SUNNY GARDEN

ESTUDIO EL HOMEOSUTASU.

VAMOS A MIRAR Mi JARDIN.


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今年のCHK国際セミナーには、ジェレミー・シェア先生をお呼びすることになりました。

http://www.chk-homeopathy.jp/seminar/international/3269/

 

南アフリカで生まれで、イスラエルに育った人。

ホメオパシーの勉強と同時に、鍼灸も勉強されたので、中医学の知識もお持ちです。

1986年から、世界の各地で、ダイナミス・スクールというホメオパスのためのポストグラジュエイトコースをされてきました。

2009年からは、家族でタンザニアにわたり、エイズに苦しむ貧しい人たちをホメオパシーでサポートされています。

 

日本には熱烈なファンが多く、タンザニアにある活動拠点にボランティアに行かれた人もいます。

 

 

私は、2005年と2011年の東京でのセミナーに参加しました。

特に、2005年のセミナーは、まだ勉強し始めて3年目でしたので、とりわけそのときに受けた感銘は深く、今も心に焼きついています。

 

たしか、当時のセミナーの講師紹介文に、「ユダヤのラビの家に生まれ、イスラエルで育った。」とあったと思います。

それを見た時、清らかな水が湧き出て流れる極東の島国に育った私達とは、先生は、対極の人であるような印象を持ちました。

 

その先生から、

「ホメオパシーのセッションは茶席のようなものだ。」

「ホメオパシーは、禅や合気道に似ている。」

なんて聞いたときには、もう、びっくりしました。

 

しかし、今回のセミナーにお招きするにあたり、2005年のセミナー講義録を読み返していた主人が、意外なことを教えてくれました。

 

私の記憶にはないのですが、2005年のセミナーの中で、彼は、中医学の学びの中で出会った「道徳経」を大切に考えていることを話され、ホメオパシーを学ぶ人にこの本を読むことを勧めていたのでした。

 

セミナーから10年以上たって、私は、またまた強烈な、驚きと感動を受け、今、興奮しております。

 

「道徳経」といえば、約2500年前に中国の老子によって書かれた本です。

明治30年、27歳だった鈴木大拙は、アメリカにわたって11年過ごしますが、その目的は、欧米の学者たちと一緒に「道徳経」を翻訳することでした。

 

最近、私は、鈴木大拙への興味から、「道徳経」を読むようになっていました。

 

 

ジェレミー・シェア先生のオルガノンについての深い理解。

リズミカルな美しい表現力は、きっと、老子の世界から得たものだったのだと思います。

 

 

ホメオパシーを学び始めた時、レパートリーやマテリアメディカのきちんと整理・整頓された構造に好感を持ちました。

まるで、清潔に管理されたドイツ人のお家にいるような感じがしました。

 

でも、扱うものは、バイタルフォースやマヤズムなど、見えない世界のもの。

 

 

見える世界と、見えない世界。

部分と全体。

西洋的なものと東洋的なもの。

 

ホメオパシーにはこれらをつなぎ合わせてくれる知恵があるような気がします。

 

 

 

このような、私の最近の気づきを、先日、入門セミナーで、お話ししました。

 

すると、参加者のお一人が、面白いことを言われました。

「今は、哲学科と医学部は、大学でのキャンパスも教授たちも学生も遠く離れているけれど、もっと昔、ヨーロッパでは、分かれてはいなかった。

一人で両方において、大きな功績を遺した人もいた。」

 

分けて専門的に詳しく見ていくこと。

統合して全体として見ていくこと。

 

これからの、人類の課題かもしれないと思いました。

 

 

 

 

 

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先月の10期生の授業で感じたのですが、Acon.とBell.は比較してみると、とても面白い。

 

 

Aconは、植物界最強の毒性を持つトリカブトの開花期の全草を使ってレメディを作ります。

Bell.も副交感神経を遮断してしまう猛毒を持つ植物の開花期の全草を使います。

 

 

植物分類でみると、Acon.の原料であるトリカブトは、キンポウゲ科に属します。

ホメオパシーの世界では、植物レメディの場合、どの「科」に属するのかということは、とても重要です。

それぞれの「科」ごとに共通のテーマがあり、同じ「科」に属するレメディ同士は、共通の感覚を持ちます。

Acon.が属するキンポウゲ科には、「神経むき出しの病的な過敏さ」というテーマがあります。

そして、過敏さゆえに、ショックを受けやすく、過度にイラつき、神経性の緊張を感じやすい人達です。

Acon.は、ショックのレメディですが、ベースとして、ショックを感じやすい、過敏さや緊張感をもともと持っているような人により効果を発揮します。

 

キンポウゲ科には、有名なレメディが並びます。

Puls.(プルサティラ/西洋翁草) Hell(へラボレス/クリスマスローズ) Cimic.(シミシフーガ/ブラック・コホシュ)   Staph.(スタフィサグリア/デルフィニウム)など。

どのレメディも、敏感さからくる、不調というのが特徴的です。

私は、これらのレメディに、湿潤な気候特有の風土からくる、ウエットな、女性性~日本的なものを感じます。

 

Bellは、ナス科の植物です。

ナス科のテーマは、暴力、突然の、爆発性の、激しい恐怖、白と黒、窒息する、痙攣、パニック、など。

レメディの顔ぶれも、ずいぶん激しいキャラクターが並びます。

有名どころは、Stram.(ストラモニウム/チョウセンアサガオ) Hyos.(ハイオサイヤマス/ヘンベイン) Caps.(カプシカム/唐辛子) Tab.(タバクム/タバコ) Dulc.(ダルカマラ/ウッディナイトシェード)など。

これらのレメディを勉強しているとき、生徒さんたちからよく出てく印象は、「韓流ドラマ」を彷彿させるような激しさです。

 

Bell.には、アトロピンという自律神経を狂わせる毒性が含まれています。

 

私達の自律神経は、緊張モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経でできています。

自律神経は、交感神経と副交感神経の良きバランスが保たれた状態がベストなのですが、アトロピンには、副交感神経を遮断するという作用があります。

 

子供たちが赤ちゃんだったとき、お乳を飲んで、少し遊ぶと手足が温かくなってきたものです。

お休みモードに入ったなと思って、昭和時代のママだった私はよくおんぶしたものです。

すると子供は、すぐ眠ってくれました。

副交感神経は、安らぎの支配する平和な世界です。

 

Bell.を必要とするのは、これらから切り離された世界。

戦闘態勢モード。

恐怖を感じ、緊張して、暴力的になっています。

手足は冷たく、血液は、頭と顔に集中。

 

 

マテリアメディカ“FOCUS”のBell.のページでもっとも目立つ単語は、「VIOLENT」。

この単語には、

・激しい、猛烈な、強烈な。

・狂暴な、暴力的な

・乱暴な

といった意味がありますが、すべてがBell.を表現していると言えます。

Bell.は急性症状のレメディです。症状は、急なだけでなく、激しいことが特徴的です。

痛みも、ずきずきと拍動するような感覚。

また、幻覚や譫妄からくる暴力的な行動。

殴ったり、噛んだり、蹴ったり。

瞳孔も開いて、瞳はガラスのように輝きます。

 

