欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


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 ドイツ代表の不動の3番打者であるマックス・ケプラー=ロシツキー内野手兼外野手(22)が、シンシナティ・レッズの本拠地グレートアメリカンボールパークで行われる、フューチャーズゲームの世界選抜チームのメンバーに選出されたことが分かりました。ヨーロッパ出身プレーヤーでは唯一の選出となります(欧州の国籍保持者では、他にキュラソー出身のオザイーノ・アルビース内野手も選出)。


 ベルリン出身のケプラーは、今季はツインズ傘下AA級チャタヌーガで自慢の打棒が大爆発中。ここまで53試合に出場して打率.342、出塁率.413、長打率.560、28長打、37得点、27打点とその実力を大いに発揮しています。昨年は前半こそ絶不調だったもののその後は復調、いい流れのまま今シーズンも試合に臨めているようです。ドイツ人選手がフューチャーズゲームの世界選抜に選ばれるのは、ケプラーが史上初めて。チームを率いるトニー・ぺレス監督の下、MLBの歴史に新たな1ページを刻むこととなりました。


 フューチャーズゲームは、マイナーリーグのトッププロスペクトによるオールスター戦。アメリカ人プロスペクトによる米国選抜と、それ以外の国々出身者による世界選抜とが対戦します。マイナーの各リーグがそれぞれ開催するオールスター戦とは別枠で、MLBオールスターゲームの前座として一軍と同じスタジアムを舞台に開催されることから、事実上の「一足早い次世代のMLBオールスター戦」としての性格を持っています。事実、現在のMLBのスター選手の中にはフューチャーズゲーム出場歴を持っている選手も多数おり、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)、クレイトン・カーショー(ドジャース)、ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)、ミゲル・カブレラ(タイガース)などその顔ぶれは豪華そのものです。


 これら超一流プレーヤー以外の出場経験者も、そのほとんどが後にMLBで主力級として一定以上の実績を残しており、そういった場にケプラーが足を踏み入れることになったのはドイツはもちろん、ヨーロッパ球界全体にとってこれ以上ないビッグニュースでしょう。ドイツ人プレーヤーとしては、2013年WBCドイツ予選でケプラーと主軸コンビを組んだドナルド・ルッツ内野手が、初のドイツ育ちの大リーガーとして歴史を作りましたが、それと同じくらいの価値あるニュースと言っても過言ではないはずです(アメリカ生まれのルッツとは違い、ケプラーがドイツで生を受けた完全なホームグロウンのタレントであることも、よりポジティブな要素と言えるかもしれません)。


 今年のフューチャーズゲームは、「主役」たる一軍のオールスターの2日前にあたる7月12日に開催予定。一塁及び外野の両コーナーを守るケプラーですが、果たしてどういった形で出番がやって来るのか、そしてどのような活躍ぶりを見せてくれるのかに期待したいところです。2013年11月からはツインズの40人ロースターメンバー入りを果たしていますが、この試合での活躍如何では今季中のMLBデビューもあり得るかもしれません。米国選抜及び世界選抜のロースターメンバーは下記の通り。


米国選抜

投手

・マーク・アッペル(ヒューストン・アストロズ)

・タイラー・ビード(サンフランシスコ・ジャイアンツ)

・ザック・デービス(ボルティモア・オリオールズ)

・カール・エドワーズ(シカゴ・カブス)

・アミール・ギャレット(シンシナティ・レッズ)

・ルーカス・ジオリット(ワシントン・ナショナルズ)

・ショーン・ニューカム(ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)

・アーロン・ノラ(フィラデルフィア・フィリーズ)

・コリン・レア(サンディエゴ・パドレス)

・ブレイク・スネル(タンパベイ・レイズ)


捕手

・カイル・ファーマー(ロサンゼルス・ドジャース)

・カイル・シュワーバー(シカゴ・カブス)


内野手

・ジョシュ・ベル(ピッツバーグ・パイレーツ)

・J.P.クロフォード(フィラデルフィア・フィリーズ)

・トニー・ケンプ(ヒューストン・アストロズ)

・マット・オルソン(オークランド・アスレチックス)

・リッチー・シェーファー(タンパベイ・レイズ)

・トレバー・ストーリー(コロラド・ロッキーズ)

・トレア・ターナー(ワシントン・ナショナルズ)


外野手

・マイケル・コンフォート(ニューヨーク・メッツ)

・アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)

・ブランドン・ニモ(ニューヨーク・メッツ)

・カイル・ワルドロップ(シンシナティ・レッズ)

・ニック・ウィリアムズ(テキサス・レンジャーズ)

・ブラッドリー・ジマー(クリーブランド・インディアンス)


世界選抜

投手

・ホセ・ベリオス(ミネソタ・ツインズ)

・エドウィン・ディアス(シアトル・マリナーズ)

・ジャーリン・ガルシア(マイアミ・マーリンズ)

・ファン・ゴンザレス(ロサンゼルス・ドジャース)

・ウェイチー・ファン(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)

・ジョー・ヒメネス(デトロイト・タイガース)

・ハイロ・ラボート(トロント・ブルージェイズ)

・ケリー・メラ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)

・フランキー・モンタス(シカゴ・ホワイトソックス)

・アレックス・レイエス(セントルイス・カージナルス)


捕手

・エリアス・ディアス(ピッツバーグ・パイレーツ)

・ゲリー・サンチェス(ニューヨーク・ヤンキース)


内野手

・オザイーノ・アルビース(アトランタ・ブレーブス)

・オーランド・アルシア(ミルウォーキー・ブルワーズ)

・チェスラー・カースバート(カンザスシティ・ロイヤルズ)

・ラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)

・マックス・ケプラー=ロシツキー(ミネソタ・ツインズ)

・ケテル・マルテ(シアトル・マリナーズ)

・ラウル・モンデシー(カンザスシティ・ロイヤルズ)

・レナート・ヌニェス(オークランド・アスレチックス)


外野手

・ソクラテス・ブリトー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)

・マニュエル・マルゴット(ボストン・レッドソックス)

・ノマー・マザラ(テキサス・レンジャース)

・ヨルマン・ロドリゲス(シンシナティ・レッズ)

・ライメル・タピア(コロラド・ロッキーズ)


ソース一覧

http://www.mister-baseball.com/max-kepler-german-player-nominated-mlbs-futures-game/

http://mlb.mlb.com/mlb/events/all_star/y2015/futures_roster.jsp

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(1)メリッサ・メイユーが女子史上初のMLBとの契約候補選手に

 「フランスの豪腕少女」として日本でも話題になったメリッサ・メイユー内野手(16)が、MLBの歴史の1ページにその名を刻むこととなりました。女子選手としては史上初めて、MLBの海外(ドラフト対象となるカナダ及びプエルトリコを除く)出身の契約候補選手リストに名を連ねたのです。


 かつては投手としてプレーしていたものの、現在は兄ディランと同じ遊撃手に転向しているメイユーは、来月2日から始まる「インターナショナル・サイニング・ピリオド」(MLB各球団が、リストに掲載されている海外出身の選手とドラフト外で自由に契約できる期間)において、MLBの30球団全てと契約できる立場となりました。このニュースは発表されて以降、主に米仏両国内で物凄い話題となっており、アメリカではMLB公式サイトはもちろんESPNやCNNまでもが取り上げる事態となっています。


 今回のリストへの掲載はもちろん歴史的な出来事ではありますが、もちろんそれだけを以て自動的にどこかの球団と契約すると決まったわけではありません。また、仮に契約することが決まった場合でもすぐにプロの公式戦に出るわけではなく、18歳になるまではアメリカの高校に所属するのが濃厚とみる向きもあるようです。とはいえ、この夏はその契約実現の可否以外にも大忙し。プレーする予定となっている場は山ほどあります。


 既報の通り、現在はチェコ・オストラヴァで開催予定のU-18ヨーロッパ選手権で、フランス代表のロースターに名を連ねていますが、この大会が終わった後にはオランダ・ロスマレンで開催予定の女子ソフトボール世界選手権で、二足のわらじを履いている女子ソフトのフランス代表に合流。さらにその後は、オランダ・ホーフドループで開催される予定のMLBのヨーロッパエリートキャンプで、15歳から19歳までの世代の有望株50人の中の1人として指導を受けることとなっています。


ソース:http://www.mister-baseball.com/melissa-mayeux-history-female-player-registered-mlbs-international-signing-list/


(2)MLBエリートヒッティング/ピッチングキャンプの参加選手が決定

 そのメイユーも参加メンバーの一員となっている、ドイツ・パダーボーンでのMLBヨーロッパヒッティング/ピッチングキャンプの招待選手30名の顔ぶれが明らかになりました。


