欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


テーマ:

 俺は学校でのオンデマンドの授業の傍らや、卒論制作の息抜きをしたいときなどに、よくYou tubeで動画を見ていることが多い。海外のニュースだったり、アニメだったり、MADだったり、ジャンルはその時によってさまざまだけど、やはりダントツで多いのは音楽のPVだ。サイト内の自分のチャンネルに投稿している動画は、すべて音楽系のみで占められていて、それ以外で気になる動画は、ブラウザの方のお気に入りに入れている。もちろん、そうしなきゃいけないルールはないけど、何となく音楽系だけで固めたいような、そんな気がするんだ。


 そのチャンネルで、圧倒的多数を占めているジャンルがヒップホップだ。それも日本やアメリカだけでなく、ドイツ、イギリス、タイなど、日本人からするとかなりマニアックなものも多い。俺は、基本的にポップスといわれる類のものは、ここ最近は全くと言っていいほど聴かない。最近のアーティストは、どれも皆同じような見た目で、同じような声に聞こえてしまうので面白みがないし、何よりJ-POPなどはすでに多くの人が聴いているから、手垢がついてしまっているような感じがするんだ。その分、音楽の趣味については、語り合える友人が少ないのがネックではある。ただでさえ、ヒップホップは聴く人を選ぶジャンルなのに、その中でもさらにコアな部類だからね(笑)。


 よく考えてみれば、このブログを通してヨーロッパ野球を追っていることにも、それに似たような部分を感じなくもない。何となく、「圧倒的人気を持つ多数派」というものに対する抵抗感というのが、俺の中にあるんだろうと思う。もちろん、音楽で言うところのJ-POPとは違って、俺はNPBもMLBも高校野球も大好きだけど、その3つだけなら俺だけじゃなく、他にもすでに大勢のファンがいる。それなら、もっとニッチでマニアックでコアなものを、という意識が、俺がこのブログを始め、なんだかんだで今日まで続いてきている原動力なんだろう。


 オランダのW杯制覇で、ようやく世間にも少しずつ、ヨーロッパ野球の存在が広まってきた感じはするけれど、依然としてまだ、この世界は一般的な人にとっては未知の領域だろう。そして、今回はその未知の領域の中でも、さらに輪をかけてマイナーな世界について、語ってみようと思う。今年の夏に行われた、2012年ヨーロッパ選手権の予選についてだ。


 今回の予選は、22か国が5つのラウンド(アントワープ、バルセロナ、ザグレブ、テルアビブ、クリムスク)に分かれて参加した。このうち17か国が、それぞれのラウンドにおいて1勝以上を挙げている。また、今回は5ラウンドのうちの4つで、結果的にホスト国が本戦に駒を進める形にはなったが、どのラウンドでも接戦が目立ち、あわや番狂わせかという試合も少なくなかった。ヨーロッパ野球といえば、オランダとイタリアの2強を筆頭に、ドイツ、スペイン、チェコ、フランスなどが比較的有名だけど、もちろんこの地域において、ピラミッドを形成しているのは彼らだけじゃない。このヨーロッパ選手権予選は、ヨーロッパの中堅・下位グループに属する国々がいかに進歩しているかを判断する、重要な機会の1つ。ヨーロッパ球界全体の未来は、彼らが形作っていると言っても過言じゃないんだ。


 以前、このブログではポーランド代表を記事 として取り上げ、彼らの健闘ぶりについて称えた。北米でプレーする、ポーランド系アメリカ人やカナダ人を招集して臨んだ彼らは、今回の予選で敗れはしたものの、今後につながるような光るものを見せた国の1つだ。ここでは改めて、まずポーランドが参加したアントワープラウンド(ベルギー、オーストリア、ポーランド、スロバキア、ラトビア)について触れておきたい。最終的にラウンドを突破したのは、昨年の本大会にも出場したベルギー。ただ、ラウンド参加国の中では最高の、IBAFランキング39位(当時)に位置する彼らが、あっさりとラウンド1位の座をものにしたのかというと、決してそうじゃなかった。


