免疫って何さ(6)

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 リンパ球の働きで、ここまでで問題になるのは「抗原に蝕まれては細胞を破壊する」をくり返すだけでは、いつまでたってもいたちごっごで終わりませんよね。火事の例えに倣えば、放火魔を逮捕しないといつまでたっても火事がなくならないのと同じで、放火魔をお縄にする必要がありますよね。そこで登場するのがB細胞です。B細胞は、受け取った抗原の型にあわせて粘着力のあるたんぱく質を作り出します。この作業にちょこっと時間がかかってしまうところに人間味を感じてしまいますけど、ひとたび出来上がってしまうと、この粘液をどんどん体中に放出しまして、ターゲットとなる抗原がこの粘液に触れてつかまってしまうと、そのまま身体の外へ排出してしまいます。う~ん、はなみっずぅ~ん。

 さて、このB細胞、実はなかなか賢いヤツで、一度捕まえた放火魔をだいたい覚えておくことができます。激戦に生き残ったB細胞の一部は、抗体を記憶したまま休眠状態に入りまして、次に同じ抗原が入ってきたときにはすぐに反応することができます。これが、一度かかった病気や予防注射を受けた病気には二度とかからないという免疫記憶の仕組みです。ま、覚えられない抗原もありますから完全ではないところも人間味があったりしますけどね。

 最後にNK細胞ですが、これはがん細胞を攻撃することで知られているありがたぁ~い細胞で、リンパ球でありながら顆粒球と同じように異物を処理する顆粒を持っています。また、外観や大きさもマクロファージに似ています。また、このNK細胞はヘルパーT細胞による抗原の提示がなくても活動が可能なんだそうです。一説によると健康な人の中でも1日になんと通常3000~6000個ほどがん細胞が発生しているらしのですが、これを見つけては勝手に駆除しているようです。というか、異常な細胞とはいえ、NK細胞も自分を破壊してしまうんですねぇ…なかなか恐ろしいヤツです。
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スギヒラタケ

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スギヒラタケに毒性 静岡大教授らマウスで確認

 うんうん、スギヒラタケはめでたく毒キノコ認定ですね…って個人的な私怨からマスコミにだまされたふりしちゃったりしてますけれども、毒キノコ毒キノコと言っているわりには、実際のところまだマウスに対する有毒性がある程度確認されただけで、人体への影響はまったくの未確認ですし、そもそも有毒成分がわかっておりませんので、何かが証明されたわけでもありません。

 でも、今厚労省などで注意喚起している以上に摂食には注意しなくてはいけない警鐘とはなる情報ですよね。いろいろあるのでしょうけれども、こういう公の利益になる情報ですから、ウェブ上でプレスリリースしてくれないのかなぁ。

 ま、いままで普通に食べていた人からすれば、何で今年だけってなところもあるでしょうから、有毒成分の特定と、こういうときは食べられる食べられないといった切り分けも必要ですね。記事にも『物質の特定はかなり難しいが、「来シーズンまでに何とか突き止めたい」としている』なんてコメントも書いてありましたけど、まずはその前に、これが今回の急逝脳症騒ぎの原因であることを突き止めないといけないのかもしれませんね。
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免疫って何さ(5)

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 さて、えぇ~、次はリンパ球です。これはなんだか幅広く活躍してくれる白血球の仲間なのですけれども、異物を捕らえて食べちゃう貪食能力はほとんどありません。ほいじゃらどうやって異物をやっつけるかといいますと、粘液を出して異物を捕らえて体外へ排出したり、細胞を死滅させてしまう物質を作ったりして抵抗します。

 むかし、あるあるなんかでやってましたけど、リンパ球にはキラーT細胞、ヘルパーT細胞、B細胞、NK細胞などの種類があります。処理する対象は、マクロファージや顆粒球では小さすぎてとても扱えないような小さな物質(花粉とか化学物質とか)やウイルスなどです。

 ヘルパーT細胞は、マクロファージから情報を受け取ってキラーT細胞に抗原(攻撃対象となるウィルスの型など)の提示をしたり、ウィルスなどの抗原の型情報を受け取ってB細胞に伝えます。時代劇に出てくる「火事だ火事だぁ~!」って騒いでいるおじさんや火事場に出向いて纏を振るっているおじさんみたいですね。

 一方、キラーT細胞はというと、キラーなんて名前の割にはのんびり屋さんで、身近に危険が迫っていても、ふだんは対岸の火事で何も行動をおこしません。ところが、そのヘルパーT細胞に抗原の型を教えてもらったキラーT細胞は、火消半纏を羽織って一目散に火事場に向かい、鳶口で家ごと破壊…ぢゃない、提示された抗原に蝕まれている細胞にとりつき、細胞破壊物質を出して細胞ごと破壊してしまいます。う~ん、自分を破壊するとは…なかなか恐ろしいヤツです。
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無添加せっけんシャンプー

