第５７期王位戦７番勝負/第５局・二日目「羽生王位の封じ手▲２五歩から」
６連覇を目指す羽生善治王位に
木村一基八段が挑戦する、第５７期王位戦７番勝負。
ここまで４局を消化し、ともに譲らず２勝２敗のイーブン。
勝者がタイトルに王手をかける注目の第５局が、昨日より
徳島県徳島市「渭水苑」にて開幕の時を迎えました。
第５局の先手は羽生王位。
その初手は角道を開ける▲７六歩から。
対します、木村八段は２手目に飛車先を突く
△８四歩と返して、対局はスタート。。
１１手目▲２二角成。
上図での持ち駒
▲羽生王位： 角
△木村八段： なし
序盤の出だしから
双方、細かな駆け引きを繰り広げながら
上図の局面で羽生王位が角交換を敢行。。
手損のない「ノーマル角換わり」となりました。
２９手目▲５六銀。
上図での持ち駒
▲羽生王位： 角
△木村八段： 角
角交換成立後も
両者は前例を踏襲しながら慎重に駒組みを進め
木村八段に続き、羽生王位も銀を中央５筋へと繰り出し
戦型は「角換わり相腰掛銀」に決定。。
【 一日目終了図・４４手目△９二香 】
上図での持ち駒
▲羽生王位： なし
△木村八段： 角
一日目は上図４４手目まで進行。
木村八段が渋く９筋の香車を一段上げた局面で
羽生王位が長考に入り、終了時刻（午後６時）を迎えると
そのまま次の手を封じて指し掛けとなりました。。
一夜が明けて
迎えた本日、決着の二日目。。
４５手目▲２五歩。
上図での持ち駒
▲羽生王位： なし
△木村八段： 角
注目の羽生王位の「封じ手」は▲２五歩。
まずは飛車先を決め、二日目をスタートしました。。
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王位戦/第５局・一日目終了直後の所感。。