通りすがりの音楽好き、スズキさん

私はタダの音楽好き。
人を感動させる演奏はできません。
だから、私は良き聴衆になりたい。
そして沢山の人に音楽の楽しさを知ってもらいたい。
世の中もっと音楽好きが増えればいいな。

2008年 1月 クラシック音楽鑑賞スタート

2010年 4月 ピアノ可マンションに引越

2010年10月 ピアノを購入 ピアノ再開

2012年 3月 パリ音楽旅

2012年 6月 ウィーン音楽旅

2012年 8月 草津音楽祭&松本サイトウキネン 旅

2013年 8-9月 スイス・オーストリア音楽旅

2014年 8月  木曽音楽祭&草津音楽祭 旅

2015年 8月  オーストリア音楽旅


テーマ:
月曜日、マタイ受難曲とクリスマスオラトリオの楽譜が届く。マタイ受難曲の方に飛びつく。2009年のラフォルジュルネで買った対訳を探す。あった。300円!当時の自分に感謝。ついでに見つけたその年の他のプログラムによると、ロ短調ミサ曲(抜粋)とマニフィカトも聴いてるじゃないか。ちょっとショックだ。まったく記憶にない。何も知らないくせに手当たり次第に聴いていた。世界が広がっていくのがうれしくて。知らないことが沢山あることがうれしくて。あの頃の私はもういない。


聖書の音楽家バッハ―『マタイ受難曲』に秘められた現代へのメッセージ/杉山 好

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ちょうどバッハ関連本を1冊読み終えたところだった。素人の私には分かりにくい部分もあったが良い本だった。バッハの音楽の暗号が本当にすべてバッハが意図したものなのかどうかは分からないけど、これだけ分析可能なのだから、大部分がそうなのだろう。それだけバッハは自分のすべてを曲に注ぎ込んだということは疑いもない。


バッハに関して、私は初心者の典型的な勘違いを2点書き留めたい。

1.バロック音楽 = バッハの音楽

私がこれまで学んできたことによれば、バロック音楽の時代の主流は華やかでカッコイイ音楽や耳に心地良い音楽だった。たとえばイタリアのヴィヴァルディのような。バッハの音楽はそれとは違う。

2.バッハの音楽 = 癒しの音楽

結果として癒されたということ自体は否定しないし、その感情は大事にしたい。でも、そもそもクラシック音楽を「癒しの音楽」と呼ぶことを私は好きになれない。人を癒したいとか、楽しんでもらって元気になってもらいたいとか、そういう目的で作曲していた作曲家なんていないと思う。彼らの視点はもっと広く深く複雑で、「皆さんのため」というより「自分」という存在を常に強く意識していた。

何はともあれ、マタイ受難曲なんかワーグナーオペラのようなショッキングな場面ばかり。「人間はみんな罪人なのだ。忘れるな。しっかりと脳に刻み込め」と言われているような気がする。生きることを諦めたくなるような曲ではないか。


ペトロさんの曲


人間はなんて残酷でくだらない生き物なのだろう。

そんな人間を愛さなければいけない神は不幸だ。

そして、くだらない生き物だと知りながらも生きていかなければいけない我々人間もまた不幸だ。

人間は一人では何も出来ないくせに、集団になると何でもやってのける。ターゲットを見つけると喜び勇んで攻める。「十字架に張りつけろ!」と盛り上がる。まるで日本社会みたいじゃないか・・・

ドイツ語もすばらしい。日本語より鋭い音。その響きと、その語順が、痛いくらいに何かを訴えてくる。Ich kenne des Menschen nicht! 否定の単語nichtが最後にくる。勢いよく力を込めて否定をした後のやるせなさ。自ら発した言葉が脳裏に響き続ける。もういいから、ペトロさん。もう十分だから、そんなに泣かないで・・・一緒に泣きたくなるねぇ。

日本人はきっとそんな風に何かに後悔して激しく泣いたりしないだろう。「あ、悪いことしちゃった。まあ、いいか」とヘラヘラするだけさ。(どこまでも同胞に冷たいスズキ)

この最初の曲もコワイね。左右から交互に罵られているような気がする。絶え間なく。あと、ヴィオラダガンバの タッラタッラタッラ・・・もたまらない。2009年当時はクラシック音楽鑑賞2年目だったので、私はきっとあれはチェロだと思っただろうね。今ならヴィオラダガンバを弾く姿もイメージできる。チェロよりちょっと必死な感じがする。それと、第2部最初の「私のJesuはどこ」というアリアも耳に残る。捕縛とか、民衆が騒ぐとか、恐ろしい場面のドゴドゴした音もコワイ。


