テレビドラマ

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『若者たち』『おわこん』『あすなろ三三七拍子』

この三つのドラマは似ていると思った。

どれもそれなりによく考えて作られていて、役者は達者だし、面白がって真面目に演じている感じがするし、私には懐かしい味がする。

一生懸命な人間の姿は、脇から見ると滑稽だ。
でも、気が付くと、どこかうらやましい。
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語るに…

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以前、Oという個性的な監督の率いる、名古屋のプロ野球球団Cを応援していた。
Bクラスにいることが多かった球団を、就任以来ずっとAクラスにとどめ、何度もリーグ優勝させ、日本一にしたO監督を、事情は分からないが球団は首にした。
その球団は、それ以後数年低迷し、今年OをGMとして迎い入れて再起を期している。
26日そのCチームと、球界きっての名門チームとが試合をして、Cチームが大勝した。
名門チームの監督Hは自軍の敗戦ぶりにあきれて「語るに足らずですよ」と述べたという。
かつてこのチームの監督をしていたNは、伝説的迷言をたくさん吐いたことで有名な人物だ。
それで、その伝統がHにも引き継がれているのかなどと思ってしまった。
「語るに落ちる」は知っているが、「語るに足らず」は寡聞にして知らなかったのだ。
ネットで調べたら、しかし「語るに足りず=話すほどの価値もない」という用法が、「語るに落ちる」という慣用句の説明文の中で見つかった。今のところそれだけだ。
「とるに足りない」とか「謀るに足らず」は知っていたが、「語るに足らず」については、それでもまだ私は半信半疑である。


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若者たちのことなど

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ドラマ『若者たち』のリメイクが放送され始めた。
記憶があいまいなので、オリジナルはいつごろの作品かネットで調べた。
テレビドラマとしては1966年に放映され、映画は翌67年から70年にかけて三部作として作られた。
私はまだ学生だったので、テレビを持っておらず、ドラマはほとんど見ていない。
街の食堂や知人の家などで垣間見ただけだったのだろう。
歌は良く歌ったと思う。若者が集まればアカペラで声を合わせたし、歌声喫茶でも歌ったのかもしれない。
私は『若者たち』を映画で見た。

昼ドラ『花嫁のれん』で老舗旅館の板前をしている山本圭などを見るたびに、『若者たち』のなかの彼を思い出していたものだった。

映画の第二部か第三部で歌われていた「昭和ブルース」は長い間忘れていたが、この記事を書きながら突然思い出した。

 ♪ 生まれた時が悪いのか それとも俺が悪いのか …

と、歌詞もメロディーもひどく暗い歌だった。

なぜ今、あのドラマがリメイクされるのだろう。
とりあえず第一回は録画した。
見ようか見まいか迷っている。

トップギャランの歌の通り
 ♪ 青春時代の真ん中は 胸に棘刺すことばかり …
だから。





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幸せと不幸せのはざまで

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ひと月近く前に「今年は梅仕事はお休み」と書いたが、そのことがかえって気持ちを押したみたいで、数日後梅二キロを砂糖漬けにして、シロップを作った。
もっともきっかけは、息子の家からの帰りに立ち寄ったサービスエリアで、安い青梅の実を見つけたことだ。
甘い梅の実は6月のうちに食べつくしたが、一升瓶一本分のジュースはいまでも毎日ソーダ割りにして楽しんでいる。

昨日、妻が知人に電話で話しているのが聞こえた。
「この7週間のうち5週間は父のところか息子のところに行っていたの」

妻が月二回義父のところに介護に行くのは定例のことだが、そのほかに、妻と私は息子のところに4週出かけた。
息子夫婦がそろって家を空ける都合ができたことや、孫の発熱など、事情はいろいろだった。

そして、先日から息子が入院した。治療は数週間続くというので、来週も、場合によっては再来週も、何日かは妻や私が息子の家に泊まることになるだろう。

たいていは妻と二人で行動するのに、今週は妻が義父のところに行き私は一人で孫を看るというように分業になった。

昨日妻が定例の電話を掛けたら、体調がすぐれないと義父が言っているという。
一週間ほど前から、猫の食欲が落ちてきて心なしか元気がない。

気がかりが多いので、妻は愚痴を言っている。
「のんびり老後を楽しむなんて、どこの話かしら」
「何でこういうことになるのかなあ」
彼女の友人は、ご主人の運転するキャンピングカーで北海道に出かけて、3週間になる。たまに電話で連らくを取っているようだが、それもうらやましいようだ。
キャンピングカーの旅自体は趣味ではないからは別に羨ましくないが、自分にもやりたいことや過ごしたい時間はあるというのだ。

しかし、猫を犬猫病院に連れて行って待合室に座っていいたら、「それでも私たちは恵まれている」という気になった。家に帰ったら妻にそう言おうと思った。

とりあえず二人は元気で、疲れはたまってきているけど、子供たちの求めに応じることができるし、猫の世話までできる。
世の中を見たら、助けを求める相手もいないで子育てをしている若い人たちや、助けたくても自分のことさえままならず子供や家族を助けられない年寄りがいっぱいいるのだ。

帰宅してそう言おうと思っていたら、食事の用意をしていた妻が、「やっぱり家族って大切だよね」とつぶやいた。

私がネコと一緒に思い付いた言葉は言わずもがなだったと気がついて、ただ、そうだなと相槌を打った。

私たちはいつも、幸せと不幸せのはざまで生きている。