2013-05-23 09:02:45

キッズとカードゲーム:神経衰弱の遊び方

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カードを使って遊んでみよう!

でもどんなカードゲームが良いかな?小さな子供 (幼稚園児) とはどうやったらうまくゲームを楽しめるかな?

まずは 神経衰弱 をやってみましょう。英語では "Concentration""Memory" と呼ばれ、カードを裏向きに並べた中から2枚ずつひっくり返してペアを見つけて遊ぶゲームです。読解力の向上には非常に重要なボキャブラリーや集中力、論理思考能力やパターン認識能力の構築に効果があります。

国や地域によってさまざまではありますが、年長の子供であれば大半がルールや遊び方を知っているゲームですので、事前の説明は最小限で済みます。しかし、5歳以下のこどもに初めて神経衰弱の遊び方を説明するとなると、そう簡単にはいきません。年少の子供には遊び方が理解しにくいかもしれませんし、競争の勝ち負けにうまく対処できない生徒もいるかもしれません。

そこで、5歳以下の子供との神経衰弱の遊び方を以下に紹介します。

ステップ1
まずカードの一致の仕方から教えてあげましょう。カードをそれぞれ2枚ずつ何セットか用意します。例えば、カード3枚をセットA、それと全く同じカード3枚をセットB、計6枚としましょう。どんな大きさでも構いません (ホームページに無料でダウンロードできるフラッシュカードあり)。レッスンを始める前にセットAを教室中にバラバラに置いておきます。セットBは自分が持ち、生徒を前に座らせたら、カードを1枚見せます。例えばカードがリンゴのカードだったとしたら、"Look, an apple!" と言って見せましょう。次に、リンゴのカードを生徒の一人に渡し、"Can you find another apple?" とお願いします。その際、もう1枚のリンゴのカードを探しているように部屋を見渡す動作をしましょう (必要に応じて生徒の手を引いてカードを一緒に探してあげてください)。

生徒がカードを見つけて持って来たら、リンゴのカードを2枚隣り合わせにして "Look, they're the same! They match!" と言ってペアであることを一緒に確認します。

同じように、別のカードを他の生徒に手渡し、一致するカードを探してもらいます。全てのカードがペアになるまで続けましょう。

ステップ2
次は記憶の要素を取り入れます。3つのペア (計6枚) を用意します。各カードを見せて、絵を確認してから裏返しにして置きます。例えば、"Ooh look! A nice red apple! Do you like apples? Apples are yummy!" (カードを裏返しにして置く) "Let's look at the next card. Mmm! A banana! I love bananas. How about you?" (カードを裏返しにして置く) ...というように、それぞれのカードについて少し話し合ってみましょう。

6枚全てのカードを確認し終わったら、どれか1枚を表向きにひっくり返して、生徒にもう1枚ペアを探すようお願いします。例えば、リンゴのカードが出たら "I wonder where the other apple is... Which one is the apple card?" と質問します。生徒が「これこれ!」と指差したカードをひっくり返してみて、同じリンゴのカードであれば "Yes! We found the apple! Good job!"、リンゴのカードでなければ "That's not an apple. Let's try again!" というように進めて行き、全てのカードがマッチするまで続けます。カードの数を増やしてもう一度やってみましょう。

ステップ3
カードのペアリングと位置を記憶する練習ができたら、今度は順番を待って交代で遊ぶ練習をします。カードを何セットか用意して、生徒に絵が見えるように絵の側を表向きにしてバラバラに置いてから裏返していきます。裏返しながらカードの絵と位置を記憶しなければいけませんので、どんどん難しくなっていきます。

"Let me see if I can find a match" と言ってカードを1枚ずつ計2枚裏返してみます。ここでのポイントは、わざとペアにならないカードを2枚選ぶことです。裏返してみてカードがマッチしなくても良いんだということをやって見せてあげましょう。明るく "Ooops! No match. These cards are different." と言うことで、ペアを見つけられなくてもゲームを楽しめるところを見せてあげましょう。

