2006年09月23日 22時10分24秒

八月なので太平洋戦争の敗因について考えてみる その4

テーマ:歴史について考える

みなさんこんばんわ!



八月の企画がいつの間にか9月末までのびてしまいました!いやはや!。

どうでもいいですが今月京極夏彦の最新刊が発売されますね!楽しみです。


そのよーん これじゃ負けるのは当たり前だyo!


今回で最後と書いたので日本最大の敗因について語ろうと思っております。


その前に・・・・・・


孫子に「相手を知り己を知れば100戦100勝」という有名な一節がありました。

実際この孫子の一節を真面目に呼んだかどうかわかりませんがどの国も「諜報活動」においては手は抜きませんでした。


諜報活動とは所謂スパイ活動のことですね。


では日本軍はどうなんでしょう?。

戦前の日本軍の諜報活動は正直優れていました。


終戦後、アメリカ軍が日本の諜報活動の成果を全部本国に持って帰ったほどです。

(主にアジア全域 ソ連関連の機密情報です)


日本は早い時期にスパイ育成に手をつけ有名な陸軍中野学校を設立しました。(米英より2年早く設立。)

紳士の教養や「楠木正成になれ!」という風な精神教育まで教え込むなど多少ズレた教育内容だったそうですが卒業生は優秀なスパイとして活躍しました。

日本のスパイはアジア全域の活動には非常に便利でした。当たり前です。アジアの人種はみな同じ顔してるので紛れ込みやすいのです。(そういう面で白人スパイは苦労したようです)


日本軍のスパイの主な目的はアジア地域の独立支援でした。(インドとかビルマですね)

一見綺麗事に聞こえますがアジア地域の多くは西欧、主にイギリスの植民地でした。

イギリスに反感を持っているのは当然の話で日本軍のスパイに協力するのは当たり前なのです。

もちろん インド側も日本人の武力を利用するための方便でしたけどね。


日本人スパイも

上層部が「金銭で買収するのは邪道」という意向のおかげで口先だけで相手を籠絡するのに苦労したようです。

ちなみに日本の諜報部は「偽紙幣作り」にも成果をあげました。

日中戦争では中国の一年の戦費で「25億元」の偽札を製造しました。本物以上のできばえで本当に流通してしまったほどです。


こんな優秀な諜報機関があったのになぜ日本は負けたんでしょうね?。

理由はアレです。


諜報の要とも言える暗号文が思い切り解読できたからです。

スパイが血を吐く思いで収集してきた情報を暗号で伝えてたのですがこの暗号文が稚拙だったのです。


これは日本人と西欧人の暗号に関する意識の違いです。

西欧人にとって暗号解読はゲームであり、日本では暗号は「業界用語」なんですね。


日本の暗号といえば「合い言葉」やその同じ業界の人間にしか通じない単語を指します。

そのために暗号を伝達するには「単語」だけ入れ替えれば十分通じるのです。


と・こ・ろが西欧人は暗号とは文章全体の真意と解釈しております。

自然すべてが暗号と言ってるほどです。

つまり暗号を伝達するのに 文章全体を入れ替えるのです。

単語のみの暗号解読と文章全体の暗号解読 どっちが難解か考えてみてください。一目瞭然です。


日本人の作った暗号文など解読するのは朝飯前です。

意識の底が違います。

苦労したのは日本語が読めないという程度の話です。


ひどいことに日露戦争勃発前から日本の暗号文は解読されていました。

なんでも日本大使館のボーイをロシア美人で買収して暗号文を写真撮影されたのです。


当時の日本軍の暗号作成担当者も「ちょっと不安」と言っていたほどです。

ダメダメです。

しかしこの問題は日露戦争の勝利でうやむやになりました。


もっとひどいのは情報管理です。

日本軍の情報管理ははっきりいえば隙だらけでした。

所謂島国だからでしょうか?。


たとえ話ですが基本的に現代社会では部外者に職員の個人情報を流出させるのは御法度です。

ですが・・・


職員同士ではどうでしょうか?。

現代でも思い切り筒抜けです。

やはり同じ日本人同士なんでしょうからそこらへんの注意はしにくいのです。

現代の情報漏洩は戦前までつながるんですね。


西欧は状況が違います近所に異教徒、異分子が紛れ込んでいるのです。

情報管理に関しても西欧のほうが一枚上手でした。


日本は諜報戦に関しては優秀でしたが情報戦に関しては落第生だったのです。

視野が狭かったんですね。



最後に最初に申し上げた日本最大の敗因について説明します。


ここではっきり申し上げましょう!。

太平洋戦争は開戦を阻止することが可能でした!。


戦前の日本はもたざる国でした。

金勘定の上手な役人がどうひいき目に計算しても日本の国力でアメリカに勝利することなぞ不可能とはじめから分かり切っていました。(紺碧の艦隊がいても無理でしょう!)