ベラドンナというのは、瞳孔を開かせ、瞳をキラキラさせるために、中世の女性たちが利用していたというところからつけられた名前でもあります。

ベラ(美しい)ドンナ(女性)。

魅力的に見えるように、点眼した女性たち。

でも、そのため命を落とす女性もいたそうです。

学名のアトロパベラドンナのアトロパというのは、ギリシャ神話で死の瞬間に運命の糸を断ち切る女神アトロポスにちなんだものです。

 

 

実の「黒さ」は、魅力的な瞳だけでなく、中世の魔女のイメージとも重なります。

クロネコを連れて、ほうきに乗って空を飛んでいた黒い衣装の魔女たち。

 

中世では、魔女は、占い師のような医者のような存在だったらしい。

 

 

ベラドンナは、魔女が使っていた薬草だったようです。

Bellの精神症状には、

MIND; DELUSIONS, imaginations; flying; he or she is

(精神;妄想、想像;飛行する)

といったものもあり、まるで、ほうきに乗って、空を飛ぶ魔女のようです。

 

 

Aconが、スーッとマンホールに落ちていくようなイメージだとご紹介しましたが、Bell.はこれとは逆で、何かが激しく吹きあがるようなイメージです。

夜中に、子供の体温が、ばーっと上がる。

熱性けいれんなどのとき、突然起き上がって、うわごとを言い出す。

患部の症状は、突然起き、激しく痛み、赤く腫れて、焼けるように熱い。

 

 

Acon.がSulph(サルファ)のような、頑健でふだんは高度飛行しているような人が陥りやすい状況なのに対して、Bell.はCalc.と関係性の深いレメディです。

 

Calc.は、牡蠣ガラを原料とするレメディ。

自分を弱い存在だと感じ、強い恐怖心を持っています。

そういったタイプの人が恐怖を体験したときに陥りやすい状況がBell.なのです。

 

地球の中心で燃え盛っているマグマ(成分は硫黄)を原料とするレメディ~Sulph.

 

海中で、静かに時間をかけて育つ牡蠣を原料とするレメディ~Calc.

 

ホメオパシーでは、Complemenntary Remedy(相補レメディ)といいますが、

SulphとAcon.も、 Calc.とBell.も、それぞれ相補い合う、相性のよい関係です。

 

また、Sulph.とCalc.も互いに相補的な関係性をもつレメディです。

 

ラジャン・サンカランは、SulphとCalcにLyc.を加わえて、これら3つをサークルと言っていますが、互いにとても深い関係性を持つ仲間です。

 

人は人生の時期やその時の状態によって、Calc.だった人が、Sulph.になったり、Lyc.になったりしがちであるということです。

 

私達を取り巻く自然界は、互いに多様な関係性を持ちながら存在しています。

また、私たち人間も、人間同士、さまざまに関係性をもって生きています。

 

それと同じように、レメディ達も、レメディ同士が、多様な関係性をもって存在しています。

そして、関係性にも、相性が良いだけでなく、避けるべき関係性や、打ち消してしまう関係性のものなど、さまざまあります。

 

深く知れば知るほど、深い恩恵をもたらしてくれるホメオパシーの世界。

 

最もよく使われている、有名なレメディからのスタートでしたが、これからの学びの道への期待をふくらませていただきたいなと、切なる願いを持ちました。

 

 

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この春、CHK専門コースは、10期生をお迎えしての授業が始まりました。

京大会館に1期生のみなさんをお迎えして初めての授業をした日が、ついこの間であったような。はるか遠い昔であったような。

過ぎさった時間というものは、とても不思議です。

 

レメディのレクチャーの仕方も、毎回、事前打ち合わせと反省とをするうちに、ずいぶん変わってきました。

 

昨年からは、レメディ学習のスタートを、もっとも有名で、消費量も一番多いレメディということで、Acon.(アコナイト)をすることになりました。

 

 

「あっとびっくりアコナイト!」なんて基礎講座で、日常的にやっていると、専門コースでわざわざ取り上げる?なんていう思いがあったのだと思います。

今までは、体質的な大レメディから勉強を始めていました。

 

 

でも、類似療法であること。

自然界の物質を気の遠くなるほど稀釈震盪したものを使う療法であるという原点に返ると、このレメディの存在の意義にあらためて、感動します。

 

なぜ、このようなものを原料とするレメディが一番よく使われるのか?

なぜ、ハーネマンがプルービングし、彼をもって、「一番有用なレメディである。」と言わしめるレメディとなったのか?

この世の成り立ちの不思議ささえ、感じます。

 

 

原料は、かの有名な「トリカブト」。

毒性の強さは、植物界最強の一つと言われています。

 

西洋では、打撲や関節痛の外用薬として使われていたようですが、皮膚に傷がある場合は避けていたし、内服にはめったに使われるようなことはなかったようです。

 

それを、ハーネマンは、稀釈・震盪したとはいえ、自分で飲んでみたのですから、その勇気はやはり、半端ではない!

 

日本の漢方の世界では、附子(ブシ)という薬として、トリカブトを弱毒したものを使っていたようです。

薬として使うときは、附子(ブシ)ですが、毒薬として使われるときは附子(ブス)といわれたとか。

四谷怪談のお岩さんが飲まされたのは、この毒でした。

この毒を飲まされると、神経障害から、顔の表情がおかしくなるので「ブス」という言葉の語源ではないかとも言われています。

 

無害な野草、ヨモギとは葉の形がそっくり。

間違って食べる人は、けっこういるそうですが、食べたら大変です。

毒性の強さと即効性は青酸カリと同レベル。

毒キノコとは比較にならないダメージを受け、解毒剤もありません。

 

30年ほど前に、トリカブトを使った保険金殺人がありましたが、殺された犯人の妻は、最初は心筋梗塞と診断されたようです。しかし、解剖してみると、心筋梗塞で亡くなる人の心臓にしては、きれいすぎるということから事件が発覚したようです。

 

トリカブトは、心臓に作用し、即効、死に至らしめる恐ろしい毒性を持ちます。

 

生息地は、高山。

 

 

高山という生息地の環境も、このレメディの症状に反映しています。

平地と違うのは、天候の変化の激しさ。

突然に、嵐や、突風が襲ってきます。

 

Acon.は、突然の症状にマッチするレメディです。

突然の、冷えや寒さ、恐怖からの発症。

 

 

この植物を、近づいて見てみると・・・。

 

 

花の形は、修道士が被る帽子にそっくり。

アコナイトには、モンクスフード Monnkus(修道士)hood(帽子)という別名もあります。

人里離れた修道院での禁欲的な信仰生活のイメージも、このレメディを必要とするときの症状イメージに似ています。

トリカブトの花言葉は「人間嫌い」。

ヒヤッとするような。ぞっとするような。不安。ショック。恐怖。

美しいけれど、決して気の休まらない形。

寒色系の色をして、何かを閉じ込めて、押し殺すような形をしているのが、面白いところです。

 

 

生徒さんたちにとっては、専門コースで、初めてマテリアメディカ“FOCUS”のページを開く日でもありました。

 

本格的なマテリアメディカは、一人の人間のように書かれているのが面白いところです。

 

マテリアメディカの情報源は、健康な人が飲んでみた経験です。

いろんな人が、そのレメディを飲んでみて、どの部位に、どんな症状が起きたかということ。

それを考えると、当然なのですが。

 

“FOCUS“は、まずは、「部位」から始まります。

Acon.の場合は、精神、神経、心臓 が大文字で表現されています。

心臓に来るレメディ。神経を侵されるレメディ。精神を、恐怖や不安で攻撃されるというレメディなのです。

 