 実際には、彼らは他の参加国との、非常に僅差の戦いを強いられることになった。最終日、ベルギーがポーランド相手に5‐3と辛勝したことで、ポーランド・スロバキア・オーストリアが同率で並び、当該カードでの勝敗により、オーストリアが決勝に駒を進めることになったものの、惜しくも決勝を逃した残り2か国にも、ベルギー戦での勝敗次第では、本大会出場の可能性もあったんだ。事実この両国は、対ベルギー戦ではチーム・個人ともに、オーストリアが残したよりもいい数字を残し、よりきわどい試合を演じていた。ポーランドとスロバキアは、今回の予選全体でも成長著しいチームで、ヨーロッパ球界全体をかき回す存在になれる可能性を見せてくれた。また、不幸にもこのハイレベルなラウンドに組み込まれたがゆえに、最下位で敗退となったラトビアにとっても、今ラウンドは非常に実のあるものとなったはずだ。


 テルアビブラウンドでは、初の国際大会ホスト国となったイスラエルが、共に来秋のWBC予選に参加するイギリス相手に、素晴らしい戦いぶりを見せた。WBCにおいては、ユダヤ系アメリカ人のメジャー・マイナー勢が、ロースターの大半を占めるであろうこの国も、今大会では全員が純正イスラエル人という編成で臨んだ。飛び道具を一切使わない今回、チームの戦力はむしろ下から数えた方が早いというレベル。国際大会でもほとんど実績がなかった彼らだが、今ラウンドではイギリス相手に2敗を喫した以外は大差の圧勝。本国人のレベルが向上し、大陸全体で低いクラスに位置する国でも、よりハイレベルなチームと戦えるという事実を見せつけた。イギリス相手には1勝2敗だったが、勝ったゲームでは7‐0の完封勝利。負けた試合もともに3点差以内の接戦で、一方的に負けたわけではなかったんだ。


 もちろん、今回のイギリスが盤石だったのかというと、そういうわけでもない。予選ラウンドでは、国内に正式な球場が一つもなく、競馬場で練習を重ねていたというIBAFランク外のグルジアに、あわや黒星を献上するという醜態をさらすところだった(結果は8‐7で勝利)。また、元々打撃陣の破壊力には定評がある半面、投手陣の安定感のなさにもこれまた定評(笑)があるという脆いチームスタイルも、イスラエルのつけ入る隙になっただろう。それでも、世界各国からイギリス系選手をかき集めて臨んだ彼らは、ラウンド参加国の中では依然として、恐れられる存在であったことに変わりはない。本大会出場という、WBC出場国としての「けじめ」はつけられなかったものの、一定の成果は十分見せられたはずだ。


 一方バルセロナでは、スイスがラウンド全体を通じて、ホスト国スペインに迫るだけの戦いを見せた。スペイン(17位)に対し、他の参加国はスイスも含め、軒並みランク60位台だったことから、「スペインを本大会に出場させるための、露骨な優遇措置か」との見方が優勢だった。しかし実際には、そうした「スペインが他の4か国を蹴散らし、圧倒的実力差を見せて本大会に返り咲く」というような見立ては、「スペインが本大会に返り咲く」以外の部分に関しては、現実のものとはならなかった。それを演出してみせた立役者こそ、まぎれもなくスイスだったと言えるだろう。


 スイスは今ラウンドでは、アイルランドに13‐2、フィンランドに16‐3、ハンガリーに9‐2と圧勝(アイルランド戦とフィンランド戦は、ともに7回コールド勝ち)。スペインとの2度のマッチアップには、2度とも敗れてしまったものの、初戦の0‐6での敗戦は、スペインと対戦した国の中では最も良い成績。本大会出場を決めるファイナルでは、2‐3と1点差まで食い下がり、当時ランクが61位だったとは思えないほどの粘りを見せた(なお、今予選での総当たりラウンドでは、スペインはチーム全体で失点を喫していない)。近年インフラなどが急速に整ってきているとはいえ、現在のヨーロッパの勢力図の中では、せいぜい中堅レベルに過ぎないスイス。しかし、打線にこそトップレベルの投手を打った経験は少ないものの、その投手力は非常に高く、守備も安定している。今後が楽しみなチームであることに、疑いの余地はないだろう。


