【メディア出演のご案内】


1月27日(金)早朝6時台と7時台
ニッポン放送「高嶋ひでたけのあさラジ!」

【講演会のご案内】


2017年1月21日(土)午後2時~4時
三重県 菰野町よもやま歴史サークル
『ユーラシア史の中の世界宗教』
詳細未定

2017年6月25日(日)
放送大学徳島学習センター 詳細未定

1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2017-01-12 15:21:06

ラジオ出演の案内-1月20日(金)、21日(土)、27日(金)

テーマ:その他

1月20日(金)、27日(金)早朝6時台と7時台
ニッポン放送「高嶋ひでたけのあさラジ!」


1月21日(土)早朝6時台と7時台

ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2017-01-08 10:00:00

欧州統合の動きと〝ミニ・ナショナリズム〞は矛盾しない。(3)

テーマ:欧州

ドイツの難民受け入れは経済的にもプラス


今の欧州で、もう一つの大きな課題が難民問題です。


シリアの人口は約二二〇〇万人で、その約半数は難民となっています。難民のうち半分程度が国内難民で、残りはトルコ、ヨルダン、イラクなどの周辺諸国にいたのですが、そのうちの一部が欧州=EU諸国に押し寄せているのです。


特に二〇一五年になってから、難民が欧州に流れ始めたのは象徴的です。難民が増えて、国際社会からの支援が不足したということもありますが、大きいのは一一年にシリアが内戦状態に陥ってから、五年が経過しようとしたということ。もともと欧州に逃れたシリア難民は、教育水準の高い人たちがかなり多いので、親は子どもが生まれて五年たつと、学校に入れたいと思います。このまま難民キャンプにいたのでは、自分の子どもは無学になってしまうと心配したのでしょう。


こうした中で、今の欧州は、人権と自由の開かれた理念と、こんな何十万人もの人たちが来るのはかなわないという現実とが、せめぎ合っている状態だといえます。その渦中にあって、ドイツのメルケル政権が難民の大量受け入れを表明したのは、議論のあるところとは思いますが、意義のあることだと私は考えます。これは一つには、ドイツ自体、第二次世界大戦後に現在のポーランドやチェコからかなりの人が難民として帰国するなど、難民の経験のある人も多く、その苦しみを想像できるからではないでしょうか。


ドイツのそういう部分は立派だと思うのですが、実は経済的に考えても、ドイツは移民を必要としています。ドイツの人口構造は日本と似ており、少子高齢化が進んで、今後、労働人口はどんどん減少していきます。現時点でシリア難民を受け入れるのは大変ですけれども、今、欧州に来ているシリア人というのは、欧州まで歩いていこうというほどの体力や強い意志があって先の読める人たちです。その意味では、現在の危機を乗り越えられれば、ドイツという国は、長期的には再び若い労働力を豊富に抱えた国として、さらに強くなる可能性があると思います。


とはいえ、今後はドイツでも難民受け入れについての立ち位置は、多少の揺り戻しは避けられないでしょう。すでに、メルケル政権はトルコと政治的取引をして、難民の流入をある程度トルコまでで止める方針を打ち出しました。これで欧州の難民問題は多少小康状態となり、何とかマネージできる程度に抑え込めたのではないかというイメージです。


ただし、シリア難民の流入が止まったのはトルコルートだけで、次は別のルートからの流入が問題となってきます。また、シリア難民以外のアフガン難民やイラク難民もいて、中東・アフリカが安定しない限り、難民はやはり増えてくるはずです。さらに言えば、欧州とその他の地域の経済格差がある限り、ある程度の難民が流出してくるという事態は防ぎようがありません。欧州は、これからも難民問題とはずっと向き合っていかねばならないのです。


-了-


『フォーレ』(みずほ総合研究所)2017年1月号12~13ページに掲載された文書です。



AD
2017-01-07 10:00:00

欧州統合の動きと〝ミニ・ナショナリズム〞は矛盾しない。(2)

テーマ:欧州

それでも分離の動きが起こっている背景としては、一つには、もう戦争を考えていないということがあります。例えばスコットランドとイングランドが一緒になって英国となったのは、フランスに対抗するためでした。でも今はスコットランドとフランスとの戦争なんて考えられない。安全保障上の必要性がないのならば、むしろ小さい国のほうが居心地はいいわけです。


また、経済的に小さい国でも今は自立できます。グローバル化が進み、EUの中で自由な貿易体制が保証されているので、そこでフットワークよく動けば独立できるわけです。


さらに、グローバル化というのは、アイデンティティーを考えさせます。なぜなら、接触が生まれるからです。これまで接したことのなかった異国・異民族の人たちがやってくると、この人たちは何者だろうと思うと同時に、自分たちは何者かと改めて思います。つまり、グローバル化が民族意識を高めるわけです。


例えば、これまでスコットランドは、イングランドと一緒に英国という国を形成していましたけれども、スコットランドの人たちは、自分たちはスコットランド人であって、イングランド人ではないという意識が強くなるのです。こういう形での民族意識の高まりを、私は〝ミニ・ナショナリズム?と仮称しています。


そう考えれば、欧州統合の動きと、分離あるいはミニ・ナショナリズムの動きとは、決して矛盾するものではありません。グローバル化という一つの現象を一枚のコインだとすれば、それを表から見るか裏から見るかの違いにすぎないのです。


>>次回 につづく


『フォーレ』(みずほ総合研究所)2017年1月号12~13ページに掲載された文書です。



イスラエル・パレスチナ 平和への架け橋
高橋 真樹
高文研
売り上げランキング: 605,018
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD



Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。