欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


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 いよいよ明日から開幕する、第39回IBAFワールドカップ。WBC予選への発展的解消のため、今大会限りでの廃止が濃厚とされているワールドカップに、今年は欧州からイタリア、オランダ、ドイツ、ギリシャの4か国が参戦します。上位進出を目指す者、来年のWBC予選に向けて腕試しに臨む者、強豪相手の番狂わせに挑む者など、それぞれ掲げる目標は異なりますが、それぞれの代表を率いる指揮官たちは、自らのチームをどう見ているのでしょうか。今回は、4チームの監督たちが、何を思いながらこの大会に臨むのかに、迫ってみようと思います。


 今回、ミスターベースボールの行ったインタビューでは、4人の監督にそれぞれ、全く同じ質問がぶつけられています。ここではそれぞれ、以下の質問に対する彼らの答えを、抜粋してお伝えします。


Q1.選手選考にあたって、どのような手順を踏みましたか?

Q2.今回の大会では、どのような結果を目指しますか?また、同組で有力と感じるチームは?

Q3.あなたの率いる国にとって、W杯はどんな意味を持っているとお考えですか?


 それぞれの監督が持つ異なる視点、逆に共通して持つ熱い思いを、感じてみてください。では、スタート!!


(1)ブライアン・ファーレイ監督(オランダ代表)


A1.選手選考に当たっては、非常に順序だった、複数のプロセスを経なければならなかった。まず出場チームは、MLBに代表候補選手のロースターを提出する。MLBはそれを、候補選手がいる各球団に送付し、出場許可を取れるかどうか確認する。そして、確認を取れた選手が初めて、実際にロースターに載ることになるんだ。メジャーの40人ロースターに載っている選手には、W杯への出場資格はない(管理人注:ハルマンやバンデンハークなどを呼べなかったのは、これが理由と思われます)。


A2.今回の代表チームは、非常に優れたタレントを多く擁しているので、とにかく行けるところまで行きたい。ベスト4進出が、最低限のゴールとなるだろう。もちろん、常に全力を出し切ることが前提だが、我々はどんなチームであっても、勝てるだけの能力は持っていると思っているよ。優勝候補は、やはりアメリカとキューバだろう。カナダも非常に警戒すべきチームだ。ただ、まだロースターが出そろっていないチームがあるので、戦力を評価するには時期尚早だろうが。


A3.我々の野球を世界に対してアピールする意味で、(W杯は)非常に大きな存在だと思っている。少なくとも近い将来に関して言えば、オリンピックはすでに国際球界のアジェンダには含まれていない。それだけに、このW杯はそれに代わる存在として、重要な役割を果たすだろう。もちろん、最大のイベントがWBCであることは、言うまでもないけどね。私は、このような大規模な国際大会は、2年に1度のペースで開催されるべきだと考えているが、その意味でもW杯はうってつけの存在だね。


(2)ジム・エッシャン監督(ギリシャ代表)


A1.今回、代表候補ロースターには60人まで選手を登録できたので、まずは代表でプレーしたことのある選手を軸として選び、そこにギリシャ本国と北米でプレーする、若手有望株を加えた。ギリシャ代表資格を持つ選手の中には、何人かメジャー契約を締結している者がいるが、残念ながら彼らは今回召集するには至らなかった。


A2.不幸なことに、我々が属するグループはどの国も強豪だらけなので(苦笑)、現実的には2次ラウンド進出が目標となるだろう。おそらく、優勝候補はアメリカと日本だが、グループ1のどの国にも、その目標に到達できる可能性はあるだろう。もちろん、ギリシャもそのために全力でプレーするつもりだよ。全ての試合であくまで勝つために戦うし、勝てることを信じている。


A3.ギリシャにおいて、残念ながら野球はこれまで、一般的な知名度や人気には欠けるスポーツだったが、この大会のようなイベントに参加することによって、状況はドラマティックに変わった。ギリシャ政府が運営するオッズサイトが、最近MLBの試合にも、予想くじのプログラムを導入したんだ。それ以来、ギリシャ国内における野球への注目度は、爆発的に上がった。今、ギリシャの決して少なくない若者たちが、野球に興味を持ち、代表チームの試合に注目しているんだ。半年前、ギリシャにとってのW杯は、たいして重要な扱いではなかったけれど、今は人々の間で口の端に上るようになっている。しかも、その数は今も増えているんだ。


(3)マルコ・マジェッリ監督(イタリア代表)


