廃棄物って難問です
テーマ:ゼロエミッション廃棄物っていうのは、
実際、管理しようとするとものすごく難しい。
廃棄物管理を環境会計にどう計上しようか考えていた頃、
いろいろと悩んだことがあります。
今日は廃棄物の、経済的側面に関するお話を少し。
まず、廃棄物処理コストって、
少なければいいってものではありません。
・・これがまず、やっかい。
普通、コストって小さければ褒められたりするのですが、
廃棄物の場合は、小さいと不安になる。
ちゃんと適正処理してるのか、っていう意味で。
そういう意味では、
公害防止コストと同じような要素を含んでいますよね。
私が関わる企業って、全国展開してるところも多いので、
ある企業で支社支店ごとのトン当たり廃棄物処理単価、
はじき出してみたことがありました。
同じ廃棄物内容なのに、支社支店、地域によってけっこうばらつきがある。
少ないなら少ないで不安になるのは前述の通り、でも、
極端に高額なら高額で、なんだか怪しい感じがする。
・・業者と癒着してるんじゃないか、みたいにも思えたりしてしまう。
有価物売却収入っていうのも、
クセモノです。
ある時期、たしか北京オリンピックの直前あたりでしたか、
金属類の市場価値が高騰して、
有価物売却収入が飛躍的に上昇した年がありました。
で、環境会計の見せかけの収支が大いに改善した。
でもちょっと考えれば、
そんなのおかしい、って誰しもすぐ思いますよね。
廃棄する時に高く売れるような材料クズとか製品クズなのであれば、
その企業が原材料を仕入れる時、
時差はあるにせよ、高く買わねばならなかったはずなんです。
でも、そういった原材料仕入れコストの上昇、みたいなことまでは、
環境会計では扱わない。
そうであるから見掛け上、大いに黒字になったりする。
そういったスクラップ単価高騰の影響、
環境会計で管理したい、反映したい内容としてふさわしいのかどうか、
そもそも疑わしい。
廃棄物の発生を抑制しようとするコストと、
廃棄物を排出するため必要なコストをごちゃまぜに集計開示するのも、
なんだかめちゃくちゃな気がしていました。
まだまだいっぱい論点があったような気がします。
自身としてはっきりしていることは、
単純で、これが廃棄物管理における一番の指標管理だと、
胸をはって言えるようなところに、
未だたどり着いていない、っていうことです。
廃棄物管理は、私にとっての難問です。