次に大切なのがMODALITY(悪化・好転要因)です。

一番の悪化要因は、驚愕、ショック、寒さ、夜です。

好転要因は、発汗。恐怖の氷が解けていくイメージです。

 

 

主症状は、まずは、精神面から始まります。

次は、身体の全体。そして、身体の部分症状へと続きます。

 

精神症状の1番目は、落ち着きのなさと死の恐怖。のたうちまわる。

人を即死させる毒性を持つ原物質ならではの強烈さがあります。

オルガノンにも、

§213 「落ち着いて平静な心理状態の時には、めったに、あるいは決して迅速な回復も持続的な回復も実現させないだろう。」とあります。

 

 

死に対する、独特の感情がこのレメディの特徴で、

MIND; DEATH; presentiment of; predicts the time

(精神;死;予感;死を予言する)

といった症状もあります。

この症状を、私の夫は、脳出血の発作を起こした日のお昼に経験しています。

ふと、なんだか死にそうな気がした日の深夜に、大規模脳出血を起こしたのが、23年年前の出来事。

当時は、ホメオパシーもレメディも何も知りませんでしたので、使えなかったのですが・・・。

 

身体の全体症状としてもっとも目立つ言葉は

“ACUTE“ 

医療的には「急性」ですが、とがった、鋭い、激しい、深刻な。

など、トリカブトのイメージと重なります。

 

それ以外では、

NIGHT(夜)、SUDDENNESS(突然)、BURNING(焼けるような)、NUMNESS(しびれ)

 

多血質で、強壮、仲間を欲しがる人、という一行もあります。

Sulph.のような人です。

AconとSulphはとても、相性がよい関係です。

Aconは、もともと頑健で、高度飛行をしているような人が陥りやすい状況でもあります。

高いところから、すーっと落ちていく感じ。まさに、血の気が引いていくような。

 

夫が脳出血を起こして、Acon.状態だったとき。

私も、Acon的な感覚を経験しています。

あの時は、マンホールに、すーっと落ちていったような感覚でした。

かつて、自分が歩いていた地面は、はるかに見上げるところ。

自分だけが、すーっと落ちて行って、冷えた、地下深く、狭くて暗いところに閉じ込められた気持ちでした。

前にも後ろにも進めず、かといって、地上に上がるすべもなく。

驚愕と、凍り付くような不安。

私も、Acon.を必要としていたのだと思います。

 

人間にとって、最悪の事態を引き起こす猛毒を持った植物が、稀釈震盪され、同種の法則をもって使われるとき、どれほどの恩恵を私たちにもたらしてくれることか。

 

「あっと!」思った瞬間使っても、なんだかミスマッチで、働いてくれないことも多いと思います。

 

植物最強の毒性を持つ物質から作ったレメディの恩恵を、もっと、もっと、正しく、的確に、より多くに人に。

そんな思いを、新たにする時間となりました。

 

 

 

 

 

 

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プロフェッショナルコースのレメディ学習は、北米カナダから南アメリカにかけて生息する大蛇~ガラガラヘビの毒液を原料にしたレメディを学びました。

 

 

まずは、レメディの全体的なエネルギーを感じてもらうため、100年以上前の有名なケースをご紹介しました。

 

ホメオパシーの中興の祖、と言われ、アメリカでのホメオパシーの全盛期を築いたホメオパス、ジェームズ・タイラー・ケントによるものです。

 

でも、このケースを経験したのは、まだ、彼がホメオパスとして、ほんの駆け出しだったとき。

偉大なホメオパス、ケント先生も、この患者さんに出会ったときは、何の経験もなかったようです。

 

4歳の男の子。

原因不明の血小板の破壊による、突然の敗血症状態を起こし、大量出血。

特に指先と、口からの出血が特にひどく、身体は、少し触れただけで、簡単にあざができていた。

電話をかけてきた男の子の母親も、パニック状態だったらしい。

 

この男の子を救ったレメディが、ガラガラヘビの毒液で作ったCrot-h.だったという話です。

 

ガラガラヘビの毒性は、神経毒、出血毒、心臓毒、壊死毒、血液凝固阻止作用、浮腫作用、など多岐に渡ります。

咬まれると、結果として、身体の各部分からの大量出血(吐血・血尿)や黒色の内出血が起きます。激しく悲惨な状態になる恐ろしいものです。

 

 

このレメディのプルービングをすると、黄熱病によく似た症状がでます。    

黄熱病は、現代に生きる私達にはなじみのない病気ですが、明治生まれの細菌学者、野口英世博士がアフリカにまで渡って、研究した病気です。

 

 

彼自身も、感染してしまって51歳で亡くなっています。

今も、千円札に印刷されていますが、私が子供のころは、偉人伝によく登場する人物でした。

そして、不思議に思うのですが、野口英世の研究者としての最初の業績は、ガラガラヘビによって引き起こされる症状についての、病理学的研究だったそうなのです。

 

 

古典的なマテリアメディカ“Allen‘s Keynote”にも「黄熱病により、黒かまるでコーヒーカスのような嘔吐物を吐く」という記述があります。

このレメディは、ホメオパシーの全盛期の頃、黄熱病だけでなく、狭心症、脳卒中、感染症など、様々な深刻な症状に使われてきたようです。

 

 

蛇のレメディと言えば、コンスタンチン・ヘリングがプルービングしたLach(ラケシス)が最も有名ですが、このレメディのプルービングも、彼によってなされました。

 

Crot-h.は、Lach.が一番だと思って処方したとき、うまくいかないときに使うと良いと言われています。

 

Lach.が左に症状が出やすいのに対して、Crot-h.は、右に症状が出やすいレメディです。

どちらも、ヘビのレメディに特有の、手足がなく、地面を這って生きていかなければならない動物らしい被害者意識を持っています。

MIND; DELUSIONS, imaginations; pursued, he is; enemies, by

(精神:妄想、想像:敵に追われる。)

MIND; DELUSIONS, imaginations; persecuted, that he is (51)

(精神:妄想、想像:迫害される)

 

あとは、脱皮を必要とする動物ならではの、窮屈な感じや、締め付けられるのを嫌う傾向。

首周りや喉が弱点で、窒息感を持ちます。

 

古典的なマテリアメディカが、深刻な身体症状のオンパレードなのに対して、最近のマテリアメディカは、精神症状が豊かに表現されています。

 

1948年生まれのホメオパスFrans Vermeuleが書いた “Synoptic Reference”  のこのレメディのページは、とても興味深い内容です。

 

特徴的なことは、家族への感情。

家族のことをすごく心配する人なのに、嫌う人でもあります。

家族の犠牲になっているような気持になる。家族への義務を負わせられ、家族に縛られているような感覚。

家族を助けないといけないけれど、したくない。

自分の両親との関係性が濃密すぎて、パートナーとの関係を維持することができない。

 

 

アメリカでホメオパシーが全盛期を迎えていたケントの時代には、深刻な身体症状を持った患者さんたちをホメオパシーで治療していた医師が多くいたのでしょう。

 

しかし、人間関係や現代医学では、解決しようのない問題を抱えてホメオパスのところに来る人の多い現代では、Frans Vermeulenの著書のような情報に助けられることの方が圧倒的に多いと思います。

 

実際、私自身も“Allen’s Keynote”ではなく Frans Vermeulen著“Synoptic Reference”からの情報を根拠に処方した経験しかありません。

 

 

 

 

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上級コースのレメディ学習は、ちょっと変わったものを原物質とするレメディを学びました。

 

龍涎香(りゅうぜんこう)。

 

海洋に漂うマッコウクジラの腸内でできた結石が原料のレメディです。

今日では、手に入れることの最も困難な希少香料の一つで、たいへん高価なものです。

 

その多くは、海に浮いていたり、浜辺に打ち上ったりしますが、長期間、海上を漂流した黄金色を帯びたものが最高級品とされています。

 

 

マッコウクジラの生態も、このレメディの症状に反映しています。

 

 

まずは、その体の大きさ。

オスは体長18m、体重は57t.