 今回のキャンプは、今月29日から来月3日まで行われる予定。8月にホーフドループで行われる、前述のMLBエリートキャンプのいわば前哨戦として開催されるもので、ピッチングとバッティングといった実践的な技術だけでなく、コンディショニングの知識も身につけさせることでより良いアスリートとして成長させることがその目的です。コーチにはスティーブ・フィンリー氏、グレッグ・スウィンデル氏、マイク・マクレラン氏、ダン・ボナーノ氏、アンディ・ベルグランド氏、カレブ・サントス・シルヴァ氏、ジェフ・クラッシェル氏という面々が招かれています。5月に行われたトライアウトを経て選考された、参加選手の顔ぶれは下記の通り。


投手

・ヨアン・アントナック(フランス)

・ペトル・ヴァラン(モルドバ)

・ジウガス・ガルリシカス(リトアニア)

・クルーノ・ゴイコヴィッチ(クロアチア)

・マーク・ハリソン(ドイツ)

・パトリック・ハリソン(ドイツ)

・ヴィンセント・ヘルゲット(ドイツ)

・ヴァルディスラフ・イリーン(ベラルーシ)

・クリストフ・コザック(チェコ)

・キリル・コズロフスキー(ベラルーシ)

・アレクセイ・ルカシェビッチ(ベラルーシ)

・ロコ・マティジェビッチ(クロアチア)

・ヤン・ネベンフーア(チェコ)

・ボルナ・ストレレッチ(クロアチア)

・クリス・スチュアート(オランダ)

・ルーク・テアベーク(オランダ)


捕手

・ヤウヘニー・クルーン(ベラルーシ)

・ルーカス・リッツィ(ベルギー)


内野手

・アンヘル・アグアド(スペイン)

・ジェフリー・アルント(ドイツ)

・コリン・ブルース(スイス)

・デビッド・ディンスキー(ドイツ)

・マックス・ヒル(スウェーデン)

・メリッサ・メイユー(フランス)

・ヴォイテク・メンシク(チェコ)

・パトリック・プンター(スロベニア)


外野手

・フィリップ・カプカ(チェコ)

・マレク・チュルップ(チェコ)

・ジェローム・ギプソン(ドイツ)


ソース:http://www.mister-baseball.com/mlb-pitching-hitting-camp-paderborn-june-29-july-3-2015/


(3)アルペンカップ2015、本日開幕

 スイス・チューリッヒのヘレンシューリスタジアムを舞台に開催される、恒例のアルペンカップの2015年大会が現地時間の今日開幕します。


 今回の大会は3日間の日程で、ホストチームであるスイス代表以下イギリス選抜、チーム・パドレス、ベネズエラ選抜、ドミニカンオールスターズという5チームが参加して行われます。大会公式Facebookページによると、タイトルホルダーとして参戦するベネズエラ選抜には欧州各国でプレーするベネズエラ出身者がずらり。レーゲンスブルグ・レギオネーレのイバン・ロドリゲス監督が指揮官を務め、ロースターにはスペイン代表のリリーフエースであるイバン・グラナドス(バレンシア・アストロズ)、3月の日欧野球第2戦で欧州代表のスタメンマスクを務めたブレイク・オチョア(同)、中日の育成選手としての経歴も持つクロアチア代表のエルネスト・ペレイラ(ベルン・カージナルス)といった面々が顔を揃えています。


 スイス代表にとっては、この大会は来月のヨーロッパ選手権予選Bに向けた準備のための重要な機会。チームとしては、開幕戦でいきなり激突するベネズエラ選抜からタイトルを奪い返し、いい流れでユーロへと突入していきたいところでしょう。大会の3日間の日程と、ロースターが判明しているスイス代表およびベネズエラ選抜の参加選手は下記の通り。


大会日程

26日

ベネズエラ選抜-スイス代表


27日

チーム・パドレス-ドミニカンオールスターズ

イギリス選抜-チーム・パドレス

ドミニカンオールスターズ-ベネズエラ選抜

スイス代表-イギリス選抜


28日

準決勝第1試合(10:00)

準決勝第2試合(13:00)

決勝(16:00)


