長所と短所の総量は同じ | 木下英範のブログ

長所と短所の総量は同じ

人はそれぞれ長所を持っています。水泳が得意な人、計算が速い人、手先が器用な人、笑顔が素敵な人、機転が利く人。

人はそれぞれ短所を持っています。運動音痴な人、怒りっぽい人、細かい作業が苦手な人、後ろ向きな人、理屈っぽい人。

それではこのようにバラバラに見える長所・短所を整理してみましょう。そうすると必ず1対1になっていることがわかるでしょう。

反抗的⇔自立的、頑固⇔意志が強い、いい加減⇔おおらか、あきらめが悪い⇔粘り強い、興奮しやすい⇔情熱家、仕切りたがり⇔リーダーシップがある、八方美人⇔誰にでも好かれる、気分屋⇔臨機応変、慎重さに欠ける⇔楽観的、目移りが激しい⇔好奇心旺盛、お節介⇔面倒見がよい、引っ込み思案⇔謙虚、口べた⇔聞き上手、迎合⇔協調、優柔不断⇔柔軟、甘やかす⇔包容力、気が弱い⇔繊細、いい加減⇔平和主義、自分を責める⇔まじめ・勤勉、鈍感⇔打たれ強い、頭でっかち⇔思慮深い、理屈っぽい⇔理論家、神経質⇔几帳面、臆病⇔慎重

短所の反対には必ず長所が見つかります。どんな短所にでもです。長所を持っている人はその反面として必ず短所も併せ持っているのです。そして一人の人間の中にはたくさんの長所と短所があります。また、長所が大きければ大きいほど短所も大きくなります。そしてその総量は同じです。ビジュアル的には下図のようになるでしょう。

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長所を伸ばすと反対側に短所も伸びます。一方、短所を克服すると長所もなくなってしまうのです。

この長短のポートフォリオをどう組んでいくかは個人の方針によりますが、なるべく他人と違うユニークな組み合わせを目指していった方がいいでしょう。短所を克服するよりも、短所は放っておいて、長所を伸ばした方が成功の確率が高いということは統計でも証明されています。

なぜそうなるかというと、上記で述べた理由からなのでしょう。だから短所は気にしなくていいのです。また他人の短所に対しても寛容になりましょう。なぜなら大きな短所を持った人は逆に大きな長所もどこかに持っているのですから。

自分が適わないような才能を持った人でもどこかに大きな短所があると思えばやっかむこともなくなるでしょう。

短所は他人同士互いの長所で補っていけばいいのです。そのために人は仲間を作り、組織を作り、社会を作っているのですから。