将棋界の気になるつぶやき






2016年01月05日

新春お好み対局「藤井奨励会三段-稲葉アマを振り返ろう」

テーマ:ブログ

意表の新春お好み対局



3


3手目▲6八銀。


上図での持ち駒


▲藤井三段: なし

△稲葉アマ: なし



今回は元旦の中日スポーツに掲載されました

異色のカード「藤井聡太奨励会三段-稲葉聡アマ」の

新春お好み対局の模様をご紹介させていただきます。


先手・藤井三段の初手▲7六歩に対して

稲葉アマは2手目△8四歩と返し対局はスタート。。


早々と居飛車を明示した後手に対して

藤井三段は3手目▲6八銀とし「矢倉」を明示しました。



25


25手目▲3七桂。


上図での持ち駒


▲藤井三段: なし

△稲葉アマ: なし


ともに居飛車党ということで

戦型は予想通りの「相矢倉」模様へと進行。。

しかし、プロの対局でよくみる定跡形ではなく

双方、工夫を凝らした駒組みが続きます。。




44


44手目△8五桂。


上図での持ち駒


▲藤井三段: なし

△稲葉アマ: なし


ともに端の位を確保してから、藤井三段が

攻撃的な「▲4六銀3七桂型」に組み上げると

先に玉の入城をすませた稲葉アマが右の桂馬に

二度目の跳躍を施し、仕掛けを開始しました。。


次に、藤井九段が

▲8六銀(45手目)と受けたのをみて。。



46


46手目△9七桂不成。


上図での持ち駒


▲藤井三段: なし

△稲葉アマ: 歩


稲葉アマは9筋に桂馬を不成で飛び込ませる

趣向の一手を披露しました。。


紙面の解説によりますと

「先に桂損するものの、先手陣に嫌みをつけておいて

相手の攻めを待つというのが、稲葉アマの着想」

ということです。。


しかし、ここからの攻防で

藤井三段は非凡な才能の一端を示します。。


上図から、以下

▲同銀~△8五歩~▲2五歩~△3三銀に

下図51手目▲2八飛と進行。。



51


51手目▲2八飛。


上図での持ち駒


▲藤井三段: 桂

△稲葉アマ: 歩


▲2五歩~△3三銀~▲2八飛が

「2七にあったキズを消しつつ『やってこい』と

逆に受けに回った」3手一組の好構想。。


「後手が何もやってこなければ

入手した桂馬を生かす▲2四桂や▲1六桂の

攻めが」速く、この指し回しには藤井三段の師匠

杉本昌隆七段も「センスの固まり」と脱帽します。。



71


71手目▲2四歩。


上図での持ち駒


▲藤井三段: 桂、香、歩4

△稲葉アマ: 桂、香、歩


「やってこい」と挑発された稲葉アマは
嫌みをつけた9筋の端から噛み付きますが

冷静に対処した藤井三段は形勢を損ねることなく

上図で飛車先2筋から反撃開始。。


稲葉アマが△同歩(72手目)と応じると。。



73


73手目▲3四桂。


上図での持ち駒


▲藤井三段: 香、歩4

△稲葉アマ: 桂、香、歩2


この局面で手持ちの桂馬を王手で投入。。

稲葉玉の頭上から重厚長大に絡みつきます。。



87


87手目▲2四歩。


上図での持ち駒


▲藤井三段: 香

△稲葉アマ: 香、歩3


光よりも速く相手の玉を詰ませてみせる

「光速流」で一世を風靡した谷川浩司九段の

終盤力を彷彿させると噂される藤井三段は

本局でもその豪腕を遺憾なく発揮。。


しぶとく粘る稲葉アマを向こうに回して淡々と

剛直な攻め手を重ねて形勢の差を広げます。。



【 投了図・133手目▲3二桂成 】


133


投了図での持ち駒


▲藤井三段: 飛、銀、歩2

△稲葉アマ: 角、金2、銀、桂、香2、歩5


藤井三段の攻勢は最後まで途切れることなく

現在アマ最強との呼び声も高い稲葉アマを圧倒。


上図133手目の局面をみて

稲葉アマは無念の投了を告げました。



噂に違わぬ実力をみせつけた

藤井三段が今年の飛躍を暗示するように

元日の紙面を鮮やかに彩りました。。




□□□



プロの終盤、穴熊の威力。。


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