ほとんど無計画のトロント1日目ではあったが、あらかじめカルガリーで連絡をとっておいたトロント在住のJazzシンガーからVocal Jamセッションの情報をもらい、いざ出陣。でもトロントの地理が全く分からない。
住所と地図をにらめっこ。Jamセッションが開かれるおみせはトロントのはずれにあった
~キャベジタウン~のキャベジパッチというお店
キャベジタウンは、トロントの各所に存在するエスニックタウンの一つ。
もともとアイリッシュ移民が住んでいた地域で、どの家も自宅前の小さな庭をキャベツでいっぱいにしていたことからつけられた名前らしい。
大都会トロントを一人で歩く。ストリートカーに乗ってもドキドキ。
お店を見つけるのも一苦労だった。
Jamセッションでは、情報をくれた前述のシンガーがセッションの主催者に私のことを伝えてくれていたので、挨拶をして自己紹介をして・・・ドキドキ!!
私が今回のアメリカ・カナダの旅で感じたこと・・・
それは「自分を知ってもらうためには歌わなくちゃ!!」
言葉で自己表現を充分に出来なくて、しかも慎ましい日本人の私(慎ましいには苦情が来そうですが・・・)は、静かにしてたら誰にも興味を持ってもらえない。
今回も歌うしかない!!そう思った。
何を歌ったか覚えていない。出来はあまりよくなかったような気がする。
でも、歌った後は他のシンガーが私に興味を持ってくれた。歌った後、他のシンガーと同席して色々とトロント情報を教えてもらったりした。
そして一人の男性シンガーがJoySpringを歌った時には、彼は私を途中で私を舞台に促し、デュエットさせた。私はこの曲を歌ったことがなかったが、適当に半分やけくそに即興をした。みんなは私のやけくそな勇気を誉めてくれた。
セッションが終わって帰ろうとしていると、一人のトレッドヘアーの男性が声をかけてきた。彼は私が日本から来て、トロント滞在は1日目だと知ると驚き、誰かれ構わず私のことを紹介した。そして私がトロント滞在中何も予定がなく、困っているというと、「明日子供たちと音楽の教室をするから、よかったら見に来ないか?」と言った。私はさっぱり何があるのかは分からなかったが音楽の教室と聞いて行ってみることにした。次の日の日記へ・・・