欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


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(1)チェコ代表右腕がオランダ移籍を発表、チェコ王者からは計7選手が移籍へ

 チェコ代表のヤン・トメック投手(25)が、今季からオランダ・フーフトクラッセのキュラソー・ネプチューンズに移籍することが決まりました。

 

 18歳の時からチェコ代表としてプレーしているトメックは、昨季はドイツ・ブンデスリーガのレーゲンスブルグ・レギオネーレに所属。16試合に登板して52回2/3を投げ防御率2.22、40奪三振という成績を残しました。オフにはオーストラリアのウィンターリーグでプレーしています。なお、新天地ではネプチューンズの二軍にあたるトリデンツに所属し、一軍昇格の機会をうかがうことになるとのことです。

 

 また、トメックの母国で今年国内王者に輝いたドラッシ・ブルノからは、計7選手が退団することになりました。チームを去ったのは2大会連続でWBC予選にも出場しているミヒャル・オンドラチェク外野手以下、マイケル・クレムラーチェク、フランティシェク・ヴァソーレク、ブラティ・バレソーヴェ、ヤン・ロブニー、クリスティアン・ゲイドル、アダム・シャウアーという顔ぶれで、いずれも同じブルノに本拠地を置くフロッシ・ブルノへの移籍となります。これだけの大量離脱は自分もあまり聞いたことがありませんが、これが両軍の今季の戦いにどう影響するか注目です。

 

ソース一覧

http://www.mister-baseball.com/jan-tomek-regensburg-rotterdam/

http://www.mister-baseball.com/michal-ondracek-michael-kremlacek-leaving-draci-brno-hrosi-brno/

 

(2)ザールルイ・ホーネッツがドミニカ人右腕を獲得

 今年、ブンデスリーガ1部昇格を果たしたザールルイ・ホーネッツが、新戦力としてウィリー・レブロン投手(37)を獲得したことを発表しました。

 

 レブロンはかつてカブス、レンジャース、レッズ、ロイヤルズと4球団の傘下を渡り歩いたベテランで、2011年には自身で最高位となるAAA級での登板も果たしています。ここ最近は母国のウィンターリーグとメキシカンリーグを根城としていました。プロ通算では防御率4.30という成績を残しています。また、チームはベネズエラ出身の若手であるカルロス・フィゲルド捕手(23)の新入団も併せて発表しました。

 

ソース:http://www.mister-baseball.com/saarlouis-hornets-add-willie-lebron-2017-season/

 

(3)ベースボール・ナヴァーラがエース級左腕の引き留めに成功

 スペイン・ディビシオン・デ・オナーのベースボール・ナヴァーラが、ジョスエ・カステリャーノ投手(25)の残留を発表しました。3年連続での同球団でのプレーとなります。

 

 元レッズ傘下のマイナーリーガーとしての経験を持つカステリャーノは、昨シーズンは14試合に登板して6勝8敗ながら防御率は2.40の好成績。1年間先発二枚看板の一角として投げぬき、124イニングを投げて120奪三振に対し、四球はわずか29しか出しませんでした。三振が奪えてイニングも稼げる投手陣の柱として、今季も奮闘が期待されます。

 

ソース:http://www.mister-baseball.com/josue-castellano-returns-baseball-navarra-season/

 

(4)モンペリエ・バラクーダーズにベネズエラ人右腕が加入

 フランス・ディビジョン1のモンペリエ・バラクーダーズが、新戦力としてケイヴィ・ロハス投手(23)の入団を発表しました。

 

 ベネズエラ出身のロハスは、2011年から2014年までフィリーズとマーリンズのマイナーチームに所属。今オフは母国のウィンターリーグでカラカス・ライオンズの一員として投げていました。昨シーズンは18勝10敗でリーグ3位の成績だったバラクーダーズですが、今季は王者ルーアン・ハスキーズ’76と昨季2位のセナート・テンプライアーズの牙城を崩せるでしょうか?

 

ソース:http://www.mister-baseball.com/keivi-rojas-joins-montpellier-barracudas-2017-season/

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 こちらのWebサイト(https://globalbb.amebaownd.com/posts/2047209)でも既にお知らせしていますが、3/11及び12に世田谷ものづくり学校で開催される東京野球ブックフェアにて、既刊「Basbalo Europe 2016(バズバーロ・ヨーロッパ2016)」の製本版を限定150部にて販売することとなりました。自分も12日は参加確定、11日も仕事のスケジュール次第でブースに立ちます。ご興味ありましたら是非この機会にどうぞ。

 

 いきなり冒頭から宣伝をぶっこむ形になってしまったけれど、このBasbaloに対する一部の欧州球界関係者の方々の期待は、自分が考えているよりも案外大きいようだ。拙著で掲載している情報の一部は、選手写真も含めて現地の人々からご提供いただいたものであり、それがBasbaloという本にとっての付加価値になっている側面がある。現在制作中の第2弾(残念ながらこちらはブックフェアには間に合わない)に対しても、「こういうネタがあるから是非掲載してくれないか」という依頼は複数頂戴しており、本当にありがたい限りだ。

 

 そうした話が自分のような人間のところにも来るというのは、少なくともある一定の人々からは手前みそながら、Basbaloという媒体が必要とされているということでもあるんだろうと思う。昨年2月にお世話したファン・フランシスコ・マルティン(マンハイム・トルネードス/ドイツ)も口にしていたように、「いずれは日本で」と考えている選手が欧州球界において多数いる中で、それを取り巻く人々もまた「自分たちの野球を日本のファンたちに知ってもらいたい」という思いを強くしている。ある意味そのための手段として、現時点では商業誌ではないBasbaloが目をつけられているのであれば光栄なことだ。

 

