通りすがりの音楽好き、スズキさん

オフィス内では翻訳機。

オフィス外ではクラシック音楽好きのスズキ。

一人旅と一人飯。

ネガティブ人間(笑)



テーマ:
2017年4月に旅先のアムステルダムで出会った珍しい作品をご紹介します。

前記事のAmazonキンドル本に書いた内容の一部をベースに書き下ろしました。


作曲者
ミケランジェロ・ファルヴェッティ
Michelangelo Falvetti
1642年~1692年

ナポリ王国に生まれシチリア王国で活躍した作曲家。バロック時代の南イタリアのオラトリオなど滅多に聴けないでしょう?!


作品
Nabucco (Il Dialogo del Nabucco)
ナブッコとの対話
(1683年)

旧約聖書のダニエル書に基づく。主な登場人物はバビロニアの王ナブッコ(ネブカドネザル2世)、預言者ダニエル、3人の若いユダヤ人。ナブッコは不安から悪夢を見る。預言者ダニエルは夢の意味を説く立場。3人のユダヤ人少年は自身の宗教に対する信仰心厚く、王ナブッコの銅像を崇めることを拒否。怒ったナブッコは3人を火あぶりの刑とした。ところが、奇跡が起きる。3人は火の中で死ぬことなく、生きて、火の中で喜び歌う・・・


公演情報
2017年4月29日
コンセルトヘボウ(オランダ、アムステルダム)
指揮 レオナルド・ガルシア・アラルコン
Leonardo García Alarcón

カペラ・メディテラネア
ナミュール室内合唱団
Cappella Maditerranea
Choeur de Chambre de Namur

歌手の皆さん(記載省略)

指揮のアラルコンは1976年アルゼンチン生まれ。長い間忘れ去られていた「ナブッコ」の前に同じくファルヴェッティ作のオラトリオ「大洪水」の再演を実現させた。


予習
公演前にCDを入手して聴きました。

ファルヴェッティ : ナブッコ (Michelangelo Falvetti (1642-16.../ナミュール室内合唱団

¥価格不明
Amazon.co.jp


おもしろいところ

• 絶望感あふれる陰気なナブッコ。悪夢にうなされたり、王の立場の辛さを嘆いたり、自分の巨像を建てたり、カッとなって少年達を火刑にしたり、生き延びた少年達を見ながらショックを隠しきれず無言で立ち尽くす姿とか。

• 火あぶりになる3少年(女声)がカワイイ(笑) 高い声でケラケラ笑ったり、恐いと震える声で歌ったり、火の中で生き延びて喜び歌ったり・・・女性3人で、歌声も明るいので、アイドル3人組のような雰囲気。でも、こんなに子どもっぽいのに、少しもブレることのない強い信仰心を持っている少年達なのです。

• 打楽器がエキゾチックでカッコイイ。舞台に合わせて東方風にしたのかもしれないし、東や南からの文化的影響も強い南イタリアで作曲されたからなのかもしれない。でも、この打楽器のビート感、知っているような気がしたのです。CDブックレットのアンサンブルメンバーを見て納得しました。打楽器を担当していたのはケイヴァン・シェミラーニ!南仏生まれで、父は著名なペルシャ楽器奏者。そうです!ちょっと前にチェロのジャン=ギアン・ケラスとクレタ島のリラを演奏するシノプラスと共に特別なコンサートで演奏したシェミラーニ兄弟の兄の方です!バロック時代の楽譜は楽器名が書かれていないことも多いらしいので、演奏にあたりケイヴァン・シェミラーニが指揮者アラルコンに協力したそうです。

• ナブッコの部下で軍司令官のアリオコの中性的な爽やかさ?が好きです。アリオコを歌うのはカウンターテノール。「アリオコ」とナブッコに呼ばれて颯爽と応じるあの声が妙にツボにはまりまして・・・

• 作曲当時、南イタリアはスペインの支配を受けていて、その圧政に苦しんでいたとのこと。そして、オラトリオの内容は無邪気だけど勇気ある少年達が支配者に打ち勝つというもの。人々がどのようにこの作品を楽しんだのか興味沸きます。泣きながら喜んだか、手を叩いて笑いながら喜んだか。

• あのう、ところでスズキはまだヴェルディの「ナブッコ」も知らないのに、先にファルヴェッティの「ナブッコ」を知ったのですよ。おもしろいでしょ?おもしろいでしょ?え?どうでもいいって・・・?



むずかしいことはともかく、魅力ある音楽なのですよ!
良かったら、ちょっと聴いてみてくださいな!






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