欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


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 昨日執筆した「Numberの記事に抗議の意を表します」の記事ですが、おかげさまで読者の皆さんからかつてないほどのご支援を頂くことができました。Twitterでは既に御礼のツイートを投稿していますが、この場を借りて改めて感謝申し上げます。


 昨日の当ブログへのアクセス数は、なんと合計6014。過去最高は3000アクセス台で、今年に入ってからは多くても2000アクセスに満たない数字で推移していたので、あまりに予想外の数字に度肝を抜かれました。アメーバ版の方では、カテゴリごとのランキングで野球部門が前日157位から3位に、海外情報部門が215位から21位に急上昇することに。もちろん今まで見たこともない順位です。


 無論、当該記事は決してアクセス数稼ぎのために書いたわけでは全くありません。内容が内容だけに、文章の書き手として多くの人に共感して貰いたいという気持ちはもちろんありましたが、発端となったのは欧州代表選手に対する無知(まぁこれはやむを得ない部分があるのも事実ではありますが)と、あまりにリスペクトを欠いた視点や物言いに対する怒り、そして曲がりなりにも日本のスポーツ報道分野において、ある一定以上の影響力を持つ同誌がそうした無責任な記事を書き散らすことで、この試合に賭ける選手たちの思いが市井の読者の目から覆い隠されてしまう事態に対して、その思いを直接知る者としてひとこと言わずにはいられなかった、という純粋な思いです。


 結果的に、自分が抱いていたアンチテーゼに対して本当に多くの方々から共感いただけたこと、「プロのライターという立場でスポーツを語ろうとする者が、そのために必要な最低限の仕事を怠ったような文章を書くのはおかしい」「もっとNumberはしっかりしてくれよ」という思いを共有できたことが、こうした結果につながったのかなと思います。重ね重ねではありますが、本当にありがとうございました。ただ、たまたま実際に行動に移したのが自分というだけで、賛同してくださった皆さんと思いは全く同じです。


 ヨーロッパ野球という分野において、まだまだ語るための知識を備えた人材が限られているのはやむを得ないと思います。そもそも、一般人に毛が生えたようなもので物書きとしてはずっとアマチュアだった俺が、NPBさんや博報堂さんといった大企業と日欧野球絡みで仕事することになる時点で、この分野における「選手層」が如何に薄いかということなど分かりきった話。俺自身もその点は重々承知の上です。


 しかしその知識の不足を、現場でプレーする選手たちをある種愚弄する行為の免罪符とすることは、決して許されないと思います。Numberほどの雑誌ともなれば、記事が世に出た時点で数えきれないほどの方々がその文章を目にし、大なり小なり影響を受けることになるのです。その話題がニッチなものであればなおのこと。だからこそ、物書きとして飯を食う者はその「新たな知見を世に出す」という行為に伴う責任を果たすためにも、真摯にその対象と向き合うことが何よりも重要なのではないでしょうか。


 今回の例で言えば、例えば記事中で欧州代表のガチ感(これが如何なるものなのかも正直理解はできかねますがね。出場している選手が常にガチでプレーするのは当たり前の話です)なるものに対して云々するのであれば、その裏付けの為に欧州代表の選出メンバーに話を聞くことは、鷲田氏にとって(抗議文でも触れたとおり)通常業務の範疇に収まる行為であったはずです。「Number」のブランドを引っ提げてプロとして取材ができる立場であれば、他競技のライターさんのように実際に欧州に飛んで、向こうの「国内組」の選手たちに取材することもできたと思います。それができないにせよ、バンデンハークやマエストリのようにNPB球団に現在在籍する面々もいるわけで、少なくとも彼らには接触すべきでした。


 もしそこで少しでも話を聞いていたなら、彼らが如何にこの試合に賭けているかは容易に聞き出せたでしょうし、鷲田氏の文章も全く違ったものになっていたのは間違いないはずです。初めからそんなつもりもなく、日本側にのみ取材をし彼らの都合だけを一方的に書き連ね、欧州代表に対しては上から目線で評論するつもりだったのであれば、それはライター云々以前に人としての神経が疑われる事案ですし、そのような意図がなかったにせよ欧州側への取材を怠ったのであれば、それもただの職務怠慢です。いずれにしても、鷲田氏の執筆したこの記事は現場の選手に対するリスペクトも、プロフェッショナリズムも全く欠いた態度の産物であり、糾弾されてしかるべきものであるのは間違いないでしょう。


