内容の濃い本当に素晴らしいコンクールでした。
僕はリハーサルの関係で東京ー大阪を行き来しましたが、約一週間に渡るこのコンクールは踊るだけでなく、海外の一流バレエ学校の先生方によるワークショップを受けられるのも魅力です。
期間中は密にスケジュールが練り込まれており、ワークショップもリハーサル室で行われるバレエ、コンテンポラリーの他に舞台上でスカラーシップクラスなどもありました。
自分のバリエーションの出来に一喜一憂する暇もないほど次々と課題が与えられるこのコンクールの環境に、結果はどうであれ参加者は確実にレベルアップするのでしょう。
シンフォニーバレエスタジオからエントリーした生徒は、自分の実力を発揮し大舞台に恥じない踊りを堂々としていました。
そして、中島耀がジュニア部門で第1位を頂きました。
またコンテンポラリー部門でも2位。
更に英国ロイヤルバレエスクールのスカラーシップです。
でも大切なのはこれから。
更に高みを目指してもらいたいです。
僕も妻もロイヤルバレエスクールで学びました。
その事も覚えていて下さってビックリしました。
そして今回頂いたロイヤルバレエスクールのスカラーシップは、新しく定めた制度で、何度でもイギリスに渡りロイヤルのレッスンを受ける事ができるそうです。
その中でカルチャーや環境や言葉に慣れていくというシステムで世界で10人という僅かなジュニアに本格的な勉強の場を提供するという意図のようです。
日本からは彼女が最初の受賞者です。
なんだか一夜ににして信じられないような出来事でした。
しかしまた今日からは気持ちを切り替えてレッスンです。
どの生徒も、ものすごい刺激を受けたと思います。
それを今後に繋げていけるかが大切なところですね。
僕も朝の新幹線で帰京し、もうリハーサルに向かっております。
さぁ、クレアシオンまでもう少し!