 今回、ハンガリー代表のアシスタントコーチとして、このバルセロナラウンドに参加したジャスティン・プリンスタイン氏は、「もし、自分の中での最高のコンディションを以て、素晴らしいパフォーマンスを見せられる投手をマウンドに挙げられさえすれば、どんなチームにだって勝つチャンスは見いだせる。特に、投手力がものをいう予選のような、短期決戦の舞台ではね」と語っている。もちろん、俺もそこには同意したい。一発勝負の戦いにおいて、一番のカギを握るのは、やはり投手力。今回、格上の国々と接戦を演じたチームにも、少なからずそうした側面があったはずだ。


 しかし同時に、単に一発勝負で「サプライズ」を起こすだけでなく、長きにわたってよりハイレベルな舞台で勝てるような、そんなチームが1つでも多く生まれることは、もっと大切なことだと思う。現在はピラミッドの真ん中や、下の方にいる国々がさらに強くなり、上位陣を脅かすような存在になってくれば、ヨーロッパ球界における戦いは、よりハイレベルでスリリングなものになるだろう。そしてそれは、国際球界全体をさらに活性化することにもつながる。今回健闘した国々の中から、どれだけ「真の強さを持った挑戦者」として、トップレベルの国々に挑む者が出てくるか?それこそが、ヨーロッパにとってはある意味で、最も大事なことなのかもしれない。


 その予兆もある。今年更新されたIBAFの最新世界ランキングでは、多くの国が軒並み順位を上げているからだ。ベルギーが39位から29位、イスラエルが57位から47位、スイスが61位から48位と、いずれも10ランク以上の爆上げが目立つ。またこれほどではないものの、ポーランドとスロバキアもそれぞれ、55位から50位、54位から52位へと順位を上げてきた。彼ら新勢力の台頭の予感が「確信」に代わるのはいつだろうか?その時を楽しみにしていたいと思う。

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:

(1)ドイツのダニエル・ティーベンがマリナーズと契約へ

 今季、ドイツ・ブンデスリーガで見事連覇を果たした、レーゲンスブルグ・レギオネーレ。ドイツ国内屈指の強豪チームから、また1人マイナーリーガーが生まれることになりました。同球団のプレスリリースによると、11月2日にシアトル・マリナーズの副社長兼スカウティング・ディレクターのボブ・エンゲル氏が訪独。レギオネーレ切手の若手右腕、ダニエル・ティーベン投手(18)と、マイナー契約を結ぶことになりました。


 昨年の冬に、ドーレン・ワイルドファーマーズから移籍したティーベン。今夏にはイタリア・ティレニアのMLBヨーロッパアカデミーにも参加した同投手は、シーズン中は2部リーグに所属する二軍のみでの出場。しかし、その実力の伸びが認められて、先月パナマで行われたW杯ドイツ代表に、一軍での出場経験がないままサプライズ選出。そこでのプレーぶりが認められ、マリナーズと契約するに至りました。


 今後の活躍が期待される、ドイツ人の若手マイナーリーガーといえば、投手では今年ツインズと契約を結んだ、プルハイム・ゴファーズ出身のマルクス・ソルバック(19)が思い浮かびます。ソルバックとは異なり、国内トップリーグにおけるプレー経験のないティーベンですが、同様に下部リーグで結果を残して渡米し、アメリカでも若手有望株として数字を残している、レッズ傘下のドナルド・ルッツ内野手(22)の例もあるので、将来的なメジャー昇格目指して頑張ってもらいたいですね。


(2)モートセル・スターズが新監督就任を発表

 ベルギー1部リーグのモートセル・スターズは、来季からの新指揮官としてルーク・ザックテレベン氏(41)を迎えたと発表しました。コーチとして10年以上の経験を持つ同氏は、同じ1部のアントワープ・イーグルスでアシスタントコーチを務めたほか、2部のゲント・セイコー=オプティカル・ナイツの監督として、チームを2度入れ替え戦に導いた経験を持っています。