メスは体長13m、体重は40tにもなります。

 

こんな大きな体で、今まで生き残っているなんて・・・。

 

海の底深くに、身をひそめることで可能になったのかもしれません。

潜水能力は、ずば抜けて高く、3200m以上、1時間半以上潜れるようです。

 

人類から見ると、なんとも、深い海の底に隠れて生きているかのような存在です。

 

 

このレメディを必要とする人は、とにかく、恥ずかしがり屋。

人に会うことを極端に嫌います。

 

ケントレパートリーでは、

Mind; STRANGER; presence of, agg. (精神:見知らぬ人によって悪化)  という症状があります。

 

その症状に出てくる代表的なレメディの一つです。

Ambr. 以外では、人見知りで有名な、Bar-c.(炭酸バリウム) Lyc.(スギゴケ) Sep.(コウイカ)などが並びます。

 

人に対する、敏感さは、排便時に特に顕著に現れ、それがこのレメディの一番の特徴にもなっています。

Mind; COMPANY; aversion to; presence of strangers, to; people intolerable to her during stool

(精神;仲間を嫌う:見知らぬ人の存在;排便中、誰かいることが耐えられない)

 

こんな人いますか?

多くは、いないのですが、時々、いらっしゃるのですよ!

団体生活は、このタイプの人にはつらいです。

私は、寮生活をしていた学生時代、週末、実家に帰った時だけ、排便していたという人にお会いしたことがあります。

 

“Allen’s Keynote”には、

「たとえ看護婦であっても、その存在によって排便することができなくなる。」という一行があります。

 

 

繁殖率は低く、1頭の子供を、長い時間をかけて母系社会で育てていきます。

大切に育てられた神経質な子供のイメージですが、老人にもよく使われてきたようです。

 

“Allen‘s Keynote”は、

「興奮しやすく、神経質で、病弱な女の子:神経が疲れ果てた神経的な疾患を持つ老人によいレメディ」という一行から始まります。

 

ちょっとしたことで、不眠、生理の問題、咳、精神的な不調、神経性の症状などを起こします。

 

 

 

目は、真横しか見えませんが、聴覚は優れているようです。

このレメディの人も、音や音楽には非常に敏感です。

 

 

海に住む巨大な生き物。

マッコウクジラ。

その排泄物を原料とするこのレメディには、いくつかの海のレメディとの共通するイメージを持ちます。

また、それ以外にもいくつかのレメディとの共通のイメージがあります。

 

 

 

ホメオパシーの学校で学んでいた時、先生から、印象的なクライアントさんのお話をしていただいたことを思い出します。

 

兄が自殺して以来、ずっと落ち込んでしまって、何もできないでいる女性のケースでした。

苦しんでいた兄に対して、彼女は、何もしてあげることができなかったそうです。

何をしてあげるにも、自分はあまりにも無力であった。

ただ、手をこまねいて、心配しているうちに、兄は自ら命を絶った。

それに対して、ただ、悲しみ、泣き暮らしている。

セッションの3時間の間、彼女は、ただ、ずっと、泣き続けたそうです。

セッションルームは、まるで、彼女の涙で、海のようになった感じがしたそうです。

 

”Allen's Keynote”には、「非常に強い悲嘆を抱えていて、1日座って泣いている。」という記述がありますが、先生が紹介してくださった女性は、まさに、その通りのケースだったと思います。

 

Ambr.は、Bar-c.の「無力感」と、Ign.の「喪失・悲しみ・混乱」の二つレメディのテーマを持つと教わりました。

 

そして、Nat-m.の敏感さ。

Nat-m.も、人に敏感で、誰かと一緒にいたくないタイプです。

人の気配で、排尿や排便に支障をきたす人でもあります。

音楽に敏感であることもAmbr.に似ています。

深い海の静けさと母子の絆の深さ。

 

でも、Nat-m.の人は、人前では、泣かないし、

Ambr.の人は、Nat-m.の人のように、過去の嫌な記憶を塩漬けにはしません。

 

多様性に富んだ自然界に負けない広がりを、私達人間は、個性として持っている。

 

レメディを学ぶ楽しさは、そんな気づきなのかもしれません。

 

 

 

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永平寺を訪ねたことから、「禅」についての興味が引き起こされ、鈴木大拙の本を読むようになりました。

そして、ホメオパシーと禅についての共通性を探ってみたい、などと考えるようにもなりました。

しかし、実は、私はそのことについて、ずいぶん前に教えてもらっていたのでした。

 

このブログにも、書いたことがあります。

 

2006年に東京での、Jerermy Sherr のセミナーに参加して感動した話。

 

 

そして、以下のブログの記事は、そのことを、2期生の授業でお話ししたときのことを書いたものです。

 

http://ameblo.jp/sunny-garden/entry-11822554845.html

 

Jeremy Sherr.は、今は、アフリカのタンザニアでエイズの治療に当たっているホメオパスです。

2011年の彼のセミナーでは、その話題が中心でした。

2011年に会った Jeremy は、2006年のときの彼とは、ずいぶん変わっていて驚きました。

灰汁が抜けて、さっぱりと、お坊さんのようになっていました。

 

私は、そのとき、前のJeremyのほうが好きだったな、と思いました。

 

2006年のJeremyは、セミナー中に、椅子が壊れるほど太っていました。

セミナーの最中に、何本ものコカ・コーラを飲んだり。

「ちょい悪」な感じがあって、妙にひかれました。

 

2006年のセミナーで、ユダヤ人のラビの家に生まれた彼が、最初に言った言葉に、私は強い衝撃を受けました。

 

「ホメオパシーのセッションは、茶席のようなものだ。」

「ホメオパシーの勉強は、合気道や禅に似ている。」

 

当時の私は、この言葉に、驚き、喜んだのでした。

 

最近は、鈴木大拙の本を読むようになって、もう少し、このことの意味が分かるようになってきた気がしています。

 

鈴木大拙は、欧米の人々に「禅」とは何かについて、教えようとした人です。

 

 

「禅」についての本をたくさん残しています。

それらの中には、日本語で書かれたものだけでなく、彼が英語で書いたものを日本語に翻訳したものも数冊あります。

なぜ、彼は、そのような仕事に人生をささげたのか?

