1210日、飯能にて介護技術をテーマに勉強会を行いました。理学療法士の小林勇一さんが主催する「地域リハビリ勉強会」に呼んで頂きまして、基本動作の介助とポジショニングについて伝えさせて頂きました。参加者は、若手の理学療法士と作業療法士の方でした。

 

基本的な内容は、田中義行先生が教える「自律介護技術」の講習内容を伝達させて頂く形で行いました。

 

 

 

 

内容の一部を紹介いたします。

 

「移乗介助の際に、利用者の股の間に介助者の脚を入れてはいけないでしょうか?」

 

立ち上がるときには、利用者の上体をしっかり前に倒す形で立ち上がりを介助することが基本となります。利用者の股の間に介助者の脚を入れて介助すると、介助者が利用者の体に密着しすぎて、十分に上体を前に倒せない形になってしまうこともあります。それだと、利用者の立ち上がり能力を発揮できないで移乗することになってしまいかねません。

 

支持基底面内に重心を入れようとすると、介護者が思った以上に重心を前に移動する介助が必要なことがあります。これを伝えられると、利用者の能力を発揮した介助に繋がります。

 

立ち上がりに関して、「円背のある方で、上体を前に倒そうとしても重心が前に移動してこないケースの場合は?」という質問を頂き、前に移動しやすいように①足を更に手前にひく②ベッドの高さを少し高くしてみるという案を出して、実技でシュミレーションしてみることも行ってみました。

 

 

「ポジショニングの効果を触診で確認してみよう」

 

ポジショニングの基本を伝え、筋の緊張を緩められる位置を見つけてみることを実際に参加者同士でやってみました。「もう少し膝の下のクッションを高くしてみると楽かも」などと言いあって、楽な位置を見つけてみました。

 

感覚をしっかりと口で伝えられる人はそれが出来ます。でもポジショニングを必要としている人の多くは、言葉でうまく伝えられないです。ここで私たち理学療法士や作業療法士が得意とする筋緊張の触診が活きます。

 

ポジショニングをして、筋の緩みを触診で確認する。それで筋のリラクゼーションが得られているところを確認していく。それを体験して頂いて、ポジショニングのやり方を再確認して頂けたかと思います。

 

人に伝えることで、更に自分の学びになります。今回は、ありがたい機会となりました。更に介護現場に生きるリハビリテーションの技術を伝えられるようになっていきたいと思います。

 

ありがとうございました。

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メタ認知

テーマ:

1124日川越にて、脳科学者の茂木健一郎さんの講演を聴かせて頂きました。

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茂木さんのお話で私の頭に残っているのが、「メタ認知」ってこと。


メタ認知とは、自分自身を客観的に見られる能力のことだそうです。


茂木さんは、幸せに生きるには、見た目が格好いいことより、勉強ができることより、メタ認知が大事といいます。


メタ認知が優れている人は、自分の個性を受け入れられます。

だから、生活でも仕事でも自分の個性を発揮しやすいのです。


自分の欠点を笑いに変えられる人は、やはりメタ認知に優れた人だそうです。講演の中で観客のひとりをステージに上げて話をしてもらっていましたが、その方が自分の頭髪に弱みがあると「私の毛質は死んでいる」というお話をしてくれて、会場の笑いを取っていました。


私自身、人からどう見られているかはあんまり考えないほうです。「人の目なんて気にしない」のほうが良いと思ってきました。メタ認知ができると、自分の強みを発揮できるという茂木さんのお話に強く納得しました。大事です、メタ認知。


自分は客観的にみて、何が長所で何が短所なのか?周りの人からどう見られているのか?メタ認知を意識して、自分の個性を効果的に発揮していきましょう。


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1111日、埼玉よりい病院で行われた研修会「あなたの役割は何ですか?」に参加してきました。


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講師は大住力さん。ディズニーランドを運営するオリエンタルランドで約20年勤務して現場の士気向上に努められた方で、現在は難病と闘う子どもとその家族を応援する法人の代表をされています。


ディズニーランドでは2日間で覚えられるマニュアルに基づいて仕事をするそうです。


ランド内のエピソードから、仕事には、役割(mission)と作業(duty)があることを教えてくれました。作業はマニュアル通りにする仕事、その上にあなたの本来の役割がある、と。


そして現在、大住さんが行なっている、難病の子どもと家族を旅行に連れて行く活動。そこには、感情に響く仕事がありました。


私は、講演を聴いて何度も感情を動かされ、涙が出ました。


子どもさんに楽しんでもらうのはもちろんのこと、その子どもさんを支える両親に楽しんでもらうという心意気がありました。スライドで見せてくれた、重度の難病を持つ男の子と一緒に人力車に乗ったお父さんが嬉しくて号泣している様子に、今思い返しても涙が出ます。


私たち高齢者をケアする者も、対象者はもちろん、家族を支える役目が大きいことを改めて強く思いました。


大住さんが「私のような素人がこういう仕事ができるのだから、皆さんのような専門技術を持っている方々なら、もっとできることがあります」といってくれたことが心に残っています。


私の勤務する法人の理念に、高齢者とその家族を安心させるというものがあります。その実践に私の役割があるな、と思っております。


ありがとうございました。


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