福島復興の集い「結(ゆい)イレブン」、毎月11日開催中!

東日本大震災から5年。ふくしまの復興の「生の声」を伝えたい。ふくしまの復興に、誰でも参加できる道を拓きたい。
毎月11日、東京と福島を結ぶカフェイベント「結イレブン」を開催しています。


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【開催レポート】

結イレブンVol.39
「福島からのパワーシフト宣言」
 ~震災7年目を共に歩む

〔2017年3月11日・12日、日比谷公園「3.11未来への集い・ピースオンアース」内にて〕

 

震災から6年、晴天の日比谷公園に、大勢の人が集いました。
 

毎年、東日本大震災で亡くなられた方を追悼し、未来への知恵を持ち寄る集いとして日比谷公園で開催されているピースオンアース。毎月11日に開催している結イレブンですが、今年の3月はピースオンアースに出展させていただきました。本当に盛り沢山な二日間、長文レポート&リンクだらけですが、ご覧ください。

 

立派なブースやステージが立ち並ぶ中、自転車で新宿から引いてきたリヤカーを装飾しての参加です。ですが、提供しているコンテンツは、「会場で一番濃ゆい福島情報コーナー」で間違いなしでした。双葉郡未来会議のレポートや、おだかぷらっとほーむだよりなど、地元の資料をはじめ、日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)のレポートバックナンバー、広域避難者支援レポート、結イレブンの開催レポートや年間ちらし、 そして浜通りの避難自治体の復興状況が分かるJCN福島情報アラカルト。

 

3/11には書籍「ビオクラシー」の著者、平井有太さん、
3/12には福島県有機農業ネットワークの理事長、浅井彰宏さん、
両日通して、元気になろう福島の事務局長、本田紀生さんもご一緒でした。

他にも、主催団体である仙台のNPO・ボランティアインフォの北村さんやアースデイ東京事務局長の南兵衛さん、南相馬から、みんな共和国の近藤能之さん・まなびあい南相馬の高橋美加子さん、ISEPの飯田哲也さんなど、錚々たる方々がブースに訪れてくださいました。
もちろん、福島県とつながる様々な人、中には双葉町ご出身で、双葉郡未来会議のレポートにお父さんが載っていた娘さんも。

新しいメンバーも増え、二日間、やんわりゆっくり、震災7年目に向けた交わりを持つ事が出来ました。

 

 

福島県二本松市で3/11に開催された「あぶくま地域発、若者たちの声」にも、結イレブンのメンバーが2名参加して、イベントをお手伝いさせていただくと共に、動画記録をする事が出来ました。(画面が倒れてしまってましたが、、、)
こちらのイベントも、福島で暮らす若者の生の声として、大変意味深い企画でした。

 

●開催レポート:あぶくま地域発、若者たちの声
 http://ameblo.jp/yunosato-farm/entry-12256094046.html

 

●主催者・きぼうのたねカンパニー 菅野瑞穂さんの報告ブログ
 http://ameblo.jp/yunosato-farm/entry-12256094046.html

 

●画質、音質は低レベルですが、当日の雰囲気をこちらの動画でご覧になれます。
  前半:https://www.facebook.com/kaori.nishijima.167/videos/981645941970922/
 後半:https://www.facebook.com/kaori.nishijima.167/videos/981712581964258/

 

クライマックスは3/12、本田さん、浅見さんをお迎えしてのステージトーク40分。
こちらが、事実上の結イレブンvol.39です。
震災前から活動している両団体のお話しから、地域の未来をどう築いていくか、多くのヒントを学ばせていただきました。
「食べて応援」から「学んで発信」へ。ぜひご覧ください。

 

●ピースオンアース福島トーク(福島県有機農業ネットワーク・浅見氏×元気になろう福島・本田氏×すずめの未来市・鈴木)
 https://www.facebook.com/events/186779885149331/permalink/189931178167535/

 

そして7年目からの新企画。「結イレブン回覧板」もスタートしました。
毎月11日、イベントを開催するだけでなく、今福島でどんな動きがあるのか、
有機農業・再生可能エネルギー・避難自治体のまちづくり、の3テーマを基本に、
メルマガ形式で情報をお届けします。

 

●結イレブン回覧板2017年3月11日号
 https://www.facebook.com/groups/737186129708367/permalink/1275507035876271/

 

結イレブン回覧板を受け取りたい方は、Facebookグループ「結イレブン」にご登録いただくか、メールにてお申込み下さい。

 

●結イレブンFacebookグループ(メール:suzumenomiraichi(at)gmail.com)※(at)を「@」に変換して下さい。件名を「結イレブン回覧板申し込み」としてください)
 https://www.facebook.com/groups/737186129708367

 

最後に、7年目の結イレブンでは、「福島からのパワーシフト宣言」と称して、自宅や職場の電気をシフトするアクションを呼びかけます。毎月3000~6000円くらい支払っている電気を、原子力や石炭火力の継続に払うのではなく、地域に根差した草の根の再生可能エネルギーの発展のために払いたい。そんな気持ちを、まず自分が表明する事で、次の人にも広まっていき、ひいては電力会社の方針を動かします。


地元にどんな選択肢があるかは、ぜひご自分で調べてみて下さい。
「どこがいいですか?」と人に聞くのではなく、自分で考え、自分で動く主体性こそがパワーシフトの源です。

 

●パワーシフト宣言
http://power-shift.org/declaration/

 

 あくまでご参考までに、結イレブンの東京オフィス、福島オフィスでは、それぞれ東京電力と東北電力から、須賀川瓦斯へとシフトする事に決めました。
須賀川瓦斯は福島県内の地元密着のガス会社で、電力自由化後、電気の供給をなんと東北と関東で始めました。
 

 電源構成はLNG(液化天然ガス)と太陽光を中心に、再エネ比率を高める努力をしています。元がガス会社だけに、トータルエネルギープランを一緒に考えてくれたり、お米・お酒券のプレゼントがあったり、暮らしに密着しているのが売りです。
 

 電気料金は一人暮らしの人や省エネを徹底している人だと、月々100~200円、高くなる場合もありますが、電気も食べ物も、労働力も観光も東京都は福島県にずっとお世話になってきた歴史を思えば、恩返しの意味があります。利便性や健全性、安さだけでない、社会性や地域の未来も考えて電気を選ぶのがパワーシフトの醍醐味です。

 

●須賀川瓦斯の電力比較
 ミラとも: https://miratomo.jp/hikaku/sukagawagas
 じゆうでんき: http://jiyu-denki.com/sukagawagas


4/11の結イレブンvol.40(記念すべき40回目!)では、さらに詳しく「福島からのパワーシフト宣言」を掘り下げます。そして、4/22-23に代々木公園で開催される市民最大の環境イベント「アースデイ東京」でも11万人の来場者に呼びかけます。
ぜひ、あなたもパワーシフト宣言をしてみませんか?