 俺自身あまりネチネチとクレーマーみたいな真似はやりたくないですし、それ以前に日欧野球に向けた仕事も山積している状況なので、当ブログでこの件に言及するのは一旦打ち止めにしようかと思います。もし何かしら進展が今後あれば(正直そこまで期待できない気もしますが)、また報告程度はしようかとは思っているところです。なんにせよ、鷲田さんをはじめ職業ライターとして活動されている皆さんには、取材対象となる人々にきちんと敬意を払い、その道のプロとして果たすべき職責をきちんと果たしてもらいたい、というのが俺の願いです。そして俺自身も、アマチュアとはいえ物書きの端くれとして同じ轍を踏まないよう肝に銘じたいと思います。今回の日欧野球をきっかけに俺自身が「プロの領域」に足を踏み入れるという可能性だって、100%ないとは言い切れないわけですから。

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 正直言ってこういうことは俺としてもやりたくないのですが、これについては思わず言わずにはいられなかったということでご理解いただければ幸いです。


 昨日、Number誌がこのような記事を彼らのWebサイト上で公開しました。


侍ジャパンは「日の丸」の無駄遣い!?興業ありきの試合に発展の道はない

http://number.bunshun.jp/articles/-/822791


 これに対して、下記の通り抗議するとともに内容の即時撤回を要求する内容の文章を送ったので、読者の皆さんにも公開しようと思います。


 貴社の鷲田康氏が執筆された「侍ジャパンは日の丸の無駄遣い!?興業ありきの試合に発展の道はない」を拝読しました。率直に申し上げて、この記事に書かれている内容には一切同意できません。


 私は2010年より、「欧州野球狂の詩」というブログを通じて欧州球界にまつわるあらゆる情報(リーグ戦の結果速報、選手移籍情報、新球場建設などの各種大規模プロジェクト、独自視点でのコラムなど)を発信し、おかげさまで6年間多くの野球ファンの方々に欧州野球関連の情報発信基地としてご利用いただいてきました。2012年にはNPO法人国際野球支援団体ベースボールブリッジを立ち上げるとともにその代表に就任し、自ら国際的な野球発展のための活動にも携わってまいりました。今回の日欧野球絡みでも、NPBさんや博報堂さんなどから直々に依頼され、侍ジャパン公式サイトでも記事を書かせていただいております。


 文章中では、「欧州代表の選手たちは目玉となる大リーガーがいるわけでもなく、普段は大工をやっているようなセミプロばかリ。魅力にも本気度にも欠ける」とありましたが、そもそも今回の試合は「普段マイナースポーツとして欧州諸国でプレーしている選手たちに、自分たちの世界の中での立ち位置と野球大国の空気を肌で感じてもらう」ことを目的に行う物であり、最初から大リーガーの招集を日本側としても想定してなどいません。この目的に照らして考えるならば、大リーガーの招集はむしろ意味がないものであるからです。


 今の世界の野球界(それは日本とMLB以外の世界も含めての話です)が目指しているのはズバリ国際化であり、これまでは列強として見なされてこなかった欧州やアフリカ、中東などの新しいマーケットの発掘です。今回の試合もその大きなビジョンの下に開催されるのであって、決して無意味なものでも日の丸の無駄遣いなどでもありません。「世界との戦い=大リーガーを擁するチームとの対戦」という時代はとっくに終わっているのです。むしろ、仮にも日本を代表するスポーツ専門紙である貴社のような媒体が、そうした時流を読む能力に全く欠けていること、マクロ的な視点に立った記事を執筆し発信できないことに心底危機感を覚えます。


 私は記事中で「普段は大工をやっているような」と触れられている、欧州リーグの選手たちとも直接繋がりがあり、今回の試合開催にあたっても本人たちに対して取材を行っていますが、この試合を取るに足らない単なる親善試合や興業と捉えている者などただの1人もいません。彼らにとっては、ずっと世界屈指の野球大国として君臨しながらも代表戦の文化が定着しなかった日本とやっと対戦できることは、彼らにとってメジャースポーツとしてのブレークスルーを果たす絶好の機会であり、叶わないはずだった夢だからです。そうした思いを黙殺するばかりか、MLB傘下の選手ではないという肩書だけを理由として、ろくなものではないと片づけてしまう論調には激しい憤りを覚えます。


