ある女はのたまう
自分が一番じゃなくては嫌だと
ずるい一面とそれを隠す可愛らしい仕草
もういい加減やめよう
振り回されるのは

早く目を醒まそう
その口から溢れ出るレトリックから

もうこれ以上騙されるのは懲り懲りだ。

やりきれずにタバコふかして見上げる空

雲一つ無いココロになりたいもんだ

それが途轍もなく難しいことだとしても

私は恐れない

ココロに隠し持ったターコイズに
羽根が生えて飛び立ったんだよ

空の色と似てるだろ?

信じればいつかはホントになるのさ

だから私は恐れない
またそうやって

傷つきやすい
赤子のようなココロを持つひとたちを
嘲笑うんだな

ああ、いいさ、笑うがいい

あんたのその
黒曜石のようなココロ
砕くことは容易いこと

傷つきやすいのは
痛みを知っているから

純粋なココロを持っているから

それは金剛石のように光り輝く
そして、全てのものを貫くほど強い

上辺だけの光に有らず

アッパーすぎる彼女は

ダウナーな私のココロなんてわからない。

ずかずかと土足で入り込み

自分の自慢ばかりして

何が楽しいのか

全く理解ができない

誰か停めてくれ

この暴走列車

最早スチーブン・セガールでも歯が立たないのか

誰か停めてくれ

この暴走列車
廃人列車がやってくる

片道切符を握りしめた

ジャンキー、メンヘラ、アル中等々

行き先表示は錆び付いて見えない

ガタピシと音を立て

廃人列車がやってきた

乗るも乗らないもあんた次第だと

乗客たちは口を揃える

バビ・ヤールの幻想が僕を襲う

どうやら乗るには
僕には早すぎるようだ

生への執着が
まだまだ強いのだろう

乗るのは諦めた

歌を忘れたカナリヤが泣いている

どうすれば歌えるんだろう

ふと見上げた空にはハミングバード

彼は言う

「感じたままを歌えばいいのさ
そこに決まりなんて存在しない」

カナリヤは我に返る

感じたままを歌えばいいと

鳥籠の中で

決まり決まった声でなくていいと

そしてカナリヤは

ついに自分らしい歌を取り戻した

ハミングバードは今も

どこかで歌っている

「感じたまま」を歌っている