 

●結イレブンvol.40「3.11から4.22へLifetsyle Shift Now~福島からのパワーシフト宣言」
 http://ameblo.jp/suzumenomiraichi/entry-12255270118.html
 

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かねてよりお世話になっている菅野瑞穂さんが主催した、「あぶくま地域発 若者たちの声」に参加しました。

瑞穂さんは1年弱かけて、あぶくま地域の若者たちを取材した冊子「みんなのきもち」を完成させました。今回、3月11日に合わせてお披露目し、インタビューしたみなさんを呼んでトークイベントをするということでした。

●主催者・きぼうのたねカンパニー 菅野瑞穂さんの報告ブログ

 http://ameblo.jp/yunosato-farm/entry-12256094046.html
●画質、音質は低レベルですが、当日の雰囲気をこちらの動画でご覧になれます。

  前半:https://www.facebook.com/kaori.nishijima.167/videos/981645941970922/

 後半:https://www.facebook.com/kaori.nishijima.167/videos/981712581964258/
 

「みんなのきもち」に集約されているのは、福島に住むという選択をした6人の若者たち。もちろん瑞穂さん自身も、東和に住む選択をした一人。どんな人たちをインタビューしたのだろうと楽しみにしていました。

「みんなこの6年間頑張ってきた。でも福島から撤退する団体や、福島から出ていった人も多くて…今必要なのは、それぞれの地域で頑張る人たちの居場所をつくること」

そんな思いから、インタビューは狭い地域ではなく「あぶくま地域」。今後は、他県に避難して定住した人の思いも聞きに行きたいとのこと。

 

そんな「みんなのきもち」を聞きに来た人は、福島県内外から50名ほど。東京からもたくさん。熊本県の水俣や石川県から来た人も。

6人のパネラーは、職業も出身もそれぞれ。

石垣島出身でここに移住して、農家民宿をしている「農家民宿ゆんた」の仲里さん。

テレビディレクターとして福島の今を伝えている寺島さん。

飯舘村出身で、京都・福島市に避難してまた飯舘で畜産農家をやりたいという山田さん。

鹿島出身で、東京のベンチャー企業に勤めた後、福島のために何かしたいと思い、県内で様々な人や団体をつなげてきた鎌田さん。

震災後に県外から田村氏へ移住し、夫婦二人三脚で農業・加工業をしている稲福さん。

 

60分程度という短い時間の中で、ここで生きていく覚悟や、生きていく意味について、話してもらいました。

 

特に、結イレブンで取り上げ続けてきた「土を耕す」ということについて、この冊子の最後のインタビュー記事にて、仲里さんはこう言っています。

 

「福島の土地は汚染されたかもしれないけれど、それで使い捨てにしていたら土地なんてどんどんなくなっていくじゃない。その土地を大切に使って食べ物を生産することってほんとのオーガニックじゃないですか?大事に地球の土地を守ってるっていう風に思ってほしいなって思ったんですよね。だから福島で有機農業をやる意味ってすごいあると思いますね。」

 

飯舘村の山田さんも。

「今まであった農地、地域、仕事全て元通りは無理だから、来世の自分が少しでも生活しやすくなるようにと気楽に考えて頑張るよ(笑)。」

この冊子を読んでいて気付いたこと。それは、土地に対して本来普通に持っている感覚――受け継がれてきたもので、受け継いでいくものだということ――を、私は忘れて生きていたんだということ。そうして大地や食は守られてきたのだということ。

そう、それは「取り戻す」という言葉が合っている気がします。

「みんなのきもち」の中で、鎌田千瑛美さんがこう書いています。

「自分の食べる分くらいは自分で作れるようになりたいって想いで、近所の農家さんのお手伝いを始めました」「すごいことをたくさんやってるのに、社会的な価値に繋がっていないなって改めて思った。あとは哲学的なこと。自然界の中での人間の立ち位置とか、万物のよくわからないものを感じるようにはなってきてる。本来持ってたものを今取戻してる感じ。」

 

私がこの数年間で福島の地域づくりや農業をする方々に何度も会う中で、最初は気づき・驚き・学びであった感覚。それがだんだんと、共感しているような、自分の心の奥底が共鳴しているようなそんな気持ちに変わっていった気がします。それを、「本来持っていたものを取り戻している」という言葉に当てはめると、なんとなくぴったりな気がします。

 

3.11に合わせて、たくさんのメディアや市民運動もふくしまのことを伝えていました。風評被害のこと、食と放射能のこと、どうやってまちを復興させていくのかなど。

専門家を呼んで議論するのももちろん良いですが、「普通の若者」の話もリアルで、本質的な答えにつながっていると思いました。彼らが未来を創っていくんだなぁと本当に思えたし、私も一緒に作っていくんだなぁと嬉しくなりました。

 

同時に、誰と一緒に誰に向けて何をするか、根本から考える機会をくれました。

 

(ライター:かお)

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ふくしま結イレブンvol.40
3.11から4.22へLifestyle Shif Now
~福島からのパワーシフト宣言~

 
毎月11日に開催している復興の集い「結イレブン」。
40回目の今回は4/22-23に代々木公園で開催される「アースデイ東京」とコラボ企画。
東日本大震災の教訓を踏まえ、「ライフスタイルを変える」ために、
今何を知り、何を始めるべきかを考えます。

特にスマホからエアコンまで、誰もが当たり前に使う「電気(パワー)」について。
2016年4月の電力自由化から1年。実際に電気をシフトした人は1割に満たないといわれてます。
東日本大震災に何らかの行動を起こした人たちに、
次の一歩へとつながるヒントを持ち寄ります。

ぜひご参加下さい。
 
〔日時〕2017年4月11日(火)18:30~20:45(受付18:20~)
〔場所〕環境パートナーシッププラザ(GEOC)
 アクセス:東京メトロ表参道駅から徒歩3分、JR渋谷駅から10分
 住所:東京都渋谷区神宮前5丁目53-70 国連大学1階
 http://www.geoc.jp/access/
 
〔費用〕一般1,000円、学生・会員500円

 ※ワークショップ用にぜひ、ご家庭の電気料金領収書をお持ちください。

 