 

彼のこういった活動は、第二次世界大戦後、かれの晩年(80代後半から96歳で亡くなるまで)まで、パワフルに行われました。

20世紀の世界、とりわけ欧米の社会にとって、東洋の仏教的な考え方が必要だと彼は、痛感していたからです。

科学技術が発展し、物質的には豊かになったが、国家間の利害対立は激しくなり、人類に、とてつもない被害を与える戦争の危機をはらむ時代が来てしまった。

彼は、今の時代の限界を乗り越える知恵が、「禅」の世界にあると考えました。

 

鈴木大拙の公演CDを今、寝るときに繰り返し聞いていますが、そこで、彼が、「禅」とは何か?についてを説くとき、

「禅」と「科学」

「東洋」と「西洋」 という比較から説明しています。

 

科学は、もともと、「分科学」といわれ、物事を、わかりやすく、分けて、合理的にとらえていきます。科学は、目に見えるもの、物質を相手にし、実際に人間の生活を豊かに便利にしました。

そして、大拙が生きていたころは、科学は、西洋が圧倒的に進んでいました。

 

一方、禅は、東洋で発達したものです。

目に見えるものではなく、「道」などというもので表し、見えるものの背後にある、見えないものを見ること、感じることを目指します。

また、分けることをせず、全体としてみること、統一や調和を大切にします。

 

Jeremyは、「ホメオパシーは、禅や合気道に似ている。」と教えてくれました。

これは、ホメオパシーを現代医学との比較で述べているのでした。

現代医学は、見える病変組織を切除し、見える病原菌と戦います。

ホメオパシーは、レメディを使って、病変組織を作り、病原菌に反応する、その人の全体像に働きかけます。

生命力に調和を取り戻し、結果として、組織レベルでも、癒えていくこと、病原菌に侵されない体を作っていくことを目指します。

 

2006年のJeremyのセミナーでは、オルガノン§9がテーマでした。

バイタルフォースが健康的な時の状態について、Jeremyが、滔々と美しく歌い上げるようなセミナーでした。

大阪から、一緒に参加した仲間たちと、熱く感動したことを思い出します。

 

200年前のハーネマンが、目指すべき、「健康」について、言わんとしたこと。

 

つい最近、私は、鈴木大拙の「禅」にこれと同じことを言っている箇所に出会いました。

第三章 禅の意味  の 最初の部分です。

 

また、後ほど、お知らせしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2月の中級コースのレメディ学習は、植物レメディを二つ学びました。

OPIUMU(オピウム)とCOCCULUS(コキュルス)。

 

OPIUMUは、先日ご紹介しました。

 

Cocc.(コキュルス)もレメディを理解するために大切なのは、原物質の情報です。

 

この植物は、インドやスリランカの海岸沿いに生育します。

レメディには、この植物の実と種子を使います。

 

 

この種子には、ピクロトキシンというGABA‐A受容体を阻害する神経毒がふくまれています。

この毒性は、古くから魚を獲るのに利用されてきたようです。

この植物の毒性にやられた魚は、体の重心を保つことができなくなります。

きちんと泳ぐことができなくなり、ひどく異常な姿で浮かび上がってしまうので、人間は、いともたやすく、魚を獲ることができたということです。

 

これと同様な作用を人にも起こします。

この作用を利用して、ビールに混ぜられていたようです。

酔いを強める作用があるのです。

 

人が、お酒に酔うと、どうなるでしょう?

 

これが、このレメディの症状そのものです。

 

千鳥足という言葉がありますが、足元がふらついて、しっかりと歩けなくなります。

身体の自由が利かなくなります。

力が入らず、何事もテキパキとは、できません。何をするのも、ゆっくり。

ろれつが回らず、うまくしゃべれない。

頭も働かず、集中できずに、ぼんやりです。

目が回ったり、吐き気がしたりというのもありますね。

 

このレメディの毒性である「ピクロトキシン」について検索していましたら、「フェノバール」という薬が出てきました。

主人が、痙攣発作を抑えるために飲んでいたものです。

そして、この薬のために、一時、苦しんでいた症状のことを思い出しました。

いつも朝、会社に行こうとした時と、夕飯後に、お風呂にはいろうとしたときに、襲われていました。

どちらも、足がふらついて、うまく歩けなくなるのです。

主治医には、会社に行くことへのストレスからだろうといわれました。

確かに、目覚めて朝食をとり、着替えを済ませて、出掛けようとしたときに、必ずおかしくなるのですから。

でも、お風呂場に行く時に、ふらつく理由が見つかりませんでした。

まさに、「千鳥足」。

今思うと、「ピクロトキシン」による神経毒の影響だったのだと思います。

主人のこのときの症状は最初、「欝病」と診断されましたが、しばらくして、抗痙攣薬「フェノバール」が原因であるとわかりました。

足のふらつき方は、まさに、酔っぱらいのようでした。

 

このレメディは、めまいと乗り物酔いで有名です。

乗り物酔いで悩んでいる人に、このレメディをアドバイスして、喜んでいただいた経験はずいぶんあります。

最近では、京都から東京まで新幹線でいくのに、猫に飲ませて、いつになく元気に過ごせたというご報告を頂きました。

 

 

特定の感覚に過敏になり、食べ物を見たり、匂いで吐き気がしたり、という、つわりの症状を助けてくれたりもします。

 

 

自分が、何事も早くできないので、周りのスピードが早すぎると感じます。

MIND; DELUSIONS, imaginations; time; passes too; quickly

(精神;妄想、想像;時間があまりにも早く過ぎる)

 

乗り物酔いを、人間の自然の営みとは、ずいぶん違ったスピードで移動することからくる不調と考えると、このレメディと「乗り物酔い」の症状との類似性に合点がいきます。

自分のペースで生活できないという状況の典型的なものが、「看病」。

自分が眠るべき時間にも、起きていなければなりません。

食事の時間も、きちんと取れなかったり。

精神的にも、強いストレスにさらされます。

睡眠不足+世話や心配で、起きる症状も、このレメディの特徴の一つです。

 

 

Cocc.(コキュルス)は、日本では、ツヅラフジと言われています。

花が藤に似ていることと、この植物を使って、葛籠(つづら:衣類を保管するための籠)を作ったところからこの名前が付いたそうです。

「葛籠藤」と漢字で書いてみると、おもしろいことに気が付きます。

「葛籠藤」の真ん中の「籠」をとると、「葛藤」。

「葛藤」Conflictといえば、有名なレメディが思い浮かびます。

 

マテリアメディカ“FOCUS”Ign.(イグナシア)のページの精神症状の2番目に、

INNER CONFLICTS(内面の葛藤)という言葉が出てきます。

Ign.(イグナシア)の人は、Innner Connflicts(内面の葛藤)を持ちます。

高い理想と期待を持つために、失望、落胆、怒りを感じやすく、そういったことによって発病します。

Cocc.も同様、感情的なことから乱れていきます。

 

インドの巨匠サンカランは、彼の著書“Soul of Remedelis”でPuls.(プルサティラ)とIgn.(イグナシア)に似ていると述べています。

 

どちらも、女性的なレメディです。

 

Cocc.も女性的なレメディだと思います。

 

MIND; ANXIETY; others, for

(他人を心配する)

 

MIND; SENSITIVE, oversensitive; external impressions, to all

(あらゆる外界の影響に敏感)

 

世話好きで心配性の敏感な人。

これらの症状からは、とても女性らしいものを感じます。

 

そういえば、このレメディで、長年のひどい乗り物酔いから解放された女性がいました。

彼女は、良き母、良き妻であるだけでなく、息子さんの少年野球のとても良きお世話係でもありました。

彼女は、チームの少年たちすべてが、彼女の息子であるかのように、日々の練習時には気づかいをされていました。

合宿ともなると、もう、たいへん!

