欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


テーマ:

 昨年9月8日に結成して以降、主に首都圏をメインに活動を続けてきたベースボールブリッジ。明日5月1日から、その活動の場がさらに広がることになりました。チーム初の地方組織となる、ベースボールブリッジ関西支部の旗揚げです。


 これまでのベースボールブリッジにおいても、首都圏以外からのメンバーにはそれぞれの居住地によって、「○○支部」という名前が与えられてはいましたが、その実態は各地域におけるメンバーはせいぜい1人か2人で、実質的には支部という名の地方会員としてのポジションに留まっていました。しかし関西に関しては、独自にミーティングなどを開催するための人数の目安となる、4名の参加が決定。名実ともに新しい組織としての地位を得て、首都圏本部とも理念を共有しながら活動を進めていくことになります。


 ベースボールブリッジ関西支部が手始めに手掛けることになるのは、2つの独自プロジェクトです。1つ目は以前も紹介した、関西の各大学に通っている留学生に対して野球普及活動を行う「ハローボールプロジェクト(仮称)」。「それぞれの国のトップレベルでプレーしているわけではないけれど、それでも野球というスポーツが好きである」という愛好家を増やすことを目的としています。これによって期待されるのは、将来的に彼らがそれぞれの母国に帰った時に、首都圏本部が取り組むことになるトップレベル向けのプロジェクトへの、現地における協力者となること。「現場」の外側に野球への理解者を増やすことで、より各国での普及をスムーズなものにしたいと考えています。


 2つ目は、過去3大会が開催されたWBCの大会結果や個人・チーム成績はもちろん、各国における報道の様子なども全て1つにまとめた「WBCデータベース」の作成です。過去の大会での選手たちの熱い戦いぶりや、当時の熱狂を改めて振り返るとともに、この先開催されるであろう第4回、第5回大会に向けてのファンの期待度をより高めていくためのツールとできればと思います。また、各国における報道の在り方を詳しく紹介することで、参加国の中でWBCという大会がどのように捉えられているのかを、閲覧者の方々に具体的に知ってもらいたいというのも、このデータベースを作る大きな動機の1つです。一部で言われる「WBCに本気なのは、日本や韓国やキューバだけ」というような意見が、必ずしも正しいものではないということを証明するための、1つの材料になれば嬉しく思います。


 もちろん、彼らが今後担うであろう役割は、この2つのプロジェクトにおいてのみにとどまりません。この先チームでの活動に身を投じていく中で、彼らは様々な領域に進出していくことになると思いますし、そこで非常に大きな価値を生み出してくれることを、チーム全体のリーダーとして個人的に高く期待しています。もちろんその中には、これまで首都圏本部が実施してきたような活動を、関西支部独自で行うといったようなことも含まれるはずです。社会人として仕事を持っている者も多く、自由に動ける時間が足りないという意味でやや弱い部分もある首都圏本部に対し、関西支部は学生メンバーが中心。より積極的かつ機動的に、彼らには動いていってもらいたいと思います。


 実は関西地方については、北海道、東北、四国という他の地域も合わせると、チーム創設以来仲間が加わるのが最も遅い地方でした。しかし一方で、個人会員ベースの活動がチームによるものに昇華されるのが、最も早かったのも関西であったこともまた事実。そういった面も併せて考えると、いったん火が付けばどこまでも大きくなれる(もちろん見た目の部分だけではなく、中身がそこに伴ってこなければならないのは言うまでもありませんが)という意味で、この関西支部には大きな可能性があるのではないかと思います。彼らが同じチームの仲間としてどのような働きをしてくれるか、非常に楽しみです。


 今回誕生した関西支部は、冒頭でも触れたとおりチームにとっての初めての「別動隊」ですが、ベースボールブリッジとしてはこれに満足せず、さらに新しい仲間をどんどん受け入れることによって、チームの活動をより円滑で活発なものにしていきたいと思います。まだ具体的なところまでは明かせませんが、既に海外からもチームとして手を組めそうな話が来ています。ゆくゆくは日本各地、さらには世界各地にまで活動のテリトリーを広げ(個人的には、イランとアルゼンチンの両海外拠点をさらにビッグなものにしたいですね)、国際的な野球発展に大きく貢献できるような組織にしていければと思います。気鋭のチームとして港から出航する関西支部に対して、そしてさらに上のレベルを目指して成長を続けるベースボールブリッジ全員に対して、これからも変わらぬご支援とご声援をよろしくお願いいたします。