〔展示・物販・ティータイム〕
 プログラム前後に会場内で展示、物販、お茶菓子の提供を行います。

 

〔プログラム〕
 ●第一部:福島の再生可能エネルギーの現場から

 ・鈴木亮(すずめの未来市主宰/JCN福島担当)
 

 ●第二部:パネルディスカッション(予定)
 ・鈴木幸一(南兵衛)氏(アースデイ東京2017事務局長/アースガーデン代表)
 ・吉田明子氏(パワーシフトキャンペーン)

 ・古野真氏 (350.org・My bank, My futureキャンペーン)
 ほか、復興×再エネをテーマに活動する団体、キャンペーンなど

 

 ●第三部:参加者全員によるフロアディスカッション
 

〔申し込み・問い合わせ〕
★電話、ウェブサイトまたはFacebookからのお申込みをお願いいたします。
 電話:080-7028-6128(鈴木)
 Web: https://ssl.form-mailer.jp/fms/4982dc73283466
 Facebook: https://www.facebook.com/groups/737186129708367
 

〔2/11結イレブンvol.38「復興電源という前に考えることがあるんじゃないか」レポート〕

今回の結イレブンに参加するにあたり、ぜひ2月の開催レポートもご覧ください。

http://ameblo.jp/suzumenomiraichi/entry-12254108845.html

 

〔ご寄付について〕
 毎月11日に開催している結イレブンのネットワークを拡大するために、
 ご家庭で埋もれている切手シートや商品券の寄付を募っています。
 ご寄附いただいた方にはメールマガジン「ふくしま結イレブン回覧板」をお送りします。
 一口500円から、通常のご寄付も受け付けています。

 →結イレブン回覧板2017年3月11日号 

 https://www.facebook.com/groups/737186129708367/permalink/1275507035876271/

 

 

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38回目の結イレブン。今回の場所は新宿駅から徒歩5分の会場「CROSS COOP」。ここに40名が集まりました。

世間では東京オリンピックの話をよく耳にします。その中で、一時期「復興五輪」「復興電源」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
今回は、地域の取り組みから学び、世界の潮流を知ったうえで、日本のあるべきエネルギー政策、地域の未来を担う人たちとの協力の可能性について話し合いました!

 

 

【当日の資料・動画一式はFacebookイベントページをご覧ください】

https://www.facebook.com/events/1899568850272868/

 

第一部:復興電源とは言うけれど・現場からの報告
●鈴木亮(A SEED JAPAN)

福島県内に、「福島復興本社」という支部があります、そこが復興電源PJを立ち上げていて、勿来と広野町に540MWの石炭火力発電所(IGCC)を計画しています。それを2020年ごろから稼働させて40年間発電する計画です。わかりやすく言えば、オリンピックの時には原発に代わるエネルギーで復興していますよと見せるのでしょうが、でもそれが石炭であり、東京電力や常磐電力などがコンソーシアムを組んで進めています。800億円建設時から稼働時まで。2基で1600億円。


復興の中ではエネルギーが柱になっています。いわきではイノベーション構想があり、どんどん研究・実証していくことを進めているが、とてもスピードが速い。それを今日のような機会に少し議論していきたいと。

いわきにはIGCC実証炉(540MW)2基をつくる計画があり、相馬には旧式の1000MWを作る予定。112MWが小規模火力として3基建設予定。合計で2400MWになる。そして小名浜には石炭が届きます。

最近では、オリンピックに向けた電力需要を賄うために福島の地域で発電した電気を東京に持ってこようという構想があります。水素エネルギーの拠点を福島に作ろうとしています。それをいわゆる「復興電源」の使い道です。

(参考:福島新エネ社会構想

一方で福島県は、「2040年までに再生可能エネルギー自給率100%を目指す」という宣言をしました。日本の状況に目を向けると、2030年で原発をまだ20~22%にする計画。震災以降原発が停まった分、それを埋めるのが石炭火力発電でした。いつまでベースロードという概念を続けるのかも論点です。

しかし世界の流れは違います。ブルームバーグニューエナジーファイナンスの試算比較を見てみると、いかに化石燃料ではなく脱化石を世界が目指しているかがわかります。それは、環境・社会・ガバナンスを考慮して投資をする「ESG投資」の潮流とも相まって、脱化石、再エネへの投融資がメジャーになってきています。


第二部:有識者による情報提供・問題提起

●歌川学氏(産業技術総合研究所)

昨年パリ協定が発効し、その目標を達成するためには今世紀後半でCO2排出量を実質ゼロにしなければなりません。世界の化石燃料の採算ベースの埋蔵量の8割を、使ってはいけないことになったのです。
先進国の石炭火力は割合を減らしています。また、デンマークが9割から2割。イギリスが7割から2割など劇的に減らしている国もあります。
日本の再生可能エネルギーも、統計で見ると水力8%、水力以外で16%までになっています。九州電力のデータでは、5月の需要が少ない時期には太陽光や水力も含めると電力の半分ほどが再エネで賄えるようになっています。

▼それでも石炭火力発電所を作る日本
しかしながら日本では石炭火力の供給計画が50基近くもあります。福島では大きなもので3基。東京電力・東北電力などの大きな石炭火力発電所がすでに沢山あり、火力発電所のCO2排出量は福島県内排出量の約2.5倍となっています。
これからも全国で火力発電所を1.5倍に増やす計画になっており、石炭火力の発電が増え続けると日本全体のCO2排出量を押し上げてしまう。
日本の温室効果ガスの目標は90年比だと2030年18%。一方燃料構成については、石炭が26%、原子力が20%となっています。
省エネを徹底的に進めて、再エネをそれなりに進めていくと各エネルギーで2050年には半減するところまで達成できると考えられます。既存技術だけで新技術を見込まずに進められる可能性があります。
 

政府の地球温暖化計画の目標では、90年比だと13%削減で省エネは控えめ。再エネでも政府計画は控えめな数値目標をとっているといえます。逆に石炭に関しては色々な研究がある中で、高めの数値目標を想定していると考えられます。
最後は原発についてですが、「原発は大きな削減が可能」としている研究では原発を全く使っていないかほとんど使っていない想定結果が出せています。政府計画の中では、こういうレンジの中では原発の割合は高めになっています。
 

省エネや再エネを進めて、石炭を減らすとコストが大変ではないかと懸念があります。ところが2016年10月の経済産業省総合自然エネルギー調査会のデータでみると、石炭とLNG火力は新設だとトータルコストではすでに逆転しており、LNGの方が安くなっています。昔は石炭よりLNGが3倍ほど高かったけれど、価格が下がっています。
2030年の予測になると再エネの価格が下がってきて、ほぼ並ぶかむしろ安くなってくる。アメリカのようにすでに逆転しているようなところもあります。

