通りすがりの音楽好き、スズキさん

私はタダの音楽好き。
人を感動させる演奏はできません。
だから、私は良き聴衆になりたい。
そして沢山の人に音楽の楽しさを知ってもらいたい。
世の中もっと音楽好きが増えればいいな。

2008年 1月 クラシック音楽鑑賞スタート

2010年 4月 ピアノ可マンションに引越

2010年10月 ピアノを購入 ピアノ再開

2012年 3月 パリ音楽旅

2012年 6月 ウィーン音楽旅

2012年 8月 草津音楽祭&松本サイトウキネン 旅

2013年 8-9月 スイス・オーストリア音楽旅

2014年 8月  木曽音楽祭&草津音楽祭 旅

2015年 8月  オーストリア音楽旅


テーマ:
皆さん、スズキは見事に風邪を引きました。土曜は忙しく日曜は夕方まで寝込む。鼻はダラダラ、節々はヒリヒリ痛い。ツライ。。。 気分はおばあさんだ。でもコンサートに行ってきました。

2016年5月30日
東京文化会館 大ホール

ヒンデミット
弦楽と金管のための協奏音楽 Op.50

モーツァルト
ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491

リヒャルト・シュトラウス
歌劇「ばらの騎士」組曲

東京都交響楽団

指揮:秋山和慶
ピアノ:エリック・ル・サージュ


月曜夜なのに、この大ホールがそこそこ埋まってます。なぜだろう。都響人気? 秋山さん人気? プログラムが良かった? チケットが安かった? 全部かな? (スズキの大好きなル・サージュさんですが、ル・サージュさん人気だけではこの大ホールは埋められないことをスズキは知ってる・・・)

1曲目ヒンデミットの曲は聴きやすく盛り上がる曲です。予習で聴いたときから好感を持ってました。でも、なぜか私は「弦楽と "管楽器" のための・・・」だと思っていたので、舞台を見て初めて木管がいないことに気付きました。てへへ。

秋山さんはシルバーヘアも美しく品のあるお姿で全然お変わりありませんね。

そしてモーツァルト。言うまでもありませんが、今日のお目当てはもちろんコレ。でも迷いました。上野の東京文化会館なんて私にとってはオペラ専用劇場です。オペラ以外の鑑賞でここに来たのは久しぶりです。こんな巨大なホールでル・サージュ様のモーツァルト協奏曲なんて、納得いかなくて。なんでこんな広過ぎる場所で。

妥協案として、聴かずに諦めるぐらいだったら最安席で取りあえず行くだけ行ってみようと・・・ そんなわけで今日は4階1800円の席(笑)

そこまでして行くことにしたのは、以前ル・サージュさんがラヴェルのト長調協奏曲で来日したとき、アンコールにモーツァルトのソナタK330の第2楽章を演奏していて、それを聴いて私は激しくその曲に夢中になりしばらく弾き続けたということがあったからです。管楽器奏者との室内楽でル・サージュさんを知った人にとっては意外かもしれませんが、スズキさんが激惚れするぐらい魅力あるモーツァルトだったのです。だから、ル・サージュさんのモーツァルト協奏曲はやっぱり聴いてみたかったのです。

それに、ル・サージュさんはどこかのインタビューで「本当はシューマンとかモーツァルトを弾きたいのに、音楽院では技巧的な曲ばかり弾かされた」とか言っていたと思います。モーツァルトの協奏曲の演奏依頼を受けたとき、ル・サージュさんはきっとニヤリと笑ったことでしょう!?!? 彼が今現在、協奏曲でよく弾いているのは圧倒的にシューマンとラヴェル(ト長調)ばかりです。それと、たまにプーランクの二台ピアノ。モーツァルトの依頼は絶対に嬉しかったはずです。(←スズキの想像)

なんとなくですが、モーツァルトの協奏曲の中からこの曲を選んだのはル・サージュさん自身では?(←スズキの想像) それなら、やっぱりスズキは聴かなければいけないのです。それに、私が一時期定期会員をやっていた都響さんとの協演ですから、なおさら聴き逃すわけには行きません。たとえ巨大なオペラ劇場での公演であっても。

あ!ル・サージュさん、来たわよ!

