明日(イヤ今日か!)中 に仕上げるべき仕事の段取りがまだ立たず不安の真っ只中で、ブログめぐり、ブログ書き。

いつか書いた、しつけの悪い我が家の猫は、私に付きまとい今は足元で白川夜船(古い)。


昨日、お昼を食べに入ったおいしい蕎麦屋。少し早めだったのでまだ空いていた。隣の席のおしゃれできれいな奥さんと、GパンTシャツの小太りオヤジ。中年夫婦だ。が、蕎麦のできるまで奥さんは携帯をじっと見つめている。オヤジはビッグコミック。

不意にいくつかのブログを思い出し、空想が心の中で広がった。


 <奥さんは、目の前のご主人以外の誰か大事な方の定期便を読んでいる。ダンナはいまさら妻との話題も なく、漫画に夢中。>


蕎麦が届いた。二人で黙って食べている。奥さんはさすがに携帯をしまったが、ダンナは横目で漫画を見ながらだ。

食べ終わって蕎麦湯さしを回すときに、それまでのお互いの全く無関心に思える様子とは打って変わった、なれた感じのやり取りが、ごく自然行われた。

食事が終わると二人は立ち上がり、奥さんが「おいしかったわよ」と厨房の奥に声を掛けて代金を払う。

夫婦だろうなと観測したことが間違いなかったことが、奥さんの支払いで判明。

別に仲が悪い夫婦とも思えない。私たち夫婦のしぐさを鏡に映したようだ。


それでも、白昼夢のように私の心に浮かんだ妄想の風景は消えなかった。

夫以外の男性を愛している女性の表情は、案外夫の前であんなふうに静かで優しいのかな、とおもった。


妄想にとらわれながら明日の不安におびえている、いや、明日の心配そっちのけで、妄想に浸っている愚かな私。