スイス代表

・ルーカス・クロトン

・タカノブ・オオシマ

・ヒデオリ・オオシマ

・エイドリアン・カウフマン

・エマニュエル・ラオウゼオス

・シュテファン・ケラー

・スヴェン・レーマン

・ラファエル・アイゲンマン

・トビアス・シーグリスト

・アンドレア・ギラソール

・チコ・コリンドレス

・アンディ・ローシュ

・ンデリム・コマ

・ダニエル・レヴァイン

・ミヒャエル・レヴァイン

・レト・コーラ

・ティム・ウィットワー

・ティエリ・バークハート

・コリン・ブルース

・モーリツ・コッハー

・ヤニック・ブロット

・ハリー・ウィシュニュースキー

・アレックス・ブルース

・ダニエル・アイチェンバーガー


ベネズエラ選抜

投手

・マルティン・アルムステッター(ベルン・カージナルス)

・エルネスト・ペレイラ(ベルン・カージナルス、外野兼任)

・イバン・グラナドス(バレンシア・アストロズ)

・アンソニー・マルセリーノ(サンイナジオ・ビルバオ)

・ジャンニ・フラッチオラ(レーゲンスブルグ・レギオネーレ)

・ガブリエル・カミーノ(ガーチング・アトミックス)

・カルロス・トヴァー(オブーダ・ウォリアーズ、ユーティリティ兼任)


捕手

・ブレイク・オチョア(バレンシア・アストロズ)

・ビクター・ベラスケス(プエルトクルーズ・マーリンズ)


内野手

・ダヴィド・カスティーヨ(ベルン・カージナルス)

・カルロス・ピネダ(FA)

・ルーベン・マンリケ(ガーチング・アトミックス)

・ハビア・ゴンザレス(シュツットガルト・レッズ)

・トーマス・アルバレス(サウザンプトン・ムスタングス)


外野手

・ハビア・ロドリゲス(ベルン・カージナルス)

・カーティス・チャールズ(カステルフランコ・ヴェネト)

・アルベルト・ゴンザレス(サウザンプトン・ムスタングス)


ソース一覧

http://www.mister-baseball.com/2015-swiss-alpine-cup-played-weekend/

http://www.swiss-baseball.ch/nomination-seniors-nationalmannschaft/?fb_ref=Default

https://www.facebook.com/1430666427202705/photos/a.1433040866965261.1073741829.1430666427202705/1606213549647991/?type=1&theater

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※今回の記事は、ハフィントンポスト英国版の記事の翻訳となります。


 来年、国際オリンピック委員会(IOC)は野球とソフトボールを再びオリンピックムーブメントに迎え入れるべきか否か、投票を行うことになっている。現在、急速なグローバル化が進んでいるこのスポーツのコミュニティにおいて、イギリスもまたその中で存在感を示そうとしている国の1つだ。


 イギリス代表監督に今年就任したリアム・キャロルは、オリンピック予選に自らのチームを率いて参戦するという目標を持っている。これはすなわち、彼のチームが現在の世界ランキング22位から、世界で上位6位以内に急上昇を果たすことを意味するものだ。現在イギリス国内においては、野球専用スタジアムはスロー近郊のファーナムパーク1か所しか存在しておらず、また財政的な補助も年間でせいぜい数千ポンドという規模にとどまることもあって、選手たちの多くは大会参加の為に自腹を切らなければならない状況にある。このスポーツの社会的存在感を高めるための支援を、キャロルが必要としていることは否定しようがないだろう。


 そして彼らに対する支援を足し述べるための存在として、国際的な競技普及を通じて自らのマーケット拡大を目指しているMLB以外に、ふさわしいものがどれだけあるだろう?フォーブス誌によれば、昨年のワールドシリーズは観客動員数において過去最低を記録するものだった。一方、アメリカンフットボールのNFLは年々アメリカにおける存在感を強めている。MLBが生き残るためのToDoリストに、「海外マーケットの発掘」が記載されたのも当然の帰結と言えるかもしれない。


 「NFLがこれまでイギリスでやってきたことに目を向けてみればいい。如何に彼らがグレートであるかよく分かるはずだよ」と、オークランド・アスレチックスの捕手スティーブン・ヴォグトは語った。「MLBの国際的なマーケットを拡大していくことはとても重要なことだ。はっきりと言おう。試合の為にイギリスに行くのは大歓迎だ。僕は是非そうしたいと思う」


