【講演会のご案内】


「トランプ政権と中東」
日時:6月25日(日)15:00~16:30
場所:放送大学徳島学習センター講義室
定員:100名
参加費:無料

>>詳細はこちら (PDF:790KB)


【イベントのご案内】


高橋真樹『ぼくの村は壁で囲まれた―パレスチナに生きる子どもたち』(現代書館)出版記念イベント
「イスラエルによる占領から50年、 パレスチナ人の今とトランプ外交」

日時:6月2日(金)午後7時から
場所:八重洲ブックセンター本店 8F ギャラリー
参加費:500円(税込)
ホロコースト犠牲者の国がなぜ迫害するのか、米国のトランプ政権誕生が何をもたらすのかといった事柄について語ります。

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2017-05-27 10:54:15

イランに対するサイバー攻撃の北朝鮮での配当

テーマ:イラン

4月末に北朝鮮によるミサイル打ち上げ失敗が続いている。4月28日に発射されたミサイルも、その直後に爆発したと韓国筋は分析している。その前の発射も失敗であった。ある分析によれば、失敗率は88パーセントである。約9割のミサイルが途中で爆発するというのは、いかなる理由があるのだろうか。


そもそもロケットの発射には、それなりの技術的な困難を伴う。全てが順調に動いて初めてロケットは軌道に乗る。だがである。9割近い失敗である。その原因を、単なる技術的な到達度の低さという以外の要因に求める説明も存在する。この説明によればアメリカが北朝鮮のロケット産業に何らかの形でサイバー面から侵入して発射を妨害している。


それではアメリカの諜報当局が北朝鮮のロケット部門にサイバー的に侵入しているとする推測の根拠は何だろうか。それは、アメリカがイランの核関連施設に対して行ったサイバー攻撃である。2013年にアメリカとイランが激しく外交的なつばぜり合いを行っていた時期に、イランの核関連施設でウラン濃縮のための遠心分離機が多数損傷するという事件があった。その原因はアメリカとイスラエルが共同で開発したスタックス・ネットと呼ばれるコンピューター・ウィルスが核関連施設のコンピューターに侵入し機器を誤作動させたからであった。しかも、遠心分離機を制御しているコンピューターには、機器が正しく作動しているという誤った情報を伝えるようなプログラムであった。


もしイランが厳重に管理している核関連施設のコンピューターに侵入する能力をアメリカが保有しているとするならば、北朝鮮のロケット部門のコンピューターに侵入していても不思議はない。そして、それが同国のコンピューターなどを誤作動させていてロケット打ち上げの失敗が続いているという仮説である。


北朝鮮がミサイル開発に必要な機器や部品を自前で生産できない事実は良く知られている。その多くが日本などで密かに購入され北朝鮮に持ち込まれていると信じられている。であるならばアメリカの諜報当局が購入先に先回りして事前にそうした機器に何らかの仕掛けを仕組んでおくことは十分に想像できる。恐らくイランの核関連施設への侵入にも、そうした手口が使われたであろう。本当に侵入に成功したのであれば、諜報戦での大勝利である。


もし仮に、この推測が単なる推測であり、根拠のないものであったとしても、この説が流れること自体が、情報戦では大きな意味を持つ。北朝鮮は自らのロケットの信頼性に疑問を抱かざるを得ないだろうからである。また、機器の入手経路に関しても疑心暗鬼にならざるを得ない。


また1980年代のイラン・イラク戦争の時期より北朝鮮からミサイルを輸入してきたイランなどの中東イスラム圏の諸国もあわてざるを得ないだろう。イランに対するサイバー攻撃の成功がもたらした戦略的な配当ではないだろうか。


※『経済界』2017年5月号に掲載されたエッセイに微調整をくわえたものです。



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2017-05-25 10:32:34

講演会のご案内「トランプ政権と中東」

テーマ:その他

「トランプ政権と中東」
日時:6月25日(日)15:00~16:30
場所:放送大学徳島学習センター講義室
定員:100名
参加費:無料

>>詳細はこちら (PDF:790KB)


講演概要


トランプ政権の発足から4か月が過ぎた。しかし、その中東政策は依然として不明瞭である。その中東政策に矛盾があるからだ。同大統領のロシアとの対話とイランとの対決という2つの路線は両立しない。なぜならば、中東ではロシアとイランが同盟国だからだ。


一方でアメリカの中東外交が身動きできなくなっている。他方では中東情勢が急速に進展している。イラクでもシリアでもIS(「イスラム国」)との戦闘が最終段階を迎えつつある。IS解体以降の状況が模索されている。注目すべきは、両国のクルド人の動向であろう。アメリカの存在感の薄くなった中東で、ロシア、イラン、トルコ、イスラエルなどが複雑な外交的なゲームを展開している。

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2017-05-18 09:39:01

トランプ米大統領の機密情報漏洩について

テーマ:アメリカ

ロシア外相との会談に同席したティラーソン米国務長官が「情報源や取得方法のやり取りはしていない」と声明を出したが、情報自体の漏洩はあったと言ったに等しい。情報はヨルダンの工作員らが過激派組織「イスラム国」(IS)に潜入して得ているとみられる。漏洩した情報から情報源を推測できれば、工作員の命が危ない。


今回の場合、ロシアはIS側を掃討する側にいるので、対IS戦で直接のダメージは考えにくいが、長期的には同盟国の信頼を失うだろう。


漏洩が米紙に伝わったのは、トランプ氏の行為に激怒した人物が政権内にいるため。米国は15日、アサド政権による反体制派の大量殺害情報を発表しており、政権内での路線対立もうかがわせる。


※5月17日(水)の日経新聞朝刊に掲載されたものです。


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