A1.2007年以来、我々は数多くの選手に目を向けている。代表に選ばれる資格がある選手には、最大限のサポートやフォローをすることはもちろん、それぞれのMLB球団から許可を得た選手たちに対しても、非常にきめ細かく代表に選ぶべきか査定を行った。結果今回のイタリア代表は、IBLでプレーする最高峰のイタリア人選手を中心とする、選抜チームとなった。


A2.今年の欧州王者として、イタリアは当然勝ちに行くよ。1つ1つのプレーを全力でこなしていけば、2次ラウンドには十分出られると思うし、ベスト8に入ることができれば、そのさらに先まで行くことだって十分可能だ。我々のグループにおける有力候補は、ずばりキューバとドミニカだ。もっとも、全体的に見てタフなグループであるのは間違いない。韓国と豪州は若手中心だが、どちらも非常に層が厚いし、ベネズエラは世界最高峰の強豪国の1つだ。攻守に高い潜在能力を持つニカラグアもいるし、ドイツも昨年のユーロでは、簡単に勝てるような相手ではなかった。ベスト4に進出するためには、常に100%で戦わなければならないだろう。


A3.言うまでもなく、イタリア球界にとっては非常に重要なイベントだ。だが秋に野球の試合をするとなると、既にサッカー、ラグビー、バスケのリーグ戦も始まっているので、巷の目はそちらに行きがちだ。野球ファン以外の目をこちらに向けさせるためには、やはりより上位に行けるよう、結果を出さなければならないね。


(4)グレッグ・フレディ監督(ドイツ代表)


A1.最終的な代表ロースターを決定するために、何度か代表スタッフでミーティングを行った。今年に関しては、ドイツの今の野球を最大限に引き出しつつ、次の世代の育成も考える意味で、これまで実績十分なベテランに加えて、若手の登用も念頭に置いていた。代表候補枠自体は、非常に大きな物になっているので、今回のW杯と夏のワールドポートトーナメントで、それぞれ選手を分けて起用することにしたんだ。いずれも、それぞれの役回りで高い能力を持つ選手たちで、代表チームも十分戦えるレベルにあると思っているよ。


A2.私がチームに望むことは、1試合1試合を常に高いレベルでプレーすることだ。そうすれば、いずれの試合でもいい結果が残せるだろう。我々は非常に難しいグループを戦わなければならないが、これはW杯。強いチームばかりが揃うのは当たり前だ。我々がやろうとしているのは、自分たちが建てた戦略に沿ってハードにプレーし、そして最高の結果を得ること。国際球界は年々成長を続けているし、我々がいるグループのどのチームにも、ファイナリストになれるチャンスはあるだろう。


A3.まず、ドイツ代表にとっての最初の目標は、ヨーロッパ選手権でのタイトルだ。なぜなら、この大会で上位に入れてはじめて、W杯への切符が得られるわけだからね。そして、長年にわたって我々が戦うことができた、最上位のイベントだったW杯が、それに続く大きな舞台となる。今回、ここに来られるのは私が就任してから3度目だ。そして、こうした選手権で戦うことは、他の大会に参戦するうえでも大きなきっかけとなる。W杯で戦えるだけのチームであるからこそ、ワールドポートトーナメント、ワールドベースボールチャレンジ@カナダ、アメリカ代表との定期戦、五輪最終予選、そして来年のWBC予選にも呼んでもらえた。ドイツ野球の成長の上でも、W杯はとても大切な舞台なんだ。


 いかがでしたでしょうか。四者四様の考え方がありましたが、いずれもこの大会に、非常に強い思いを持ちながら臨んでいることはお分かりいただけたかと思います。ギリシャで注目が高まっているという話は、俺自身も初めて聞いたので、非常に驚きました。今回は厳しい戦いが予想されるギリシャではありますが、自国の野球界の未来のためにも、しっかりと胸を張って闘ってきてもらいたいですね。


 もちろん、4か国とも出る以上は、最高の結果を目指して頑張ってもらいたいのは言うまでもありません。彼らが並み居る強豪国相手に、どこまで結果を残せるか。今から楽しみで仕方ありません。

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 「第2の母国」


 俺がイギリスという国について語る時、たいてい枕詞として用いる言い回しだ。1991年からの5年と3か月間を過ごした、俺自身のアイデンティティ形成に大きな影響を与えた国だけに、自然とこういう文句が口をついて出てくる。あまりに頻繁に使うので、もはや言い古された感すらもあるかもしれないけど、それだけ個人的には思い入れのある国なんだ。今でも、報道などでイギリスの名を聞くと、ついつい注意がそっちに向くしね。日本国籍を持つ大和民族として生まれてきた、俺が持っている「母国」に関する感覚は、いわゆるハーフとして生まれてきた人々や、帰化日本人が持つ独特のそれとは、当然性質は違う。けれど、1つの人間の中に2つのアイデンティティが存在するという点では、同じようなところがある気はしている。それが幸せなのかどうかは分からないが。


