なんだか眼とか肩とか腰がともかく痛い。
一日中同じ姿勢ばっかりとっているからだろうか?
単純にPCを触る時間を減らせば直るんだろうが、職業病ゆえ如何ともし難い。
こういうときにはストレッチとマッサージと暖めるのが肝要なはずだ。多分。
そんなわけで近所に銭湯があるのを思い出し、サウナでも入るか!と思い逝ってきた。
その銭湯は昔ながらのレトロというかボロいというか、侘び寂び効き過ぎな佇まいであり、入る前、多少躊躇した。
なんせ前の自販機でマウンテンデューが売っている。
嫌な予感全開である。
意を決して銭湯に入ると、そこには30年前の光景が広がっていた。
つーかもっと前か?
10円で遊ぶパチンコのようなゲームや、昔喫茶店であった机がインベーダゲームになった奴など、今の子供は絶対知らない世界が広がっている。
しかも全部メンテナンスを絶対していないと思われ、ひたすらボロい。
今となっては貴重品と思われるのに勿体無い・・・
気を取り直し、ありえないほど無愛想なおばちゃんに金を払い、服を脱ぎ風呂場に逝ったのだが、眼を疑った。
・・・サウナが無い。
これでは何のために来たのかわからないではないか?
すざけるな。
洗面器でケヨロンの宣伝をしている場合では無い。
まあサウナの有無を確認しないままに来たぼくも悪いかと、大人なことを考えることにしつつ、体を洗い湯船に入った。
散々文句を言いつつも、銭湯にしては狭いものの、広いお風呂は気持ちいい。
そう思いながらふと上を見上げると、天井がコンクリートに水色のペンキ一色に塗られているのを発見した。
まるで、銭湯というよりスイミングスクールである。
小学校の時の記憶がフラッシュバックしたじゃないか。
しかも「七夕祭」と書かれた吹流しが天井から下がっている。
今は何時だ?
貴様の銭湯は太陰暦でも使っているのか?
阿東海の如くなんだかなあと思って銭湯の壁と見ると、相撲の豆知識のことを書いた紙が張ってある。
意味がわからない上、もちろんふやけてよく読めない。
気になってぼくの女子並の血圧が急上昇した事は言うまでも無い。
高血圧のオッサンなら死んでいるところである。
老人しか来ていないこの銭湯では、殺人級の危険物質である。
また、その横には風俗の広告が張ってある。
うって変わって、これはしっかりプラスティックで出来ている。
意味がわからん・・・
場所もやたら遠いし、何故ここで宣伝を・・・
また、銭湯の癖に椅子が無い。
当然の如く無い。
だんだん泣けてきた・・・
いい加減風呂をあがり、フルーツ牛乳を買って飲む。
これは懐かしく美味い。
ちょっとだけ気を良くし、好奇心から10円のゲームにお金を入れてみた。
チャリンといって、30円出た。
意味がわからん・・・
どうやら壊れているらしく、詰まっていた金が出たらしい。
ちょっと面白い。
プレイ時間1秒ほどだが、これは楽しめた。
そんなわけで、入れた10円だけ取り、家路に着くことにした。
なんというか、兎に角凄い銭湯だった。
ナイトスクープで小枝探偵にパラダイスとして是非逝って欲しい。
ぼくは二度と逝かないけど。