国際野球支援団体ベースボールブリッジ代表

田中亮多 a.k.a. SYSTEM-R

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

 ついに、ヨーロッパ野球にとって記念すべき日が訪れることになりました。レッズ傘下AA級ペンサコーラに所属する、ドイツ代表のドナルド・ルッツ内野手(24)が、現地時間今日から始まるカージナルス戦で念願の一軍昇格を果たすことになったのです。


 ルッツはニューヨークのウォータータウンで、アメリカ人の父親とドイツ人の母親の間に生まれました。1歳の時に母親の地元であるドイツ・フリードバーグに移住したルッツは、幼い頃はアイスホッケーやハンドボールの選手として活躍。同じくドイツ代表でプレーし、マンハイム・トルネードスからシュツットガルト・レッズに今年から移籍した兄サッシャの影響で、14歳の時に初めて野球に出会いました。


 2007年、ドイツ屈指の強豪チームであるレーゲンスブルグ・レギオネーレに入団したルッツは、その年の夏に二軍チームでの活躍が認められ、レッズとマイナー契約を結びます。その年はイタリア・ティレニアでのMLBヨーロッパアカデミーに参加し、翌年からプロとしてのキャリアをスタート。ルーキーリーグで数年間を過ごした後、2011年にA級デイトンで打率.301、出塁率.358、長打率.492、23二塁打、3三塁打、20本塁打、85得点、75打点という大爆発を見せ、この活躍が認められてレッズの40人ロースター入りを果たします。


 続く2012年シーズンも、ルッツの上昇ぶりは止まりません。この年はA+級ベーカーズフィールドとAA級ペンサコーラの2球団でプレーし、合計で打率.269、出塁率.336、長打率.517、25二塁打、6三塁打、22本塁打、62得点、71打点をマーク。この年の秋にはドイツ代表にも選出され、かつでのホームグラウンドであったレーゲンスブルグでのWBC予選に参加。チームは決勝でカナダに敗れ、本大会出場を逃したものの、ルッツ自身は4番として全試合に出場を果たしました。


 今季はスプリングトレーニングで印象的な打棒を見せたものの、再びAA級からのスタートとなったルッツ。しかし、そこで残した数字は短期間ながら、非常に期待度の高いものとなりました。打率と出塁率こそ、それぞれ.211、.294と低いものの、放った16安打のうち11本が長打(4二塁打、2三塁打、5本塁打)。長打率は.514という非常に高い数字になっています。選球眼にはまだ課題が残るものの、看板である一発を放つ力に関しては間違いないと言っても過言ではないでしょう。今後は自分の足りないところをさらに磨いて、一軍でも大爆発できるような選手になってもらいたいところです。


 ドイツで生まれた大リーガーとしては、現レンジャースのジェフ・ベイカー内野手らが知られていますが、彼らはいずれも在独米軍で働く兵士を父親に持つアメリカ人。ドイツ国籍を保有する選手が大リーグでプレーすることになるのは、1901年以降のアメリカ近代野球史上初めてのことです。また、ルッツは前述の通りMLBヨーロッパアカデミーでの在籍経験を持っていますが、アカデミーOBの大リーガーとしてはイタリア代表のアレックス・リッディ内野手(マリナーズ)に次いで2人目となります。


 そして忘れてはならないのは、ルッツ以外にも晴れ舞台を掴もうとしているドイツ人プレーヤーが、MLB傘下には存在しているということ。ルッツに続く大リーグ昇格に最も近い位置にいるのは、代表でも長らく捕手や外野手として定着しているカイ・グロナウアー捕手(メッツ、現在はAAA級ラスベガスに配属)。ヨーロッパ最高の有望株と目され、WBC予選ではルッツの前を打ったマックス・ケプラー=ロシツキー外野手(ツインズ)は、球団傘下のプロスペクトランキングトップ10入りを果たしています。さらに投手陣では、マルクス・ソルバック投手(ツインズ)とダニエル・ティーベン投手(マリナーズ)の2人もA級やルーキー級でプレー。この全員が昨年のWBC予選で代表入りを果たしています。


