先週の土曜日、システマ西宮さんと合同ワークショップをさせていただきました。

そのテーマが「ステイト」。これは私の感覚ですとシステマの本幹の部分だと思います。

これはやればやるほど近づいて行く幹自体にです。
しかしこれがスゴく太い幹なので近くにいても1部分しか見えません。これが自分の今のシステマに対する見え方だと実感しました。

それじゃぁ離れて全体を見たらどう?

と思われるでしょうが、その木肌や本当の大きさなど近くに寄らないとわからないものが一杯あります。
確かに遠く離れて見ると見えます。しかしそれはYouTubeで見る画像と同じで「すごいな!」「こんな感じか!」でうわべだけを見て満足しシステマ的な動きを知ったつもりで終わると思います。

理解が進めば進むほど幹に寄っていくので材質から質感、本当の規模や大きさなど近寄らないとわからない事が一杯あります。だから全容は見えなくなってしまうのですが、まずそこに立つ事が重要だし必要です。全体を知るのはまず一歩からが練習と言えます。

解ったではなくそのものが生き物ようにいつも変化していて、それを理解するために多方面からそれを見る為に練習をする事を惜しまないという努力が必要だと今回の合同練習で感じました。

改めて「ステイト」と言うものを多方面から見て行き複雑な枝葉の部分が取り除かれて行き、そして最終的に残ったものにもっと磨きを入れなければと思います。