2016.06.13(月) F1と在来種の房に違い

テーマ:
おばんです、田村です。

今日のなかなか忙しくて、
ちょっと休み入れたい、
そんな気分です。

さてさて、土曜に秋田県鹿角に行き、
在来作物・松舘しぼり大根を拝見させて頂いたのですが、
在来種の種子と同一品目のF1種子がありました。


●こちらが在来種の松舘しぼり大根の種子房です。

もりもりっとしていて、
ほとんどの房が密にしっかりと種子が入っていました。


房のつき方、重さでのシナリ方には
生命力を感じました。



●一方、こちらがF1の松舘鬼しぼり大根です。
(松舘鬼しぼり大根は、松舘しぼり大根をF1化したものです。)

一株でしっかりと受粉し、結実している房は相当少ないです。


ぱっとみ、離れて見てみると「蕪の房かな?」と思うほどです。


正直、このままだと房が毎年少なくなって
いつかはなくなってしまうんじゃないかなと
感じました。


これから1000年も繋ぎ続けていけそうだなと思うのは、
感覚的にやはり在来作物の種子でした。

人間の都合で自然の生命を意識的に操作し、
均一性や扱い易さを追い求める事で
こうした現実を秋田の地で見るとは思ってもみませんでした。


盛岡で岩手の在来作物の種子を自家採種していますが、
あまり厳しく人為選抜せずに多様性を残しながら
母本選抜したいと思います。

これからの種子を繋ぐ事への思いが
より一層強くはっきりしました。

秋田の種子を訪ねる旅に携わってくださった皆様、
深く感謝しております。


毎年、初心忘れずに励みます。
ありがとうございます。

AD