次に、隣に座っている生徒に "Can you find a match?" とお願いします。やり方が分からない場合や戸惑っている場合は一緒にカードを裏返してあげましょう。"Hey, a peach! Can you find another peach?" と言ってカードの絵を確認します。生徒がカードをもう1枚ひっくり返して、ペアだったら "Great job! You found a match. You have two peaches!" と言って生徒の前にカードを置いてあげます。ペアでなければ、"Ooops! No match! Good try!" と言って、次の生徒に "Can you find a match?" と聞いて進めていきます。

生徒がペアを見つけられるか否かに関わらず、明るくポジティブな雰囲気を保ってください。先生もゲームに参加して、自分の順番の時はペアにならないように意図的に間違えて、カードがマッチしなくても良いことを実演してあげてください。これは、小さな子供とカードゲームをする時は特に重要なことです。この年齢の子供は、ゲームに「負ける」と感じると機嫌をそこねてしまいます。先生でさえペアを見つけることができないし、それでもゲームを楽しんでいるというところを見せてあげましょう。

ステップ4
最後にカードの回収を手伝ってもらいましょう。トランプやフラッシュカードを使った場合、片付けもレッスンのアクティビティーの1つとして楽しみましょう。生徒からカードを渡してもらう時、集めたカードの枚数と各カードの絵を教えてもらいましょう。あるいは、「リンゴのカードを持って来てください!」というようにカードの絵を指定して持って来てもらいましょう。ただし、一番枚数が多かった生徒は誰かなど、数については触れないように注意してください。これは単なるアクティビティーで競争ではありません。勝ち負けは関係なく楽しんでください!

年長の子供とは、競争したり、カードがマッチしたらもう1回できるようにルールを変えたりして、さまざまな要素を取り入れることができます。しかし、年少の子供とは勝負の要素を取り入れる必要はありません。生徒の関心を持続させるために、必要に応じて少しずつ難易度を上げていきましょう (カードの数を増やす、新しいボキャブラリーを加える、手を貸す量を減らす、etc...)。

皆さんは小さいお子さんと神経衰弱をして遊びますか?
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2013-05-08 07:59:30

少人数のレッスンで歌や音楽を使う時のポイント

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大人数のクラスで歌が有効なツールであるということは以前もご説明しました。生徒の数が多いとクラスがとても盛り上がりますよね!大人数だと元気の良い子たちがクラス全体の雰囲気を明るくし、周囲の生徒にもプラスの効果をもたらします。控えめな子たちも、元気な子に紛れて一緒に歌ったり、あるいは他の子の後ろに隠れて様子を見ながらこっそり歌ったりして、ほぼ全員が歌に参加してくれます。

ところが、少人数のクラスの場合、誰がどうやって歌っているかお互いに分かってしまいます。他の子の後ろに隠れることもできませんし、元気の良い子がいたとしても1人だけ浮いてしまって結局全体のエナジーレベルが下がり気味になってしまいます。ましてや、先生と生徒2人きりなんていうクラスだったらどうしましょう?!

こんな場合でもレッスンで歌や音楽を使えるでしょうか?

はい、もちろんです!


歌うべき?歌わないべき?


人数の少ないクラスで歌うことに抵抗があるという生徒や先生はたくさんいます。特に、少人数の場合は全員の様子が把握できてしまうので、目立ちたくないから歌わないという生徒が少なからず出てきてしまいます。かと言って、強制的に全員を発声させられるわけでもありません。

生徒の中には、ただ単に歌に慣れる時間が必要な生徒もいます。そのような生徒は、まずは歌を歌わず、聞くことで曲を学び、段階を踏んで徐々に歌に慣れていきます。先生が働きかけ続けていれば、時を見て歌に参加し始めます。

ここで1つ覚えておくべきことは、先生が歌えば生徒も歌うということです。なので、先生はぜひとも大きな声で歌ってください!


それでも歌わない生徒がいたら?


