将棋界の気になるつぶやき






2016年06月04日

第87期棋聖戦5番勝負/第1局「指し直し局を振り返ろう」

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9連覇を目指す羽生善治棋聖に

永瀬拓矢六段が挑戦する、第87期棋聖戦5番勝負。


昨日、兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」にて

迎えた開幕戦/第1局は17時58分に千日手が成立。

30分のインターバルの後、指し直しとなりました。。



開幕戦はニューアワジ



棋聖戦/第1局・柔らかいプレビュー

棋聖戦/第1局「千日手局を振り返ろう」



手番を入れ替えて行われる「指し直し局」。

先手となった永瀬六段の初手は▲7六歩。。

まずは角道を開きました。。



2


2手目△8四歩。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


対します、羽生棋聖は2手目に

△8四歩と飛車先を突き、対局はスタート。。



早々と居飛車を明示し

戦型の選択権を先手に委ねた後手に対して

永瀬六段の作戦が明らかとなる次の3手目は。。




3


3手目▲6八銀。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


永瀬六段は▲6八銀とし

十八番の「矢倉」を明示しました。。



10


10手目△4二銀。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


羽生棋聖も先手の駒組に追随し

いざ、「相矢倉」を目指す出だしとなりました。。



15


15手目▲2六歩。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


先に動いたのは、永瀬六段。

左の金を保留したまま、先に右の金を

自陣三段目に繰り上げると(13手目▲6七金)

飛車先の歩を突き、早囲いを目指します。。


この先手の方針に対して、羽生棋聖は。。



16


16手目△7四歩。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


7筋の歩を突いて

現在流行中の「早囲い矢倉」に対する

後手の常套手段、急戦投入を示唆しました。。



23


23手目▲3七銀。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


永瀬六段は

自陣二段目を空けて玉を囲う準備を整えてから

攻撃の銀を3筋から繰り出す構えをみせます。。



26


26手目△6四角。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


羽生棋聖が角を6筋に迫り出して

先手の右銀の繰り出しをけん制すると。。



27


27手目▲4六角。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


永瀬六段も角を4筋に迫り出し、相対峙。

角同士が直接向き合うのが「早囲い矢倉」の

一つの形となります。。



33


33手目▲6八金上。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


角が睨みあった状態で

双方、息を合わせて玉の囲いを目指し

まずは上図で永瀬六段が「片矢倉」を完成。。



34


34手目△2二玉。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


続いて、羽生棋聖も、「矢倉囲い」の中へ

玉を入城させて、駒組みを完成させました。。



38


38手目△8四銀。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: なし


さらに両者は息を合わせて

飛車先に攻撃の銀を乗せ、「相棒銀」に。。

開戦の機運が高まる上図から、次に。。



39

39手目▲6四角成。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: 角

△羽生棋聖: なし


ズバッと角交換を敢行

このタイミングで、仕掛けを開始しました。



43


43手目▲4一角。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: 角、歩


角交換成立後

3筋で一本、突き捨てを入れた(41手目▲3五歩)

永瀬六段は手持ちの角を後手陣に投入。。


「矢倉囲い」の急所である

3二の金に引っ掛け、馬作りを目論みます。。


この手に対し

羽生棋聖は35分の考慮の後。。



44


44手目△6五歩。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: 角、歩


6筋の歩を突き合わせ、反撃に転じました。。



48


48手目△8八歩。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: 歩2

△羽生棋聖: 角


しかし、永瀬六段は▲同歩とは応じずに

銀を3筋に前進させ歩をゲット(45手目▲3五銀)。

この手をみて、羽生棋聖は8筋の歩を突き捨ててから

桂馬の頭上を叩き、先手の陣形を乱します。。



52


52手目△3九角。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: 歩4

△羽生棋聖: 歩


さらに6筋の金を吊り上げてから

羽生棋聖も敵陣最下段に手持ちの角を投入。。

形を決めました。。


次に、永瀬六段は▲3八飛(53手目)として、以下

△6六角成~▲同銀~△3四歩~▲4六銀~△9五銀に

▲7七銀~下図60手目△同銀と進行。。



60


60手目△8六銀。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: 角、歩4

△羽生棋聖: 金、歩


羽生棋聖は角を捌いてから

先手玉の頭上で、銀交換を強く要求。。

一直線にアクセルを踏み込みます。。




70


70手目△2七銀。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: 角、銀、歩2

△羽生棋聖: 金、歩2


銀交換を成立させた羽生棋聖は

先手に持ち歩を3枚連続で使わせてから

飛車を自陣に引き戻すと、反対サイドの2筋へ

手にした銀を打ち込み、飛車取りを仕掛けます。。




78


78手目△6五飛。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: 角、銀、歩2

△羽生棋聖: 歩


羽生棋聖は先手の攻め駒を押さえつつ

ジワジワと攻勢を強めていきますが、しかし

上図でフワリと、羽生棋聖が飛車を浮かせた

この瞬間を、永瀬六段は見逃さず。。


次に、飛車を2筋に戻すと(79手目▲2八飛)。。



81


81手目▲2四歩。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: 角、銀、歩2

△羽生棋聖: 歩2


羽生棋聖の4七成銀(80手目)に構わず

飛車先2筋の歩を突き合わせ、反撃開始。。


羽生棋聖は△同歩(82手目)と応じて、以下

▲2五歩~△同歩~▲4一角に△6四歩~▲2三歩~

△同玉をみて下図89手目▲3六銀と厳しく進行。。


89


89手目▲3六銀。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: なし

△羽生棋聖: 歩4


永瀬六段は瞬く間に上下を押さえ込み

羽生玉の稼動域を奪い、形勢を握りました。。



99


99手目▲5四馬。


上図での持ち駒


▲永瀬六段: 歩

△羽生棋聖: 銀、歩4


羽生棋聖は玉を1二の地点に避難させますが

永瀬六段は二枚目の馬を作って(93手目▲6三角成)

攻撃に厚みを持たせてから、羽生飛車の捕獲へ。。

万全を期して、寄せの態勢を整えます。。


指し直し局の棋譜中継はこちら



【 投了図・109手目▲4七飛 】


109


投了図での持ち駒


▲永瀬六段: 飛、桂、歩

△羽生棋聖: 銀、歩3


直後に飛と角の交換が成立しましたが

すでに形勢は大差となり、為す術を失った

羽生棋聖は上図の局面で無念の投了。。


永瀬六段が初タイトルへ見晴らしよく

らしさ全開の完勝スタートを飾りました。。



棋聖戦/第1局「終局直後」



さすが。。



□□□


昨夜は豊スタで代表戦を観戦。。


SAMURAI BLUEは逞しく


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