 

▼地域の発展に寄与するエネルギーとは
再エネ・省エネは地域でおカネがまわりますが、化石燃料は海外に利潤が流出してしまう。
福島県で毎年光熱費約7700億円がほぼ県外に流れています。これを再エネ・省エネで取り戻してこれが地場産業に流れれば、非常に大きな地域産業振興になると思います。こういうことが現実的に可能になると思いますし、こうした戦略を、エネルギーを切り口に考えていければと良いと思います。
再エネは日本でも大きな産業に発展しており、40万人近くの雇用を生み出し自動車産業の半分程の大きなものになっています。エネルギーを沢山使う産業よりも大きな産業になっているのです。
発展する産業というものは大手産業が担う道もあれば、地元が担う道もある。なのでぜひ地元が担うような道で、地場産業の振興になって地域の発展と一体になるような再エネの普及の仕方ができれば良いのではないかと思います。

 

Q:石炭コストが現時点でLNGより高いとあったが、なぜ石炭に投資されるのか?
A:一つ目はこの数か月でLNGの価格が一気に下がり石炭との差が縮まったので、最新版のアップデートがまだされていないため。二つ目は、将来はまたLNGが上がってしまい逆転されてしまうのではないかという懸念。三つ目はこれから送電網への受け入れ順位が決まっていく時に、燃料価格の安い順に受け入れるルール(メリットオーダー)が日本でも導入されていくのではないかという点です。現在は原発が最優先にされていますが、そうではなくEUなどで導入されているメリットオーダーが採用された場合に、石炭の方が安いのではないかという思い込みがあると思います。アメリカのように石炭=安いが逆転する可能性もあります。

 

●近藤恵氏(ふくしま自然エネルギー基金/飯舘電力)

飯舘電力は2014年9月29日に発足、村民46名で出資して設立した「ご当地電力」会社です。福島市内のほとんどが大企業か、資本家といわれるお金を持った人たちが行っている再エネがほとんどの中で、飯舘電力は地元の人が所有して地域経済を回しています。

 

「最初はメガソーラーを計画しましたが、ちょうど設立した時期に、東北電力の高圧買い取り保留があり、太陽光はいっぱいですから申し込みをストップせざるをえなくなってしまいました。しかしそれではやめるのは悔しいため、小規模(300坪くらいまで)分散型の計画に変更しました。」

 

設置数は2017年1月31日現在で13か所。3月末まで19か所、さらに来年3月末までに50か所の合計3MW(450世帯分)を予定しています。

飯舘電力の特徴は太陽光パネルの下で農業を続けるという「ソーラーシェアリング」。これで、農地法の壁を克服したといいます。


「小規模発電事業は、農地法の壁がありました。農地は他の方法に使用してはいけないというものです。被災地特例と言って、市町村が許可をすることで農地でもソーラーを設置することが出来るのですが、そのほとんどが大企業で、中小企業である我々が認められるのは難しかった。被災地であっても全国一律の法律があるためです。
これはパネルの高さが2メートル以上になっているため、大きなコンバインでも作業することが出来ます。」

 

その後近藤さんはシェーナウ電力から賞金をいただき、それを元手に福島の自立支援を目的に「ふくしま自然エネルギー基金」を設立しました。また、世界ご当地エネルギー会議を開催、福島宣言を採択しました。

それでも県内には色々なエネルギー事業がありますが、多くは大企業や東京資本だといいます。例えば福島市上水道発電は東京電力100%出資であり、東京の電気を発電しています。他にも、「地元で一本でも風車を立てさせてほしいと」いったものの、金融機関の信頼を得る事が難しいなどの理由で、売電先も大企業にせざるを得なかったといいます。
 

「脱原発や再エネ普及がしても私たちが豊かにならなければ意味がないため、私たちも頑張っていきたいです。」

 

 

●竹村英明氏(市民電力連絡会 会長)

 

「福島のメガソーラーは合計で100MWを超える数があります。福島が東京を中心とした大企業のターゲットにされているのです。ドイツでは制度で禁止されていますが。」
 

沢の流れを止めるなど、地域の事を考えていないような計画もあり、日本でのルール化も検討していく必要があるといいます。
竹村さんは今年から新会社を立ち上げ、地域の再エネ普及に貢献しています。その会社名は「グリーンピープルズパワー」。小売り事業も始めています。


「ソーラーシェアリングは例えば有機の農作物を作り、レストランに出荷することができます。実際に大豆、ネギ、ラッカセイなどを作って販売しているところがあります。農業収入も得られるし売電収入も得られます。」

 

「東京電力のような大きな電力会社を創ろうとは思っていません。それよりは同様の団体が日本中に設立されてネットワークを形成するべきだと思います。
今後どれだけ市場が動くかを見てみましょう。日本の電力消費量:8000億kWhその1%(運動に関わっている人たちと仮定して)が電気をスイッチすると80億kWh(約230万世帯分)です。これは販売量1億kWhの会社が80社もできるということになります、30円/kWhなら毎年30億円も収入を上げられます。粗利10%なら3億円。毎年投資したら、80社で240億円/年、再生可能エネルギーに投資することが出来ます。私たちの力で再生可能エネルギーを進める仕組みができます。」

 

第三部:参加者全員によるフロアディスカッション

 

●金井司氏(三井住友信託銀行経営企画部 理事・CSR担当部長)

金融機関の立場から、ESG投資市場の現状についてお話しいただきました。

 

「安倍内閣の資本市場改革とガバナンス改革がはじまりましたが、こんな改革が起きるなんて信じられませんでした。金融庁はスチュワードシップコードとコーポレートガバナンスコードを作り、多くの金融機関が署名をしています。経産省・金融庁主導で猛烈なスピード感で改革しています。」
 

首相が議長となっている「未来投資会議」では下記のような文言も掲載されたとか。

「投資家・株主の建設的な対話の促進を通じて、短期主義的な視点に捉われずに果敢にリスクテイクを行い、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図っていくことが求められる」

 

「この会議で「ESG」という言葉が出てきていていることにとても驚いています。なかなか変わらない企業に対して政府がメスを入れているという状況です。」

 