歌を歌わない生徒がいるからといって歌や音楽をレッスンから完全に除外してしまうのではなく、音楽を取り入れる別の方法を模索してみましょう。

例えば、生徒がレッスンで教室に入ってくる際に音楽を流してみましょう。音楽がクラスの雰囲気を作ります。アップテンポな曲は生徒の士気を高め、一方で静かな曲は気持ちを落ち着かせてくれます。

簡単なウォームアップとして、音楽とボールを使ったアクティビティーをしてみましょう。元気な曲のテンポに合わせてボールをパスしていきます。強制的に歌わせるのではなく、音楽を通してさりげなく全員の参加を促すという方法です。全員が徐々に自然に発声し始めますが、もし歌っていない生徒がいても曲を聞きながら歌をインプットしているので心配しないでください。

また、ぬり絵やクラフト、黙読など他のアクティビティーをしている間に小音量で音楽を流してみましょう。その日のレッスンの曲を、気が散らない程度のBGMとして流しておいても良いですね。

アクティビティーとアクティビティーの間も、音楽を使うには最適のタイミングです。例えば、絵本の時間を始める前、生徒に集まって欲しい時には、絵本の時間の曲を流します。片付けの時間がきたら "Clean Up!" を流します。レッスンの最後には "Bye Bye Goodbye" などさよならの挨拶の曲を用意しておきます。

このようにレッスンに決まった流れを作りましょう。特定の曲をレッスン中いつも同じタイミングで歌い、それを繰り返し習慣化することで、生徒はレッスンのパターンに慣れていきます。


生徒とマンツーマンの場合


生徒と2人きりのレッスンは、歌を取り入れるには一番難しい環境かもしれません。大人数のレッスンのような活気もありませんし、顔を見合わせながら歌を歌うのは、生徒にとっても先生にとってもぎこちない感じがします。

この場合は、歌をメインのアクティビティーにするのではなく、他の作業をしながら歌を取り入れてみましょう。例えば、ワークシートをやりながら、ぬり絵をしながら、ボールをパスしながらなど、お互い顔を見合わせながら歌うのではなく、隣り合わせに座って何か他のアクティビティーをしながら歌を歌ってみてください。また、指人形などの人形を使うのも良いアイディアです。人形は親近感を与えるため、こどもが恥ずかしがらずにコミュニケーションを取ったり歌ったりすることができます。

あるいは、生徒が恥ずかしがって歌いたがらなければ、無理に歌を歌う必要はありません。少人数のレッスンと同様に、BGMとして歌を流したりアクティビティー間の合図として使ったりしてみましょう。ここで覚えておきたいのは、歌は実際に歌うか歌わないかに関わらず、リスニングやボキャブラリー、文法、イントネーションなどの強化に有用性を発揮するということです。また、生徒はレッスンで発声しなくても、聞きながら曲を学んでいて、時間とともに徐々に歌い始めるということも覚えておきましょう。


それでは、上記の点を実際に実践してみて感想をお聞かせください!少人数あるいはマンツーマンのレッスンで音楽を使う時のアドバイスはありますか?
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2013-05-02 01:40:43

まだある!絵本を読み聞かせる時のもう5つのポイント(後編)

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前回の「絵本を読み聞かせる時の5つのポイント(前編)」に関して、たくさんの方からご感想をいただきありがとうございました!今回も引き続き絵本を読み聞かせる時のポイントをご紹介したいと思います。

1) 絵本の時間をレッスンプランの一部として取り入れる

一連のレッスンプランを習慣化することで、生徒は「次は絵本の時間だ」と察して、生徒を落ち着かせる効果があります。レッスンの順序を理解していれば、生徒はそれぞれのアクティビティーに余裕を持って取り組むことができ、絵本の内容も集中して聞くことができます。絵本の時間をレッスンの日課にするには以下の方法があります。

a) 絵本の時間に決まった音楽を流す
この方法はグループレッスンで役立ちます。毎回同じ音楽を使えば、更に有効です。音楽は、次のアクティビティーに移行する時の合図の役割りを果たすので、生徒は音楽を聞いてすぐに「次は絵本の時間だ」と気づくようになります。

b) 決まった場所で行う
好きな場所で好きな時に腰を下ろして読み始められれば一番簡単ですが、それではこどもの注意を引くことができませんよね。特定の場所を読み聞かせの場所に決めておけば、生徒が教室内の他の物に気を取られたり絵本に集中できなかったりするリスクを最小限に抑えられます。

