【講演会のご案内】


7月17日(日)午前5時30分~
成田山新勝寺 暁天講座
「イスラム国」の野望!
会場:大本堂第一講堂(大本堂地下1階)
参加費:無料
お問い合わせ:
成田山新勝寺 暁天講座係
TEL 0476-22-2111


10月9日(日)10時30分~12時
『「イスラム国」の野望!』
場所:放送大学大阪学習センター
(JR寺田町またはJR天王寺駅より7分)
詳細未定


2017年1月21日(土)午後2時~4時
三重県 菰野町よもやま歴史サークル
『ユーラシア史の中の世界宗教』
詳細未定

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2016-06-24 12:44:54

メディア出演の案内

テーマ:その他

NHKラジオ

6月27日(月)早朝

社会の見方・私の視点

「“時限爆弾”を抱えるサウジアラビアとアメリカの関係」

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2016-06-23 17:21:47

シリア難民とスマートフォン、そしてジョブズ

テーマ:シリア

シリア難民にはスマートフォンが似合う


スマートフォンを持った難民がヨーロッパに流入する映像に違和感を覚える―。そのような声が聞こえる。2015年以来、トルコに逃れていた難民を中心に多くの人々が中東やアフリカからヨーロッパに流入した。その中心はシリア難民だった。


難民というのは「貧しい人々」というイメージがある。その難民が比較的高価なスマートフォンを持っているのだから、違和感が湧いてくるのは自然かもしれない。しかし、シリア難民にこそ、スマートフォンがふさわしい。そして似合う、と私は思う。その理由を以下に記そう。


まずトルコにいた200万人以上のシリア難民のうち、ヨーロッパに向かったのは比較的豊かな層だった。密航業者への1000ドルを超えるともされる料金を用意するだけでも大変である。また、何のあてもなくヨーロッパに行ったのではなく、そこで新たな生活を築くだけの技術や教育を身に着けた人々が多い。つまり、医者や学者などの高度な教育を受けた人々が多かった。となればスマートフォンくらい持っていて当然ではないだろうか。


シリアに生まれたジョブズの父ジャンダーリー


そういった経済的な背景以上に、シリア難民にはスマートフォンがふさわしいと思える理由がある。というのは、スマートフォンの代表的な企業がアップルだからだ。このアップルの創業者はスティーブ・ジョブズである。よく知られているように、ジョブズはカリフォルニア州のシリコンバレー発の成功物語の象徴的な存在だった。


しかし、よく知られていないのは、ジョブズの出自の複雑さである。


スティーブ・ジョブズの生物学的な父親はシリア出身のアブドルファッタ・ジャンダーリーである。ジャンダーリーは、1931年にシリアで三番目に大きな都市ホムスに生まれている。ホムスは、シリアの首都ダマスカスの北160キロに位置している。2011年から現在も続くシリア内戦によって無残に破壊された都市の一つである。


ジャンダーリーの父親は、学はなかったが才覚で財産を築いた人物だった。息子の教育に熱心で、中東では最高峰の大学とされるレバノンのアメリカン・ベイルート大学にジャンダーリーを進学させた。ここでジャンダーリーは、学生組織のリーダーとしてアラブ民族主義の高まる時代を経験している。同級生にはPFLP(パレスチ解放人民戦線)を組織したジョージ・ハバシュなどがいた。ちなみに1970年代にイスラエルの空港で乱射事件を起こした日本の赤軍派は、このPFLPと共闘していた。


ジャンダーリーは、アメリカン・ベイルート大学を卒業後、アメリカに渡りウィスコンシン大学で政治学の修士号と博士号を獲得した。そこで勉強中にジョアンヌ・キャロル・シーベルという女性と恋に落ちた。


二人の間に男の子が生まれた。しかし、シーベルの父親は保守的であり、娘のアラブ人との結婚に反対した。男の子は、養子として他のカップルに引き取られた。どちらも大学教育を受けていないカップルだった。母親のシーベルは子どもに大学教育を受けさせるという条件を付けて、このカップルに男の子を託した。この男の子こそ、スティーブ・ジョブズである。


