将棋界の気になるつぶやき






2016年11月25日

再びの乱気流。。第66期王将戦挑戦者決定リーグ戦/6回戦「羽生三冠-近藤四段を振り返ろう」

テーマ:ブログ

第65期王将戦 - 毎日新聞

第66期挑決リーグ戦対戦表

 

 

 

2手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: なし

△近藤四段: なし

 

今朝のエントリーでもご紹介させて頂きました通り

本日は第66期王将戦挑戦者決定リーグ戦の最終戦

7回戦が一斉対局にて行われています。

 

挑戦権、そしてリーグ残留争いも気になりますが

今回は、今週の火曜日(22日)に行なわれました

6回戦「羽生善治三冠-近藤誠也四段」の模様を

振り返らせていただきます。。

 

先手は羽生三冠。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。

対します、近藤四段も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返して、対局はスタート。。

 

 

近藤四段は現在20歳。

千葉県八千代市のご出身で、所司和晴七段門下。

渡辺明竜王を兄弟子に持つ居飛車党。

 

昨年の10月1日付で

「四段、プロデビュー」を果たしたばかりですが

予選を勝ち抜き、王将戦決勝リーグの晴れ舞台に

見事、駒を進めました。

 

今期ここまでの成績は45戦33勝12敗(.733)。

順位戦はC級2組で6勝1敗と好成績を引っさげ

羽生三冠との初手合いに挑みます。。

 

 

 

4手目△8五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: なし

△近藤四段: なし

 

次に、両者は角道を閉じたまま

息を合わせて飛車先を決め、戦型は「相掛かり」。

 

 

 

7手目▲2四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: なし

△近藤四段: なし

 

互いに角頭を金で受けてから

羽生三冠が先に飛車先の歩をぶつけます。。

 

 

 

17手目▲2七銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 歩

△近藤四段: なし

 

2筋の歩を切った羽生三冠は

飛車を自陣に引き戻さず、浮かせて構えます。。

(11手目▲2六飛)

 

近藤四段が7筋から銀を繰り上げる構えをみせると

角道を開いてから、同じく右の銀を上部に繰り上げ

浮き飛車の真下から戦場をうかがいます。。

 

この手に対して

近藤四段はようやく角道を開くと(18手目△3四歩)

羽生三冠が銀を4筋に繰り出したのをみて。。

(19手目▲4六銀)

 

 

 

20手目△8八角成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 歩

△近藤四段: なし

 

近藤四段はズバッと角交換を敢行。

早いタイミングで負担になりそうな角を捌きました。

 

 

 

26手目△6四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 角、歩

△近藤四段: 角

 

角交換成立後

羽生三冠は飛車を自陣へと引き戻し

現代の主流である「引き飛車棒銀」の形にシフト。。

 

一方の近藤四段は

先手と同じく右の銀を戦場に繰り出しました。

 

 

 

37手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 角、歩

△近藤四段: 角、歩

 

羽生三冠は4筋に構えた銀を組み替え

中央5筋に手厚く構えました。。

 

この直前に、7筋で一歩を補充した

近藤四段が5筋の歩を突くと(38手目△5四歩)。。

 

 

 

39手目▲6五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 角、歩

△近藤四段: 角、歩

 

羽生三冠は

先に6筋の歩をぶつけ、仕掛けます。。

 

近藤四段は銀を5筋に引き下げ(40手目△5三銀)

以下、▲4五歩~△4ニ玉~▲5八金~△1四歩に

▲6八玉~△3一玉~下図47手目▲7九玉と進行。。

 

 

 

47手目▲7九玉。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 角、歩

△近藤四段: 角、歩

 

そのまま開戦には至らず

両者は居玉を解除して玉の囲いを目指します。。

 

 

 

55手目▲4六角。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 歩

△近藤四段: 角、歩

 

羽生三冠は「矢倉囲い」の中へ玉の入城を完了。

駒が組み上がったところで手持ちの角を投入し

後手に飛車に当てつつ、形を決めました。。

 

この手に対して、近藤四段は

「角には角」の格言通りに角を合わせ(56手目△7三角)

二度目の角交換に誘導しますが(57手目▲同角)。。

 

 

 

59手目▲4六角。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 歩

△近藤四段: 角、歩

 

羽生三冠は後手の△同桂(58手目)をみて

再び角を4六の地点に投入。。桂馬を狙います。

 

しかし、近藤四段は飛車を7筋へと移動し

桂馬にヒモをつけると(60手目△7ニ飛)。。

 

 

 

64手目△6五桂。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 歩2

△近藤四段: 角、歩2

 

5筋に歩を軽く突き出し

先手の銀を吊り上げて角道を塞いでから

桂馬を華麗に6筋へと跳躍。。

 

先手の銀に当てつつ飛車先を開く

見るからに味の良い展開で、反撃に転じました。。

 

 

 

69手目▲6四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: なし

△近藤四段: 角、歩2

 

しかし、羽生三冠は粘りの利いた指し回しで

均衡を保ちつつ力を溜め合い、攻め合いを持ちかけます。

 

 

 

78手目△5四銀打。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 桂、歩

△近藤四段: 角、歩3

 

羽生三冠が銀で桂馬を取ると

近藤四段はすかさず歩で銀を捕獲(76手目△5五歩)。

手にした銀をすかさず、羽生角の頭上目掛けて

打ち込みました。。

 

 

 

81手目▲1一角成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 銀、桂、香、歩

△近藤四段: 角、銀、歩3

 

羽生三冠は銀交換を成立させてから

1筋の香車目掛けて角を飛び込み、馬を作りました。。

 

 

が、しかし。。

 

 

 

 

82手目△2ニ銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 銀、桂、香、歩

△近藤四段: 角、歩3

 

近藤四段が手持ちの銀を打ち込み

あっさりと先手の馬を詰ますと、途端に

羽生三冠の攻勢はトーンダウン。。

 

以後

近藤四段が攻守の主導権を握ります。。

 

 

 

91手目▲4ニ桂成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 金、銀3、歩

△近藤四段: 飛、角、歩2

 

銀との交換で馬を切った羽生三冠は

飛車をオトリに桂馬の連続跳躍で勢いをつけ

仕切り直しの寄せへと入りますが。。

 

 

【 投了図・102手目△1四玉 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生三冠: 金

△近藤四段: 角、銀、歩2

 

一度傾いた流れは元には戻らず。。

近藤四段が落ち着いて凌いだ、上図の局面をみて

羽生三冠は無念の投了を告げました。。

 

新鋭に金星を献上した羽生三冠はこの結果

リーグ戦痛恨の3連敗で優勝争いから脱落。。

 

9月以降、8連勝を飾り完全復活かと思われましたが

ここ5局はらしくない内容で1勝4敗と調子は急降下。。

春先から不安定な今期の乱気流はまだまだ続きます。。

 

 

羽生三冠の今期成績一覧

 

 

□□□

 

 

本日は、女流将棋界も大一番

 

本日、第6期女流王座戦5番勝負/第3局

 

レポート一覧(10/17~23分)

 

「三浦九段、不正疑惑を読む」

 

 

竜王戦/第4局開幕前夜。。

 

明日より、竜王戦/第4局開幕。。

 

竜王戦/第4局・一日目の所感。。

 

好形の関所。。

 

竜王戦/第4局終局直後の感想。

 

純然たる勝負師として

 

慶春onLINE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

慶春さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。