水曜日に子猫 を動物病院に連れて行った。受付で名前を聞かれたので「シロ」と答えた。
この動物病院では、いま飼っている三毛の雌猫を連れて行ったときも名前を訊ねられた。その時は何の準備もなかったので
思わず「タマ」と答えてしまった。それ以来予防注射の時期などには「壬生タマ様」で案内状が来る。
妻は「タマなんていやだ」というし、私も思いつきで言っただけなのでしっくりこず、誰も彼女をタマなどと呼ばない。
私は彼女を指して言う時は「ネコ」といい、呼ぶときはおいでおいでと呼ぶ。妻は「ニャンピー」とか適当に呼んでいる。
子猫もウチで面倒を見ようということになって、去勢手術をするための予診をしてもらいにいったのだが、二匹の飼い猫となると、どうしても名前が必要になる。
それで全身真っ白の子猫は「シロ」となった。
雌ネコは「タマ」という名前があるので「タマ」と呼べばいいのだが、相変わらずしっくりこない。そこでもう年寄りだということで(本当は3歳か4歳)「お玉ばあさん」と呼ぶことにした。
口にしてみるとなんだか雌ネコのおっとりした動きにうまく合っている。
ネコ自身には全く関係ないことだが、彼女は「お玉ばあさん」になった。