研修会のお知らせ

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11月に行われる埼玉老健協会主催の研修会

「第2回生活リハビリ基礎研修会」にて、講師をさせていただきます。

 

第2回生活リハビリ基礎研修会

 

1.日  時   平成29年11月22日(水)1000分~1600分 

2.場  所   埼玉県県民活動総合センター 第2研修室         

3.研修内容   『老健における生活リハビリの具体的内容と導入の方法』

講師 神山 知子 氏 遊   副主任 介護福祉士

   鈴木 康夫 氏 うらら 事務長、理学療法士

.参加費:埼玉老健協会会員施設職員は無料、それ以外の一般の方は1000円

 

 

現在、参加申し込み受け付け中です。

参加申し込みは

http://saitamaroken.jp/kenshu/index.html

 

 

私は理学療法士の立場から、老健の生活リハビリの具体的内容についてお話させていただく役目です。私自身、老健うらら、老健やまざくら、と2か所の老健で、18年にわたり現場を経験してきました。生活の場でセラピストがどう動くべきか、私が経験してきたことから話します。

 

ぜひ、お越しください。

 

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長生き地獄

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連休にゆっくりする時間がとれて、読書できて嬉しいです。

 

さて本日は、松原惇子さんの著書「長生き地獄」が非常に興味深く、一気読みしました。

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著者の松原惇子さんは、「クロワッサン症候群」などで知られる作家で、一貫して「女性ひとりの生き方」をテーマに執筆、講演をされている方だそうです。私は松原さんの本を初めて読みましたが、ズバッと痛快なものの言い方で、重くなりがちなテーマも、非常に興味深く読めました。

 

松原さんは本のなかで、

 

(抜粋)

これまでの日本は、長生きが幸せと考えられてきた。しかし、超高齢社会を迎えた現在、わたしたちの頭をよぎることは、長生きは本当に幸せなのかという疑問だ。長生きという言葉は美しいが、長くいきるということは、朽ちる時間がながくなること。つまり、辛い時間が長くなること。それでも長生きしなくてはいけないのか考えさせられる。

 

と語り、様々な事例をレポートしてくれています。

 

ひとり暮らしの孤独死の事例をいくつか紹介し、松原さんは孤独死ほど理想の死に方はないように思えてならない、と語っています。

なぜなら、普段の生活の延長線に死が訪れているから。本人に死ぬ気がさらさらない幸せな日常の中で、死の恐怖を感じないまま、突然スーッとあちらの世界に逝く。ある意味、とても自然な死に方だ、と。

 

延命治療の現実や、老人ホームでの入居者の様子を取材された上で、このように語る松原さんの本音は納得のいく話に感じました。

 

この本の中で、行き場のない老人が転々とする事例として、老健が登場します。5年間、老健を転々した方の娘さんの話では、老健同士の連携がとれていて、次の場所を探すことなく、そろそろ3ヶ月という時期になると、「こちらはどうですか?」と打診されるのだそう。老健は居住するところではなくて、臨時でいるところ、と明確に語られて松原さんは良い印象をもっていないことが明確です。

お金のある人は、有料老人ホームで安心生活、お金の足りない人は老健を転々とする。そんな最後でいいのだろうか。

と松原さんは言います。

 

 私もこの業界の人間で関わっているのでわかっていることですが、施設の暮らしが幸せかというと疑問に思える場面もあるように思います。

 

最後に松原さんが「いい死に方」のポイントを教えていますがそのひとつとして、

高齢になったら救急車を呼ばない方がいい」と書いています。

 

(抜粋)

高齢者と呼ばれる年齢まで生きてくると、あとはいかに苦しまずに死ぬか。もし、自然に苦しまずに死にたいというなら、救急車を呼ばないことだ。

 

この言葉には驚きますが、延命治療を望まなくてもされてしまう状況を取材されてきて、「死ねない現場」を知った上での著者の発言です。ピンピンコロリで逝くための方法としては、「なるほど」とも、思えました。

 

この本は、「自然に逝く」という考え方の参考になります。

私は、高齢者介護の業界で働くひとりですから、

「長生き」と「幸せ」にどう向き合うか。

高齢者が長生きしても幸せに暮らせるにはどうしたら良いか。

考えていきたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

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