バスで移動するため、自分も不調を抱えてしまうのに、子供同士の些細な人間関係にまで、細やかな神経を使う人でした。

そして、そのために、ふらふらになって、時々ダウンする人でもありました。

Cocc. は、セルフケアのレメディキットにも入っている、レメディですが、彼女にとっては、深いところまで癒してくれる、とても類似性の高いレメディだったのではないかしら?

私は、そのように思っています。

 

 

 

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ホメオパシーのレメディの原料となるのは、主に、鉱物・植物・動物で、ホメオパシーではこれらを三界と呼びます。

 

鉱物は、結晶を作る構造的な存在です。

鉱物レメディの人は、秩序立っていて、構造的です。

自分には、人との関係性、能力や安全性、創造性、責任感など、何かが欠けているためにうまくやっていけないと考えがちです。

 

植物は、地面に根を張っているため、動けません。受け身です。

雨風、暑さ寒さ、光の影響を受け、反応することで対処する存在。

ですから、植物レメディの人は、何事にも敏感に感じ反応します。

 

動物は、自分の命をつなぐために、餌を求め、子孫を残すために異性を求めます。

餌の獲得にも、パートナーの獲得にも避けられないのが、競争です。

動物レメディの人は、サバイバルというテーマを持ちます。

魅力的に振る舞うことも必要ですし、ライバルには強い嫉妬心を持ちます。

 

レメディの原料には、これ以外に病気に侵された患部を原料とするレメディがあり、Nosodes(ノソーズ)と呼んでいます。

 

Nosodes(ノソーズ)のレメディを必要とする人って?

どんな人?

 

もし、あなたが、癌の病巣部だったら?

どんな気持ち?

 

自分が、癌に侵されたら、どうなるのだろうかと想像したことのある人は多いでしょう。

でも、自分が癌の病巣部だったら、なんて考える人はいないと思います。

 

ホメオパシーの学校では、このようなことを想像したり、話し合ったりするのです。

 

身体の免疫は、病巣部の存在を絶対に許したくありませんが、免疫が弱っていると、病巣部ができてしまいます。

病巣部も、存在するからには、少しでも大きくなりたいし、繁栄したい。

しかし、繁栄しすぎると身体は死んでしまい、その時には自分の命も尽きる。

すごい矛盾をかかえた苦しい存在です。

インドの巨匠サンカランは、Nosodesのテーマを、死にもの狂い、やけくそ、絶望としています。

 

 

ハーネマンは、3つのマヤズムを提唱しました。

Psor. ソラ 疥癬マヤズム。

Sycosis サイコシス 淋病マヤズム。

Syphilis シフィリス 梅毒マヤズム。

 

こららのマヤズムには、それぞれ中心的なNosode(ノソーズ)があります。

Psor. ソライナム 

Med. メドライナム

Syph. シフィライナム   です。

 

ハーネマンの生きた時代は、皮膚病と性病が中心でした。

 

しかし、時代がもう少し進むと、世界は、結核の時代を迎えます。

ヨーロッパでは、産業革命が起きて、都市に人が密集し始めます。

人々はまだ貧しく、栄養状態も、衛生状態も悪かった頃に大流行したのが結核です。

結核菌の感染力は強く、多くの人が若くして亡くなっていきました。

最初は、風邪のような症状ですが、肺だけでなく、全身を巡り脳まで侵す、恐ろしい病気です。

日本では、幕末から明治、大正、昭和20年代くらいまでは、国民病として怖れられました。

 

初級コース2月のレメディ学習では、結核に感染した人の患部から作ったレメディ Tub.(チュバキライナム)を学びました。

 

このレメディにマッチする人は、風邪を引きやすく、呼吸器系の問題を起こしやすい人。

関節炎の痛みや頭痛も、持ちやすい人です。

 

Tub.(チュバキライナム)の精神症状は、結核が恐れられていた時代に、この病気にかかって若くして亡くなった人の生き様と重なるところが多くあります。

 

高杉晋作。

 

 

幕末に長州藩で尊王攘夷の志士として活躍した人です。

当時の社会の在り方に危機感、不満感を持ち、世の中を変えようとしました。

 

彼の作った有名な歌。

 

 

Tub.の人の精神症状の中心は「不満足」そして、「変化」を求めるということです。

人生を短いと感じ、激しく理想や恋、芸術に捧げ、燃え尽きるような人。

彼は、「奇兵隊」を組織し、たぐいまれな統率力でそれを率いるとともに、英米仏蘭の四か国連合と和平交渉するなど、数々の伝説的な仕事をしますが、結核で27歳の生涯を閉じます。

 

 

竹久夢二は、49歳まで生きた人ですが、やはり結核で亡くなっています。

彼は、大正時代に主に活躍しています。

明治期の日清・日露戦争と、昭和の太平洋戦争との間。

束の間の平和を謳歌できたころ。

夢二は、大正ロマンの中心人物のひとりです。

Tub.の人は、とてもロマンティック。

彼が描く美人画は、みんな痩せて、白い肌。

 

 

古典的なマテリア “Allen’s Key Note”では、Tub.の人の体型について「背が高く、痩せて、胸が狭くて、青白い顔」だと書かれています。

 

 

石川啄木も、結核で26歳で亡くなっています。

 

 

短い人生なのに、故郷の岩手から東京に出て、北海道にもわたり、仕事をしています。

恋をし、結婚して子供をもうけ、たくさんの歌を作り、社会主義運動にもかかわったようです。

短い人生を駆け抜けたような人。

生涯貧しく、社会への不満から、社会運動に向かっていきました。

 

Tub.の人は、ろうそくに両方から火をつけるような人だといわれています。

日本全体が、一部の特権階級をのぞいて、とても貧しい時代でもありました。

 

 

20世紀前半、パリに起きた芸術運動~エコール・ド・パリの画家のひとり、モディリアーニ。

彼の作品にも、痩せて背が高そうな人が出てきます。

 

 

彼は、イタリア人でした。

このころ、世界中からパリを目指して画家を目指す若者が集まっていました。

日本からも、このころ、佐伯祐三や藤田嗣治がパリで活躍しています。

彼らも保守的な日本の画壇に我慢しきれず、パリに旅立った人です。

 

E.B.Nashの古典的なマテリアメディカ では、このレメディにマッチする人のことを、コスモポリタンな人だと書かれています

 

コスモポリタンとは?

一つの国にとらわれない国際人。世界主義。などという意味があります。

エコール・ド・パリの画家たちにも、コスモポリタンなものを感じます。

 

 

結核で亡くなったのではないのですが、おもしろいTub.の症状を持った歴史上の人物が日本にいます。

 

BACK; HAIR –growth  spine; along the children; dark or long, fine hair on back of

(背部; 毛 -暗く長く立派な毛が、背骨に生えている子供)

 

この症状に入っているレメディは、Tub.ただ一つです。

 

幕末の日本で生まれた、坂本龍馬。

 

彼は、生まれた時、背中に立派な毛が生えていたので、「竜馬」と名付けられたそうです。

土佐の古い社会が息苦しくてたまらなかった竜馬。

脱藩して、家を出た後、今度は古い日本全体の制度を壊して、新しい社会に変えようと、日本中を駆けずり回った人です。

・現状への不満足。

・変化への希求。

これらは、Tub.の人の持つ中心テーマです。

また、彼は旅が好きでした。

旅なくしては、彼の人生は成立しません。

日本で最初に新婚旅行をした人だとも言われています。

 

MIND; TRAVEL; desire to

(精神:旅;欲する)

これは、有名な精神症状でこの症状を持つレメディはいくつかありますが、Tub.はその中でもとりわけ重要なレメディの一つです。

 

ちなみに、彼のお母さんは結核でした。

結核の家族歴というのも、Tub.を選ぶときの重要ポイントの一つです。

 

結核が国民病と言われた時代は去りました。

しかし、今もこのレメディを必要とする人はたくさんいます。

 

生徒さんの中には、このレメディを学んで「私の夫はサルファーだと思っていましたが、こちらの方が近いです。」とおっしゃった人がいました。

 

どちらも、明るくエネルギッシュで楽天的だと思います。

外気が欲しい人。空腹には弱く、食べ物も高カロリーで濃厚なものを好みます。

 

あなたの周りには、いらっしゃいますか?

