皆さん、おはようございます!本日もこの時間に更新です。
大分県臼杵市唐人町、陶山歯科医院院長の陶山直昭です。


昨日に引き続いて…フッ素に関する話題となりますが、
現在臼杵市内には、15保育園7つの幼稚園があります。
少子化で子どもが少なくなっていると、言われていますが
市内にも、これだけの数の園があることを改めて知りまして
ちょっと驚きました(注:野津町の園も含まれています)

今のところ…臼杵市では7園保育園が、フッ素洗口事業
園内で行なっているんですが、ここ2年程は新規の実施園が
なかなか増えなかったので、私も頭を悩ませていたんです。
しかし先日…臼杵市役所保健健康課芝崎美菜見さんから
連絡があって、下南保育所の園長先生がフッ素洗口事業
興味を示しているとのことで、説明会に伺うことにしました。

一昨日の2月26日PM 1:00に、園医である江良秀典先生
芝崎さんと3人で、望月にある下南保育所に出向いたんです。
何か説明用の資料が必要だろう…と、いうことになって、
以前に説明会で使用した、Power Pointの資料の中から、
ピックアップした8ページの紙資料を、持参いたしました。

陶山歯科医院・徒然日記-下南保育所
(自然に囲まれた素晴らしい環境の保育園です)

下南保育所松田陽子所長と、園の先生方が5名ほど参加し
私が30分ほど紙資料で、フッ素の基本的な知識や安全性、
事業実施までの流れなんかを、一通り説明いたしまして、
その後で質疑応答となり、園の先生方の質問や疑問点に
私と江良先生が回答するという形式で、進行いたしました。

これは個人的な感触ですが…先生方はかなり熱心な様子で、
フッ素洗口事業に関して、とても興味を示していました。
松田所長は以前から、園児のムシ歯が多いことに対して
たいへん心配していたとのことで、もしもフッ素洗口
ムシ歯の数が減るのであれば、是非とも取り入れたいと
前向きに事業実施を、検討しているように思われました。

ただし…先生方が危惧しているのが、フッ素洗口に対して
強く反対しているような方々が、存在していることです。
今でも「フッ素は危険」だと、思っている人がおりまして
いろんな話を耳にして、二の足を踏んでいたようなんです。
この事業を実施するに当たり、これが一番のネックでして
下南保育所だけでなく、他の保育園でも反対する人はいて
中には実現間近になって、中止したケースも聞いています。

先生方と話し合い、まず保護者にアンケートをとった上で
保護者説明会のようなものを開催し、決して先を急がず、
少しずつ段階を踏んで、保護者の皆様の理解を得ながら
実施に向けて進んで行くようにと、アドバイスしました。

先生達との話が白熱して、予定時間をオーバーしまして…
お陰様で、ろくに昼食を食べる時間がなくなりましたが、
手応えを感じましたし、実に良い話し合いが出来ました。

こうして臼杵市内に、フッ素洗口事業を行なう園が増え、
子ども達のムシ歯の数が、減少することを望む次第です。