 オランダとイタリアの2強に次ぐ存在として、スペインとともにヨーロッパ球界における大関の地位を争っているドイツ。そこから世界最高峰リーグでプレーする選手がついに現れたことは、文句なしの朗報と言っていいでしょう。生まれた場所こそアメリカとはいえ、野球選手としては完全にドイツ育ちと言えるルッツ。彼には他のドイツ人プレーヤーをある意味リードする存在として、MLBにおける歴史を作ってもらいたいところです。他のヨーロッパ代表経験を持つ大リーガーとしては、スペイン代表のライナー・クルーズ投手(アストロズ、ドミニカ出身)がいますが、今後しばらくは大リーガーを輩出できるような新しいヨーロッパの国は出てこなさそうなだけに、ルッツをはじめとするドイツ勢には頑張ってもらいたいですね。


ソース一覧

http://www.mister-baseball.com/donald-lutz-verge-german-major-leaguer/

http://www.mister-baseball.com/donald-lutz-call-major-league-baseball/

http://www.milb.com/milb/stats/stats.jsp?sid=milb&t=p_pbp&pid=544371

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

 オランダ王立野球・ソフトボール協会(KNBSB)は、6月30日から7月7日にかけてロッテルダムにおいて開催される、ワールドポートトーナメントに参加するオランダ代表の新監督として、スティーブ・ジャンセン投手コーチ(41)を抜擢したことを発表しました。


 ベルギー出身のジャンセン氏は、今春のWBC前にオランダ代表を離れたブライアン・ファーレイ前監督を引き継いで、新監督に就任することになります(WBCでは、ジャイアンツのヘンスリー・ミューレンス打撃コーチが指揮官を務めました)。現役時代は捕手だったという、投手コーチとしては変わり種の経歴を持つ同氏は、2003年から2005年までの3年間と、2010年から2013年までの4年間にわたり、オランダ代表の投手たちを指導してきました。WBCではブルペンコーチに回り、投手コーチに就任した元殿堂入り投手バート・ブライレブン氏と組んで、チームのベスト4入りに大きく貢献しています。


 代表チームのスタッフとして入閣する前には、オランダとベルギーの両国でクラブチームの指導者として経験を積みました。これまで指導したチームは、DOORネプチューンズ、スパルタ・フェイエノールト、DOORトリデンツ(ネプチューンズの二軍チーム)、そして母国ベルギーのブラスチャート・ブレーブスと4球団にわたります。さらには2007年、当時所属していたベルギー野球・ソフトボール連盟で、テクニカルディレクターとしての任にも就いていました。


 ファーレイ氏の辞任を受けて、急きょ新監督としてタクトを振るうことになったジャンセン氏。ベルギー人がオランダ代表の指揮を執るのは、少なくとも俺が知る限りでは初めてです。今回の監督就任がワールドポートに限定したものなのか、それともそれ以降の代表チームの活動をも見据えたものなのかは、現時点ではまだはっきりとはしていませんが、指導者としての代表歴は長いだけに選手たちからの信頼も厚いはず。投手陣を対象とする専門職から、チーム全体を俯瞰する役割へと配置転換された彼が、どのようにチームを引っ張っていくのかに注目したいところです。


 一方KNBSBは、そのジャンセン新監督が率いる代表チームの予備ロースター29名の顔ぶれも発表しました。今回はアメリカの大学リーグでプレーする2選手を除き、全員がオランダ国内でプレーする国内組での編成。また、2部リーグのRCHに所属するクリス・モーデイ投手も、ネプチューンズやL&Dアムステルダム・パイレーツといった強豪チームの選手が多くを占めるメンバーの中に含まれています。オランダにとって、WBC終了後の最初の国際大会となるこのワールドポート。ヨーロッパ勢として初のWBCベスト4という、さらに上の次元にたどり着いた彼らの戦いぶりが楽しみです。メンバーは以下の通り。