なにより首脳部は全員戦争をいやがっていました。

陸軍ははじめから消極的。内閣は戦争反対。海軍は元々アメリカ贔屓が多く同じく消極的でした。

「というより日中戦争どうすんの?」とか収拾のつかない状況だったわけです。


ほぼ同時期にヒトラーのナチスドイツから「一緒にソ連攻めようよ!」と要望がきていました。

当時、対ソ連戦ではドイツが圧倒的優位でした。

これには陸軍は多少好意的だったようです。

ところがここで海軍が大反対しました。

もし対ソ連戦が勃発すればどう見たって陸軍の独壇場です。海軍の活躍の場が無くなるからです。

陸軍は政治的妥協で対ソ連戦をあきらめ、東南アジアを侵略するための戦争計画を立案します。


陸軍は東南アジアを侵略する気満々でしたが対米戦には消極的でした。

海軍は陸軍の功績を横取りするために対米戦を計画しましたが消極的でした。

何度も言いますが勝てる見込みなんてなかったからです。


しかし陸軍は戦争計画で動員した兵士を本土に呼び戻すのにも消極的でした。

戦わずに矛を納めるのをみっともないとも考えていたのです。

陸軍の動員は1941年8月で完了していました。

この時点で対米戦の戦争計画は進行中だったのです。


そもそも国家が戦争を行うのに国民を総動員しなければなりません。

国民総動員するには召集令状で兵隊を集めなければなりません。

武器弾薬や燃料 兵器の運搬もしなければなりません。

戦闘継続するための補給計画も立案しなければなりませんでした。

数百人の規模ではないんです。

100万人単位の動員計画は膨大な事務作業が必要であることは間違いありません。


日本の戦争動員計画はドイツ方式を採用していました。

ドイツ方式の動員計画は「先制攻撃」を主眼に置いた戦争計画です。


この方式に欠陥がありました。

一度戦争計画を発動したら止められないのです。

アクセルを踏みっぱなしでスタートする自動車ようなです。ブレーキはありません。


ここで1941年11月に有名なハルノートがアメリカから突きつけられました。

この時点で戦争計画は進行中です。だれにも止められません。

小林某が語る戦争原因にハルノートは関係ありません。

ハルノートは単なる「要求」であり法的強制力もなにもないわけであります。

つまりハルノートがなくても日本は真珠湾で爆撃したんであります。

11月時点で日本の連合艦隊は元気に真珠湾に向かっていたんですからね。


どの時点で戦争を回避できたのでしょうか?。

結論を言えばいつでも回避できました。

戦争計画を中止してハルノートは見ない振りしてればよかったのです。


矛盾してるじゃん!と思われるでしょう。


下手なたとえ話をしてみましょう。

ブレーキの壊れた車を止めるにはどうすればよいでしょうか?。

答えは簡単です。


壁にぶつかればよいのです。

結果、自動車は完全に崩壊します。

運転者も大怪我かあるいは死亡するでしょう。


これを組織に当てはめましょうか。


日本の組織は官僚組織です。

戦争計画の中止を命じました。

せっかく集めた物資や人員を元に戻さなきゃいけません。

これだけでも大変な労力です。

こんなしんどい作業を命じた上に途中でなぜやめんとあかんの?


自然に組織内で「責任者」の突き上げが始まります。

何らかの形で「おまえが悪かった」とか「てめーも悪い」とか責任の押し付け合いが始まるでしょう。

何人かは辞表を出さないといけないかもしれません。


なによりその戦争動員計画に携わった官僚は必然的に

出世コースから退場します。

ちょっとした組織の崩壊が起こりえます。(自動車の崩壊)

国家のメンツ丸潰れでしょうな。(運転手大怪我!)


人間個人単位になると「来月の給料と多少の安全」を重視するようになります。

それが脅かされる可能性があるならば、一度発動した戦争計画は止めることはできません。


これで内閣だけが戦争反対する理由がわかります。内閣総辞職すればいいだけですからね。


日本は官僚の多少の給料を保障するために「勝ち目ゼロの大戦争」に突入していったのです。

日本最大の敗因はすなわち官僚主義なのです。


戦後、戦争責任者として政治責任者が処罰を受けましたが日本を実質的に支配していた官僚はちっとも処罰を受けていません。

その子孫がのうのうと生きているのがいやーな現実なのです。


官僚に愛国心なんてないのは間違いありません。

あるなら戦争回避はできたんですからね。


官僚体質を治療しなければ日本はまた似たような過ちを起こすかもしれませんね。






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5 ■今も昔も。

しゃもさん、今回も面白い見解をありがとうw
日本の官僚は優秀だと言いますが、困った癖はなかなか直らないようですね。
今の日本の官僚システムも外から壊さなければ自分たちでは如何ともし難い状況になっているのかな。
自己保身ばかりの小心なエリートさんたち、せめて国民に対して誠実になって欲しいものです。

4 ■いろいろな観点があるものです

その1から読んで人様々な観点があるものだと思いました。以前『朝ナマ』で田原氏が「日中戦争は侵略で、太平洋戦争は自衛」と言ってましたが、私は全く逆では?と感じています。ブログタイトルの『太平洋戦争の敗因』は、第3次攻撃をさぼったハワイ機動部隊司令官南雲中将、日本海軍の無線を全て解読されていたことの2つが直接の敗因と思っていましたが、官僚主義とは一理あります。
昭和天皇が一番の軍師だったと言う意見も聞いたことがありますが、天皇の関わりについては管理人さんはどうお考えでしょうか。

3 ■中華 状元への道

TBありがとうございました。無謀な戦争も官僚主義のなせる業とは恐ろしいですね。確かに当時の日本には絶対的リーダーがいませんから舵を切るとなかなか元には戻せないのかも。大義よりも自己保身とは恐ろしい。組織ってこういうのがおおいですよね。

2 ■TBありがとうございます♪

いつもながら長いのにあっという間に読めちゃう勢いがあって大好きです。
TB返しさせていただきます♪

1 ■TBありがとうございました

  南京「大虐殺」の記事もそうでしたが、相変わらず論旨が明快ですね。今後もこのようなわかりやすい解説を楽しみにしています。

  私の記事もTBさせていただきます。

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