能登の海岸と、のと鉄道旧恋路駅、西岸駅駅舎マーケットへ

能登の海岸と、のと鉄道旧恋路駅、西岸駅駅舎マーケットへ

５月１５日に前日宿泊した輪島を出発し、「花咲くいろは」の舞台を探しに能登を周遊したときに寄った海岸と、のと鉄道旧恋路駅、舞台探訪で訪れた西岸駅の駅舎マーケットについて報告します。

１．接吻トンネル

輪島から禄剛崎に行く途中、平成２１年１１月に開通した八世乃洞門新トンネルの手前から旧道に入ります。旧道の八世乃洞門トンネルは平成１９年３月の能登半島地震の余震で破損したため、旧道を海岸沿いに新道のトンネル出口まで行くことはできないはずです。

分岐の「せっぷんとんねる・パワースポット」て何だ。

旧道を見ます。

「幸福洞穴・接吻トンネル・ヒロキの難所あと」う～む。

気になったので調べてみました。

輪島市ＨＰの輪島観光特設サイトに接吻トンネルの解説がありました。

http://www.city.wajima.ishikawa.jp/yorankaine/seppun.htm

接吻トンネル

曽々木海岸の窓岩を通り越して、珠洲方面に向かう車道にトンネル（八世洞門新トンネル）があります。そのトンネルの左横から「波の花道」遊歩道が続ています。少し手前に駐車場があるのでここに駐車して歩いていきましょう。
まず、人１人が通れる小さな手掘りのトンネルがあります。これを過ぎると右手に大きな洞窟（福が穴）があります。左手には窓岩なども遠くに見えます。まっすぐ進むと、また手掘りのトンネルがあります。これが「接吻トンネル」です。今どき「接吻！」とは、なつかしい響きがする名前ですね。
実はこの「接吻トンネル」は昭和３２年公開の東宝映画「忘却の花びら」のロケが行われた場所なんです。主人公（小泉博さん）とヒロイン（司葉子さん）が二人の愛を確かめ合ってこの洞窟でキスをしたんです。それで、「接吻トンネル」として一躍有名になったんです。

　中へ入ると先が見えなく薄暗いです。なんだか若い恋人たちではないけれど少しドキドキします。足元が悪いので注意してください。トンネルはそんなに長くはなく、すぐに出口が見えてきます。外に出て振り返るとすごい絶壁です。こんな巌山を手掘りで１３年間もかけて穴を開けた麒山和尚さんってすごい人だったのだと感心してしまいます。

　「忘却の花びら」を知っている人も知らない人も、思い出づくりにぜひ一度「接吻トンネル」に来てみませんか！

　昭和３２年公開の東宝映画「忘却の花びら」、そんな古い映画は知らなかったけど、主な出演者は司葉子、小泉博、安西郷子、草笛光子、淡路恵子、久保明、白川由美、池部良、志村喬で、菊田一夫原作の映画化で悲恋のメロドラマ、洞窟内の接吻シーンが話題となり、能登観光ブームの火付け役となった映画だそうです。

これなら行ってみてもよかったかな、でも、１人で行ってもね。

麒山和尚さんのこと、隣に石仏があります。