 

 

 

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2月の中級コースのレメディ学習は、植物レメディ。

まずは、原物質となるものの花の姿を見てもらいました。

 

 

姿から感じられる印象を、言ってもらった後、私は有名な故事成語「四面楚歌」についてお話しました。

 

中国の戦国時代の二大英雄~「項羽と劉邦」の物語です。

高校時代、宝塚歌劇で、この演目のミュージカルを見て感動し、司馬遼太郎の小説でも読みました。

漢文の時間に習った、「四面楚歌」の美しい漢詩を、声に出して一人何度も読んだこともあったけ・・・。

私の懐かしい青春時代の思い出です。

 

家柄も良く、戦も強かった楚の国の「項羽」と、戦では何度も負けながら、その人柄によって仲間に恵まれ、最後には天下を手にした漢の国の「劉邦」。

 

敵に包囲された時、項羽は、周りから自分の故郷の「楚」の国の歌が聞こえて来るのに気が付きます。

すでに漢に降伏した楚の兵士が歌っているのでした。

 

「四面楚歌」は、孤立無援で、絶望的な状況を表わす故事成語です。

 

自分が敵に囲まれて、もはや孤立無であることを悟った項羽は、ずっと戦に付き従ってくれた愛人の「虞美人」をまず殺し、自分も自害したということです。

虞美人が倒れた土地から咲いたのが、赤いケシの花で、「虞美人草」と言われています。

 

赤いケシの花の咲いた土地に、私は、このレメディのエネルギーを感じます。

虞美人が経験したものは、戦場。

恐ろしい殺戮の現場です。

彼女が恐怖の中で立ち尽くしていたところ。

 

Op.オピウムの症状に、

 

MIND; AILMENTS from; fright or fear (恐怖や激しい驚きからの病気)

 

というのがあり、Acon. アコナイトとOp. オピウム が、最も重要度の高いレメディとして出てきます。

Aconは、突然の恐怖を経験したときに選ぶ第一レメディです。

Op.は、Aconほど、よく知られたレメディではありませんが、Op.も、突然の恐怖の後に起きる様々な症状を癒してくれます。

 

どちらも恐怖から、発症しますが、その反応は、真逆です。

それは、姿にも表現されています。

 

 

Acon.は、恐怖におびえて、落ち着かず、パニック状態になり、恐怖でのた打ち回ります。

まるで、ムンクの「叫び」のようです。

 

 

一方、Op.は、無関心で、無感覚。

笑顔で、「大丈夫だよ!」なんて言ったりします。

熱い汗はかきますが、便も尿も生理も止まってしまいます。

 

神戸の震災から、もう20年になります。

私は、当時神戸に住んでいましたので、まだ、生々しい経験としてあるのですが、

突然の恐怖を経験して、多くの人がAcon.を必要とする状態になりました。

 

でも、Op.になった人の話も聞いています。

家が倒壊して、自分自身も怪我を負い、親戚の家まで避難したのだけれど、そこに行くまで、痛みも、空腹も、寒さも、まったく感じなかったそうです。

恐怖心さえなく、そのことに気が付いたとき、自分が置かれた状態の異常さに気が付いたとか。

 

 

 

赤いケシの花は、Op.のレメディ像をよく表していますが、レメディの原料には、ケシの花びらが落ちたあと、未成熟な果実部分に切り目を入れたところから流れ出る白い液体が乾燥したものを使います。

 

 

オピウムは、6000年前から快楽のための植物として取り扱われていたという記録も残っています。

薬として、非常に効果的なものでもありますが、麻薬として社会に混乱を起こすものでもあり、戦争の原因にもなった、人類史上、ドラマティックな役割を演じてきた存在です。

 

このレメディは、ハーネマンがプルービングしましたが、両極端の性質を備える植物で、彼も「他のどの薬よりも、効果を推定するのが難しい。」と語っていたそうです。

 

彼が生きていたころ、よく使われた薬の一つだったのでしょう。

オルガノン§57~59 に出てきます。

当時、一般的な治療法だった、逆療法(アンティパシー)についての批判をしているところです。

全体像を見るホメオパシー療法ではなく、一部の症状だけに対して抑圧する当時の一般的な治療法の怖さを教えるための例として、オピウムを上げています。

痛み、下痢、不眠 などの症状にオピウムは、効き目はあるのですが、一時は良くても、そのあと、よりひどい症状、悲惨な状態が戻ってくるということがていねいに、書かれています。

 

精神症状の中心は、“FOCUS“のマテリアメディカでは、精神的なショックからの「引きこもり」となっています。

 

喜びや楽しみ、苦しみや悲しみにも無関心。

判断力の低下による思慮のない大胆さ。

 

身体面では、反応の鈍さ、分泌物(尿・便・生理)の減少。

無痛状態。

昏睡状態。

 

これらの症状は、オピウムの場合すべて、ショックや恐怖からの発症のようです。

 

昨年、インドから来ていただいたDr. Sunirmal Sarkar が、初めてパパになったときのお話をしてくださいました。

生まれたばかりの赤ちゃん、なかなかおしっこが出なかったそうです。

若き日の先生が選んだレメディでは、変化なし。

何を飲ませるか、考えていたら、当時ベテランのホメオパスだった彼のお父さんが、一言「オピウム」といったそうです。あっという間に、赤ちゃんは、気持ちよさそうにおしっこをしたとか。

経験豊かなお父さんに、感謝と尊敬の思いだったそうです。

赤ちゃんは、「怖かった」とは言えないけれど、産道を通って、お腹から出てくるのは、とても、怖い経験だったのでしょうね。

 

また、オピウムには、発作時の「昏睡状態」というのもあります。

顔面は充血して、瞳孔は閉じていることが多く、反応に乏しいと、「臨床家のマテリアメディカ」にはあります。

夫が、脳出血の発作を起こした日のことを思い出しました。

赤い顔で、汗ばんで、熱そうでした。

いびきをかいて、ただただ眠り続け、時間と共に、反応は鈍くなり、定期的に病室にやってくる看護師さんは、瞳孔の状態をみていました。

あの時の夫は、オピウムの状態だったのかなあ。

痛みも苦しみもなく、ただ眠い。

こんこんと眠り続けて、日ごとに眠りは深くなっていく。

死が、日ごとに近くなっているような。

 

オピウムと聞いただけで、怖いような、平気で入れないような気持ちになります。

良くも悪くも、古くから、人間との深いかかわりを持ち、苦しみや慰め、憎しみや癒し、様々なドラマを生んだ物質だからなのでしょう。

 

