自民党は19日、宮崎県で被害が拡大している家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」への対応に不備があったとして、赤松農相に対する不信任決議案を国会に提出する方向で検討に入った。

 提出時期には、今後の感染状況を見極めて判断する。

 自民党の谷垣総裁は19日、東京都内での街頭演説で、「政権の初動が遅かったからこんなに(被害を)広げてしまった。農相は『大騒ぎするな』と言って外遊に行った」と指摘した。

 農相は、口蹄疫の感染拡大が始まっていた4月30日から5月8日まで、メキシコやキューバなどを訪問した。初めて宮崎県に入ったのは、帰国後の10日だった。

 また、自民党の石破政調会長は19日の記者会見で、農相が「反省するところはない」と発言したことについて、「自己正当化を図ってはいけない」と批判した。これに対し、平野官房長官は19日の記者会見で、政府の対応について、「きちんと反省することはしなければならない」と語った。ただ、同日の政府の対策本部会合には4閣僚が欠席し、関係者からは「鳩山政権は、本気で地元を心配しているのか」という声も出ている。

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