投手

・アーシュウィン・アシェス(コレンドン・キンヘイム)

・デビッド・バーグマン(コレンドン・キンヘイム)

・レオン・ボイド(コレンドン・キンヘイム)

・ロブ・コルデマンス(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・バイロン・コーネリセン(ヴァッセン・パイオニアーズ)

・ベリー・ファンドリエル(DOORネプチューンズ)

・ケビン・ハイステック(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・ディエゴマー・マークウェル(DOORネプチューンズ)

・クリス・モーデイ(RCH)

・オーランド・イェンテマ(DOORネプチューンズ)

・カイル・ワード(L&Dアムステルダム・パイレーツ)


捕手

・クエンティン・デクーバ(コレンドン・キンヘイム)

・ルディ・ヴァンヘイドーン(DOORネプチューンズ)

・バス・ヌーイ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)


内野手

・ジェフリー・アレンズ(コレンドン・キンヘイム)

・マイケル・デュルスマ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・マーヴィン・ガリオ(コレンドン・キンヘイム)

・ラファエル・ヨセファ(DOORネプチューンズ)

・ドゥウェイン・ケンプ(DOORネプチューンズ)

・ザイアー・コーイマン(イースタンオクラホマ州立大)

・ステイン・ファンデルミール(イースタンオクラホマ州立大)

・ヴィンス・ルーイ(ヴァッセン・パイオニアーズ)


外野手

・ジャニソン・ボークホート(DOORネプチューンズ)

・ヴェスレイ・コナー(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・シャルディマー・ダンテ(DOORネプチューンズ)

・ブライアン・エンゲルハルト(コレンドン・キンヘイム)

・ローランド・エンリケJr.(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・バス・デヨング(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・ダニー・ロンブリー(ヴァッセン・パイオニアーズ)


 ところでオランダ代表関連では、もう1つ興味深い知らせが届いています。それは、3月のWBCでベスト4入りしたことというニュースが、同国内における2013年3月度の「最も印象に残ったスポーツニュース」に投票で選ばれたという物。全国紙デ・テレグラーフが実施しているこの投票では、投票総数のうち44%もの票が野球オランダ代表に投じられるという圧倒ぶり。それだけでもビッグな知らせであることには間違いありませんが、実はもう1つ注目すべき点があるんです。


 実は、同じ3月に行われたスピードスケートの世界選手権で、オランダ勢計4選手が金メダルを獲得するという非常に大きな出来事があったんですが、実際の投票では野球の方が得票総数で上回ることになりました。スピードスケートは過去1世紀以上にわたって、オランダ国内においてトップクラスの人気を誇る競技であり、1970年代からはテレビ中継もされているほどの超メジャースポーツ。その種目で4人もの金メダリストが生まれたという事実は、投票で1位に選ばれたとしても何ら不思議ではない、とてつもない朗報であることは間違いないはずなのですが、WBCでのベスト4入りに対する衝撃は(頂点に届かなかったにもかかわらず)それすらも上回ってしまったというわけ。これに関しては、テレグラーフ紙でも「歴史的なことだ」と記述されているようです。


 KNBSBのテクニカルディレクターであるロバート・エーンホーン氏は、テレグラーフの取材に対して次のようなコメントを発表しています。「今回の投票結果は、我々のスポーツをフォローしてくれるファンが次から次へと増えていることの証左であると思う。WBCでのベスト4入りは、文字通り衝撃的な結果だ。パナマでのW杯で優勝した2011年の時以上に、我が国の一般的なスポーツファンたちは『オランダ野球が世界レベルにある』ということを実感しているんじゃないかな。世界最高峰の選手たちを揃えたチームの中に名前が残るということは、とても深く強い印象を残すものなんだよ」


ソース一覧

http://www.mister-baseball.com/steve-janssen-head-coach-dutch-nt-wpt-provisional-roster/

http://www.mister-baseball.com/netherlands-baseball-team-wins-general-sports-voting/

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。