 私は過去6年間、ブロガーとしての活動を通しては一切の収入を得ることなしに現地との人的ネットワークを築き上げてきました。残念ながら、資金的な問題からいまだに現地取材に行くことは叶いませんが、それでも非常に多くの関係者に信頼頂きこのたびのNPBさん他からの仕事も請け負うまでになっております。しかし、鷲田氏をはじめ貴社のライター諸氏は皆れっきとしたプロではないのですか。サッカー関連の記事を担当されている方など、実際に現地にも渡航されているケースも少なからずあるはずです。であれば、何故鷲田氏は欧州の選手たちの話を直接現地まで聞きに行かれなかったのか。プロのスポーツライターにとっては通常業務の範疇ではないですか。それを怠ったまま、一方的に日本側の都合だけを書きつづっただけの記事を配信されることを私は看過できません。


 今回の記事に対して断固として抗議するとともに、掲載されている内容については即時撤回を強く求めます。セミプロとはいえシーズン前の重要な時期であることは、欧州側にとっても全く同じです。それでもこの試合に大きな意地を感じ、片道10時間以上のフライトをこなして来日してくる彼らに対する最低限のリスペクトを、この記事は全く欠いていると言わざるを得ません。この記事を朝から拝読しなければならなかったことが非常に残念です。率直に申し上げて失望しました。


 自分が言いたいことはこのコメントの中にあらかた含めているので、この場で付け加えることは特にありません。たとえどのような試合であれ、対戦相手にも最低限のリスペクトを払うことはどんなスポーツにおいても全く同じはず。そのごく基本的な視点を、こともあろうにNumberというスポーツ専門誌が欠いてしまっているのは残念と言わざるを得ません。野球界が国際化という新しいパラダイムにシフトしようとする中で、日本国内のメディアも早くそうした視野に立って報道を行えるようになることを心から願います。

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(1)ゴードがベネズエラ人選手2人を獲得

 イタリア・IBLのディ・エンジェリス・ゴード・ナイツが、ラモン・カストロ内野手(35)とロナルド・ウヴィエド投手(28)のベネズエラ人2選手を獲得したことを発表しました。


 三塁を守るカストロは2013年にテレマーケット・リミニ・パイレーツでプレーした経験を持ち、今回はそれ以来のイタリア復帰。2004年にはアスレチックスの一員として、MLBで16打席を経験した元大リーガーです。昨年はアトランティックリーグのブリッジポート・ブルーフィッシュで、打率.271、出塁率.341、長打率.383という成績を記録しています。


 一方のウヴィエドはトマッシン・パドーヴァからの移籍。昨季は61回1/3を投げて防御率2.01という好成績を残しています。かつては計8シーズン、パイレーツ、マリナーズ、ブルージェイズの参加でプレーしていた元マイナーリーガーで、その後は独立リーグを主戦場としていました。両選手ともイタリアの水には慣れているということで、新天地での活躍に期待したいところです。


ソース:http://www.mister-baseball.com/godo-knights-add-ramon-castro-ronald-uviedo/


(2)ウィリアムソンがボローニャを退団、フレミングが代役に

 昨季のIBL王者であるUGFフォルティチュード・ボローニャ1953が、エース右腕のジョーイ・ウィリアムソン投手と今季の契約合意に至らなかったことが分かりました。


 ウィリアムソンは昨シーズン、10試合に登板して7勝1敗、防御率0.74という圧倒的な成績を残し、リーグ優勝にも大きく貢献。今季も投手陣の中核的存在として期待が高かっただけに、残念な結果となってしまいました。その代役として、チームはレイズ傘下でのプレー経験を持つマーキー・フレミング投手(28)と契約合意。カリフォルニア州オークランド出身の右腕はカリフォルニア大のOBで、昨季はアメリカンアソシエーションのリンカーン・ソルトドッグスでプレー、120イニングを投げて防御率3.38を記録しています。


ソース一覧

http://www.mister-baseball.com/joey-williamson-returning-unipol-bologna/

http://www.mister-baseball.com/marquis-fleming-joins-unipol-bologna/


(3)エリック・クリシャックがHSVスティーラーズに復帰

 ドイツ・ブンデスリーガのHSVスティーラーズが、エリック・クリシャック捕手(27)の今季からの復帰を発表しました。


 アメリカ出身のクリシャックは、2012年から2シーズンの間スティーラーズに所属。2013年には全28試合に捕手として出場し、打率.418、出塁率.454、長打率.656、33得点、35打点という圧倒的な成績を残しました。昨シーズンはオーストラリアのチームでプレーしていたとのこと。スティーラーズからは、昨シーズンにおけるリーグのベストピッチャーの1人だったマイケル・カウチ投手が抜けることとなったものの、穴となった投手力を彼の打棒によってカバーすることはできそうです。