その後ジャンダーリーとシーベルは結婚し、娘のモナが生まれる。このモナも優秀で、現在は小説家として著名であり、カリフォルニア大学のロサンジェルス校の教授でもある。


その後、ジャンダーリーとシーベルは離婚してしまう。ジャンダーリーはアメリカに残り大学教員を勤めた後、レストラン経営などに転じ、現在は成功したビジネスマンとなっている。80歳を優に超えた今も元気だと伝えられている。


最後まで埋められなかった息子スティーブとの距離


スティーブ・ジョブズの死亡前のインタビューで、ジャンダーリーは「スティーブを大変誇りに思っている。またスティーブの誕生日にはメッセージを送ってはいるが、それ以上に近づこうという努力は、どちらもしていない。会いたいと思う」と、父親としての感情を吐露しているが、スティーブのほうから電話をかけてきて欲しいとの希望を表明している。だが、電話をかける前にスティーブは、世を去ってしまった。


ちなみに2013年に公開されたハリウッド映画『スティーブ・ジョブズ』においても、親子関係の難しさについては、父親のレストランに行ったことがあると、一瞬だけ言及があるのみである。


ここまで書くと、なぜ筆者がシリア難民にスマートフォンが似合うと考えているかがおわかりいただけるだろう。そもそもスマートフォンを人類にもたらしたスティーブ・ジョブズがシリア人の血を引いているのなら、シリア難民がスマートフォンに導かれてヨーロッパを目指す姿に違和感を覚える必要はないからである。


※『スティーブ・ジョブズ』(洋泉社Mook、2016年)28~29ページに掲載されたものです。



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2016-06-20 10:00:00

トランプとアメリカのイスラム教徒(2)

テーマ:アメリカ

ハリルザードはその後、シカゴ大学で博士号を取得し、1979年からニューヨーク市にあるコロンビア大学で教え始めた。この年が、その人生の転機であった。


というのは母国のアフガニスタンにソ連軍が介入したからである。ハリルザードは、ソ連軍に抵抗するゲリラへの支援を訴えた。もしジョージ・ワシントンに率いられたアメリカの反乱軍をフランスが支援しなかったら、アメリカのイギリスからの独立戦争での勝利はなかっただろう。同じようにアフガニスタンの抵抗運動をアメリカは支援すべきであると論じた。


その著作で有名になるとアメリカ市民権を得て、共和党員となった。そしてブッシュ父親大統領時代に共和党政権で働いた。さらに2000年の大統領選挙で息子ブッシュが大統領に当選すると、その外交スタッフに加わった。


すぐに、その発言力が強くなった。なぜならば01年9月に同時多発テロがあったからだ。翌10月にアフガニスタンのターリバン政権をアメリカが攻撃すると、この人物の知識が政権内で不可欠となった。大統領から「キング・ザル」と呼ばれるほど信頼されるようになり、すでに言及したように重要な大使ポストを三つも歴任した。アメリカ政府でいちばん出世したイスラム教徒であろうと言及したのは、こうした経歴を踏まえてである。


今、このハリルザードに注目が集まっている。


それは、その回顧録が3月に出版されたからばかりではない。じつは4月のワシントンでのトランプ候補の記者団に対する外交演説会の司会を務めたからである。トランプとは以前からの知己ではないとハリルザードは語っている。しかし、もし依頼があれば外交問題での助言の提供にはやぶさかではないとも発言している。


トランプが共和党の候補者として一貫性のある外交政策を打ち出すには、それなりの専門家の助言が不可欠である。もしハリルザードというアメリカでいちばん出世したイスラム教徒を重用すれば、トランプという人物に対する評価も変わりうるだろう。イスラム教徒の入国禁止を口にした男が、イスラム教徒の顧問を登用して、その外交に現実感を与えるというのは選挙対策としても悪くない。このトランプという男、見かけ以上の策士かも知れない。トランプとハリルザードの関係の進展が注目される。


-了-



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