 しかし、だ。同時に考えなければならない問題がある。そもそもなぜ、欧州野球はこれまで日本ではニッチでマニアックな趣味としての立ち位置に甘んじてきたのかということだ。球界の中では新興勢力として捉えられがちな欧州勢とはいえ、各国における野球の歴史の長さは主要国では軒並み半世紀を超えており、むしろその意味では世界の中では古株と言ってもいいくらいだ。NPBの一流どころを揃えた日本代表相手に、欧州代表が互角以上に戦ってみせた2015年春の日欧野球でのプレーぶりなどを見ても、実力的にも決して甘く見られるような存在とは言えない。

 

 世界的に見れば欧州という地域は、野球をプレーする環境としては比較的恵まれている部類に入る。大陸別で最大の加盟国数を誇る地域連盟があり、その傘下には毎年安定的に国内リーグを開催できるだけの能力を持った国別の連盟が加盟国数と同じだけ存在する。国によっては、金額は安くともちゃんと野球選手としての給料が出るし、それぞれの球団の傘下組織もしっかり作られている。競技スポーツとして野球をプレーし続けられる環境は、それなりにちゃんと整備されているわけだ。

 

 にもかかわらず、どこか欧州野球から「格下感」が抜けないのは何故なのか。思うにそれは、欧州各国における国内リーグをNPBやMLBといったプロリーグと比較した時に、「マスに訴えるコンテンツとしての魅力」に欠けてしまっているということなのかもしれない。年間に1球団あたり百数十試合をこなす日米に対し、最も試合数が多いオランダやイタリアでさえも42試合という試合数の少なさ。腕は確かでも国際的には無名なプレーヤーたち。野球だけで稼げる選手が、大陸全体を見回しても10%もいないという市場規模。これらを見れば、NPBやMLBを既に絶対的な基準として持っている日本の野球ファンに、新たなスポーツコンテンツとして売り込むのは簡単な仕事ではないだろう。

 

 さらに言えば、欧州でプレーしている選手たちが口にする日本やアメリカへの移籍願望も、実をいうと引っかかる部分が個人的にないわけではない。確かに一アスリートとしてよりハイレベルな戦いの舞台を求め、そこに挑んでいくのは当然のことだ。しかしただでさえ「業界最大手」と比べて無名な存在であるうえに、現にそこで戦っている選手からも「あくまで次なるステップに向かうための通過点」として認識されているようなリーグが、日本の野球ファンの目から見て魅力的な存在でありうるだろうか?残念ながら、現状のままなら答えは否だろう。

 

 欧州球界は長い時間をかけて、自分たちなりの独自の世界をこれまで作り上げ、完成させた。スポーツ超大国がひしめく彼の地において、長らく競技スポーツとして日陰を歩み続けながらも今日までしっかりとコミュニティを形作ってきた、現在の関係者たちや先人たちのこれまでの努力は称賛されるべきだ。一方で球界においても急速なグローバル化が進み、欧州諸国からも世界レベルの選手が少しずつながら輩出されるようになっている現状において、これまで作り上げてきた枠組みは徐々に現状に見合わないものになりつつあるとも思う。

 

 今の欧州球界にとって最も必要なものが、プロモーションの部分であるという近年の関係者の認識はおそらく間違っていない。ただし問題はどこにそのターゲットを置くかだ。目の肥えている日本のファンに対するアピールも無論重要ではあるけれど、それ以上に忘れてはならないのはコミュニティを支える地元欧州におけるファンベースの拡大だろう。これを、今までにないレベルで推し進めていかなければならない。

 

 より多くの地元ファンが、野球というスポーツや自分の地元にある球団を魅力的なものととらえ、繰り返し球場に進んで足を運び金を落とし続ける(言葉は乱暴だが)構図を作ること。これこそが、各球団の財政をより豊かにし大物の招へいや試合数の増加にも耐えられ、より競争力の高い魅力的なスポーツブランドへと育て上げていく唯一かつ最善の方法だと思う。そして今の欧州球界が一人でも多くの新規ファンを引き付けるために必要なものは、実は球界の外に転がっているんじゃないかと自分は思っている(実は、近い将来に向けてのビジネスプランとして温めている物は既にある。ここでその内容をつまびらかにできないのは少し残念だ)。

 

 MLBのマンフレッドコミッショナーは、自身の在任中はWBCを継続したい考えを明らかにしているそうだ。2021年の第5回大会以降もWBCが存続し参加国の数も拡大していくのであれば、オランダを筆頭とする欧州勢の重要性も当然高まっていくだろう。そして国際大会にプロ選手が参加するのが当たり前になった現代において、国内リーグの隆盛はそのまま代表チームの編成や実力にも影響するようになっている。欧州地域におけるレギュラーシーズンの構造改革は、国際球界そのものの行く末にも大きく絡んでくる問題なんだ。

 

 欧州においてずっと渇望されてきた、年間100試合以上をこなすプロリーグの立ち上げは、むろん成就するまで一朝一夕にというわけにはいかない。だが、全ての関係者が既得権益に捉われない勇気と覚悟を持ち、それこそ「欧州に国際球界の第3極を作るんだ」という気概を持って創造的破壊を進めていかない限り、現在のような「辺境で細々と続いている小さな無名リーグ」という日本のファンからの評価は変えられないだろう。この2017年は、自分にとって大きなブレークスルーの年になる予感がしている。欧州球界の未来とさらなる発展のため、自分がもしコミュニティの末席を占められるなら嬉しい限りだ。

 

P.S. Basbalo電子版の販売は現在も継続中です。ブックフェアへの参加が難しい方はこちらからDL購入できますので、是非ご検討ください。https://globalbb.amebaownd.com/pages/714239/shop

https://www.amazon.co.jp/SYSTEM-R/e/B01MDTEI8S/ref=dp_byline_cont_pop_ebooks_1

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