 俺自身が野球というスポーツと出会ったのが、日本に帰ってきてからのことだということは以前にも書いた。当時は熱心な鉄道ファンだったということも。つまり、イギリスに住んでいた当時の俺は、野球というスポーツそのものを全く知らなかった。どっちかというと、当時触れることが多かったのはラグビーやテニス、あるいはクリケットといった、英連邦諸国(テニスは英連邦というよりヨーロッパだが)で今も人気を博する競技種目だった。


 ただし例外もあって、授業でやった中で特に印象に残ったのは、野球の原型にもなったと言われるスポーツ「ラウンダーズ」だ。それほど大きくはない体育館で、投手役の女性体育教師が投げた球を、懸命に飛ばそうとバットを振り回していた記憶は、今でもはっきりと残っている。結果的に、その記憶が後に、俺を野球というスポーツに引き込んで行くことになったわけだ。ただ、当時の俺がイギリス国内で体験した「野球にまつわるスポーツ」と言えば、その程度でしかなかった。


 あれからもう15年ほどが経ち、そのイギリスの野球界は、大きく姿を変え成長しようとしている。俺が住んでいた頃に比べると考えられないほど、かの国における野球というスポーツの存在感は増しているんだ。産業革命ほど急激な変化ではないにせよ、それすらも思わず期待せずにはいられないほど、イギリス野球の成長度には目を見張るものがある。今回は過去に挙げたものも含めて、その実例を振り返りながら、今後イギリスが「どこまでいけるのか」について考えてみたいと思う。


(1)国内における急激な野球人口の増加

 これについては、震災から9日後に執筆した、こちらの記事 で詳しく触れている。今年3月時点での野球とソフトボールの競技人口が、前年9月比で400人、同1月比ではなんと3000人増の、平均9500人に達したという記事だ。競技人口で言うと、ドイツとイタリアがともに約3万、オランダと南アフリカが約1万と言われているので、レベルはともかく競技人口だけ見れば、オランダクラスにまで近づいてきたというわけだ(ちなみに、イギリスの調査結果は1月から12月までの平均値なので、シーズン中は多分ほぼ同格と思われる)。


 これは、調査を実施したSport Englandが立てていた、予測値(8300人)を大きく上回る数字であり、非常に目を見張る伸びだったと言っていい。もちろん、まだ全体数としては多いとは言い切れないものの、国全体のレベル底上げを考えるうえで、ピラミッドの大きさは非常にものをいう。将来を考えた時に、ポジティブなデータであることは間違いないだろう。


(2)野球とソフトボールが、来年1月から学校体育の正式種目に

 これは、先週コメント欄で教えていただいた情報だが、イギリスでは来年から、学校体育の種目として野球とソフトボールが採用されることが、正式に決まった(ソースはこちら )。これは、イギリス野球連盟(BBF)の競技普及期間、BaseballsoftballUK(BSUK)の努力によって得られたもので、(1)で述べた競技人口の伸びにも、今後大きく寄与することは間違いない。


 あらゆる種目・年代・競技レベル・志向に対応した、総合型地域スポーツクラブ でスポーツに触れることが多い、ヨーロッパの大陸側とは違って、イギリスでは日本と同様、学校体育が非常に大きな意味を持っている。学校スポーツが、競技スポーツに直に触れる機会を、生徒に与えるためにデザインされているという点は、その中で優秀な成績を残した選手が、より高いレベルに上がってプレーを続けていくという意味でも、日本における体育会系部活動が持つそれとほぼ同じだ(なお、イギリスでは3歳から13歳までが対象)。


 ここで想定されている競技レベルは、校内対抗レベルである最下層のレベル1から、国家レベルである最上位のレベル4まで、4段階に分かれている。そのいずれもが、それぞれ政府から財政的支援を受けるわけだが、その額はすべての競技と階層を合わせると、なんと1兆ポンドを超えるそうだ。もちろん、今回新たに加わった野球とソフトボールにも、その一部が交付されることになる。なお、野球とソフトの場合は、まずレベル4を除く3階層(レベル3は、州レベルでの定期的な学校対抗が行われるクラス)において実施されるそうだ。


