紫蘇を摘む

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日付が変わったから、一昨日と言うべきか、金曜日の朝早く車で街はずれを走って、畦や土手に真っ赤な彼岸花の群落を見つけた。
改めて秋が深くなったことを感じて、朝食後に庭を見たら、何かを植える準備のため、野菜の端境期に茂り放題だった青紫蘇を、妻が抜き始めていた。
あわてて穂紫蘇を摘み始めた。
摘んだ穂を水にさらし、しごいて実をはずして、ボールに集めた。
二日間で400gほどの紫蘇の実が取れた。
一日目の金曜日は塩漬けを作り、二日目の昨日は、しょうゆとみりんをベースに砂糖と酒を加えて煮て佃煮を作った。二日にわたって延べ数時間の作業だったが、何の世話もせずに生えただけの紫蘇の収穫と加工でも、なにやらちょっと気持ちが充たされた。


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葉書を書いた

 少し遠い町に越して行った古い知人が、昔の伝で頼まれて、私の町の子供用の施設の壁に絵を描いた。
 見て下さいましたかと彼女から葉書が着いたので、早速見に行った。
 すぐに返事を書こうと思っていて、一月が過ぎてしまった。
 私が名目上の責任者になっている地域の祭りで、仕度の段階から些細なトラブルがあったり、息子の息子が発熱したり、気の休まらない時間が流れて、ずっと返事が書けなかった。
 この間の中秋の名月で、ようやく心が落ち着いてきた。
 秋風を部屋に入れて、「暖かく優しいあなたの絵は、子どもたちの心を豊かにすることでしょう」と書いた。
 一つ荷物を下ろしたような気がした。
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