中村九段の中飛車に、こちらは後手番ながら、急戦形に。


4連続の突き捨てから、攻撃開始。


第2図は、後手香損。

攻め足を止めるわけにはいかない。


以下、△4九角▲5九飛△7九飛成!▲同金△5八銀・・・。


ここからさらに攻め続け、一時は先手玉が裸状態まで

持ち込むも、攻め駒不足で、押し切れない。


何しろ相手は、受けていれば嬉しそうな不思議流中村九段。


うまい事、陣形を再構築されて、苦戦を自覚。

心も折れかかる。


長年対戦してきた感じから、こうした指し方では、受け切られちゃうな、

って思ったけどね。


それでも、何とか気持ちを奮い立てて、第2ラウンド開始。


粘り強く頑張ったのが功を奏して、結果、162手で勝利。


一生懸命頑張って、やっと予選を通過してみれば、

待ち構えていたのが、藤井九段とは・・・。




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