オピウムには、両極の性質があり、ハーネマンがプルービングしたのですが、彼をして「どんな薬よりもその働きを推定するのが難しい。」といわせました。

 

自然界は多様性に富んでいて、複雑で豊か。

でも、人とかかわることで、その多様性も複雑さも、いっそう豊かな表情やドラマを見せてくれる。

オピウムは、そんなことを教えてくれる植物だと思います。

 

 

 

 

 

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2月も、上級コースのレメディ学習は、鉱物レメディ。

原物質は、個性的な毒性があるわけでもない白色粉末の物質。

 

ですから、先月と同様、レメディの全体像のイメージをつかむ手段として、今回も「古典的なケース」を使うことにしました。

 

今回、ご紹介したのは、1871年のケース。

 

ホメオパスの診療を受けるために、母親につけてこられた6か月の赤ちゃんでした。

4か月間ずっと、下痢がつついていて、夜に汗をかき、悪化します。

下痢と同時に、ガスや嘔吐をともない、便がとても特徴的です。

この子には、Mag-c.マグ・カーボを一日3服飲んませて、すぐに治癒したようでした。

母親が「まったく、奇跡のようです。」と喜んだとあります。

 

このケースは、Mag-c.マグ・カーボの使い方の典型的なものの1つです。

 

発育不全の乳児・幼児、お腹の問題を持っている。

疝痛や下痢・便秘・嘔吐 。

便の状態がとりわけ特徴的です。

CHKのテキストに使っているマテリアメディカ“FOCUS”だけでなく、古典的なマテリアメディカの

“Allen“ “Boericke” “Nashu”のどれにも出てくる面白い一行があります。

 

STOOL; COLOR; green; scum on a frog-pond, like (便;緑色;蛙池の泡のような)

 

古典的なマテリアメディカが生まれたころのアメリカには、蛙がのんびり暮らす緑の池がどこにでもあったのでしょうか。

 

 

 

 

Mag-cマグ・カーボの便は、緑色というだけでなく、白い獣脂のようなもの、酸っぱい匂い、腐敗臭というのも特徴的なところです。

 

 

Mag-c.マグ・カーボは、酸っぱい便の人ですが、「酸っぱい」のは便だけでなく、この人の全体を貫くものの一つです。

 

酸っぱい汗をかき、酸っぱい体臭があり、口の中も酸っぱい感じがあり、気質も「酸っぱい:SOUR」な人です。

 

SOURを辞書で調べると、酸っぱい、発酵した、酸性のという意味だけでなく、意地の悪い、ひねくれた、不機嫌な、気難しいというのも出てきます。

 

 

 

100年前、アメリカでのホメオパシー全盛期に活躍したジェームズ・タイラー・ケントは、このレメディを「孤児院のレメディ」といったそうです。

 

必要な愛情や世話、環境を与えられないで育った子供。

両親が喧嘩ばかりする家庭の子供、もしくはそういう境遇で育った大人に必要なレメディとされています。

この人は、けんかに敏感で、争うことを嫌う平和主義者です。

 

 

Mag-c.の人は、以下のような夢を見ます。

 

MIND; DREAMS; lost; forest, as in a  (夢;森で迷う)

MIND; DREAMS; lost; home, at  (夢;家で迷う)

 

森で迷うというと、私は、「ヘンデルとグレーテル」の童話を思い出します。

意地悪な継母に森に捨てられる子供たちのお話です。

 

 

森に捨てられて迷うというのも、悲しいけれど・・・。

自分が寝起きする「家」で迷うというのは、どういうことなんだろう?

 

生徒さん達からは、その孤独感、悲しみについての意見が出ました。

どんな気持ちで、暮らしているのだろう?・・・・。

 

 

子供は、孤独感が強く、落ち着かなく、イライラしています。

文字を憶えるというような、何かを吸収していく余裕はないかもしれません。

集中できず、過活動、学習困難を抱えているような子供。

 

精神症状に、MIND; FORSAKEN feeling (精神;見捨てられた気持ち) というのは、もちろんあります。

 

これは、Puls.(プルサティラ/アネモネ)が有名です。

 

その中でも、Mag-c.は、

MIND; FORSAKEN feeling; beloved by his parents, wife, friends, feels is not being

(精神;見捨てられた気持ち;両親、妻、友人から愛されていない)

という症状の中に入っています。

 

 

イライラして、怒りっぽく、女性と子供のための「疝痛」のレメディとして、セルフケアキットの中に入っているのが、Cham.カモミラ(カモミール)です。

このレメディは、Mag-c.マグ・カーボと症状も似ていますが、レメディ同士の相性もとても良い、Complementary remedy(相補レメディ)の関係にあります。

 

 

Mag-c.は、PMSのレメディでもあります。

 

生理前の様々な苦痛。

不安定な感情、下腹部の痛み、頭痛やめまい、甘いものへの異常な渇望など。

生理も、夜にだけ、出血するというのもこのレメディの特徴的なところです。

 

 

生理だけでなく、症状は夜に悪化しやすい人です。

夜落ち着きがなくなり、なかなか眠れず、目覚めた時の方が眠る前より疲れているというような人。

心身ともに、活力がなく、筋肉がたるんでいたり、しなびたりしています。

 

 

 

先月学んだNat-c.とは、周期律表で近い関係にあります。

 

 

Na(ナトリウム)とMg(マグネシウム)は、どちらも、第3列(シリカシリーズ)。

アイデンティティ、人間関係、をテーマにするレメディの仲間です。

 

このシリーズは、Na(ナトリウム)から始まり、Mg(マグネシウム) Al(アルミナ) Si(シリカ)P(フォス) S(サルファ) Cl(塩素) と進んでいきます。

 

第一番目のNa は、アイデンティティがまったく確立されておらず、依存的です。

誰かにしがみついていたいような人。

Mg は、2番目ですから、もう少し、進んで、誰かのサポートを強く求めている人です。

求めても、それが得られないことからくる苦しみ。

まさに、孤児のテーマです。

3番目のAl は、さらに一歩進みますが、補助輪を外したばかりの自転車を操る子供のような不安定さをもっています。

Al のテーマは、アイデンティティの混乱と言われています。

 

 

Nat-c.は消化器系の弱い人です。

ミルク不耐性。

「腹ごなし」という言葉がありますが、食べ物を「こなす」だけでなく、人間関係をこなしていくのも不器用です。

足首を捻挫しやすいというのも、まだしっかり地面に立てていないこの人を表現しているかのようです。

 

Mag-c.も、消化器系に問題を持ちやすい人で、ミルク不耐性。

乳児の下痢や神経的な痛み、生理痛が症状としては特徴的です。

筋肉はしまりがなく、子供はヘルニアになりやすいようです。

アイデンティティの問題では、Nat-c.のような強い依存というより、サポートを得られない苛立ちというところです。

 

 

昨年、インドから来ていただいたDr. Sunirmal Sarkar から、レメディを学ぶとき、Grouping(グル-プでみる)とClassification(鑑別)ということが大切だと教わりました。

 

鉱物レメディを学ぶとき、本当にそのことがよくわかります。

周期律表は、本当に面白いツールだと思います。

同じシリーズ同士、ステージ同士の共通するところと、違うところを比較していくこと。

学んで、深めて、尽きない魅力を感じるところです。

 

 

 

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