将棋界の気になるつぶやき






2016年09月21日

第64期王座戦5番勝負/第2局「終盤戦を振り返ろう」

テーマ:ブログ

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107手目▲4二角。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 銀

△羽生王座: 銀、歩5

 

昨日、行われました

注目の第64期王座戦5番勝負

「羽生善治王座-糸谷哲郎八段」の第2局は

上図107手目の局面で、夕食休憩に突入。。

 

 

 

67手目▲3七歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 歩3

△羽生王座: 歩

 

戦型は羽生王座が意表の振り飛車投入。

四間飛車に構えると、そのまま現代将棋の金字塔

「藤井システム」を発動させる趣向をみせます。。

 

対する糸谷八段は

居玉のまま駒組みを進める羽生王座に対して

角を天王山に迫り出し、後手の「美濃囲い」を崩すと

急戦ではなく、持久戦を指向しました。。

 

互いに相手の出方をみながら仕掛けどころを探る

熱気と根気が盤上を覆う序盤戦を経て、羽生王座が

3筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始。。

 

すると、糸谷八段が巧みな駒捌きで押しかえし

中盤の序盤で攻防の主導権を握ります。。

 

先手の角筋がきれいに通り

その先で気持ちよく歩が成った上図の局面から

次に、羽生三冠は角を6筋からのぞかせますが

(68手目△6四角)

 

「ちょっと悪いと思っていました」

と、この局面を終局後に振り返ります。。

 

 

 

87手目▲4四同「と」金。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 銀、歩2

△羽生王座: 歩3

 

その後の攻防で羽生王座は銀損覚悟で

二枚の「と」金を先手陣に作り拠点とします。。

一方の糸谷八段は上図の局面で銀を捕獲。。

 

しかし。。

 

「銀を取れてもうれしくないのが想定外でした。

ここで何かあると思っていたのですが」

 

(終局後の糸谷八段のコメント)

 

「いや、こちらも後手を引いているので

自信はなかったです」

 

(同・羽生王座のコメント)

 

上図から次に

羽生王座の△同歩(88手目)をみて

糸谷八段はグッと銀を前進(89手目▲4六銀)。

 

互いに確信が持てぬまま

一進一退の攻防は続き、指し手は100手を

越え行きます。。

 

 

 

107手目▲4二角。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 銀

△羽生王座: 銀、歩5

 

 

「(89手目▲4六銀から)

『これで悪かったら仕方がない』と思いながら指していたら

本当に悪かった。読めば読むほど自信がなくなっていったの

ですが、元がよくなかったのでしょうか」 

 

(同・糸谷八段)

 

形勢を悲観する糸谷八段が勝負手気味に

放った上図107手目▲4二角で夕食休憩に突入。。

この時はまだ、形勢は互角に思われましたが。。

 

夕食休憩前までの流れ

 

 

 

108手目△6二銀。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 銀

△羽生王座: 歩5

 

羽生王座の夕食休憩明けの一手は

打ち込まれた角を手厚く受ける△6二銀。。

 

この手をみて、糸八段は角を2筋に引き戻し

貴重な一歩を入手しつつ馬を作り(109手目▲2四角成)

1筋に構える羽生飛車に狙いをつけました。。

 

 

 

111手目▲4二銀。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 歩

△羽生王座: 桂、歩5

 

羽生王座は飛車取りを無視して

歩を成り込み、三枚目の「と」金を作ります。。

(110手△1七歩成)

 

対します、糸谷八段は

飛車を馬で取る手も考えられましたが、しかし

馬のライン上から後手陣に銀を打ち込み

そのままの流れで形を決めました。。

 

この手をみて

羽生王座は9分、時間を使ってから。。

 

 

 

112手目△5九歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 歩

△羽生王座: 桂、歩5

 

5筋の歩を成り込み

4枚目の「と」金から攻撃を開始します。

以下、▲同金~△同「と」金~▲5三銀成~△同銀右に

▲5一金をみて、下118手目△5五飛と進行。。

 

 

 

118手目△5五飛。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 歩2

△羽生王座: 金、銀、桂、歩5

 

あくまでも

馬のライン上からの攻略を目指す糸谷八段に対して

「と」金で金を捕獲し手持ちの戦力が充実した羽生王座は

1筋で息を潜めていた飛車を中央5筋に構えました。。

 

 

 

129手目▲5五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: なし

△羽生王座: 金、銀、桂、歩6

 

天王山で攻守に利いた羽生飛車を

糸谷八段は絶対に許さないと全力を挙げて

執拗に咎めに出ます。。

 

しつこい攻めにとことん付き合った羽生王座は

先手の歩切れをみてから飛車を6筋に移動させると。。

(130手目△6四飛)

 

 

 

134手目△7四桂。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 桂

△羽生王座: 金、歩6

 

握った手番で絶好の桂馬投入。。

夕食休憩明けから攻め手が荒くなった

先手に対して、羽生王座は筋の通った攻めで

確実に形勢を引き寄せて行きます。。

 

上図から、以下

▲6四角~△同銀~▲5四馬~△5三金~▲3六馬に

下図140手目△6六桂と進行。。

 

 

 

140手目△6六桂。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 飛、桂

△羽生王座: 角、歩6

 

注文通りに飛車と角を交換した

羽生王座は実に気持ちの良い桂馬の跳躍。。

華麗な攻め手がつながり、駒が躍動し始めます。

 

 

 

145手目▲7四桂。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 飛

△羽生王座: 角、金、歩6

 

しかし、糸谷八段の闘志は微塵も削がれず

桂馬の重ね打ちの王手で羽生玉に王手で迫り

自慢の腕力を頼りに力づくで勝利を奪いに出ます。。

 

が、しかし。。

 

 

 

164手目△9六桂。

 

上図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 飛、角

△羽生王座: 角、金、銀、歩7

 

 

羽生王座は糸谷八段の猛攻を受け止めたつつ

厳しい切り返しで、形勢の差を広げて行きます。。

 

王座戦/第2局の棋譜中継はこちら

 

 

【 投了図・170手目△6五歩 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲糸谷八段: 飛、角、歩2

△羽生王座: 角、金、銀、歩6

 

上図の局面をみて

最後まで必死に食らいついた糸谷八段は

万策尽き果て、無念の投了を告げました。。

 

若手相手に長手数の熱戦を制し

あらためて大局観と集中力、そして勝負術の

凄味をみせつけた羽生王座が開幕戦続く連勝を飾り

王座戦5連覇へ、颯爽と王手をかけました。

 

 

□□□

 

王座戦/第2局終局直後の感想。。

 

入念は事前準備から

 

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