ル・サージュさん!スズキですよ!スズキがまたあなたの演奏を聴きに来たのですよ!(と心の中で叫んでみる・・・)

やっぱりイイです!! 強いこだわりを感じるピアノの音色、その音色の種類の多さ、高音は強く叩かないように神経を使って丁寧に鳴らしています。短調だからというのもあるかもしれませんが、ル・サージュさんの演奏はキラキラし過ぎない、キンキンしない、落ち着いたモーツァルトです。

幸せそうに弾いているような気がしてならない!!遠い席だから表情まで見えないけど、きっと幸せそうに弾いてましたよ。(←スズキの想像)

第1楽章のカデンツァが思いがけず流麗というか華麗というか、ちょっとヴィルトゥオーソ風なカデンツァでした。私が唯一持ってる音源(図書館CD)とは違います。このカデンツァは一体・・・?? (というのは最後に判明します。)

第2楽章、ゆっくりうっとり始まるのかと思ったピアノソロは快適な速度でスタート。美しいです。私の周辺のお客さん寝てる率が高かったです。会社では眠くて仕方なかった私はオメメぱっちり、風邪も忘れて超集中して聴きました。だって好きなんですもの!!

第3楽章の終盤、短いのですが無伴奏でピアノが入るところがあります。そこが、なかなか冷たさを感じる美しい音でして・・・(あ、そういうのも好きですよ。。照)

あとで解説を読んだら、この楽譜は、いつもさらさら楽譜を書くモーツァルトにしては苦悩が見える楽譜なのだそうです。オリジナルの手書き譜を見てみたくなります。この曲は研究分析の対象として良さそうですね。本当は鑑賞前に自分でも弾いてみたかったけど、著作権切れの楽譜をダウンロードしてちらほら見てみただけです。

結局、巨大ホールの4階でも意外と問題なく楽しんでしまいました。

そしてアンコール。

え? ちょっと待って、ル・サージュさん! その曲、私アンコールで聴くの多分3回目・・・(2回目かな?いや多分3回目) うーん、別の曲を聴いてみたかったなぁ(涙) この人は、まだ日本の皆さんに聴いてもらっていない曲を弾こうとか、そういうことは考えないのでしょう。純粋にそのときの気分で選ぶ。当たり前と言えば当たり前ですけどね。そもそも過去に弾いた曲など覚えているのはファンだけで、本人は忘れてるか。

アンコールはシューマン「ダヴィッド同盟舞曲集」から第2部の5番目の曲Zart und singend です。これも最初にアンコールで聴いたときは私も大感激で、たまたま持っていってサインをいただいた同曲の楽譜のこの曲のところにサイン用の銀ペンで丸を付けてもらったものだから、私はその後アホみたいに浮かれて真似して弾きましたよ。夢見心地で。ふふふ。

まあ、分かったのは、ル・サージュさんがこの曲を溺愛しているということです。何度でも弾きたくなる曲なのでしょう。

休憩後は「バラ騎士」組曲。残念ながらこのオペラはまだ未鑑賞です。作品を知っていれば、場面や歌を思い出して楽しめるのに、私はただただ聴くだけで・・・なんだか悲しくなってしまったのです。優雅さを保ちながらダイナミックに踊る指揮の秋山さん。都響の演奏もさすが。立派な演奏だったから、作品を知っていれば泣けるほど酔えたのに、作品を知らないのです。。。 「知らない」ということは悲しいです。最高にいい演奏でしたよ。本当に。ぐすん。

さて、帰り際、「オペラ劇場」文化会館の広いロビーの数ヶ所に張り紙があったような気がします。アンコール曲なら私はメモらなくても分かるから素通りしようと思ったのですが、よくよく見てみると1枚気になる張り紙が。

「協奏曲のカデンツァはフォーレ作」

うぉおおおおお!!!

なんと!

あの流麗なカデンツァ!(スズキとしては)聴き慣れないカデンツァはフォーレ作だったのですか!うわぁぁぁ!おもしろい! ル・サージュさんらしいというか、なんというか。



あのう、、、こうやって「今日のカデンツァ」をわざわざ表示することってあるのでしょうかね?私はこれまでの鑑賞経験では見たことないと思うのですが。。。気付かなかっただけかしら?

そもそも私はカデンツァというものに疎いです。誰によるどんなカデンツァが存在するのか、まったく知りません。この曲に限らずほとんど全ての協奏曲において、何も知りません。。。 だって、誰のカデンツァか誰かが教えてくれないと素人スズキには分からないもん。

これはひょっとしてル・サージュさんがわざわざ「フォーレ作」ということを伝えたくて用意してもらったのかしら? ちなみにこのカデンツァ情報はタイプした張り紙、アンコール曲名はスタッフによる手書きでした。

ちょっとまてよ、それならアンコールもフォーレでも良かったのでは?(スズキの勝手な願望・・・) ル・サージュさんのフォーレ室内楽は聴いたことあるけどピアノソロはまだですよ。

何はともあれ、そうか、フォーレ作のカデンツァですか。へぇ!へぇ!へぇ!

来て良かったです。

すいません。1800円で大満喫しました。

いつも大ホールを批判してゴメンね。

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