(3)バットとボールの驚異的な売り上げ増加

 これに関しては、実はきっかけそのものはあまり健全とはいえない。この手のブログに来るような方なら、ご存知の方も多いかもしれないが、もともとイギリスにおいて、バットとボールの売り上げが増えたのは、BSUKの営業努力でも、学校体育への導入に備えての物でもないからだ。本当の理由は、「ロンドン暴動における武器として使うため」。4年前、久々に家族総出で、イギリス旅行に行った際に買ったサッカー情報誌で、バットを持った暴漢に襲われた経験を持つ監督のインタビュー記事が載っていたので、少なくとも武器として一定の効果があることは、イギリス人も知っていたということだろう(笑)。


 ただしきっかけはどうあれ、驚くべきはその伸び。8月11日の24時間の間に、バットは前日比で驚異の6541%ボールも727%増えた 。この伸び率にはさすがに笑うしかないが、それだけ野球とかかわりのある道具が、一気に巷に溢れたことは間違いない。もちろん、本来彼らが買ったであろう目的は、暴動で警官をタコ殴りにするためなんだけど、あの暴動が終息した後は、当然武器としての用はなさなくなる。「ということは、どうなるか分かるよな?」というのが、なんJにおけるブラックジョークの1つ。とはいえ、既に述べた事実も含めて考えると、案外これはお笑いの範疇にはとどまらないような感じもする。


(4)代表チームに対するスポンサー企業の登場

 再び「健全」路線に戻って、最後は以前にも紹介した、代表チームに対するスポンサー企業の登場について。イギリスをはじめとするヨーロッパで、野球とソフトボールのユニフォームを販売している「Hawk Sport 」が、今年から次回WBCが実施される2013年まで、イギリス代表にユニフォームなどを提供する契約を、イギリス野球連盟と締結した。すでに、今年のヨーロッパ選手権予選@テルアビブ(イスラエル)では、彼らが提供した新ユニフォームがお披露目されている。


 これまで、BBFはすべてボランティアによる手弁当での運営で、イギリス球界の関係者が、野球そのものでビジネスを行う機会はなかった。当然、スポンサー企業が現れるわけもない。その流れが、今年史上初めて破られたんだ。このHawk Sportは、現役を引退した元イギリス代表選手が始めたらしいんだけど、彼らは今回の契約締結を機に、レプリカユニフォームの製作・販売も始めた。もちろん、これまた史上初めての出来事だ。


 以上挙げてきたような一連の動きを見ると、かなりイギリスにも「波」が来ているというような実感がある。もちろん、今はその規模は小さい。世界最高峰のサッカーリーグであるプレミアリーグをはじめ、これまで栄えてきたスポーツのそれに比べれば、まだまだこの盛り上がりは目立たない物に過ぎない。せいぜい、0が1か2になった程度の物だろう。


 でも、0と1や2の間には、小さいようで実はとてつもなく大きな差がある。0はどんな数字をかけても0のままだが、1や2はかけた分だけ、どんどん数字が膨らんでいくからだ。それだけでも、かつて俺が実際に住んでいた頃の時代とは、隔世の感があると言っていい。そして、いったん0から1つか2つ増えると、後は力を入れた分だけ数字は増えていく。今の1や2が10になり、50になり、100になるまでに、一体何年かかるかは分からないけれど、ここまで野球の地位を引き上げてきた関係者の苦労のためにも、もっとこのムーブメントが大きなものになって欲しいな、と思う。数多くのスポーツが盛り上がっているイギリス社会の中で、野球もその選択肢の1つとして加わる。そんな日が、いつか来てくれたら最高だ。

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(1)スウェーデンリーグのタイトルはストックホルムに

 スウェーデン一部リーグ、エリートセリエンのチャンピオンシップが当地で行われ、ストックホルムBSKが3連勝(6‐3、11‐8、10‐0)でゴーテボーグ・シャークスを破り、ここ4年間で3度目の国内タイトルを獲得しました。


 今回のチャンピオンシップは、結果だけ見ればストックホルムの完勝に見えますが、実は今回、彼らは非常事態の中で、第3試合を戦う羽目になりました。それは、チームの二大エースであり、スウェーデン代表でも中心的存在である、ヨアキムとヤコブのクレッソン兄弟が、ともに負傷離脱してしまったこと。代表でも不動のエースであるヨアキムは、打席で受けた死球によりひじを骨折。弟のヤコブも、肩に違和感を抱えていたため投げられなかったのです。