ソース:http://www.mister-baseball.com/eric-krzysiak-returns-hamburg-stealers/


(4)スペインとオーストリアの今季シーズン日程が決定

 スペイン王立野球・ソフトボール協会(RFEBS)とオーストリア野球連盟(ABF)が、揃って今季のリーグ日程を発表しました。


 スペインのディビシオン・デ・オナーは、昨季までプレーしていたエル・イラーノが2部に降格することを決断し、また2部からの昇格を希望する球団もなかったため1チーム減って8球団制に。昨季王者のプエルトクルーズ・マーリンズ以下、C.B.サンボイ、バレンシア・アストロズ、ベースボール・バルセロナ、サンイナジオ・ビルバオ、C.B.ビラデカンス、ベースボール・ナヴァーラ、C.D.パンプローナという顔ぶれがタイトルを争うことになりました。またこれに伴い、試合数も今季は28試合制となることが決まっています。今季は日欧野球開催の関係でリーグ開幕が例年よりも遅れることとなり、3月28日から7月12日までの開催。その後スペインシリーズが上位2チームの間で行われる予定です。


 一方、オーストリアのABLは4月11日に開幕。こちらはウィーン・ワンダラーズ-アタナン=プッシュハイム・アスレチックスのダブルヘッダーでシーズンがスタートします。こちらはワンダラーズとアスレチックスの他、ドーンビーン・インディアンス、ウィーン・ニューシュタット・ダイビングダックス、ウィーン・メトロスターズ、ストックシティ・カブスという昨季までと同じ面々で争われる予定。シーズンは7月18日まで行われることになっています。


ソース一覧

http://www.mister-baseball.com/schedule-released-spanish-division-de-honor-baseball/

http://www.mister-baseball.com/schedules-austrian-baseball-softball-leagues-released/

http://www.baseballaustria.com/schedule.php?Liga=1&Season=2015


(5)リック・バンデンハークが日欧野球を欠場、ボルセンブロークとスラデックが参加へ

 来月10日から始まる日欧野球で、欧州代表に選ばれていたリック・バンデンハーク投手(29)が左内転筋を痛めたため欠場し、代わってマイク・ボルセンブローク投手(27)とヤコブ・スラデック内野手(25)が参加することが明らかになりました。


 ボルセンブロークとスラデックは、ともにフィリーズ傘下でマイナーリーガーとしてプレーした経験を持っています。ボルセンブロークはドイツの強豪レーゲンスブルグ・レギオネーレのエース右腕で、長らくブンデスリーガを代表する投手の1人として君臨してきました。オランダ出身ながらドイツの市民権も保有することから、2012年秋のWBC予選にはドイツ代表として出場。オランダがスティーブ・ジャンセン政権に移行してからは、母国の代表チームに選ばれるようになりました。昨年のヨーロッパ選手権では大会最優秀投手賞を受賞する活躍で、チームの優勝に大きく貢献しています。


 ジャンセン監督はバンデンハークの欠場を受けて、現地時間一昨日にレギオネーレのイバン・ロドリゲス監督と急きょ協議。すぐに代替出場が手配される運びとなりました。レギオネーレからは既にオーストリア出身のマルティン・ブルーナー投手コーチが帯同することが決まっており、ボルセンブロークは彼に続く球団関係者となります。また、ブンデスリーガからはヤン=ニコラス・ストッケリン(マインツ・アスレチックス)とルーク・ソマー(ハイデンハイム・ハイデコッフェ)の両投手が既に選出されており、リーグの代表としても好投が期待されます。


 一方チェコ・プラハ出身で、チェコ勢としては唯一の参戦となるスラデックは、パベル・ブドスキー引退後のチェコ代表の一塁手を担う左のスラッガー。ユーロでは打率.518、5本塁打、9得点、13打点と大暴れし、既にメンバー入りを果たしているジャニソン・ボークホート捕手(オランダ)とともに、大会本塁打王のタイトルを分け合いました。かつてはBCリーグの石川ミリオンスターズでプレーした経験も持ち、今回はそれ以来の日本凱旋となります。ボルセンブロークもスラデックも、二次候補(36名)に入りながらも一度は落選した経験の持ち主。活躍を期待したいところです。


ソース一覧

http://www.mister-baseball.com/mike-bolsenbroek-joins-european-selection-games-tokyo/

http://www.mister-baseball.com/czech-slugger-jakub-sladek-join-team-europe/  

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