2010-07-05 23:09:30

【書評】マイ本320冊 ★ 『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』

テーマ:書評

スズセンのビジカン!-ドライブ


★『モチベーション3.0  持続する「やる気!」をいかに引き出すか』


著者:ダニエル・ピンク

発行:講談社

先週、講談社さんから届いたゲラ(校正刷り)を読んでいた。
ゲラということは、そう発売間近のビジネス書である。
これは、何を隠そう、あの「ハイ・コンセプト」の著者で
あるダニエル・ピンクさんの本だ。

前回の「ハイ・コンセプト」では、クリエイティブ思考で
大事な6つの感性、すなわち「デザイン、物語、調和、共感、遊び心、
生きがい」を提示した、今後の生き方、価値観を示した本だ。
本はベストセラーとなり、ビジネスパーソンにとってのバイブル的な
存在となった。もちろん、私も衝撃的をうけ、たいへん感銘した。

そして、この「モチベーション3.0」である。
まさに意表をついたテーマで、ダニエルさんらしい。

今の経済社会から考えたら、当たりまえなのだけれど、
実は、すでに古くなっている価値観、行動規範かも
しれないと警告をならす。

その価値観とは、アメとムチによる行動規範だ。
すなわち、望む通りの行動をすれば、アメを与え、
逆の場合はムチを与えるという外的な力を利用した
働き方だ。

日本の多くの会社は、ほとんどがこのパターンだろう。
徹底して管理され、期待の行動、結果をだせば、
給料が支払われる。逆に、会社への損害がでれば、
降格、減給となり居場所を失う。

まさに、個として自立を期待しない、外的動機づけに
よる報酬と処罰による管理手法だ。
これを、「モチベーション2.0」と定義している。

しかしながら、現在は新しい時代の働き方、
生き方である「モチベーション3.0」に移行しているという。
すなわち、人間が本来持っている、創造したい、
学びたい、役立てたいという第三の動機付けによる
働き方、生き方である。

それでは、早速、大事な3つのポイントを見てみよう。


○創造性、楽しさが感じられる動機づけでも、人は働く

私が原稿を書くときは、やはり調べながら書くことが
多い。ブラウザの「ファイアーフォックス」を立ち上げて、
言葉の意味、背景などは「ウィキペディア」を参照する。

そう、このようにタダ同然で使っている「ファイアーフォックス」
は、オープンソースといって、世界中のプラグラマが無償で
改良、更新している。どういうわけか更新頻度も高い。
また、「ウィキペディア」も、世界中の人々が専門用語、
意味付けを書き込みし、ボランティアで運営、管理されている。

このようにたとえアメがないから参加しないというのではなく、
自らの創造的な喜びを実感できたり、社会的な意義を見いだせる
場合は、損得で動くのではなく、内発的な動機づけの目的を
最大化して動く場合があるということだ。


○モチベーションをあげる目的が、下がってしまうことがある

人間は、具体的な報酬が約束される環境では、
多くの人が報酬が得られる局面でしか働かないという。
確かに、この本を三冊読めば賞品がもらえるとなると、
四冊目まではいかないだろう。
そうであれば、読書習慣もつかず、知識や知恵も増えない。

また、年配の方であれば、なんとか定年までいられればと
いうことで、新たな面倒や冒険は起こさないように
するだろう。

つまりアメをぶら下げた働き方には、致命的な7つの欠陥が
あるようだ。
1)内発的動機付けを失う、
2)かえって成果が上がらなくなる。
3)創造性に蝕む。
4)依存性がある。
・・・・・・・・・・・・・・など、

詳しくは、読んでいただくとして、
このように、「モチベーション2.0」時代の負の
遺産を片付けて、ゆっくりではあるが確実に、
努力を重ねていくことが大事になってくると感じる。


○効果のでる20%ルールって何

あの貼ってはがせる付箋紙でおなじみの
ポスト・イットは、住友スリーエムの商品だ。

スリーエムには、昔から面白いルールが
あるようで、20%ルールがある。
これは、自分が選んだ仕事なら、
勤務時間のうちの20%は自由に使っていい
という方針である。

あなたなら、何に使うだろうか。

あのグーグルであっても、例年でてくる
素晴らしいアイデアやサービスは、20%ルールから
の新規開発案件が多いようだ。

社員の自立に任せることで、自らの仕事、責任感
が明確になり、より独創性の高い仕事ができるように
なる。
管理というのは、実はする方も、される方も
お互い突き抜けられない大きな壁があるのでは
ないのだろうか。

さて、いかがでしたでしょうか。

「モチベーション2.0」では、他人を従わせる
ことに基準があったので、従順な態度が
よしとされていましたが、「モチベーション3.0」では、
新たな解決を導くための積極的な関与が
必要だという。

より人間らしい働き方、生き方ができるような
社会に発展してくると思うので、
自分のことは、自分で処理できるぐらいの
やる気、元気が何にもまして、必要なのかも
知れません。

ビジネスパーソンは、これからの生き方、
働き方において、新鮮な刺激が
得られる良書なので、ぜひ、読んでみてください。
あなたの夢、まだ間に合いますよ!

それでは、またスズセンでした。

====================
編集後記
====================

ケーキや和菓子の店舗があるフロアに
立ち寄っていたら、ショーケース
の中に、赤くて光る粒のものが並んで
いた。

新種のケーキかおしゃれなチョコなのかなー
と思い、じっくり眺めていたら、
なんと、プチトマトなんだそうだ。

色がとてもきれいで表面が光っている。
どうぞと言われて食べてみたら、
とても甘くておいしい。
群馬で生産する人気のプチトマトなんだ
そうで、市場にあまり出廻らずに終わって
しまうという。

果物も、それだけで食べるということは、
とても贅沢に感じますね。

=====================

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