 この大ピンチを救ったのが、チームのユースプログラム出身の17歳左腕、アルビン・シバードでした。現在は、スウェーデンアカデミーでも腕を磨いているシバード。彼もまた怪我が原因で、シーズンではわずか3イニングしか投げられなかったにもかかわらず、大役を任されたことに大奮起。なんと7回をわずか1安打、12奪三振で無失点という驚異的な好投を見せ、プレーオフで自身初勝利を挙げます。打線も彼に応え、見事8回コールドで試合を制し、タイトルを手中に収めました。


 下手な小説やドラマよりも劇的な勝利で、見事王者戴冠となったストックホルム。クレッソン兄弟の怪我の経過は心配ですが、何はともあれピンチにもめげずに勝利をもぎ取れたことは、見事と言うほかないですね。特に、思わぬ事態の中でも最高の結果を出した、シバードの投球は凄いとしか言いようがない。優勝おめでとうございます。なおMVPは、通算で12打数5安打、5打点に4得点を残し、さらに第2戦で貴重な本塁打を放った、ストックホルムのマグナス・ピレガードが受賞しています。


(2)チェコリーグファイナルはブルノダービーに

 テクニカ・ブルノとコトラーカ・プラハの間で、ファイナルのもう1枠が争われていた、チェコのセミファイナル。第2戦までを消化した時点で、1勝1敗のタイとなっていましたが、昨季ファイナリストであるテクニカが、ダブルヘッダーで行われた第3戦と4戦を5‐1、13‐3で連取し、通算3勝1敗としてファイナル進出を決めました。


 この結果、決勝戦は昨年に続き、AVGドラッシ・ブルノとのブルノダービーとなることが決定。現在16連覇中の絶対王者に対して、テクニカが昨年のリベンジをどう果たすかが焦点になりそうです。そろそろ、チェコにもドラッシの記録を破るチームが現れてほしいもの。もちろん、どちらのチームにもベストを尽くしてもらいたいですが、一強他弱状態を抜け出すためにも、テクニカがドラッシをうっちゃるような展開に期待したいですね。


(3)スイスとベルギーでファイナルラウンドが開幕

 スイスリーグとベルギーリーグでは、先週末からファイナルが開幕。今年も、サーウィル・フライヤーズとベルン・カージナルスの二強同士の対戦となったスイスファイナルでは、第2戦までを終了した段階で、お互いが1試合ずつを取り合う展開に。第1戦は、5打数3安打1本塁打のステファン・ケラーの活躍などで、フライヤーズが15‐5で快勝。先発のルーカス・クロトンも、6回を6奪三振と好投を見せました。


 続く第2戦では、カージナルスの強力打線が序盤から爆発。3回までに9‐0と大量得点を奪い、フライヤーズを意気消沈させます。このリードを、元大リーガーの先発、エデュアルド・ヴィラシスが6回を4安打1失点の好投で守り、反撃のチャンスを与えず。結局11‐3の大差で、シリーズをタイに持ち込んでいます。なお、フライヤーズのケラーはこの試合でも、3打数2安打と好調。シリーズを通じてのキーマンとなるかもしれません。


 一方のベルギーシリーズには、ホボーケン・パイオニアーズとナミュール・エンジェルスが出場。こちらはパイオニアーズが11‐7、4‐3でともに連取し、5戦先勝制のシリーズ制覇にはやくも王手をかけました。第3戦は、来週土曜にパイオニアーズのホームで開催。パイオニアーズはここでも白星を飾り、タイトルをものにしたいところ。一方、エンジェルスにとっては苦しい展開ですが、ここから何とか踏ん張ることができるでしょうか?


(4)オランダ代表がW杯開催国のパナマに到着

 10月1日にいよいよ開幕するW杯に出場するオランダ代表が、現地に到着しました。ここに帯同する選手は26人ですが、大会ロースターは24人。そのため、最終ロースターから漏れる2選手を決定する意味も込めて、当地では4試合の国際親善試合が組まれています。日程と対戦相手はこちら。


26日:対ベネズエラ

27日:対パナマ

28日:対台湾

29日:対ベネズエラ


 すでにベネズエラ戦(1回目)とパナマ戦は終了。代表候補の1人として当地にいる、ヴィンス・ルーイのTwitterによると、第1戦は11‐6で勝利。第2戦もスコアは不明ながら、オランダが勝利したとのことです。この4試合の会場は、いずれもメイン会場となるパナマシティから30kmほど離れた、ラ・チョレーラにあるジャスティノ・サリアナ・スタジアム。オランダは残る2試合を経て、最終登録メンバーを決定したのち、グループリーグ初戦の台湾戦(2日)に臨みます。

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