舞台『蒲田行進曲』感想レポート 熱い芝居をありがとう! | 旅人・ホテルライター・旅行貯金コラムニスト・アイドル演劇応援ライター・スーパーYTの人生の縮図(仮)

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エエもんはエエ
アカンもんはアカン

今年57歳、人生折り返しを迎えても、旺盛な好奇心と反骨精神を持って生きていく、そんな独身おじさんのブログです。

僕のテーマである旅・ホテル・旅行貯金・アイドル・観劇等の他、政治・社会問題も書きます。

今回は先週、
東京高円寺にある明石スタジオで上演された
"STRAYDOG"番外公演『蒲田行進曲』の
感想その他について書いていこうと思います。


実は今回、
故つかこうへい作品の舞台を
初めて観るんや。
あの名作映画が舞台になると、
どうなるんやという期待があったんや。


結論を言えば、
期待以上のものがあったわ。
今まで観たことのない熱さを
感じてしもうたんや。
もちろん今まで観てきた舞台やステージが
熱くないことはない。

しかし熱さが違うんや。

どう違うんやと言われたら表現に困るが、
なんと言うか、
開演から終演まで息つくところがない、
終始気が抜けない、
それ故に終演後は
一気に脱力してしまうという、
そんな熱さなんやね。

舞台自体はSTRAYDOGらしく、
歌ありダンスあり笑いあり涙あり、
そして今回は『蒲田行進曲』らしく
殺陣もあり、
ってかんじでエンターテインメントを
追求した舞台やったと思う。


そして僕が一番期待していたのが、
階段落ちのシーンやった。

流石に舞台に階段を
作るわけにはいかなかったが、
切られ役のヤスが小夏役の女優が切った後、
バックのスクリーンに階段が写し出され、
それと共にヤス役の男優が
舞台上で回りながら階段を落下する、
そして最後に女優が小声で"OK"と囁く、
という演出やったね。


贅沢を言えば、
終演のところでキャスト全員による
映画版の主題歌の合唱があれば、
もう最高やったんやったけど、
そこまでは言うまい。

若手女優によるWinkの
『愛が止まらない~Turn It Into Love~』の熱唱も
現代版の終わり方としてよかったと思うが。


そして今回は"STRAYDOG"番外公演とあって、
いつもの若手中心ではなく、
中堅ベテラン中心のキャストさんやったけど、
若手中心の舞台を観ることの多い僕にとっては、
こういう舞台もエエもんやなと思うた。

熱い舞台ながら、
安心して観ることが出来たからや。

だからといって若手中心が
アカンとは言うてない。
これから成長し、
スターダムに乗ってくる若い役者を
発見するのはホンマに楽しい。

だけど時にはこういうベテラン中心の
舞台を観るのもエエもんやと思うた次第や。


以上が今回の舞台『蒲田行進曲』の感想です。
役者さんについてはまた書きます。