 ザックテレベン新監督に求められるのは、なんといっても攻撃陣の強化。昨年、得点ではリーグ8チーム中7位に終わり、レギュラーシーズンでは9勝18敗の6位にとどまりました。入れ替え戦では快勝したスターズは、ベン・ヴァンヌッフェンやヴェスレイ・ヤンセンなど、23歳以下の選手が数多く揃う若いチーム。指揮官としては比較的若い部類ながら、既に1部や2部において、多くの指導経験を積んでいるザックテレベン氏は、彼らの才能を引き出してやることができるでしょうか?

AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)

テーマ:

 おとといのドラフトで、日本ハムからサプライズとなる7位指名を受け、1位指名組顔負けの注目を集めている大嶋匠捕手(早大ソフトボール部)。ソフトボールという異競技からの参戦とあって、報道の過熱っぷりにも拍車がかかっているようだ。昨日は早大喜久井キャンパスで公開練習した後、民放の報道番組に出演するなど、本人も大忙しの生活を送っているとか。


 一方、根本に同じ競技性を共有している、野球とソフトボールの「コラボレーション」は、大嶋のドラフト指名以前からも存在していた。去る23日、国際野球連盟(IBAF)のフラッカリ会長と、国際ソフトボール連盟(ISF)のポーター会長が、アメリカ・テキサス州ヒューストンで初めて合同会議を開き、男子の野球と女子のソフトボールを1競技にまとめた形で、ともに五輪復帰を目指していく考えをまとめたんだ。ある意味では、お互いに兄弟のような関係にあると言える野球とソフトボール。今回は、その「弟」の立場である男子ソフトボールの視点から、国際野球の未来について考えてみたい。


 地域差はあるにせよ、日本においては一般的に、野球とソフトでは圧倒的にプレゼンスの大きさが異なる。どちらにも、成人レベルの国内リーグは存在するものの、完全なプロでトップ選手の収入も大きい野球に対して、ソフトボールは社会人の実業団リーグであり、おそらくトップレベルの選手でも、年に億単位を稼ぐことはないだろう。野球がかつて五輪の正式種目だったのに対して、男子ソフトは五輪に採用された歴史自体がない(ソフトボールで五輪種目となったのは、女子だけだったからだ)。それゆえ、日本の男子ソフトボール選手は、野球選手に対して、どこか潜在的に劣等感を抱いているという話もあるらしい。


 そういった意味で、日本においては野球とかけ離れた存在として、一般的にイメージされがちなソフトボールだが、実は海外では必ずしもそうとは言いきれない。アメリカでは元来、軟式野球が存在しなかった(あまり知られていないが、軟式野球は実は日本発祥のスポーツなんだ)ため、硬式を諦めた選手や、怪我を避けたい子供などは、野球の代わりにソフトボールをプレーする習慣がある。最近は、よりルールを簡素化した「ウィッフルボール」も盛んだが、依然としてアメリカにおけるソフトボールは、そうした人々の受け皿として機能し続けている。


 一方ヨーロッパでは、野球とソフトボールはともに、1つの協会が一緒に統括することが一般的だ。オランダにおける野球の統括団体の名称が、「オランダ王立野球協会」ではなく「オランダ王立野球・ソフトボール協会」であることが、その証拠の一例として挙げられる。また、男子ソフトボールチェコ代表のユニフォームは、野球チェコ代表とまったくデザインが同じという事実もある。つまり、これらの地域においては、野球とソフトボールは日本で思われている以上に、接近した存在なんだ。


