福岡に行ったばかりなので少々迷ったが、良い機会なので大阪へ行った。


今回の‘武器’は「つもり貯金」。行ったつもり、買ったつもり、食べたつもり、呑んだつもり…つもり積もって2ヶ月で目処が立った。凄い。というかどれだけ使っていたんだ(内訳のほとんどは休日の外出費用と飲み代だった)。


東京駅・朝07:00。

19番線に入線した新幹線は車内整備済み、直ぐに乗車できた。

東京では空いていたが品川で大勢乗って来て新横浜で満席となった。


朝食。

…隣の男性がチラチラ見ている。美味しいですよ。



小田原を通過する時、米津玄師の『M87』を聴いていた。三分咲きほどの桜をまとった小田原城が一瞬見えた。この後は熱海の先までトンネルと数秒の海が続く。山々はもやを湛えている。


‘僕らは進む

何も知らずに 彼方の方へ’


海から遠ざかると田畑が続く。もやを上げている。地面が生きているように思える。

新富士駅を通過すると住宅街、もやが消える。

大地が苦しそうだ。


名古屋駅の手前で不思議な雲を見る。



名古屋で思う以上の人々が降車してゆく。08:50、会社の始業時間に間に合う、ということだろうか。隣の乗客も降りて席が空いた。少しゆったりとなった。



38年ぶりの、新大阪駅。京都にいた2年間も全く足を運ばなかった。

…気づかず撮ったが、野暮だったな。


地下鉄を目指す。


ちょうど電車が滑り込んで来た。結構な混み具合、空いている乗車口から飛び込んだが…集中する視線、あれ?

…そういう事だったか。関東エリアでは朝夕のラッシュ時限定がほとんどの女性専用車両。

失礼いたしました。


一度乗り換えると地下鉄を名乗りつつ地上を走る区間が大半。途中から座ることができた。

いつものつもりで腰を下ろすとゆるり、と身体が沈む。博多の地下鉄もそうだったがシートが実に柔らかい。いや、東京近郊の車両のシートが硬すぎるのか。

車内アナウンスには駅毎にコマーシャルがはいる。街柄を感じる。


舞台鑑賞は夜なので、せっかくだから「ついで」をねじ込んだ。


かねてから行って見たかったところへ行く。


子どもたちが口々に

「あっ!ジンベエ!」

と歓声を上げる。


建物かと見紛う巨大な客船が入港していた。



もの凄い数の人が向かっている…

…やっぱり。

近隣なら帰ってしまうところだがおとなしく並ぶ。今回は時間通りには動けないようだ。

それよりも、これではクリアな写真は難しいのでは(事実、入館後大変な事になる)。


続く。