皆さん、こんばんは。本日も診療終了後に更新します。
大分県臼杵市唐人町、陶山歯科医院院長の陶山直昭です。
先進国では、肥満対策が社会的課題となっているんですが
その肥満度の指標となっているのが、BMI指数であります。
自分の身長と体重から、肥満指数を計算するわけなんですが
下記のサイトから、自分のBMI指数を判定することが出来ます。
(あなたのBMI指数は?肥満度をチェックしてみましょう!)
ちなみに私の判定は…「少し太っています!」でありました。
ここ数日は、会議が入っていたり…また雨が降っていたりで
なかなかウォーキングする時間がないんですが、どうにかして
標準体重に戻すために、地道に歩いていく所存であります。
しかし日本は先進国の中では、肥満比率が最も低い国でして
最も高い国は…皆様の予想通り、アメリカ合衆国であります。
BMIの数値が30以上を、「肥満」と認定しているそうなんですが
アメリカは肥満の成人が、人口の3分の1を占めているんです。
(主な先進国の肥満比率…日本は低いんです。)
以前にも紹介した「日本歯科医師会雑誌」2013年12月号の
「食育において歯科のなすべきこと」の論文で、食事時間と
肥満率の関係について興味深い考察が述べられていました。
主要国の国民の、1日当たりの平均食事時間を調べたところ…
最も長いのはフランスの135分で、日本も117分と長いようで
じっくりと食事に、時間を掛けている傾向があるみたいです。
両国とも肥満率が低い国に属しているんですが、それに対し
肥満率の高いメキシコやアメリカの食事時間は、顕著に短くて
約1時間と、フランスと日本の半分の時間しか掛けていません。
ファーストフードの国であるアメリカは、早食いの傾向があり
それ故に食事の時間が、究めて短いと考えられるわけですが
それはつまり…よく噛んで食べていないことが推測されます。
大分大学医学部名誉教授の柳澤繁孝先生が、講演の中で
咀嚼することによって、脳内物質の1つであるセロトニンが
体内に分泌される…と話されていたことを思い出しました。
(柳澤教授の講演会に関する記事はコチラ)
このセロトニンでありますが、満腹中枢を満たすと同時に…
脂肪代謝を促進するという働きがあり、よく噛めばそれだけ
分泌されるため、早食いの人には分泌量が少ないと言えます。
そう考えると…食事時間の長い日本人は、アメリカ人よりも
よく噛んでいるために、肥満率が圧倒的に低いんでしょう。
(国別の平均食事時間…肥満率と興味深い関係があります)
よく噛むために…歯または義歯が健全でなければなりません。
ここでようやく…我々、歯科医師が登場するわけなんですが
「口は万病のもと」と言われるように、しっかりとよく咀嚼して
食事をすることで肥満は改善し、成人病の予防に繋がります。
即ち…歯で噛むことは、健康推進の基本原則であると言え
そのためには、定期的に歯石を除去して歯周病を予防したり
ムシ歯を早期に発見して、早目に治療することが重要です。
歯科医院の定期健診…決して侮っては、いけませんよ~!
大分県臼杵市唐人町、陶山歯科医院院長の陶山直昭です。
先進国では、肥満対策が社会的課題となっているんですが
その肥満度の指標となっているのが、BMI指数であります。
自分の身長と体重から、肥満指数を計算するわけなんですが
下記のサイトから、自分のBMI指数を判定することが出来ます。
(あなたのBMI指数は?肥満度をチェックしてみましょう!)
ちなみに私の判定は…「少し太っています!」でありました。
ここ数日は、会議が入っていたり…また雨が降っていたりで
なかなかウォーキングする時間がないんですが、どうにかして
標準体重に戻すために、地道に歩いていく所存であります。
しかし日本は先進国の中では、肥満比率が最も低い国でして
最も高い国は…皆様の予想通り、アメリカ合衆国であります。
BMIの数値が30以上を、「肥満」と認定しているそうなんですが
アメリカは肥満の成人が、人口の3分の1を占めているんです。
(主な先進国の肥満比率…日本は低いんです。)
以前にも紹介した「日本歯科医師会雑誌」2013年12月号の
「食育において歯科のなすべきこと」の論文で、食事時間と
肥満率の関係について興味深い考察が述べられていました。
主要国の国民の、1日当たりの平均食事時間を調べたところ…
最も長いのはフランスの135分で、日本も117分と長いようで
じっくりと食事に、時間を掛けている傾向があるみたいです。
両国とも肥満率が低い国に属しているんですが、それに対し
肥満率の高いメキシコやアメリカの食事時間は、顕著に短くて
約1時間と、フランスと日本の半分の時間しか掛けていません。
ファーストフードの国であるアメリカは、早食いの傾向があり
それ故に食事の時間が、究めて短いと考えられるわけですが
それはつまり…よく噛んで食べていないことが推測されます。
大分大学医学部名誉教授の柳澤繁孝先生が、講演の中で
咀嚼することによって、脳内物質の1つであるセロトニンが
体内に分泌される…と話されていたことを思い出しました。
(柳澤教授の講演会に関する記事はコチラ)
このセロトニンでありますが、満腹中枢を満たすと同時に…
脂肪代謝を促進するという働きがあり、よく噛めばそれだけ
分泌されるため、早食いの人には分泌量が少ないと言えます。
そう考えると…食事時間の長い日本人は、アメリカ人よりも
よく噛んでいるために、肥満率が圧倒的に低いんでしょう。
(国別の平均食事時間…肥満率と興味深い関係があります)
よく噛むために…歯または義歯が健全でなければなりません。
ここでようやく…我々、歯科医師が登場するわけなんですが
「口は万病のもと」と言われるように、しっかりとよく咀嚼して
食事をすることで肥満は改善し、成人病の予防に繋がります。
即ち…歯で噛むことは、健康推進の基本原則であると言え
そのためには、定期的に歯石を除去して歯周病を予防したり
ムシ歯を早期に発見して、早目に治療することが重要です。
歯科医院の定期健診…決して侮っては、いけませんよ~!