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気分が重く沈んでいるときにマタイ受難曲の楽譜を入手して、毎日朝カフェとランチタイムに対訳を見ながらCD鑑賞、夜は家で楽譜を見ながら聴いたりピアノで弾いてみる。人間のくだらなさに押しつぶされそうになってしまった。そんな金曜午後、いつもなら聞き流す社内のくだらない雰囲気にカーっと怒りが込み上げて全身 ワ ナ ワ ナ ・・・

でも外部業者である自分は会社の社風を批判できる立場にはない。いやなら私が辞めればいい。爆発する場もなく、帰宅した私は激しい頭痛、発熱、首と腰の痛み、胃腸の不具合、鼻水も少々でほとんど一睡もできず。(十分薄めて飲んだはずのポーランド酒も影響したか?笑 ズブロッカ40度) 

こんな一気に全身症状がでるのはストレスのせいだろう。どうやって改善すればいいのかもわからず、一旦沸騰してしまったカラダは「リラックスしろ」と命令しても言うことを聞いてくれない。もう二度と眠りにつけないのかもしれないと思うと悲しくてね。連休中にやりたいことちゃんと用意していたのに。何かインプットがないと死んじゃうのに。

翌日(昨日)も引き続き体調は悪かったものの、何故かぐっすり眠れた(バカの特権か?笑)ので本ぐらい読めるようになった。今日はさらに改善した。良かった。明日からまたコワイけど。

マタイ受難曲だけのせいにしてはいけないけど、皆さんはくれぐれも精神的に弱っている人間にマタイを薦めてはいけませんよ。金曜昼までに聴いたのが未だにアタマでグルグル鳴り続けている。毒性の強い作品だ。しばらく距離を置く。そして、たぶんスズキが今聴くべきなのはカンタータよりロ短調ミサ曲だと思う。(あ、あなたもそう思いましたか?!)



ファウスト (第1部)/ゲーテ

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ところで、不幸は続くもので、私の図書館が長期閉鎖するそうで。ああ、図書館よ、おまえまで私を見捨てるのか。とりあえず閉鎖までに読むべきものを読まなければいけない。

寝込みながら昨日読んだのはゲーテのファウスト(第1部)。図書館から受け取ったときは何だこのフザけたイラストはと思ったが、良い訳だった。比較的新しい訳で、作品の独特な雰囲気は保ちつつも読みやすく、私には合っていた。私は基本的にファウストという人間が嫌いではない。好きと言うのはちょっとためらうけど。ファウストを初めて読んだ。クラシック音楽に興味なかったらドイツの文豪ゲーテを読むことなど一生なかっただろう。ドイツ語も勉強しなかっただろう。クラシック音楽が自分にとってどれほど大事か。周辺の人間よりはるかに私を喜ばせてくれたか。


部下が「健全」であることを喜ぶ上司に腹を立ててしまった。たまたまそこにいるだけの外部業者の翻訳機スズキには関係ないのに。着飾って異性の前でシッポを振ることだけがそんなに「正しい」ことで、私のような人間はキモイ変態というのか。そもそもプライベートな話をオフィスでさせるな。そんなにコイバナしたいならファウストとグレートヒェンの話でもしようじゃないか。(あ、いやですか。。。)

普段は聞こえないフリをするし、隣の他人としてうまくやっているわけだけど、ときどき耐え切れなくなる。全身全霊で音楽と向き合う自分と、無感情な人間を演じる職場での自分とのギャップ。自分のような人間をバカにする社風。人の外見とプライベートとテレビにしか興味持たない人々。盛り上げることが1番大事でデリカシーも想像力も欠如した人々。それが日本社会のエリート様。

面倒だからもう自分の心なんか鋭いナイフでズタズタに切り刻んでドブに捨ててしまえばいい。どうせ何の役にも立たない。

ハッピーシルバーウィーク


ライプツィヒ旅までは気力を保て、スズキ。

旅に向けて、バッハ独自研究は続く。

独自研究だからコメント欄なし。

研究のヒントなど期待しても仕方ない。

遠くから見守ってくれる人々に感謝。

でも、ストレスたまるだろうからスズキさんなんか見捨てて、素直で元気で明るい子でも応援したらどうですかね。
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