超高精細印刷に挑戦! | 印刷職人のしごとば

超高精細印刷に挑戦!

先日、全国から印刷関連企業が集う「全日本印刷文化典」が京都のウェスティン都ホテルで開催され、
その中で24日に行われた「販促アイデアグランプリ2014」にサンエムカラーが出展しました!


鳥居



販促に役立つアイデアやツール、他社には真似できない技術力を競うイベントで、全国から40社が出展し、大変にぎわっておりました。

当社が出展したのは・・・
ずばり、現在開発中の高精細印刷!!


キャプション

展示

真っ赤な紅葉の写真がブースを埋め尽くしました。
ブースにお越しくださった皆様、ありがとうございました!


いつものブログでは、AM230線やFMスクリーンなどの高精細の作品をご紹介しておりますが、
今回挑戦したのは、それらをはるかに凌ぐ1000線相当の印刷です。

印刷業界の方ならば「オオッ」と言っていただけるかと思うのですが、
そうでない方には耳慣れない表現かもしれません。

具体的には、1インチ=2.54cmの間隔に1000本の線が引ける!という細かさ。
一般的な印刷物が175線ですから、話題の4Kテレビのようにとにかくとても細かいということはわかっていただけるでしょうか。
そしてその分、印刷にはかなりの技術を要するのです。


アミ点


細かいから何なんだ・・・と思われるかもしれませんが、
175線でぼやけてしまっていた細部がくっきりと見えてきたり、
発色が驚くほど鮮やかになったり、
実際に見比べてみると全く違った印象に見えるのです!


もちろん、なんでもかんでも高精細がベストというわけではなく、いろいろな印刷方法の中から、表現する内容に相応しい方法を選択するのが印刷会社の仕事です。

燃えるような真っ赤な紅葉と、しっとりと侘び寂びを感じさせる紅葉、あなたはどちらがお好きですか?





※今回の超高精細印刷は開発中のものです。
今回の印刷物には㈱SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズが特注開発した超高精細スクリーンを使用しています。
印刷物に使用した写真は、水野克比古氏にご協力いただきました。