将棋界の気になるつぶやき






2016年11月22日

正念場で本領発揮。。第29期竜王戦7番勝負/第4局「渡辺竜王、激戦を制す」

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初防衛を目指す渡辺明竜王に

丸山忠久九段が挑戦する、第29期竜王戦7番勝負。

 

ここまで3局を消化し、丸山九段が2勝1敗とリード。

番勝負も折り返しとなる正念場の第4局が、昨日より

鹿児島県指宿市「指宿白水館」 にて開幕。。

 

 

 

 

竜王戦/第4局・柔らかいプレビュー

 

 

第4局の先手は渡辺竜王。

その初手は角道を開く▲7六歩から。。

対します、丸山九段も2手目に同じく角道を開く

△3四歩と返して、対局はスタート。。

 

続く3手目に、渡辺竜王が

飛車先の歩を突き居飛車を明示すると。。

 

 

 

4手目△8八角成。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△丸山九段: 角

 

丸山九段はノータイムで角交換を敢行。

勝てば3連勝でタイトルに王手のかかる本局は

拘りの十八番「一手損角変わり」で勝負します。。

 

 

 

16手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△丸山九段: 角

 

角交換成立後

次なる争点である右銀の態度を保留したまま

両者は慎重に駒組みを進めますが。。

 

 

 

24手目△5四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△丸山九段: 角

 

渡辺竜王に丸山九段が呼応する形で

双方、銀を中央5筋に繰り出し、戦型は王道の

「相腰掛銀」となりました。

 

 

 

31手目▲2五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△丸山九段: 角

 

丸山九段が二枚の銀を戦場に並べる好形を築くと

渡辺竜王は手堅く、「矢倉囲い」を築き上げてから

飛車先の歩を決め、後手の出方をうかがいます。。

 

この手をみて

丸山九段が飛車を自陣最下段に引き下げると。。

(32手目△6一飛)

 

 

 

33手目▲8八玉。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△丸山九段: 角

 

渡辺竜王は1時間15分の長考の末

玉を「矢倉囲い」の中へと入城させて囲いを完成。

自陣を引き締め、受けに回る姿勢を示します。。

 

「渡辺竜王は待ちの一手。。封じ手は丸山九段」

 

 

【 一日目終了図・39手目▲1六歩 】

 

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△丸山九段: 角

 

一日目は上図39手目まで進行。

渡辺竜王が1筋の端歩を受けた局面で

丸山九段が次の手を封じて終了となりました。

 

 

一夜が明けて

迎えた本日、決着の二日目。。

 

 

 

40手目△1三角。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△丸山九段: なし

 

後手はまだ手が広く、様々な候補手が検討された

丸山九段の注目の封じ手は、全く予想だにしなかった

勝負手気味の△1三角。。

 

この「封じ手」は想定内か、想定外か。。

渡辺竜王はすぐには次の手を指さずに、気息を整え

あらためて読みを入れ直します。。

 

 

 

41手目▲4八飛。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△丸山九段: なし

 

渡辺竜王は25分の考慮の後

丸山角に狙われた4筋に飛車を構えました。

 

この▲4八飛は

後手の「封じ手」△1三角がなくても、いずれは

先手は指したかった一手であり、不満のない応手に。。

 

趣向の「封じ手」をみせた丸山九段にとっては

次の攻防が構想の試される、腕のみせどころ。。

ここで手を止め、長考に耽ります。。

 

 

 

42手目△6五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△丸山九段: なし

 

考えること、1時間と36分。。

大長考の末、丸山九段が下した決断は△6五歩。

「封じ手」候補の一つだった一手をここで投入して

飛車先から突っかけました。。

 

渡辺竜王が2分の考慮で

▲同歩(43手目)と応じたのをみて。。

 

 

 

44手目△2ニ角。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角、歩

△丸山九段: なし

 

丸山九段は

角を元居た2筋へと引き下げラインを変えました。

果たして、「封じ手」かけた一手間がこの後どのような

意味を持ってくるのか、実に興味深いところ。。

 

この手に対して

渡辺竜王は左の桂馬を跳ね(45手目▲7七桂)

自玉と丸山角のラインに戦力を補充します。。

 

すると、次の瞬間。。

 

 

 

46手目△9五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角、歩

△丸山九段: なし

 

丸山九段は変幻自在。。

今度は9筋の端歩を突き合わせ、仕掛けを開始。。

 

渡辺竜王は▲同歩(47手目)と応じて、以下

△7五歩~▲同歩~△5五銀左~▲同銀に

下図52手目△同角と進行。。

 

 

 

52手目△5五同角。

 

▲渡辺竜王: 角、銀、歩3

△丸山九段: 銀

 

