鈴木酒販 小売部のブログ

台東区三ノ輪に本店がある、1959年創業の業務用酒販です。ブログは小売部神田店の店長が管理し、入荷情報とお酒に関連する食情報をお伝えしています。


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いつも台東区 三ノ輪の鈴木酒販をご愛顧いただき
誠にありがとうございます。


『獺祭が値上げ?』


と当店に来店されるお客様より、誤解のあるお声を頂戴致しましたが、全種類が値上げではありません。


※値上げは、一部の商品のみです。(獺祭50、45、発泡にごり50)

獺祭50に関しては、1800mlが2700円(税込2,835円)→2850円(税込2,993円)と容量によって差がありますが、約5~6%の値上がりとなります。


もともと、特A、一等を使用している三割九分や二割三分の価格は変わりません。

獺祭に使用する酒米(山田錦)の原料不足により、従来、磨き50の掛米に使用してきた山田錦の三等米が足りず、現在は山田錦の特A・一等が使用されています。その為コストが合わない状態が続いていました。その為、磨き50、45、発泡にごり50の価格が改定される事になりました。


素晴らしい酒米をつくる農家を応援して行くためにも、私も値上げは必要と思います。


昨日(2013.9.29)、旭酒造様のHPにてお知らせがありましたので、下記に添付致します。


【お知らせ:獺祭 10月より一部商品の価格を改定致します】


(以下、旭酒造様HPより)

伏してお願いさせていただきたいと思います。10月から一部商品の価 格を改定させていただきたいと思います。対象は50%精白の商品群と 遠心分離シリーズです。どちらも、原価割れを起こしていて、他の商 品の利益で補てんするという不健康な形になっていたので、それを是正するためです。


実は、昨年の春に価格改定をさせていただこうという事で一昨年の秋 から計画しておりました。しかし、一昨年末の私の「ほこ×たて」出演が巻き起こした嵐のような受注増とそれがもたらした供給不足によりその計画を一時棚上げせざるを得なくしました。それでなくても価 格改定は値上げ前に仮需要が起こり、品不足になりがちなのに、モノが無いとなると市場に混乱が起こる、という事が懸念されるからです。

しかし、いつまでたっても供給の不足は解消されず、反対にさらに品 不足が加速している現状から、価格改定を決心した次第です。


今回の価格改定の中心になる「獺祭純米大吟醸50」についていえばこういう事です。

この「純米大吟醸50」は獺祭ブランドを立ち上げた20数年前の最初から造っている中核的な商品でした。最初は麹米を山田錦、掛米は日本 晴という普通の飯米を使い、価格が1.8リットルで2500円でした。 しかし、どうも酒質がピンとこなくて、この価格で何とかおさまる米 という事で、他の酒造好適米を色々使ってみました。

ある方に紹介されて三等の山田錦に出会ったとき、これだと思ったも のです。実は価格だけいえば、五百万石の特等より山田錦の三等のほ うが高いのですが、何といっても山田錦です。その価格差を補って余 りあると感じました。

(あくまで新潟県産と兵庫県産の価格差です。 他県産は比較していません)

山田錦同士で比較しても、特に50%以上磨かない限り三等が上位等級 と比べて劣るとはほとんど感じない米質でした。 (勿論、注意深く精米するという条件付きです)


造りをオール山田にした事で酒のほうの品質も飛躍的に上がり「さす が山田錦」とその威力に驚いたものです。ある有名なカメラマンの方から「獺祭は磨き二割三分は良いけど、純米吟醸クラスは大したことないね」などと評されて、当たっているだけにがっくり来たりしていましたが、そんな言葉も聞かれなくなりました。最近は「おれは獺祭 の中では「50」が一番好き」などと言われる方もいるぐらい。(もっとも、この点についてはその後の杜氏から社員だけによる生産 体制への改変による効果も大きいと思います)