ESGは、元をたどればSRI(社会的責任投資)が原点にあるそうです。所詮投資の世界であると思われていた中に新たな概念が加わりました。もともとスチュワートシップコードやコーポレートガバナンスコードでは、経営や投資において「長期の視点に立つこと」が基本になっており、それがESG投資の概念に収斂していったということが起こっているようです。

 

そのような流れの中で、120兆円を運用するGPIF(日本の公的年金を管理・運用する機関)が、PRIに署名しました。さらに企業年金を管理運用する企業年金連合会も署名したのです。
 

「これはもう驚きです。投資家がなぜESGに注目するのかというと、長い目で見ると環境がダメになると経済もダメになるということが改めて分かったからです。
そのような中、ノルウェー政府基金は、「日本の電力会社は石炭火力の割合が大きすぎて投資に値しな
い」としています。」


金融安定理事会の会長が気候変動に関するレポート(去年の12月)を出しましたが、そこでは、移行リスク(低炭素社会への移行の際に資産が“座礁”する―つまり回収不可能になる恐れ)があるという新しい考えが提示されています。

 

参考:「日本における座礁資産と石炭火力:環境関連リスク・エクスポージャーの分析」

 

Q:再エネ融資がまだまだだがどう促進できるでしょうか?
A:地域金融機関も投資できる仕組みを作ることが重要だと思います。
Q:世界の流れが日本の金融機関に与える影響はありますか?
A:銀行への投資家の5割が海外なので、その声は無視できません。

再生可能エネルギー事業に係る参加者・登壇者からは、「企業は前のめりだが行政や金融機関が億劫になっている。ただ地域の信用金庫も「向こうがやれば自分たちもやる」という姿勢なのではないでしょうか。」という意見や、「信金や地銀は声をかけてもハードルが高いからなかなか来ない。ESG投資はメガソーラーなど地域ではない団体に流れているのではないか」といった意見もあがりました。


●森摂氏(オルタナ代表取締役社長 兼 編集長)
オルタナ編集長の森氏からは、エネルギーに係る世界の最新動向をお話しいただきました。
「台湾は2025年までに原発停止、ハワイは2045年までに自然エネ100%を目指しています。自然エネは島から始まるから、日本も該当するかもしれませんね。一方、サウジアラビアは2040年までに石油放棄の用意があり、アメリカ資本の化石燃料ダイベストメント(ロックフェラー家がエクソン株式売却)が始まっています。」

企業の持続可能社会に向けた原動力については、国際ルールのルートと、ミレニアル世代のルートの二つがあるといいます。
「国連(PRI、SDGs)のルールと市場が影響を与えあい、ESG投資、スチュワードシップコードなどが運用されるようになりました。それから「ミレニアル世代」のルート。ミレニアル世代とは物欲、出世欲なく、社会的な関心が高い世代です。」

 

「最近RE100というアライアンスができました。国連の仕組みの一つです。GoogleやYahooなど大きな会社が将来的に再生可能エネルギー100%にするという宣言をしている中、日本の会社はひとつもありません。今後はRE普及ジャパンを目指す。市民からの意見は、その際にとても大切になってきます。」

 

その後、会場全体でディスカッションを行いました。産官学+金融の連携の必要性なども話題に上がりました。

金井さん・森さんのお話を聞いて、世界の金融機関が石炭火力発電からの投資を撤退しているということが改めて明確に分かりました。そのなかで、日本の金融機関におけるESG投資の基準の中にも、環境や持続可能性を考慮した指標が必要であり、そのために市民が声を上げていかねばならないということがわかりました。
近藤さんのお話を聞いて、福島県には、地域の持続可能な発展のためにエネルギー事業を地域主導で作る動きがまだまだこれから出てくる一方で市場や政策の壁がまだ厚いことが判りました。竹村さんのお話では、電力を依存している東京こそ自分たちの電気を選ぶべきであり、それが一極集中型、地域搾取型の電力市場を変えていくのだと感じました。

 

(ライター:しま・かお)

 

ヒヨコ当日資料についてカエル

会場がいっぱいになるほどのご参加、ありがとうございました。
当日のプレゼン資料および動画を公開いたします。
ご参考ください。転載等にあたりましては必ずご一報ください。

結イレブン38「復興電源という前に」登壇者資料

 

 

結イレブン ボランティア大募集!
福島と東京のつながる場を一緒に作りませんか?
主催団体のA SEED JAPANまでお気軽にご相談ください。
月1回の運営ボランティア、継続的に企画や準備を一緒に行う企画運営ボランティア、広報担当ボランティアなど、スキルや興味関心でいろいろなスタイルのボランティアをすることができます。
問い合わせ先:国際青年環境NGO A SEED JAPAN
http://www.aseed.org/recruitment/

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ふくしま結イレブンvol.39
福島からのパワーシフト宣言!

~震災7年目を共に歩む

〔2017年3月11日・12日、日比谷公園「ピースオンアース」内にて〕

 

前例なき大震災・原子力災害から、6年が経とうとしています。

東北では様々な「結(ゆい)」が新たに生まれ、「前例なき災害の前例」となりつつあります。

毎月11日に開催している復興の集い「結イレブン」ですが、

3月11日は、心静かに、亡くなった人や失われた故里を思う日です。

そして、これからの暮らしや地域の事を考え、一歩を踏み出す日にしたいと思います。

 

福島の再生に汗を流す有機農業者・浅見彰宏さん。

避難区域となった大熊町、川内村の復興に取り組む「元気になろう福島」本田紀生さん。

福島で始まっている新しい価値観を「ビオクラシー」に著した平井有太さん。

福島県あぶくま地域で未来を切り拓く若者たち。

 

今回の結イレブンでは、福島をはじめ、東日本大震災を経験した

様々な仲間のこの6年の軌跡とこれからに耳を傾けます。

 

震災から7年目を迎える今、東京はどのように変わったでしょうか。

共に集まり、ほんとの幸を味わいながら、

食卓や電気など、「暮らし方」を変えていく知恵を出し合いましょう。

 

「有機的再エネ社会」実現に向けて、

ふくしまからパワーシフト、宣言します。

 

〔日時〕2017年3月11(土)12:00~19:00、12日(日)11:00~18:00

 ★3月11日14:46 ステージに集まって黙とうをささげます。献花をお持ちください。

 ★3月12日東北から多くのゲストを招いてトークイベント/ブースイベントを予定しています。

〔場所〕日比谷公園・311未来への集い「ピースオンアース」会場内

「結イレブン・福島からのパワーシフト宣言」テント

〔費用〕無料(ブースで16時からふるまい酒あり)

 ★トークイベントに事前申し込みいただいた方には素敵な「ふくしま結イレブン福袋」を差し上げます。

 

