気になったニュース 刑務所の民間委託?!
テーマ:治安とセキュリティPFI方式について調べていたときに、法務省管轄の刑務所も民間委託するのか、と気になっていた。そしたら、夜のNHKニュースがその報道をしていた。
法務省の「PFI手法による新設刑務所の整備・運営事業基本構想」という文書が、すでにウエッブで公開されている。
それによれば、「犯罪情勢の悪化等に伴う矯正施設の著しい過剰収容状やそれによる処遇環境の悪化等を速やかに緩和,解消し,適正な収容を確保することは喫緊の課題であることから,法務省では,新たに刑務所を1庁を整備することとした」とあり、来年4月から男女500人の初犯者の収容を行う。新しい刑務所の別名は、社会復帰促進センターである。
■警察や刑務所の民間委託 だいじょうぶ?
駐車違反の警察の取り締まりを、警備会社など民間委託を始めて約1カ月がたつ。取締りを厳しくしたせいで「駐車違反が少なくなり、道路がきれいになった」という報道が目立つ。その一方、「宅急便などの輸送車や、福祉サービスによる高齢者にお弁当を宅配する車の駐車が厳しくなって困っている」という子ども向けNHKニュースもあった。
警察や司法施設である刑務所まで、民間委託するというのは、いったい権力はどういうつもりなのだろう。すでに、米国や英国では警察や刑務所の民間委託が進んでいるというが・・・。
今後、日本で実に深刻な問題が、これから起こるのではないか。そんな予感をさせるニュースだ。
●NHKニュース 7月8日 15時9分
【初の民間運営刑務所 採用試験】
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/07/08/d20060708000091.html
山口県美祢市に建設されている新しい刑務所は、経費削減と効果的な矯正教育を目指して、民間企業が建設から受刑者の職業訓練などの管理運営を行う「PFI方式」が全国で初めて導入され、これまで刑務官が行っていた業務の一部を民間企業の職員が担うことになっています。
8日は受刑者の教育部門を担当する民間企業が美祢市内で職員採用の1次試験を行い、書類選考で選ばれた山口県内の男女およそ20人が筆記や面接の試験に臨みました。来月上旬までには数人の採用が決まり、来年4月の開所に向けて国と合同で研修などを行うということです。
民間企業の矯正教育課の千田寿嗣課長は「受刑者が社会復帰できるよう時代に即した矯正教育を行っていきたい。山口県の人をできるだけ採用することで地元に協力していきたい」と話していました。
■追記「権力とマイノリティ」
最近、権力・マイノリティで検索をかけて、当ブログ「権力とマイノリティ」を訪問なさる方がいらっしゃいます。それほど深い意味ゆえのタイトルではなく、ブログをつくろうと考えていたときに、何となく思いついただけのかなりいい加減なもの。わたしの「無意識の意識化としての言語化」とでもいうべき、ネーミングです。
ちょっと、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で、権力・マイノリティを調べてみました。
●権力(ドイツ語Gewalt、英語 power)
権力は社会において公式に行使される政治的な力であり、狭義には支配権・統治権といった大元となる権利を有し、最終的に決定・行使する立場に立つ者が有する力である。
権力者は権力を有し、それを行使する者を言う。実力者は権力者や組織に対し絶大な影響力を行使できる人のことである。表舞台に立つことなく後ろから影響力を行使する人を特に影の支配者・実力者などと表する場合がある。権力は時々国家権力を指して言うこともある。
●社会的少数者(マイノリティ)
社会的少数者とは社会において少数派にあるグループのこと。マイノリティとも呼ばれる。マジョリティ(多数者)は、どのような要素で集合を分割するかで変わってくる。日本文化を持つ人々は日本ではマジョリティ(多数者)といえるが、外国だとマイノリティ(少数者)になってしまう。社会的少数者(或は文化的少数者)とは、彼らが属する社会におけるマイノリティ文化を持つ人々のことである。
マイノリティでも場合によれば例外も多いが、概して民主主義であっても少数となる為、法的その他において不利益を被る事が多い。







1 ■TB有り難うございます。
谷口さん、初めまして。
以前からPFI方式による刑務所運営は米国の話として聞いたことがあったのですが、いつの間にかこの国でも進められていたのですね。刑務所というのは公権力が物理的に行使される象徴的な場所のはずですから、それを民間に委託することにどうも納得がいきません。国会で当然議論されたのでしょうが、テレビや新聞は十分報道したのでしょうか?