傲慢SE日記 ~個人事業主として獅子奮迅中(TownSoft)~

40間近のフリーランスなSE日記です。TownSoftという屋号で仕事をしてます。仕事の依頼も受けてるよ!→http://townsoft.jp/


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勘と言うと大抵において「根拠が無い事」と認識されがちである。しかし、プロジェクトを進める上でとても重要な事なので書いておく。
一般的に開発者(プログラマー)は勘に頼りがちである。ある程度の経験を重ねると根拠は無いが何かきな臭い匂いがする仕様やコードを勘で見破ることが出来るようになる。そして、大体においてこの勘は当たるのだ。

しかし開発経験が少ない管理職にはこの勘に対する理解度が低く、また信憑性に欠ける事に対しての抵抗が強いため理論・根拠が無ければ認めてくれない場合が多い。そのため、結局のところ開発者の言ったとおりにすれば大幅な工数削減できるような事でも遠回りをして多大なコストをかけてしまう場合がある。
さて、これには二つの解決策がある。一つは「管理職は開発者に理解を示すべきで、勘を馬鹿にせずに取り入れる動きをするべき」である。もうひとつは「開発者は物事の説明をもう少しうまく出来るようにするべき」である。どちらの言い分ももっともだが、後者を改善することは比較的難しい。開発者の感じている勘というのは基本となる知識と積み重なった経験から導き出されているため、勘を理路整然と答える事が比較的難しいのだ。また、開発者は元来説明が下手なところも拍車をかけている。(理由は分からないが、プログラマーの大半は自分の行っていることの説明が上手く出来ない。)

こうやって考えると管理者が歩み寄る方法しか無い様に見えるが、実はこれも難しい。勘と言う根拠無いものに頼ってしまうとお客さんへの説明が難しかったりスケジュール管理が出来なくなってしまう。そして、何よりも難しいのは管理者は理論という盾を欲しがるのだ。そうなると、勘を開発プロセスに組み込む事は実質不可能になってしまう。

ソフトウェア開発と聞くと機械相手だから全てが理詰めのイメージがあると思う。勘の働くところなど無いように思えるかもしれない。一人で作るならそれもそうかもしれないが、ソフトウェア開発は大体において数人で作る。すなわち、みんなの思惑が機械に詰め込まれていくのである。
そして、お客さんの言った事でも人によって捉え方が違うため詰め込まれるものに矛盾が生じるのだ。この矛盾に対して開発者は「この仕様は矛盾が起きやすい」とか「プログラムの性質上上手く行かない気がする」と言う勘が働くのである。この勘は性質上、開発者同士では以心伝心のごとく伝わることが管理者に対しては殆ど伝わらない事があるのだ。
この時に管理者と開発者に温度差が生まれ、管理者は自分の理解できないことに対しては難色を示す。そうやって管理者は開発者に説明を促すが、開発者は上手く説明が出来ない。(そもそも、プログラムの性質やフレームワークの性質の説明は基礎知識の無い人に対して説明することは不可能に近いのだ。)

勘やひらめきと言う類のものは、知識と経験に基づいて起こるものである。そのため、まったく根拠の無いものではないのだ。その事を認識してその勘やひらめきを取り入れやすい(言い出しやすい)環境作ることがプロセス改善のはじめの一歩なのだ。



最後に。。。
勘やひらめきは俗人性に随分左右される。すなわち、素晴らしい勘の持ち主も居ればまったく見当違いである回答を導き出す勘もある。だから、何でもかんでもその人の直感を信じてしまうのは問題である。
難しいところではあるが、信じてよい勘と信じてはいけない勘を上手くコントロールする必要がある。
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