〔プログラム〕

●3月11日(土)

12:00  「福島からのパワーシフト宣言」ブースオープン

13:00  動画中継「あぶくま発 若者たちの声」(福島県二本松市より中継)

 https://www.facebook.com/events/1909628292602307/ 

パネルデスカッション「震災原発事故6年の軌跡」

・武藤洋平【東和季の子工房】、鎌田ちえみ【連笑庵くらしの学校】、仲里忍【農家民宿ゆんた】、山田豊【畜産農家】、稲福由梨【福福堂】、寺島真奈美【テレビデレクター】

〈コーディネーター:菅野瑞穂 【きぼうのたねカンパニー 二本松市東和出身】

14:46  ステージ周辺で黙とうを捧げます

16:00  トーク交流「美味しい うれしい 愛しい 福島のゆうき」(ふるまい酒つき)

 ※要申込

19:00 終了(終了後、日比谷公園周辺で懇親会を予定しています)

 

●3月12日(日)

11:00  「福島からのパワーシフト宣言」ブースオープン

~メインステージで様々なトークイベントを予定

 詳細は「311未来へのつどい ピースオンアース」のサイトをご確認下さい

 http://peaceonearth.jp/

18:00  終了

 

【申し込み】3/11(土)16時からのブースイベントについて、Facebookまたはフォームからお申込み下さい。
★フォームメーラーからのお申込みをお願いいたします。部分参加・当日参加も可能です。
 https://ssl.form-mailer.jp/fms/4982dc73283466
 電話:080-7028-6128(鈴木)

★追加情報、詳細などはfacebookページをご参考ください。

https://www.facebook.com/groups/737186129708367 (注:イベントページが出来たら差し替え)
 
【共催】A SEED JAPAN、元気になろう福島、すずめの未来市、

【関連特別企画】

●福島再エネ探訪ツアー 4/8(新宿発@8時)-4/9(新宿解散@19時予定)

 南相馬市~伊達市~飯舘村で再エネの現場を回ります(参加費19,000円)

 

●4/11 結イレブンvol.40「311から422へ~福島からのパワーシフト宣言(仮)」@GEOC(渋谷)

 http://ameblo.jp/suzumenomiraichi/ 

 

●4/22-23 アースデイ東京2017・パワーシフトマルシェ「福島からのパワーシフト宣言」ブース

 http://www.earthday-tokyo.org/ 

 

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 1月の「結イレブン」は、NGOアースウォーカーズ(宮崎市)代表の小玉直也さんと芝浦工業大学の有志学生で作る「笑顔の町 なこそ復興プロジェクト」の皆さんの報告をもとに、「風化」について討論しました。

小玉さんは、東京電力福島第一原発の事故後にアースウォーカーズのプロジェクトとして、宮崎や、山形、ドイツ、オーストラリア、に福島の子どもたちを招待し、その数は、のべ 690人 を超えたとのことでした。
 

芝工大の皆さんは、2014年以来、30数名のメンバーで、いわき市勿来の津波被災地に通い、 人と人を繋ぐ応援をしています

 

お互いに、動けば動くほど、自己負担額が増え、厳しい状況ですが、私たちに「風化」の感覚はないという認識でした。
「楽しいから続けている」「地元の方の暖かさに元気づけられる」と、はっきり言いきっていました。
純粋な皆さんの思いに胸打たれました。
「結イレブン」も37回。勇気づけられ、頑張ります。(根本二郎)

 

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【ふくしま結イレブンvol.38・特別篇】

「復興電源」という前に

考える事があるんじゃないか?
~福島の石炭・再エネとESG投資~
 

(福島県川俣町のソーラーシェアリング)


毎月11日に開催している復興の集い「結イレブン」。

2月のテーマは「復興電源という前に考えるべき事があるんじゃないだろうか?」。

 

 メディアでは「2020年東京オリンピック・パラリンピック」という言葉を聞かない日はありません。安倍首相は福島県を水素エネルギーの技術開発拠点とする「福島新エネ社会構想」を発表し、2020年のオリ・パラでは福島の風力発電などで1万キロワットを集め、燃料電池車1万台の年間使用量に相当する水素を製造し活用するとして、平成29年度予算に754億円を見込んでいます。小池東京都知事も「福島産水素を五輪へ、低炭素社会の切り札に」と訴え、産業総合研究所、福島県との協定を結び、来る東京五輪では華々しくアピールする意向です。


 一方で2020年以降のエネルギー動向はどうなっているでしょうか?経産省・資源エネ庁の資料では、2030年に石炭火力で26%、天然ガス・石油火力で30%、原子力で20~22%で、再生可能エネルギーは22~24%となっています。たとえば福島県でも計6基・合計250万キロワット以上もの新規の石炭火力発電の計画が進行中で、肝心かなめの「地域主導の小規模再エネ社会」への投資はごくわずかなのが現状です。オリンピックバブルに惑わされず、「復興電源」という前に、未来を見据えた冷静な議論を積み重ねたいと思います。
 
〔日時〕2017年2月11日(土・祝)15:00~17:30(受付14:45~)
〔場所〕CROSSCOOP新宿 セミナールーム
 アクセス:東京メトロ新宿三丁目駅から1分、JR・私鉄・都営新宿駅から4分
 住所:東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH[6階]
 https://crosscoop.com/office/shinjuku/access
 
〔参加費〕 一般1,000円、 学生・会員500円

〔プログラム〕
 ●第一部:復興電源とは言うけれど・現場からの報告

 ●第二部:有識者による情報提供・問題提起
 ・歌川学氏(産業技術総合研究所 エネルギーシステム戦略グループ主任研究員)
 ・竹村英明氏(市民電力連絡会 会長)
 ・金井司氏(三井住友信託銀行経営企画部 理事・CSR担当部長)
 ・森摂氏(オルタナ代表取締役社長 兼 編集長)

 ・近藤恵氏(ふくしま自然エネルギー基金/飯舘電力)
 
 ●第三部:参加者全員によるフロアディスカッション 60分
 

※終了後、懇親会を予定しています。(実費3,000円ほど)

 

〔申し込み・問い合わせ〕

★電話、ウェブサイトまたはFacebookからのお申込みをお願いいたします。
電話:080-7028-6128(鈴木)
Web:https://ssl.form-mailer.jp/fms/4982dc73283466
Facebook:https://www.facebook.com/groups/737186129708367 


 

(福島県いわき市の石炭火力発電所)