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 このところ健康情報サイトめぐりばっかりして変てこりんな知識ばかりを身につけてしまったせいか、化学合成洗剤が気になりはじめまして、無添加の洗顔せっけんやシャンプーを探しにお買い物へ出かけますた。そしたら無添加製品って中途半端にお値段が高いんですねぇ。余計なものを入れないのだから、もすこし安くてもよさそうなんですけれども、そうはうまくはいかないみたいです。市場規模がちいさいからかな。

 ほいでも、先日ぶらぶらとシャンプー・リンスのコーナーを見ておりましたら、お手ごろ価格なものをみつけまして、ミヨシの無添加せっけんシリーズのシャンプーとリンスを買ってきました。これ、どうなんでしょ?まだ一回しか使っていませんけれども、いまのシャンプーがなくなるまでまだしばらくは我慢我慢…って、一回使っちゃったのかよ。(^^;

 せっけんの場合は使ったあとが若干アルカリ性になってしまいますので、どうやらアトピーの方には向かないようですけど、このシャンプーの場合は、弱酸性に戻すために水とクエン酸、クエン酸Naだけでできた専用のリンスを使います。まあ、リンスといってもクシ通り滑らかな髪になるわけではありませんので、洗髪後のお手入れは丁寧に行う必要があるみたいですねぇ。

 それと、無添加といっても、表示指定成分が入っていないだけで余計なものがたくさん入っている似非無添加製品なんてものがよくあるそうなので、最終的には自分で使ってみて判断するしかないみたいですね。

 あ、でも、私自身は合成洗剤で困ったのは台所用洗剤で手が荒れるくらいですから、せっけん厨とか無添加厨にならないように気をつけなくちゃ~何てことも思っていたりします。はまると長くなりそうですからねぇ…。

免疫って何さ(4)

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 マクロファージは、全身のいたるところに存在して、それ自体単細胞生物のように動き回って勝手に異物を処理してくれますが、生物は進化の過程で海から上陸するなど様々な危険にさらされてきました。そこで、もうちょっと強力な防御機能が必要になってきましたので、この原始的なマクロファージから分化して顆粒球リンパ球が発達してきました。分化したといえば、血小板の元になる巨核球や赤血球もマクロファージから分化した細胞ですし、血管も同じです。血管自体にも異物を飲み込んで処理する機能が残っているなんて、なんか不思議ですね。

 ほいで話を元に戻しまして、白血球のうちマクロファージの貪食作用をより強化したのが顆粒球です。こちらも異物を見つけると飲み込んで、細胞内にある消化酵素や活性酸素により分解してしまいます。顆粒球には、好中球、好酸球、好塩基球の3種類に分かれていて、顆粒球の95%は好中球です。

 好中球はマクロファージとおなじで、異物を見つけるとすぐに飲み込み、異物を処理すると自分もそのまま死滅してしまいます。これが膿みがでたときのぐじゅぐじゅの正体です。細胞内には異物を処理するための分解酵素や活性酸素を持っていて、顕微鏡で細胞を覗くと、これらが顆粒のように見えるために顆粒球と呼ばれているんだそうです。

 好酸球は、弱い貪食能もありますが、寄生虫などが侵入してきたときにも反応するようです。好酸球と好塩基球の働きについては、まだ十分に解明されていないようですけど、アレルギー反応を起こすときに数が増えて、不必要に炎症を作りまくってしまうことなどがわかっているようです。

 顆粒球は、総じて寿命の短い細胞で、通常2~3日程度しか生きられず、しかも死ぬときに胃や腸などの粘膜まで出てきて細胞内部の活性酸素を撒き散らしますから、顆粒球が増えすぎた状態では、なんと粘膜が破壊され、その下の組織まで破壊してしまうらしいです。ちょっと怖いですね。

免疫って何さ(3)

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 第二・第三段階では、いわゆる免疫らしい免疫が働き出します。白血球です。白血球というと、ケガをして膿んだ時にでてくる、なんだかわからない白いぐじゅぐじゅみたなイメージしかありませんけれども、大きく分けて、「単球」、「顆粒球」、「リンパ球」の3種類もあるそうです。どれも体細胞に比べて比較的大きく、単細胞生物のように原始的な形態をしているそうです。

 異物混入時に、はじめに動き出すのは単球、またの名を「マクロファージ」と呼ぶんだそうです。このマクロファージくん。人の身体の中にいる単なる細胞のわりには、ひとつの単細胞生物のように勝手に動き回りまして、異物を見つけては食べてしまいます。自身と異物とはちゃんと自分で区別しているみたいで、えらいですねぇ。ちなみに、この異物を見つけると食べてしまうことを貪食作用(どんしょくさよう)と呼ぶんだそうです。

 このマクロファージくんは、思いのほか大きな細胞で、移動するときはアメーバみたいにふにゃふにゃとあちこち伸ばしたり縮めたりしながら動きます。ときどき手抜きをして血流に乗って移動しますけど、そんなときは体を丸めて小さな玉っころになって血管の中を移動します。このときの形状から単球と呼ばれるようになったみたいです。前述のようにマクロファージは大きな細胞なので、飲み込む異物も細菌などの大きな異物です。

