益々!昌益~安藤昌益資料館を育てる会のブログ~

江戸時代に日本が生んだ大思想家、安藤昌益。
自然を愛し、農業を愛し、人間を愛した町医者でもあります。
このブログでは、現代に息づく昌益&安藤昌益資料館で奮闘するスタッフの日々をお伝えします!HPはhttp://www.npo-cross.jp/shoeki/へ!!


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昔の人は、地震はなぜ起こると考えていたのか?


九戸歴史民俗の会会長・酒井久男さんによると、
今でも残っている「鯰」の伝説が考えだされたのは
江戸時代のことで、
その昔は、なんと「龍」が地震の原因と考えられたのだそうです。

それがしだいに「川底に住む大魚のしわざだ」というふうに変化し、
「鯰」が原因だといわれるようになったとか。


鯰さんが暴れると地震が起こる…
そんなのどかな解釈では済まされないほど、
三陸沿岸地域は地震・津波被害に見舞われてきました。


昨年の東日本大震災はもちろんですが、
その前には、
明治29年6月15日(旧暦5月5日)、
昭和8年3月3日に、
大規模な地震・津波が起こっています。

3度にもわたって流されているというのに、
三陸沿岸には堤防がない地域がある。

酒井さんのお話に驚いた方は多かったと思います。


堤防などのハード面の整備はもちろん重要だけれど、
地域住民が日ごろから防災・減災を意識して生活することが
とても大切!

「津波てんでこで」
(津波のときには、他人のことを考えず、それぞれに逃げなさい)
という言葉が、三陸沿岸地域には伝わっていますが、
「それは昔の話」
と、酒井さんは言います。

「今は情報が手に入りやすい時代なのだから、
情報を共有し、子どもや高齢者・障害者を助けながら、
助け合って非難すること。

まず高台に逃げ、それでもどうにもならなかったら、
丈夫なものにしがみつくなどすること。

決してあきらめないことだ」

力強い言葉が心に残った講演でした。


酒井さん、そしてお集まりいただいた方々、
本当にありがとうございました!


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同じく6月23日、三浦忠司館長の
「新発見についての発表」に続いては、

九戸歴史民俗の会会長・酒井久男さんによる
講演「三陸の津波・地震」が行われました。



↑この方が酒井久男さんです。

酒井さんは、岩手県洋野町在住で、
洋野町の図書館長、歴史民俗資料館館長を
歴任された方です。

八戸も太平洋を望む街ですが、
洋野といえば、三陸海岸沿いのまち。

漁業がさかんなこのまちで、
酒井さんは長年、
津波の研究を続けてこられました。


酒井さんのお話は、こんなふうに始まりました。

昔の人は、地震はなぜ起こると考えていたのでしょうか?

(明日に続く)





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昌益研究がまた一歩前進し、
盛り上がった安藤昌益資料館ですが、
今回の発見は、
まったくの偶然によるものでした。




資料館では、社団法人 日本損害保険代理業協会様から、

平成22年・23年度の2カ年にわたって「グリーン基金」

助成をいただき、
『稿本 自然真営道』12冊全ページの複製をおこなっていました。

その複製作業のために
原本を高精度のデジタルカメラで撮影した際、
今回の発見があったというわけです。

肉眼では見えないものが、
カメラ・アイを通すことでかえって見えてくる…。

昌益の時代には思いもかけなかったことでしょう。

この現代の技術が、
今後もさらに、昌益の想いを知る手掛かりをくれるかもしれません。

期待したいと思います。


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安藤昌益の代表作「自然真営道」24・25巻の裏紙に、
文字が透けて見える。

24巻の表紙には、

「□月五日 権□□□
 □藤正益様」

と見えていたり、

25巻表紙の裏紙には、

「大塚屋彦兵衛」

の署名が見つかった。


これは、

安藤昌益の代表作「自然真営道」は、
昌益宛の手紙を裏紙に使って製本されていた

ことを意味します!


自然真営道は、昌益の八戸在住時代に書かれ、
一番弟子の神山仙確によって清書されたことは
知られていますが、

今回の発見により、

昌益が八戸を去る際、仙確に原稿と一緒に自分宛の書簡類を託し、
それを使って仙確が本に仕上げたのではないか?

という考えが浮かんできます。


会員の方からは、

「師匠宛の手紙を本にしてしまうなど、考えられるのか!?」

というご意見も出ました。

ですが、紙が貴重だった当時のことですし、
昌益も、重要な手紙や書類は手元に残したでしょうから、
仙確に渡したのはさほど重要な内容のものではなかったと考えられ、
そうなると、じゅうぶん可能性はあるのではないか?



館長の熱のこもった説明に、皆さん熱心に耳を傾けていました。










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2012年6月23日土曜日。

安藤昌益資料館では、
昌益研究上重要な新発見についての
発表が行われました。

発表者は、八戸の昌益研究の第一人者である、
我らが三浦忠司館長

いつもお世話になっている
「安藤昌益資料館を育てる会」会員の方々に混じって、
メディア関係者も姿を見せ、
資料館は熱気に包まれました。


午後1時30分、館長が登場。





安藤昌益の代表作「自然真営道」24・25巻の裏紙に、
文字が透けて見えること。

しかも、内容は日付と名前…

24巻の表紙には、

「□月五日 権□□□
 □藤正益様」

と見えていたり、

25巻表紙の裏紙には、

「大塚屋彦兵衛」

の署名が見つかったことを発表しました。




これが何を意味するかといいますと…。

(明日に続きます!)



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