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 毎月11日に開催している復興の集い「結イレブン」も37回目を数えます。今回のテーマは「大震災の風化を超えて、ニーズに迫る」です。メディアの露出が減り、支援団体やボランティアの資金も減少し、毎日新聞の今年3月の調査によると「震災の風化が進んでいる」と考える人は8割に及んだそうです。福島県は風化・風評対策強化戦略第二版を打ち出し、平成29年末までに県産の農林水産物の市場価格と観光客数を震災前の水準に戻すという目標を掲げ、今年は56事業に75億円以上を投じています。国・政府とは別に民間で震災6年目以降も活動を続けようという動きも根強くあります。

 

 平成29年3月以降順次予定されている飯舘・川俣・富岡・浪江などの避難解除では、現在避難を強いられている約7万人のうち、66%にあたる約4万6千人が戻る選択肢が可能になるとされています。今回の結イレブンでは、震災から7年目以降も「風化を超えて」支援を続ける人々に注目し、これから必要となる「新たなニーズ」とは何かを考えます。


【日時】2017年1月11日(水)18:30~20:30
【参加費】一般1000円、学生・会員500円(軽食つき)
【会場】東京ボランティア・市民活動センター・会議室A

(住所:東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ10階)

http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
アクセス:JR飯田橋駅、徒歩3分、東京メトロ・飯田橋駅「B2b」出口より直結

【申し込み】
★フォームメーラーからのお申込みをお願いいたします。部分参加・当日参加も可能です。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/4982dc73283466
 電話:080-7028-6128(鈴木)

★追加情報、詳細などはfacebookページをご参考ください。

https://www.facebook.com/events/368338466891873/
 
【共催】A SEED JAPAN、元気になろう福島、すずめの未来市、

【プログラム(予定)】
●第一部:「風化を超えてニーズに迫る」現場からの報告(3~4団体)
鈴木亮 (東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当)  http://www.jpn-civil.net/

小玉直也氏 (宮崎アースウォーカーズ)  http://earthwalkers.jp/ 
芝浦工業大学・笑顔のまち なこそ復興プロジェクト http://nikonikonakoso.wixsite.com/mysite  

その他・調整中


●第二部:私たちにできる事を考えるワークショップ
小グループにわかれ、「風化を超えてニーズに迫る」をテーマに、ニーズ/課題の整理と今後取るべきアクションについて話し合います。特に、個人レベルでも参加できる行政や中間支援組織との連携分担を模索します。

 

★終了後、近所の居酒屋にて交流会も予定しています。お気軽にご参加ください。

〔結イレブンvol.37〕

 

【関連リンク】

●「東日本大震災支援全国ネットワーク・現地会議の記録(動画あり)」

http://www.jpn-civil.net/2014/activity/genchi_kaigi/ 

 

●ブログ「結イレブン/すずめの未来市」

http://ameblo.jp/suzumenomiraichi/

 

●元気になろう福島

http://genkifukushima.jp/

 

●国際青年環境NGO アシードジャパン

http://www.aseed.org/ 

 

【福島支援情報】

●外部支援者向けの会議情報など。ご関心ある方は、ぜひご連絡ください。

 

1月17日(火)13:30~15:00 みんぷく支援者会議@いわき市民文化センター(予定)

http://www.minpuku.net/ 

 

1月20日(金)13:30~15:00 おだかぷらっとほーむ定例会@ほーむ

http://3bplus1-odaka.jp/

 

2月2日(木)ふくしまNPOの集い@ふくしま地域活動団体サポートセンター(福島市)

http://f-saposen.jp/ (サイト準備中)

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う2016/11/11(金) 

35回 結イレブン 「福島の食とお酒を堪能大交流会」

@銀座パルプ会館 フェニックスプラザ

 

35回目の結イレブン、今回は「福島の食とお酒を堪能、大交流会」ということで、銀座パルプ会館に約60名の方がお越しくださいました。福島の今を語る人として、ゲストに飯舘村出身の渡邊とみ子さんを迎え、お話を聞き、会場の全員で福島の食とお酒を堪能しました。

 

第一部:開会の挨拶

 

根本二郎さん(NPO法人元気になろう福島理事長)

東日本大震災を忘れないために結イレブンを続けてきました。

まずは飯舘村でご苦労された渡邊さんのお話を聞いてください。

食事は、朝から調理して、それらを一枚のプレートにいれて、お弁当のような形にして皆さんにお渡しします。一生懸命作ったのでぜひおいしく食べていただきたいです。

 

田中淳夫さんNPO法人銀座ミツバチプロジェクト理事長)

全国のミツバチプロジェクトの人や銀座のクラブのママさんに支援物資を3.11の時に送ってもらいました。

福島に惹かれる理由は、ここで新しいものがみられるのではないかと感じているからです。これからも関わり続けていきたいと思っております。

銀座ミツバチプロジェクトの詳細はこちら 

http://www.gin-pachi.jp/0/topics/1

石山純恵さん(株式会社クリフ 代表取締役社長)

原発事故の影響で福島の野菜が売れないため、土の上下を入れ替えたり、しっかりと検査をして基準値以下で売っています。それでも物が売れません。特にコメは全然売れていないんです。

その為に、売り手の話を聞いてもらおうと考えて、活動しています。

2年前は26回、去年は36回、今年度は3月までに44回県外派遣を行う予定で、福島の現状をみなさんにお伝えしています。

 

第二部 講演「福島の福幸のために」  

渡邊とみ子さん(NPO法人かーちゃんの力・プロジェクトふくしま理事、いいたて雪っ娘かぼちゃプロジェクト協議会会長)

 

○原点は、「自分の地域は自分たちで」

女性も地域のリーダーとなり、自分の地域は自分たちで考えていくといった地域づくりが原点です。

1993年に、飯舘村第四次総合計画地区別計画策定・推進委員として活動しました。

その後20056月、イータテベイクジャガイモ研究会会長として活動をします。メンバーは軒並み脱退してしまい、悩む日々が多かったのですが、何人か残ってくれた人が「ついていくから」という力強い言葉をかけてくれて、それを励みに会長を続けていくことが出来ました。

そして、20074月にまでい工房美彩恋人を立ち上げました。農家の嫁が立ち上げることは簡単なことではなかったのですが、何かしないと始まらないという思いから始めました。

ようやくイータテベイクが世の中に出せる!…そんな矢先に原発事故が起こり、飯舘村で農業ができなくなりましたが、それでも諦めず、避難先で畑を借り、種をうえました。20115月のことです。

 

