将棋界の気になるつぶやき






2016年04月14日

第29期竜王戦2組/準決勝「郷田王将-山崎八段を振り返ろう」

テーマ:ブログ

第28期竜王戦中継サイト

第29期ランキング戦2組トーナメント表


今朝のエントリーでもご紹介させて頂きました通り

本日は竜王戦ランキング戦1組・5位決定戦/準決勝に

注目の羽生善治名人が登場 。。


また、将棋界のお隣り囲碁界では

全冠制覇に王手をかけた 井山裕太六冠が

十段戦5番勝負の第3局を長野県にて戦います。。


主役が揃い踏みした

歴史的一日の結末や、いかに。。




因縁の対決。。



さて今回は、昨日行われました

第29期竜王戦のランキング戦2組/準決勝

注目の 「郷田真隆王将-山崎隆之八段」の模様を

振り返らせていただきます。。



2


2手目△8四歩。


上図での持ち駒


▲山崎八段: なし

△郷田王将: なし


本局の先手は山崎八段。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。

対します、郷田王将も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返して、対局はスタート。。



4


4手目△8五歩。


上図での持ち駒


▲山崎八段: なし

△郷田王将: なし


次に両者は息を合わせて飛車先を決め

郷田王将が受けて立つ形で「相掛かり」を目指す

序盤の出だしとなりました。。



7


7手目▲2四歩。


上図での持ち駒


▲山崎八段: なし

△郷田王将: なし


「相掛かり」は

言わずと知れた山崎八段の得意戦法.

互いに角頭を金で受けてから、まずは定跡通りに

先手から飛車先の歩を切りに行きます。。



11


11手目▲2八飛。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 歩

△郷田王将: なし


以下、△同歩~▲同飛~△2三歩の進行となり

飛車先で歩を交換した山崎八段は、浮いた飛車を

元居た2八の地点まで深く引き下げると。。



15


15手目▲2七銀。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 歩

△郷田王将: なし


飛車の頭上に銀を乗せ

現代「相掛かり」の主流となっている

「引き飛車棒銀」を採用しました。。


先手の作戦が明らかとなったところで

郷田王将は、次に。。



16


16手目△8六歩。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 歩

△郷田王将: なし


自らの飛車先8筋で歩をぶつけました。。



20


20手目△8四飛。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 歩

△郷田王将: 歩


以下、同じく

▲同歩~△同飛~▲8七歩と進行すると
郷田王将は飛車を8四の地点に浮かせて構えます。



25


25手目▲7六歩。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 歩

△郷田王将: 歩


双方、飛車のポジションが決まると

郷田王将は7筋の歩を突き(24手目△7四歩)

駒を早めに戦場へと繰り出す動きをみせます。。


山崎八段がこの手に反応して

7筋の歩を突き、ここまで閉じたままだった

角道を開くと。。次の瞬間



26


26手目△8八角成。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 歩

△郷田王将: 角、歩


郷田王将はこのタイミングで

ズバッと、角交換を敢行しました。。


山崎八段は▲同銀(27手目)で払い

以下、△3三桂~▲4六歩~△2二銀~▲4七銀~

△4二玉に下図33手目▲4八金と進行。。



33


33手目▲4二金。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 角、歩

△郷田王将: 角、歩


負担になりそうな角を捌いてから

両者は自陣の駒組みに取りかかりますが

居玉を解除した郷田王将に対して、山崎八段は

トレードマークの居玉のまま駒組みを進めます。


36


36手目△2五飛。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 角、歩

△郷田王将: 角、歩


上図の局面で

郷田王将は飛車交換を迫りますが

山崎八段は飛車の間に歩を打ち込み
この申し出を拒否(37手目▲2六歩)。。


郷田王将が飛車を元居た8筋へと

振り戻したのをみて(38手目△8五飛)。。



39


39手目▲5六角。


上図での持ち駒


▲山崎八段: なし

△郷田王将: 角、歩


山崎八段は手持ちの角を

5六の地点に打ち込み、形を決めました。。



48


48手目△5四角。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 歩

△郷田王将: 歩2


山崎八段は

一歩を補充しつつ角を1筋へと移動。

ラインを変えて、後手陣を鋭く睨みつめます。。


一方の郷田王将は、上図の局面で

同じく5筋に角を投入、先手の浮いた銀を狙います。

次に山崎八段は▲3七金(49手目)と受けますが。。



50


50手目△3六角。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 歩

△郷田王将: 銀、歩2


無頼な剣豪・郷田王将はここで刀を抜き

銀を強襲して角切りを敢行しました。。


58


58手目△5五飛。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 角

△郷田王将: 銀、歩2


山崎八段の▲同金(51手目)をみて

郷田王将は4筋の歩を成り込み、基点を作ると

飛車を5筋に合わせ、中央からの突破を目指します。



61


61手目▲6五角。


上図での持ち駒


▲山崎八段: なし

△郷田王将: 銀、歩2


しかし、山崎八段は簡単には突破を許さず。

二枚の角の連係で飛車を押し返し、さらには

ラインを重ねて攻撃の形も整えました。。


ここで飛車が動くわけにはいかない

郷田王将は右の桂馬を跳躍(62手目△7三桂)。

先手の角に当てて、仕掛けを催促します。。


ここまでは

山崎八段のペースかと思われましたが

次に、山崎八段が角で飛車を取ると(63手目▲5四角)

流れは一変。。


以下、△同歩~▲7九金~△5七角~▲7八玉に

下図68手目△3九角成と進行。。



68


68手目△3九角成。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 飛

△郷田王将: 銀、歩2


飛車・角交換が成立直後に

郷田王将は手にした角ですかさず反撃。。

あっという間に馬を作り、攻守が逆転しました。。



78


78手目△5七「と」金。


上図での持ち駒


▲山崎八段: 角

△郷田王将: 桂、歩2


山崎八段が先に

手持ちの飛車を後手陣に打ち込みましたが

先手陣で馬との交換で飛車を手にした郷田王将の
打ち込みの方が明らかに厳しく、形勢は後手へ。。


郷田王将は事前に作った

「と」金を活かして、山崎玉へと詰め寄ります。。



【 投了図・94手目▲5七角 】


94


投了図での持ち駒


▲山崎八段: 銀、桂、歩

△郷田王将: 金、歩


郷田王将の力強い寄せの前に

山崎八段は為す術を失い、上図の局面をみて

無念の投了を告げました。。


この結果、郷田王将は

叡王戦決勝三番勝負のリベンジを果たすとともに

2組トーナメントの決勝戦進出と決勝トーナメントへの

出場権を確保しました。。


一方、敗れた山崎八段は

竜王戦敗退が決定。。明暗を分けました。




□□□


ニコニコ生放送もあり!


井山六冠、全冠制覇へいざ出陣!


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