日本晴の価格と比べれば、たとえ三等といえども山田錦ははるかに高価ですが、オール山田の酒が持つなんとも言えないあの丸みは酒造り をする者として抗し難く、あの魅力を知ってしまうと、何としても自 社の酒はああでありたいと、強烈に思ってしまうのです。

ということで、あっちのコストを削り、こっちのコストも削り、さら に「もう少し売り上げが伸びればこのぐらいのスケールメリットが出る」などと、勝手に自分をだまして都合の良い原価計算を駆使して、 掛米は山田錦に変わっていきました。


ところが、問題は酒の生産数量がそれで止まればよかったわけですが、そうは問屋がおろしません。

当時の旭酒造の全生産量は1000石程度。 使用米の総数量も4千俵。結果として「50」用の掛米に充当される三等米も1400俵程度あれば足りたのです。しかし、その後、ご存じのように弊社の出荷量は毎年伸びました。

現在は一万石強。つまり全体としては4万俵、「50」用の掛け米も1万4千俵必要という事です。ところが、全国でも山田錦の三等米は大体1万俵程度しかないのではと推測しています。つまり全て山田錦にしてその数年後には三等米についていえば全く足りなくなってしまいました。 (これを将来予測の出来ない経営者といいます。反省。)


結果として、その頃から特・一等の山田錦も「50」に使用されることになりました。時には全国の酒蔵垂涎の的の特A山田の特上も。すると価格的に特等でも三等の7000円増しですから、必然的にコスト割れを起こします。特A山田の特上だと怖くて計算する気にもなりません。 その上、「50」はまだまだ伸びることが予想されますので、現在のようにその赤字分を他の商品の利益で補てんする体制は無理があります。その上、最近の私どもの「山田錦が足らない!!」という訴えを聞いて お分かりのように、良い酒を造るためには山田錦がほしい。そのため には農家の「やる気」は不可欠。

そういう「やる気」のある農家は山 田錦の三等を捨て作りで作る気はありません。彼らは特や特上の山田 錦を目指す。反対に、そんな農家としかこれから肩を組んで行けない。(そこにこそ日本の農業の未来がある)


それなら、「50」も特・一等の山田錦で耐えられるコスト構造にしなければいけない。

そんな事で、価格改定は数年前から課題になっておりました。ところ が昨年春の価格改定を決心したところで、「ほこ×たて」以降の売り上げ急増による品不足のダッチロールに見舞われ価格改定どころではない状況になってしまいましたが、やっと決心したという次第です。


今回の価格改定は同時期に灘伏見の大手メーカーも値上げを発表しており、それを聞いた時「横並び値上げととられてまずいなぁ。」と感 じましたが、それでも価格改定を伏してお願いします背景は以上のような事です。

(旭酒造様HP→http://asahishuzo.ne.jp/info/information/item_1853.html


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~お取り扱い商品~

陸奥八仙、浜千鳥、春霞、刈穂、雪の茅舎、新政、天寿(鳥海山)、一ノ蔵、浦霞、大七、天明、夢心、くどき上手、楯野川、上喜元、山形正宗、八海山、  越乃景虎、鶴齢、真野鶴、梵、福千歳、南部酒造場(花垣)、若鶴、郷乃誉、いづみ橋、開運、臥龍梅、御湖鶴、小左衛門、梅乃宿、作、黒牛、大典白菊、石鎚、獺祭、東洋美人、三芳菊、天山、七田、宝山、つくし、蔵の師魂、晴耕雨読、純黒、赤兎馬、八海山ビール、銀河高原ビール、よなよなビール、ネストビール、COEDO、ベアード、九十九里ビール、北海道ワイン㈱、タケダワイン、酒井ワイナリー、丸藤葡萄工業(ルバイヤート)、朝日町ワイン、ココファーム、高畠ワイナリー、勝沼醸造、マルサン葡萄酒、林農園(五一ワイン)、グレイスワイン、ルミエール、丹波ワイン、安心院ワイン、アズマコーポレーション、ラックコーポレーション、モトックス、ラシーヌ 等


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