ごりんごりんピックピク

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ロンドン五輪、開幕。

マスコミは高い放映権料や記者パス代金を払ってるだけあって、前日辺りから「これでもかっ!」と盛り上げモードだが、世間様はそれほどまでに盛り上がっているんだろうか?

私の業界的には年々「アンブッシュマーケティング禁止」という風潮からか、広告をやっても刺される可能性が多くて、いったい盛り上がるのか盛り下がるのか、大変に辟易した気分である。

簡単に言うと、JOCスポンサーやIOCスポンサー、大会スポンサーなどの公式スポンサー以外が「頑張れ!ニッポン」とか「なでしこキャンペーン」などのキャッチコピーを広告内に使ったり、五輪代表選手が出ているCMを公式スポンサー以外が流すことは、法律で禁止されている。
例えば、目から光線出ている某警備会社のCMも、五輪期間中は差し替えられている。

これは、「五輪を想起させる」表現もアウトである。

極端な話、近所の八百屋のオヤジが目をこすりながら深夜まで競技を観戦し、ようやく日本選手がメダルをとったことに感動し、翌日から「金メダルおめでとう!きゅうりつかみ取りセール」を実施することも法に触れることになる。
その場合は、3年以下の懲役ないし罰金500万以下が課されることになるのである。

その、法に触れる基準とは何かといえば、公式スポンサーが権利侵害を訴えるか否か、だけである。一般的に、こういう「スレスレの広告」を「アンブッシュ広告」という。

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簡単に言うと、アンブッシュ=セクハラと同じ、であって、権利侵害をされたと権利者が言えば、それは「アンブッシュ」に当たるわけで、そんな交通事故以上に日常茶飯事にあふれる危険を犯してまで広告に五輪を使おうなんて広告主は皆無である。ただし、自分は覗いていなくても、女の子が「いまスカート覗いたでしょ」といえば、セクハラとなるわけで。
広告主にその意識がなくても、権利者が「アンブッシュだ」といえば、アンブッシュは成立してしまう。

そんな風潮の中、マスコミ各社は鼻息荒く「五輪買い切り」などといって枠を押し付け、執拗にセールスを行うよう脅迫する。
マスコミは便乗でCMやらなんやら、この8月の閑散期のカンフル剤として五輪をダシに期待しているわけである。

まったくもって、ほこたて、である。

文句はJOCとかにいえ。そんな危なすぎるセクハラ広告枠、売れるわけねぇだろ。


なんてことを書きつつ、開会式はちょっと感動した。

聖火台の演出、とても良かった。

最後にポール・マッカートニーが出てきて「ヘイ・ジュード」歌うって、イギリスにしかできない「大ネタ」見せられちゃ、良かったとしか言いようがない。

世知辛い世の中になると、予め想定された感動には涙腺が動きにくくなる。
だから、盛り上がりを期待したイベントには盛り下がる。
世知辛くしているのは、社会でも、世間でも、そういう目に見えない抽象的な方々ではないぞ。

おそらく自分が世知辛くしている要因の一つであるということを、理解してもらいたいと思う。

なんつうか、ピックピクだね。痙攣してる感じ。


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