 NFLは、我々イギリス人がアメリカンスポーツに対してオープンマインドであることを証明した。聖地ウェンブリースタジアムで開催された、いわゆるロンドンゲームはどれも大成功だった。どの年度においても、決して安くはない価格のチケットが完売に至ったのだから。もっと喜ばしいと思えることは、アメリカのプロ野球チームの関係者たち自身が、ここイギリスにおいて新しい観客たちの前でプレーすることや、その取り組みを通じて我が国における野球発展の手助けとなることに前向きであるということだ。


 「最終的な目標となるのは、いくつかのチームをイギリスに派遣して何試合かプレーさせることだろうね」とヴォグトは言う。「イギリスでの野球人気を爆発させる起爆剤になるのは間違いないと思う。自分が成長し続けるチームの一員である時、君は人生についてのたくさんのことを学ぶだろう。これは非常にいい機会だと思うよ」


 一般的に、野球は完全なアメリカ人のスポーツと解されがちだが、真実はそうではない。野球というスポーツの根源はわがイギリスにある。野球の元祖となるスポーツを、ロンドン近郊のカウンティであるサリー出身のウィリアム・ブレイが生み出したのは、1755年のイースターの月曜日のことだ。であるとすれば、なぜこれほどまでに野球が「母国」に帰ってくるまでに長い時間を要することになったのだろう?実際には、MLBはもっと早い段階にイギリスを訪れているが、それはあくまでも長い伝統となるものではなく、むしろ単発の巡業としての性格が色濃いものだった。


 ハフィントンポストの記者で、ウェブサイト「BaseballGB(www.baseballGB.co.uk )」のオーナーでもあるマット・スミスは、「MLBに関連したイギリスでの最初の試合は、1874年に行われたボストン・レッドストッキングスとフィラデルフィア・アスレチックスによる全国巡業だ」と指摘する。


 「それ以降の出来事としては、1924年にニューヨーク・ジャイアンツ-シカゴ・ホワイトソックスの1戦が、チェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジで行われたのが挙げられる。この時は観客席は満員で、当時の国王であるジョージ5世もスタジアムに足を運ばれていたそうだ。もっとも最近の出来事としては、1993年にボストン・レッドソックスとニューヨーク・メッツが、ロンドンのオーバル・クリケットグラウンドでマイナーリーグの選手たちを集めてエキシビションマッチを行った例がある」


キャロルは、MLBやMLB選手会がヨーロッパでの公式戦開催に着手し始めていることを歓迎するとともに、イギリス野球の発展に資するという点に関してヴォグトの発言に同意する意向を示した。「ロンドンでのMLB公式戦開催は、イギリスにおける野球発展の契機として私たちが長い間ずっと考えてきたアイデアなんだ」と彼は語った。


 「NFLをはじめとする、他のアメリカンスポーツがイギリスにおいて収めてきた成功は、MLBのロンドンシリーズがイギリス野球に対して凄まじい影響を与えるであろうという私の見立てを補強する、格好の材料になっている。とても多くのイギリス人が、アメリカ旅行の折やテレビでMLBの試合を観戦することによって野球のファンやプレーヤーとなっている。イギリス国内でMLBの試合を行うということは、こうした動きが何倍ものスケールで起こるということなんだよ」


 アスレチックスのボブ・メルビン監督は、ハフィントンポストの取材に対してこう答えた。「レギュラーシーズンの試合の一部をイギリスで開催することは、あなた方の国における野球の発展において、非常に強力なトリガーとなることは間違いないだろう。イギリス人は野球というスポーツに高い理解度を示せる人々だと私は思うし、試合開催は自然なことだと思うよ。実現するのが楽しみだ」


 「もし試合の為に渡英するというオファーをアスレチックスが手にすることになれば、私はそれに対して100%の全力を尽くすつもりだ。数年前に同様の海外公式戦の為に日本に行ったが、素晴らしい経験になったのをよく覚えている。大西洋を渡ってイギリスを訪問し、首都ロンドンで我々のスポーツを披露するという機会は、注目度を集めるという意味ではもしかしたらそれ以上のイベントとなるかもしれない。いつでもその準備はできていると断言するよ」


 MLBの前コミッショナーであるバド・セリグは、早ければ2015年にもヨーロッパでの公式戦開催を実現したいというビジョンを披露したが、残念ながらこの構想は現時点ではまだ実現には至っていない。


ソース:http://www.huffingtonpost.co.uk/2015/05/28/bringing-baseball-to-britain-mlb-wants-come-over-play_n_7461174.html

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