○かーちゃんの力プロジェクト開始

飯舘村で繋がりのあったかーちゃんたちを一人一人訪ね歩くことから始めました。かーちゃんたちは自分たちの作ったものを放射能の影響によって、捨てなくてはいけなくて泣いていました。

何ができるかを考え、現地を渡り歩いて餅と漬物を売ることにしました。

避難先で作った「いいたて雪っこ」を売りたい。売るために自主計測で世界一厳しい基準を設けようと20ベクレル以下のものを販売しました。

 

人と人を結ぶ、地域と地域を結ぶという意味で結もちプロジェクト。

この結もちプロジェクトを機にかーちゃんたちに笑顔が戻りました。

秩父農工生と連携したり、阿武隈の凍み文化の継承や阿武隈食の継承も行っています。

作り方をYouTubeで配信したりといった取り組みもしています。

来年3月を持って帰村できるようになりますが、私自身は種をつなぐという選択をしたため、飯舘村には帰りたくても帰れません。

 

「すべての答えは現場にある。何かをやろうとすれば困難にぶつかることもある。何もやらなければ何も残らないし、何も成長はない。とかくやらない人ほど理由付けをする。

しかしまかない種には芽も出ないし、実もならない。」

故郷を作ってきた先人たち、かーちゃんたちの歴史を学び、飯舘村に生きてきたという誇りをもち続けていたいと思っています。

 

 

○お料理の紹介-テーブルにそろったふくしまの味覚

 

ふくしまのえごまと紫蘇を使った名物「しそまき」、飯舘牛のソテー、川俣しゃも、奥会津・金山町の焼酎や桃ジュースなど、ふくしまの味覚が揃いました。

 

 

渡邊さんの話を聞いて、福島のおいしい食とお酒を参加者の方々と一緒に楽しむことで参加者の方々と、そして福島との距離が縮まったような気がしました。たくさんの人が会場に足を運んで下さったおかげで、賑やかでとても良い回になりました

 

カナヘイきらきら福島と東京のつながる場を一緒に作りませんか?カナヘイきらきら

主催団体のA SEED JAPANまでお気軽にご相談ください。

1回の運営ボランティア、継続的に企画や準備を一緒に行う企画運営ボランティア、広報担当ボランティアなど、スキルや興味関心でいろいろなスタイルのボランティアをすることができます

問い合わせ先:国際青年環境NGO A SEED JAPAN

http://www.aseed.org/recruitment/

 

(ライター:しま)

 

 

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2016.9.11(日)14:00~16:30@新宿NPO協働推進センター・多目的室

33回目の「結イレブン」、今回は10月14日(金)~16日(日)に開催される「土と平和の祭典」に合わせた3回シリーズの第1回で、平和について、福島の視点を入れながら考えました。


~プログラム①~

○浅見彰宏氏(NPO法人「福島県有機農業ネットワーク」理事、ひぐらし農園主宰)より
→「あいかわ百姓市」からの中継出演
・千葉県生まれですが、Iターンをして喜多方市山都町で有機農業をしています。「あいかわ百姓市」は月2回、農家を中心に直接販売する市で、地域の活性化のために、近くの人を呼ぶ仕組み作りとして開催しています。遠くから車で来てくれる人も居ますよ。
・平和についてですが、農業のきっかけとして国際協力が念頭にありました。アジアの貧困、格差は戦争につながり、普通に生活するだけでは加害者側になってしまうと。自分自身が変わることで、平和へ向け間接的に行動していることになっていると思います。
・自分はライフスタイルを農業に変えましたが、方法はこれだけではありません。地方への企業誘致だけでなく、地縁型コミュニティと、都会に居ながらでも考えられるテーマ型コミュニティ、この2つが合わさることで、都会に居ても地方や農業とつながることが出来ると考えます。


○ハッタケンタロー氏(種まき大作戦)より
・埼玉県小川町で、仲間と有機農業を行い、毎週マーケットを開いて販売しています。そこで、誰々さんが作った野菜というように、有機農家と住民が近い関係が出来るのです。
・空気まで美味しくて清々しいこのような場所は貴重で恵まれており、この環境がまさに「平和」だと思いますね。
・社会を変えるには、トップダウンではその人が居なくなれば終わりなので、やはり一人ひとりの取り組みが重要と考えます。グラスルーツ、市民運動が最初にあるべきです。加藤登紀子氏の夫、藤本敏夫氏はまさにそういったなかで有機農業運動に取り組んだと思います。世代をつなぐ1つのテーマとして農業があり、「土と平和の祭典」は団塊先代からバトンを受け継ぐ場ともなっています。


~プログラム②「フロアディスカッション」~

→3グループに分かれ、「自分にとっての平和」、福島と東京における「平和を守り育てるアクション」を考えました!

○1グループ
・自分が生活を送っている現在を知る姿勢が大事ではないでしょうか。世界には難民がいます。私たちの無知による平和が成り立ってしまっている現状があります。
・有機農家を進める議員を応援したり、フードマイレージを気にすることです。食べ物は自分で選べるので、もっと自分のこととして捉えると良いと考えます。

○2グループ
・投票に行ったり平和を考える集まりに参加するなど、自らアクションを起こし、人の話を自分のこととして聞く姿勢が重要と思います。
・戦争、核燃料に関わらないこと、また、教育に力を入れるべきだと思います。討論型の授業で、自分たちの生活に関わっているという意識を持てれば良いです。

○3グループ
・投票に行き、その後もチェックとして政治家に物を申すことが大事だと思います。
・日本の非常任理事国入りを目指し、国連で訴えましょう。そして、軍事、武器に頼らない平和を作りましょう。難民受け入れも再考すべきです。


~最後に~
今回、比較的少人数での開催でしたが、その分濃いディスカッションが出来たと思います。来月の「土と平和の祭典」に向け、いま私たちに何が出来るのかを考える良い機会となりました。

~おまけ(本日の軽食)~
・いわき食彩館、京都・ごまの専門店ふかほり「つみたてオリーブ香ばしいかりんとう」
・たなつもの「サングリア」



結イレブン ボランティア大募集!
福島と東京のつながる場を一緒に作りませんか?
主催団体のA SEED JAPANまでお気軽にご相談ください。
月1回の運営ボランティア、継続的に企画や準備を一緒に行う企画運営ボランティア、広報担当ボランティアなど、スキルや興味関心でいろいろなスタイルのボランティアをすることができます。
問い合わせ先:国際青年環境NGO A SEED JAPAN
http://www.aseed.org/recruitment/

(ライター:わーすー)

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