注射針

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4日。世間が動き出している。


私の帯状疱疹を治療してくれている皮膚科の医院に、8時半の開院に合わせて行った。駅から医院までの道を車で走ると、たくさんの人々が急ぎ足で歩いていた。役所に出勤する人たちだ。

医院では症状が快方に向かっていることを医師が確認した。痛みも少なくなったし発疹の症状も軽くなっている。注射を打っておきましょうといわれて、上腕にぷすりと看護師が注射をした。不意に、時々お邪魔しているRさんのブログで拝見した、乳首や体のそちこちに注射針を通した写真を思い出した。


薬をもらい代金を払って外に出た。医院が開いて一時間がたっていた。通りにはすでに通勤の人影はなく、私の頭に浮かんだ幻想のような風景と、左脇下に残るヘルペスに由来する疼痛も、冷たい西風に吹き飛ばされた。

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