丸山九段の仕掛けを

渡辺竜王は淡々と受けて立ち、盤中央で駒が捌かれた

上図の局面で午前の対局は終了、お昼休憩に突入。。

 

 

【 お昼のメニュー 】

 

渡辺竜王: 海鮮丼(サビ抜き)

丸山九段: うな重、ラーメン(麺少なめ、チャーシュー5枚)

 

 

 

53手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角、歩3

△丸山九段: 銀

 

午後の対局開始の一手で

渡辺竜王は手にした銀を5筋に打ち込み

迫り出した丸山角にお引取りを願います。。

 

しかし、本局は意欲的指し回しが際立つ

丸山九段はここで再び長考に入り、精神集中。。

 

1時間と36分にも及ぶ大長考の末。。

 

 

 

54手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角、歩3

△丸山九段: 銀、桂

 

丸山九段はズバッと角切りを断行。。

桂馬との交換で強引に先手陣へと突撃し

力づくで開戦を告げました。。

 

 

 

56手目△8五桂打。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角2、歩3

△丸山九段: 銀

 

渡辺竜王が銀で角で払うと(55手目▲7七同銀)

丸山九段はすかさず手にした桂馬を打ち込み、追撃。。

 

受ける気満々の渡辺竜王は銀を逃がさず

8筋の歩を突き出し後手からの攻めを呼び込むと。。

(57手目▲8六歩)

 

 

 

58手目△7七桂成。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角2、歩3

△丸山九段: 銀2

 

ここまで来ると、もはや後には引けない

丸山九段は桂馬を飛び込ませて、銀を捕獲。。

 

次の▲同金上をみて、以下

△6五桂~▲6六桂~△7七桂成~▲同玉~△5九銀~

▲2八飛~下図66手目△6八銀打と激しく進行。。

 

 

 

66手目△6八銀打。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角2、桂、歩3

△丸山九段: 金、歩

 

丸山九段は妥協のない猛攻を仕掛け

一気呵成に渡辺玉へと迫りました。。が、しかし

 

 

 

75手目▲5六金。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角2、歩3

△丸山九段: 金、銀

 

ここまで専守防衛に徹する渡辺竜王は

丸山九段の攻撃には目が慣れたとばかりに

手厚い受けを連発して、つけ入る隙を与えず。。

 

上図では桂馬取りには目もくれず

突進してきた丸山飛車の捕獲に乗り出しました。。

 

 

 

76手目△5六同飛。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角2、歩3

△丸山九段: 金2、銀

 

すでに寄せに入っている

丸山九段は飛車を切り、金を補充しますが。。

 

 

 

79手目▲6一飛。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角2、歩3

△丸山九段: 金2、銀、桂

 

受けるだけ受けた

渡辺竜王は手にした飛車を後手陣に打ち込み

ついに、反撃の狼煙を上げます。。

 

 

 

85手目▲7四角。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 香、歩3

△丸山九段: 金2、桂

 

渡辺竜王はここまで溜めた力を一気に爆発。。

大駒を気持ちよく連続投入して、あっという間に

丸山玉を追い込みました。。

 

上図の角の王手を

丸山九段が桂馬の合い駒で凌ぐと。。

(86手目△6三桂)

 

 

 

87手目▲6三同角成。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 金、桂、香、歩4

△丸山九段: 角2、金2

 

渡辺竜王は構うことなく角が成り込み、王手。。

 

次に丸山九段の同金(88手目)をみて

以下、▲8ニ龍~△5一玉~▲5ニ銀~△4ニ玉~

▲6三銀不成~△3一玉に下図95手目▲6七銀。。

 

 

 

95手目▲6七銀。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 金、桂、香、歩4

△丸山九段: 角2、金2

 

渡辺竜王は丸山玉を後一歩まで追い込んでから

自陣に手も戻し、土壇場で再び受けに回りました。。

 

 

竜王戦/第4局の棋譜中継はこちら

 

 

【 投了図・101手目▲6六銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 金2、歩4

△丸山九段: 角、金、桂

 

最後に回ってきた手番で起死回生を狙いたい

丸山九段でしたが、すでに1分将棋に突入する中で

粘るのが精一杯。。先手玉に迫る手が尽き果てた

上図の局面で、無念の投了を告げました。。

 

持ち味である

手厚い受け将棋からの鋭いカウンターが冴え渡り

正念場の第4局をものにした渡辺竜王。。

 

この結果、対戦成績は2勝2敗となり

白熱の番勝負は振り出しに戻りました。。

 

 

□□□

 

竜王戦/第4局・一日目の所感。。

 

好形の関所。。

 

丸山九段今期成績一覧

 

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