2) 生徒にお願いしてページをめくってもらう

こどもはお手伝いをするのが大好きですよね。こどもは、絵本の物語を進める上で「ページをめくる」という作業が大事な作業だと思っています。なので、その大事な責任を任されることを特に嬉しく感じます。ひとりの生徒に前に出てきてもらい、“Mizuki, can you turn the page for me, please? (みずきちゃん、ページをめくってくれる?)” とお願いしましょう。同じ生徒に全てのページをめくるのを任せても良いですし (この場合は毎回違う生徒を選びましょう) 、あるいは一度ページをめくってもらったら次のページは他の生徒にお願いしても良いでしょう。

3) わざと間違えて生徒の理解度を確認する

絵本のストーリーに生徒がちゃんとついて来れているかどうか、見ているだけでは判断がつかないことがありますよね。言語の発達を始めたばかりの小さなこどもの場合は特にそうだと思います。聞き手がちゃんと物語について来れているか、内容を理解できているかを確認する簡単で楽しい方法は、時々わざとふざけて間違えたふりをする方法です。例えば、エリック・カール著の「はらぺこあおむし "The Very Hungry Caterpillar"」の場合、“On Thursday, he ate through four strawberries” とは読まずに、イチゴを指差して “On Thursday, he ate through four bananas” と読んでみます。ちゃんと理解していれば、こどもたちは笑って「違うよ~」「イチゴだよ~」と言うはずです。以下にやり取りをシミュレーションしてみました。

先生: “On Thursday, he ate through four bananas.”
生徒: “Noooooo!”
先生: “No? What did he eat?”
生徒: “Strawberries!”
先生: “Ah, yes. Thank you. You’re right! He ate through ten strawberries.”
生徒: “Noooo! Not ten. Four!”
先生: “Four? Can you count them with me? One, two, three, four! You’re right! He ate through four strawberries. You’re very good readers! Thank you. What do you think he ate next?”

上記のようにわざと間違えてみることで、生徒の積極的な参加を促すことができます。

4) 効果音を活用して話をよりリアルに表現する

動物の鳴き声は、その動物になりきってやってみましょう!生徒も張り切って動物の鳴き声を真似しますよ。

繰り返し出てくる言葉やフレーズは、生徒も一緒に大きな声で読んでもらいましょう。

物語の登場人物がドスンと座ったら、「thud (ドスン)」または大げさに「ka-boom (ドーン)」と読んでみましょう。何か食べ物を食べ始めたら、スープなら「slurp slurp slurp (ズルズル)」、食べ物なら「gobble gobble gobble (ガツガツ)」、飲み物なら「glug glug glug (ゴクゴク)」など適した効果音で表現しましょう。風が吹いたら「whooosh (ヒュー)」、雨が降ったら「pitter-patter (ピチャピチャ)」など、選択肢は数えきれないほどありますね!

5) すぐに読み進めるのではなく、次の物語の展開に対する反応を見せる

次のページをこっそりのぞいて、自分の表情の変化で、次に何が起こるのかこどもたちに想像させましょう。ただし、次のページをこどもたちに見られないように注意して、話を進める前に少し合間をおいてください。読み手の表情は、生徒の好奇心をかき立て、次に何が起こるのか興味津々になります。

例えば、"Five Little Monkeys" の話の中で、ベッドから次々に落ちるおさるさんに対して、お医者さんは徐々に腹を立て始めますよね。それにあわせて頬を膨らませて、少し起こった表情をしてみましょう (あまりやり過ぎると小さなこどもは怖がってしまうので、ほどほどに…)。"Good Night, Gorilla (おやすみゴリラくん)" では、動物園の飼育係の奥さんが電気を消した時に “Good night” と言う動物たちに驚きますよね。その場合は、目を見開いてビックリした顔をしてみましょう。

生徒に “What do you think happens next? (次は何が起こると思う?)” と質問してみましょう。合間をおいて生徒の意見を聞いてから、ページをめくって推測が当たっていたか見てみましょう。ここで大切なのは、間違いを指摘せず全ての意見を受け入れることです。

皆さんが実践している最も効果的な方法は何ですか?ぜひ共有してください!

Happy reading!
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