 面白いのは、世界の中には「野球は決して盛んではないが、ソフトボールでは強豪国」という国も、数は多くないながらも存在するということ。その代表格として挙げられるのが、オセアニアのニュージーランド、ヨーロッパのデンマーク、そしてアフリカのボツワナだ。これらの国はいずれも、2009年にカナダで行われた、ISF主催の男子ソフトボール世界選手権に出場している。中でも、来秋のWBC予選に招待されているニュージーランドは、野球とソフトボールの両者がクロスオーバーを果たす、初のケースとして注目すべき存在になっている。


 ラグビーの「オールブラックス」などと同様に、「ブラックソックス」の愛称を持つ男子ソフトボールNZ代表は、サッカーのブラジルに例えられるほど、男子ソフトの世界では世界屈指の実力を有する強豪だ。彼らの実力がいかに高いかということは、こちらの記事 に既に詳しいのでここでは省略するけれど、近年は表立った活動のない野球NZ代表による、彼らの中からのプレーヤーの間借りが有力視されていることは、さして驚くべきことでもないんだ。実際、レッドソックスの傘下には既に、ソフト出身のマオリ系NZ人プレーヤー、テワラ・ビショップが所属している。彼もまた大嶋と同じ捕手であり、プロ野球に挑戦したソフト出身者としては、その先例と言えるだろう。


 またボツワナでは、ソフトボールはサッカーと並ぶ人気スポーツの1つだし、デンマークにもソフトの国内リーグがあるという。ボツワナの場合、特に女子は代表チームが五輪にも出場を果たすなど、アフリカ屈指の強豪チームとなっている。どちらも「バットアンドボールスポーツ」のイメージは、少なくとも一般的にはあまりない国だし、事実野球は決して、これらの国々では市民権を勝ち得ているとは言えない。しかし一方で、その野球の兄弟分であるソフトボールのプレゼンスは、決して小さくないという事実もまた存在するんだ。


 こうした国々で、既にソフトボールが広く普及しているという事実は、今後そのルーツである野球の普及を考えるうえでも、100%信頼できる足がかりではないにせよ、1つのヒントにはなりうるだろう。なぜなら、野球と同じ数だけの用具を用いることになる、ソフトボールが定着している国においては、一般的に野球普及の障害と言われる「数多くの道具を揃えることの大変さ」は、そもそもハードルとして成立しないからだ。投手の投げたボールをバットで打ち返し、塁間を駆け抜けるという楽しさが理解されているということも、普及においてはプラスに作用するはずだ。


 また、既にソフトボールが普及している国においては、アスリートとしての野球とソフトでの収入の差も、野球普及のためには1つの手掛かりになる。現在、世界最高峰のMLBにおいては、トップ選手は年間30億円程度の収入を手にできる(MLB最高年俸のA-RODは、2007年に10年総額330億円(出来高含む)の契約を、ヤンキースと結んでいる)。それに対してソフトボール界には、それほどまでに高額な年収を手にできるリーグはない。ソフト側もその点は理解しているようで、「素晴らしい実力を持ったソフトボール選手を、ソフトの世界だけにとどめておくのは勿体ない」とすら語った関係者もいるそうだ。


 もちろん、ソフトボールの普及度の高さが、即野球の普及にもつながるというわけでは決してない。ニュージーランドの場合、ソフトボールの方があまりに人気がありすぎて、野球はこれまでほとんど見向きもされてこなかったという現実もある。なぜ、ソフトボールはこれらの国において流行し、野球はそうならなかったのかを分析する作業を抜きにしては、これらの国々への野球普及はおぼつかないだろう。先に「100%の足掛かりにはならない」と書いたのも、そうした理由からだ。


 しかし、何かしらのきっかけさえあれば、その状況を好機として活用することだって、十分に可能だと思う。WBC予選への招待が決定した結果、野球に対する報道が一気に過熱したニュージーランドは、その好例と言っていいはずだ。両競技間を行き来するような選手も、大嶋やビショップの成功如何で、これからさらに増えてくる可能性もある。技術面やルールなど、さまざまな細かい違いはあれど、根っこの部分は同じ野球とソフトボール。双方がお互いに交流を重ねて刺激し合うことで、どちらの競技にとっても有益になる、そんな結果が生まれてくればいいと思う。

AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。