柳原白蓮のことなど

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次の朝ドラは「村岡花子」がモデルの話だという。
『赤毛のアン』には高校入学直後に、知り合ったばかりの友人に見せられて(しかもそれが誰だったはもう思い出せない)、すっかりはまってしまった記憶がある。
今日、NHKに番組宣伝を見て、村岡花子が柳原白蓮と生涯の友人だったことをはじめて知った。
ドラマの中で仲間由紀恵が演じる人物が、彼女をモデルにしているという。
柳原のスキャンダラスな半生はほどほどに知っていたが、改めてネットで検索してみた。
「1961年(昭和36年)、緑内障で徐々に両眼の視力を失う。龍介の介護のもと、娘夫婦に見守られ、歌を詠みつつ暮らした穏やかな晩年であった。」というWikipediaの記事は、昔話にお決まりの「お姫様は王子様と永く幸せに暮らしましたとさ」みたいで、読んだ後、ほっとしたような物足りないような気分になった。
ちなみに、彼女が81歳での死んだ1967年  (昭和42年)2月22日というと、私はようやく大学を卒業のめどが立ったもののその先の人生はまったく見えず、それでも若さにかまけて後数年続くモラトリアムの時代に突入していくころだった。
妻とはキャンパスで出会ってはいたが、それぞれ違う世界に住んでいて、ただの顔見知り程度の関係だったと思う。


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夜明け前に

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昨夜早く就寝したら、真夜中過ぎに目が覚めた。もう一度寝ようとしても目がさえて眠れなかったので、起きだして机に向かい、明日(いや、今日)の午前中に済まさなければならない仕事に手をつけた。
すぐに飽きてしまい、パソコンを開いていろいろ考えてしまう。
春分の日が近いので、そろそろ東の空は白み始めているかもしれない。
暖房はつけたけれど、部屋の空気は入ったときから冷たくはなかった。

この作業が終われば、私が45年以上続けてきた仕事は本当にお仕舞い。

でも、今は能率がぜんぜん上がらないので、もう一度布団に戻って、目が覚めたら仕上げることにする。

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黙祷

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3年たちましたが、私は、本当にあの出来事ときちんと向き合ってきたのでしょうか。
そして、この国は。

今朝のNHK「あさいち」で、「福一」の近くに住み「福一」で配管工事などをして働いていた男性が言っていました。

彼は原発事故で家族ごとふるさとを追われました。
今は、三春に住んで、ちりじりになったふるさとの住民と行政をつなげる仕事をしているそうです。
この仕事はいつか終わってしまいます。
「その後、何をしますか」というレポーターの問に、彼は「廃炉工事にかかわりたい」と答えました。
その理由を聞かれ、「私たちの先輩と私たちがいいと思って原発をつくりました。
これだけ大きな事故を起こし、片付かない問題が多いものだとわかった以上、子供たちの時代に残しておくわけに行かないので、私たちの責任できちんと片付けたいのです」と彼は答えています。

今日、一番心に響いた言葉でした。



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メールアドレス

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永い間使ってきたメールアドレスが明日3月10日で使えなくります。
無料メールサーバーがなくなり、有料サーバー一本になるので、ほかのメールサーバーに引っ越しました。
このブログをきっかけにして何度かメールのやり取りをさせていただいた方でも、何年もメールのやり取りの途絶えた方には連絡しませんでした。
もし改めてご連絡いただける場合には、このブログのポーチェリカの写真の横の「おたよりはこちらに」から、改めてご連絡ください。

馬肉のことなど

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雪になりそうな曇り空を見ながら、妻が洗いあげておいた洗濯物をテラスの軒下に干していたら、居間からテレビの音が聞こえた。
番組は、たまたまつけてあった「食彩の王国」。今朝のテーマは「熊本の馬肉」らしい。

私の住んでいる町では、馬刺しを出す飲み屋が、5・6年前にたまたま続いて店を閉じてしまい、いまは大勢の客を一度に迎える店一軒だけしかなくなってしまった。私ももう長い間馬肉を食べていない。

熊本のおいしい馬肉料理の話が続いた後で、薬師丸ひろ子らしいナレーターが、東京の「桜鍋」に触れた。

「東京吉原の近くには、桜鍋を食べさせる店が並び、男たちはここで精をつけて吉原へ繰り出しました。」
正確には覚えていないけれどこんな台詞だったと思う。

なるほどと一度聞き流した後、不意に生々しい思いがわいてきた。
「精をつけて吉原に繰り出す」という男たちは、何をしに、どんな思いで出かけたのか。
いじましく、しかもちょっと笑いたくなるようなその必死な気持ちが透けて見える気がした。

「苦界」と呼ばれた遊郭に「身を沈めて」いる女たちを買う前に馬肉を食べる男たちの心を、ディレクターはどう思いながら、番組にこのナレーションをつけたのだろう。

そんな余計なことも考えながら、洗濯物を干し終わったとき、私はおろしにんにくとしょうゆにちょっとつけた馬刺しを無性に食べたくなっていた。