スギヒラタケ

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「スギヒラタケ」腎機能正常な人もご注意…厚労省通知

 もう毒キノコ認定しようよぉ~。「ん~まいんだから」って無理やり食べさせられたあげく、数時間後に吐く身にもなっちくりぃ…。_| ̄|○

…って、実は何年か前にこの事実に気づいてを告白してからは持ってこなくなりましたけどね。それにしても、この謎の急性脳症、いったい本当の原因はなんなんでしょうねぇ。

免疫って何さ(2)

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 さて、免疫の第一段階といたしましては、皮膚や口腔など、外界と直接触れる部分です。お手元をご覧下さい。人の身体は『全身皮膚』で覆われていますよね。これにより細菌などが侵入できないようにしているわけです。また、人の皮膚には表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌など、いろんな『細菌』が住み着いています。えぇ~、清潔好きで潔癖症のあなた!私の身体は除菌ソープで無菌よなんて大きな勘違いをしているあなた!そう、そんなあなたも体中いたるところに億単位、兆単位の細菌がうぞうぞしてますからぁ~!ざんねぇ~ん!…な状態ですが、これら細菌によって皮膚が弱酸性になっているのはご存知のとおりだとおもいますけれども、それによって他の細菌は侵入できなくなっているんだそうです。

 あと、外界と直接触れるといっても身体の表面ばかりではなく、「内なる外界」、そう、口から始まる消化管ですね。お食事をするときに口にたべものを放り込みますと、口の中に『唾液』が出ますよね。その唾液に含まれる酵素によってバクテリアが分解されてしまうんだそうです。うまく生き残っても、胃へ到達すると『胃酸』によって細菌などはほとんど壊滅状態になってしまうようです。これにはコレラ菌や赤痢菌なども死滅させるほどの力があるんだそうです。さらに幸運にも(?)難を逃れて腸へ到達しても、大腸には酸を出す善玉菌、つまり『乳酸菌』が待っています。縄張り意識の問題もありまして、乳酸菌も自分の住み家を荒らされてはたまりませんから、一生懸命抵抗してくれます。

 他にも、目や鼻には『粘液』が絶えず流れておりますけれども、これによって異物を身体の外へ排出してしまいますし、肺も同じように異物は外へ排出する働きをもっています。まあ、ファーストインパクトへの備えは、こんなところかなぁ。

免疫って何さ?(1)

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 免疫とは、人の身体を外敵から守るための機能ですなんてことを小学校のころにならいましたよねぇ。これなくしては人は生きていけないというくらい身体にとって大切な機能です。要するに生まれながらにもっている身体の防御機能ですよね。

 免疫は大きく三段階の防御システムを持っていまして、第一段階は外界と直接触れる部分の防御、第二段階は侵入してしまった細菌やウイルスなどの異物を適切に処理する機能、第三段階としては、過去に処理した異物の処置を記憶しておく機能です。

 このところ免疫と自律神経系との関わりが徐々に明らかになってきておりまして、ストレスと病気の密接な関わりが徐々にわかりはじめてきたところのようです。まだまだ科学的立証としては不十分なところもありますけれども、今後これにより医療のあり方が一変してしまうほどのインパクトを秘めているようです。

 医学的に見ると「脳」や「免疫」については、まだまだ未解明の部分も多いようですが、その分興味を持ってみていると変化があって、結構おもしろい分野みたいですね。しばらくは免疫について書いていきたいと思いますけど、そのうち脳にもチャレンジしてみたいなぁ~なんてことも思っております。
新潟中越地震:山古志村の医師 避難所での診療を村が制限

 えぇ~、どうして地震関連の情報なのに自然災害カテゴリーではないかと申しますと、記事を読んでいただければおわかりになると思いますけれども、本来通常の診療が行えるはずの施設内での診療が、村役場職員の勘違いによりまして、制限させられていたというお話のようです。これをみて真っ先に思いついたのは、かの織田裕二主演作品「踊る大捜査線 THE MOVIE」で言っていたひとこと。

「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」

かな。

 今、目の前で困っている患者さんがいて、十分な診療を行える環境がありながら、見て見ぬふりができるお医者さんなんてそうはいません。そんなお医者さんに対して、どうして診療制限なんてすることができるのでしょうか。今回の場合は制限されていたのが慢性疾患などの患者さんですから、今すぐ直ちに治療しなくてはならないということもなかったのでしょうけれども、それでも投薬や透析など、きちんと計画的に行わなければいけないケースも多数有ると思われますので、例えば地域が完全な孤立状態になるなど、ややもすれば人命にかかわる自体にもなりかねませんし、これはちょっと見過ごせない事件ですよねぇ。

 つまり、これは村役場そのものが健康リスクであり、村役場職員が脆弱性であり、勘違いがセキュティーホールなんてことが言えるんじゃないかと思います。相手はお上の権力を持っていますので、リスク回避がとても難しいケースではないかと思われます。言い換えてみますと、相手はスクリプト厨レベルではなく、スーパーハッカークラスの知識をもったクラッカーが相手となりますから、なかなか素人レベルでのリスク回避は難しく、とてもやっかいな問題ですねぇ…。